ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

薪とブーメランと女の股

こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

今回はブログを始めた時から温めていたネタです。すなわち3年半以上言っていなかったこと。

毎年冬になって薪集めしていると、あっ、あのこと言わなきゃって思うのに、どうもブログに書くの忘れちゃうあのことを今日こそ書きます。

薪とブーメランと女の股

あれは旦那氏と出会ってすぐの頃、2015年の冬のこと。

当時はまだ旦那氏はホスト、私はヘルパーとして働いていました。

我が家の薪の調達は、敷地内の枯れた木を丸太切りにするだけで薪を割ることはしません。

この日も旦那氏と他のヘルパーといっしょに薪集めをしていました。

重機に薪を積んで一気に倉庫へ運び、みんなで手渡ししながら薪を並べていたときのこと。

薪を重機で運び→薪倉庫に並べる

私は旦那氏から薪を受け取る係でした。

たまに枝分かれして平らに並べにくい薪があります。

f:id:kengyonouka:20220614081204j:image

これを手に持って旦那氏はウーマンと言ったのです。

私は頭の中がハテナ???になって、なんでウーマン(女性)?と思っていたら、急に薪が女性の股に見えてきました!!

f:id:kengyonouka:20220614080130j:imageこの角度。。。

よく見ると結構生々しくて、なんちゅーこと言ってくるのよ!っと一人反応に困っていたら、別のヘルパーの子が、なになに?という感じで参加してきて、旦那氏が再びウーマンと言うのです。

今まで下ネタなど一切言ってこなかったのに、ここで急にキャラ変更かと思っていたら、他のヘルパーの子が、あぁ、ブーメランね!と返して目が点。

旦那氏はウーマンではなくブーメランと言っていたのです。

オーストラリアの先住民アボリジナルの伝統工芸品として木製ブーメランがお土産で売られていることがありますが、木製ブーメランってこういう木の枝の分かれ目を使ってもいるそうです。

f:id:kengyonouka:20220614081646j:image

ということで、一人で下ネタ勘違いを起こし恥ずかしくなったのです。。。

しかしそれ以降、この枝分かれ薪を見る度に女性の股だと思ってしまいます。


f:id:kengyonouka:20220616075544j:image

 

足長~~~い!

なんなら、生えている木を見るだけでも『すごい股広げてるな~』とか思ってしまうのです。

では、自然界に広がる股をご覧下さい。

※あまり写真を上下回転するとGoogleに如何わしい写真だと思われても困るので、普通に向きに掲載します。スマホを逆さに持つなり、頭の中で回転して想像してください。

 

f:id:kengyonouka:20220616075944j:image


f:id:kengyonouka:20220616080029j:image


f:id:kengyonouka:20220616080054j:image


f:id:kengyonouka:20220616080116j:image


f:id:kengyonouka:20220616080144j:image

これなんてすごく大胆!!

 

すごくレアな木を見つけました!

こっ、これはまさか•••

角度を変えてみると・・・・・・・

•••(°Д°)•••

どうやら男性バージョンもあるようです。

 

やっとブログに書くことができてスッキリしました!

これで木を見るたびに、みなさんの頭の中では股を思うことでしょう。。。

【後半】巨大カボチャ大会で優勝☆ in オーストラリア ~表彰とラジオ生出演~

こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

前回の続き、巨大カボチャ大会当日に起きた奇跡とラジオ生出演についてお届けします。

www.naiveme.net

~前回のあらすじ~

家族間競走で勝った私のカボチャは巨大カボチャ大会に出品することに。

大会はパンプキンフェスティバルのイベントとして開催されており、お祭は4/9(土)の9~14時開催。

大会にカボチャを出品するために、前日の金曜日に150km離れた街までカボチャを届けた。

お祭当日は旦那氏は一日中建築仕事があり、また午後2時にはキャンプ客が到着するとのことで私はファームに待機しておかねばならず、お祭には残念ながら不参加せざるを得ない状況に。

私と愛犬のタロウだけでも少しはお祭に行けなくもなかったが、タロウはまだ3ヶ月の子犬のため、旦那氏なしでお祭に行くことはリスクが高いと判断。

実際に大会前夜にはそれに似た悪夢を見て寝付きも悪く、大会当日の朝には行かないことを決心したのだった。

全ての出来事には理由がある

大会当日の早朝から大雨。

これにて、旦那氏の仕事がキャンセルになりました。

これでお祭に行けるかと思いきや、キャンプ客が午後2時には来るので私か旦那氏が待機しておかないといけません。

旦那氏が私に、タロウ置いていっていいから1人でお祭に行っておいでよと言ってくれましたが、大会後にカボチャを回収するのにはかなりの車の運転技術が必要そうだったので遠慮しました。(トラクターで積み込むため) 

話し合いの結果、親族にカボチャを回収してもらうとにして、私も旦那氏もファームでキャンプ客を待つことにしました。

客を待ちながらファームのことをあれこれしており、11時過ぎの休憩中に旦那氏の携帯を見ると『到着が夜8時くらにいなる』とキャンプ客から連絡がきていることに気が付きました。

ということは、ファームに待機している必要がなくなったのです!

じゃあせっかくなんだし、みんなでいっしょにお祭行って他のカボチャを見てから自分たちのを回収しに行こう!となったのです。

会場までは150km離れているので、到着したのはお祭終了10分前。

ほとんどのお店はたたみ始めていましたが、他のカボチャを見て自分たちのを回収することが目的だったので特に気になりませんでした。

そしてカボチャを見てみると、なんと私の一番大きそうじゃありませんか!

f:id:kengyonouka:20220413205722j:image

まさかと思ってお祭スタッフに聞いてみると、やはり私のが一番大きくて優勝だと言われたのです。

この結果に、やったー♪と喜んでいたら、スタッフに賞品があるからこっち来てと呼ばれました。

賞品なんて全く予期していなかったのですが、まさかまさかの豪華賞品が!

しかもたっっっくさん!

f:id:kengyonouka:20220415204750j:plain

120ℓの一輪車

f:id:kengyonouka:20220415204844j:plain

25㎏のエコ肥料

f:id:kengyonouka:20220414225153j:plain

地元の商店で使える250ドルギフト券と現金50ドル

ここまでで既に500ドル(4万5千円)相当なのに、それに加えて立派な盾。

f:id:kengyonouka:20220416201946j:image

そしてなんと、歴代チャンピオンボードに名前と記録が載るのです!!

f:id:kengyonouka:20220415205108j:image

その次に、大会長と記念撮影もありました!

f:id:kengyonouka:20220413092152j:plain

しかもメディア用に!!

でも本格的なカメラマンはもう帰ってしまっていたので、スマホで撮影。

もう、かなりアップアップな状態で対応して、カボチャを引き取ってようやく帰路へ着きました。

いやー。

本当に予期していない展開でびっくりでした。

お祭に行くことさえ予定してなかったのに、急に全てがキャンセルになり行くことが出来て、しかも祝福ムード。

やはり、全ての出来事には理由があるってやつです。

私ついてます!

で、土曜日は旦那氏とタロウとちょっとしたお祭りムードになりましたが、日曜には落ち着きました。

そして日曜日の昼過ぎに、大会役員の人から『ラジオ局の人がインタビューを事前録音して流したいみたいだから、連絡先教えてもいいかしら?』とメールが来ました。

これにはテンション上がりまくりで事前録音なら何とかなるだろうと了承したら、1時間後にラジオDJから電話がかかってきて生出演ということが発覚!

ここまできて出演拒否はしたくなかったので、難しい質問はしないで欲しいとお願いしました。

質問内容の打ち合わせをして、旦那氏にもインタビューの後半に参加してもらうことで出演決定◎

翌朝6:45に電話がかかってきて、6:50から7分ほど生出演しました!

ちなみに質問内容とその答えは

  • 優勝を知った時の感想は?

    →信じられなかった。だって祭に行く予定もなかったし、急に時間ができてカボチャを引取りに行ってみただけなのに祝福されてビックリ!

  • なんで巨大カボチャを育てようとしたの?

    →家族間競走で勝ったから。

  • ここまで大きく育てられた勝因は?

   →特になし。使ったものはピート(泥炭)と石灰砂、鶏の糞、ヤギの糞のみ。これらは全てうちのファームでとれる無農薬のものです。

 

これらの質問は想定内だったので台本を作って臨みましたが、ちょっと違った質問が出て固まってしまいました💦

私のあとは旦那氏にバトンタッチして、そこでは笑いを誘ったりして和やかに終了♪

人生での初ラジオがまさかのオーストラリアで、しかも英語だとは人生何が起きるか分からんもんですね~

ラジオ局のFacebookページでも紹介されたので、近所の人や過去にキャンプ場に泊まってくれた人、私からイチゴ苗を買ってくれた人などからもお祝いコメントを頂きました♡

うれしい限りです🙂

おまけに新聞にも写真だけすみっこだけど載りました!

f:id:kengyonouka:20220416200049j:image

っとまぁ、私の巨大カボチャ優勝はこんな感じで嵐のような展開でした。

今日で一週間経ちましたが、なんだか夢のようでした。

前半の成長記録に書いたよう、今年のは全く本気で育てていたなかったので、次はもっと大きいので2冠達成したいです。

なんたって、過去には300kg超えもあったようですから! f:id:kengyonouka:20220416202009j:image

私のはまだまだ小さい方なので、本気出してがんばります◎

【前半】巨大カボチャ大会で優勝☆ in オーストラリア ~カボチャの成長記録~

こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

実は、先週末に行われた巨大カボチャ大会で95kgにて優勝しました!

f:id:kengyonouka:20220413092152j:plain

大会長とメディア用に記念撮影♪うれしくて思わず顔出し!

しかも月曜日にはラジオに生出演したりと結構なドタバタ劇だったので、何がどうなってこんなことになったのかを2記事に渡って紹介します。

今回はカボチャの成長記録とお祭前日の様子です。

巨大カボチャの成長記録

まず、育てるようになったきっかけは、旦那氏の親族が毎年4月に開催される地元の巨大カボチャ大会に出品してるから、まずは親族間で競走しようと言いはじめたことです。

その地元の大会では毎年みんな同じ種を使って育てているのでと、種を分けてくれました。どうやらこの種は巨大カボチャの品種で、食用ではなく観賞用らしいです。

10月に種をもらったものの、日々の忙しさですっかり存在を忘れており、慌てて植えたのが12月に入ってから。

特別にそれ用に畑を用意したわけでもなく、家庭菜園の端っこに植えました。

実を付け始めたのは12月末とかでしょうか。記録もしていません。

とにかく最初の写真が1月17日↓ f:id:kengyonouka:20220413094107j:image

バスケットボールくらいの大きさになりました。

この時点で親族がファームに遊びに来てカボチャを見ては、デカイデカイ!と騒ぎ始めました。

そして1月20日↓

f:id:kengyonouka:20220413094449j:image

たった3日ででかくなったのが分かります。

1月22日↓

f:id:kengyonouka:20220413094605j:image

この頃から、大会に出品することを考え始めました。

これまでは蔓に付いたカボチャは全て育てていましたが、それを取り除いてこの1個に栄養を回すようにしました。

そしたら1月28日にはこんなに↓

f:id:kengyonouka:20220413094829j:image

ここまで育てたからには大事にしようということで、灼熱の太陽で皮が焼けないようにと、2月初旬に旦那氏が日除けを付けてくれました。

f:id:kengyonouka:20220413095127j:image


f:id:kengyonouka:20220413095219j:image

このあとも、日除け以外は特別なことをせず他の野菜と共に水やりをしていただけ。

2月25日にはこんなになりました↓

f:id:kengyonouka:20220413095412j:image

そして3月12日↓

f:id:kengyonouka:20220413095651j:image

ここまできたら成長が分からなくなりました。

これまでもひたすら蔓に付いた他のカボチャを摘んではヤギにあげていましたが、蔓が伸びまくってその下に隠れているものもあり、たまにこんなサイズのも見つけました。

f:id:kengyonouka:20220413095831j:image

実はもう1株あって、そっちのことは見向きもしていなかったのですが、そっちも急成長し始めました↓

f:id:kengyonouka:20220413095926j:image

ということで、この第2号↑は大きいのに何かあったときの予備として育て始めました。

ここまでが3月12日までの話なのですが、タロウが3月14日にやって来たのでそれ以降はカボチャのことに構っている時間がありませんでした。

そうしていると親族から、あなたのカボチャは親族間ではNo1だし絶対に大会に参加すべきよ!大会は4月9日だから早めに申し込みしといた方がいいよ~と言われ、久しぶりにカボチャの存在を思い出しました。

3月27日にあわてて申し込みをし、久しぶりにカボチャを見てみてると、蔓がカビだらけ↓

f:id:kengyonouka:20220413100544j:image

ちょっと雨が続いていたので、これ以上悪化してはいけないのでと大会より10日早めに収穫したのです。

f:id:kengyonouka:20220413100957j:image

タロウが来てから2週間ほど放置していたので、他のカボチャも無駄に大きく育ってしまっていました。

f:id:kengyonouka:20220413101114j:plain

この養分を巨大カボチャにあげたかったのにー

そんな無駄カボチャと蔓は全てヤギへプレゼント♡

f:id:kengyonouka:20220413101201j:image


f:id:kengyonouka:20220413101320j:image

こうして我が家の巨大カボチャは育ったのです。

巨大カボチャ大会&お祭スケジュール

この大会は毎年4月に行われるカボチャフェスティバルの中のイベントです。

今年は4月9日に開催されました。

f:id:kengyonouka:20220413102057j:image

場所は我が家から150km離れたAlbanyという街の片隅にあるLower Kalganというエリア。

カボチャ大会にはここに住んでいなくても誰でも参加できます。

カボチャはお祭前日の午後3~5時に出品、結果発表はお祭中(10時)、カボチャの回収はお祭終了後の午後2時~4時というスケジュールです。

我が家から会場までは150kmあるので、連日行くには辛い距離。

そしてお祭当日の土曜日には旦那氏は一日中建築仕事が入っており、また午後2時からはキャンプ客が来る予定だったので私はファームで待機しないといけません。

金曜日に出品はしてもお祭には行かず、仕事帰りの旦那氏がカボチャを回収、もしくは間に合わなければ親族が回収するという計画を立てました。

そのため、金曜日出品にはせっかくの記念にと旦那氏と私とタロウの3人で行ってきたのです!

お祭前日の出品の様子

まず、家庭菜園から車に乗せるのには重機を使って。

f:id:kengyonouka:20220413115229j:image

そして、車の後に乗せたら転がらないようにストラップで固定。

f:id:kengyonouka:20220413115327j:image

カバーをして準備完了!

f:id:kengyonouka:20220413115413j:image

お祭会場でもやはりトラクターを使って降ろします。

f:id:kengyonouka:20220413115749j:plain

重さの測定中

大会自体にはそんなに興味はありませんでしたが、こうやって前日の出品の様子を見ているとお祭当日もすごく参加したくなってきました。とにかく、他の人のカボチャが見たくなったのです。

f:id:kengyonouka:20220413121317j:plain

親族の子とタロウと出品されたカボチャたち

もしかしたら私とタロウだけでも少しの時間来れるかもと考えていましたが、旦那氏なしでタロウを連れて初めての場所、しかもお祭に参加するのはリスキーだということで断念することにしました。

なんたって、その晩には悪夢まで見ましたからね。。。

しかし、このあとからどんどんと奇跡が起こるのでした~

続きは、次回に!

なんでも売れちゃうファーム生活

こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

少し前に、友だちが子育てが忙しくなって仕事を辞めていました。

しかし、少しでも収入が必要なので何か作って販売しようかという話をしており、彼女が作ろうとしているものの案を見せてもらいましたが、すごい手間がかかるわりに値段に合わないものでした。

彼女は南米出身なので、その特徴を出した物の方がいいかもね~なんて話をしながら、自分だったらとふと思いました。

もちろんブログをがんばるとか、ライター活動しまくるとかもありますが、すぐに現金が必要ならばファーム内から売れるものを探すのが手っ取り早いと思いました。

この生活に慣れてしまっていますが、よくよく考えるとファームに住んでるとけっこう何でもお金になることに改めて気づいたのです!

日本では考えもつかなかった、お金になるものたちを紹介します。

自分で育てる系

自分で手間暇かける必要のあるもの。

野菜や果物の苗

私のお小遣い稼ぎの代表といえばイチゴの苗!

f:id:kengyonouka:20220118200402j:image

昨年は368苗を売って、お財布がホクホクになりました♪

www.naiveme.net

それ以外にも、家庭菜園に植えきらなかった野菜苗もたまに売っています。

これはお金を稼ぐためにしているというより、自分の家庭菜園のためにしなきゃいけないことをして、その余りを売っているという感じなので、趣味の延長戦でお金が入るのでラッキー♪って感じです。

ちなみに、私の場合は土も肥料も水も全て自家産で植木鉢は空き牛乳パックを使用、種取りや株分け、挿し木で増やすのでほぼ費用もかかりません。

採れた野菜は自分たち消費がメインで、食べきれずに余ってきたら人にあげるので売ったことも売る予定もありません。

f:id:kengyonouka:20220118200634j:image

でも、これも何種類かの野菜に絞って本気で栽培すれば、観光客の多いときに町やキャンプ場で売れば結構なお金になりそうですけどね♪

いろんな卵

これも自分たちの消費が優先で余れば人にあげていますが、もちろん売ることだってできます。

私たちは食用としては売っていませんが、孵化を目的とした有精卵で販売しているときがあります。 

ニワトリは年間を通して毎日のように卵を産み交尾もするので、オスとメスを同じエリアで飼えば有精卵の確率は高くなります。

うちのニワトリはアローカナという青い卵を産む珍しい品種なので、特に交尾が盛んな時期は有精卵を売っています。

f:id:kengyonouka:20220118201113j:image

これも自分たちの食べる用に余ったらという感じなので、おまけでお小遣い稼ぎができます。しかも単価が高いので、結構いいお小遣い稼ぎです♪

有精卵としては常温で2週間しか持たないので、2週間以内に売れなければ食用として食べるので一切無駄もありません。

カモでも同じことができますし、ウズラでやっている人もちらほら見かけます。

生き物

ヤギ農家なのでヤギを売るのは当たり前。

それ以外に、よく繁殖する鳥類をちょいちょい売っています。

ヒヨコとカモ雛のように小さな頃に売ってしまうこともあれば、ニワトリは卵を産み始めたものだと結構高めで売れます。

これまた、自分たち用に孵して余ったぶんを売るという感じです。

また、ゼブラフィンチは勝手に孵化しては数が増える一方である程度大きくなったものをペットショップに売っています。

f:id:kengyonouka:20220118201216j:image

鳥の場合は長く飼うと手間と餌代がかかるので、早く売ってしまわないと儲けがでません。

天然資源系

自分で作らず、土地にある自然を利用。重機があることが前提です。

袋売りからトラック売り、配達まで対応しています。

土や砂

うちのファームからは大量にライムサンドと呼ばれる石灰岩の砂状のもの(白い砂)、イエローサンドという黄色い砂が採れます。

これらは整地に大活躍します。

f:id:kengyonouka:20220125094501j:image

こうやってキャンプ場に置いておくだけでも子どもの遊び場としても大人気♪

泥炭(ピート)

湖が干上がったときにとれる泥炭を英語でピートと言います。

これは腐葉土みたいな感じで、園芸に大活躍します。

www.naiveme.net

薪サイズにするにはチェーンソーで切らないといけませんが、これも立派な天然資源。

f:id:kengyonouka:20220118202656j:image

今は売っていませんが、昔はパースまで売りに行っていたそうです。

この夏、Facebookのローカルグループで薪が欲しいという人がいたので、うちにあるよ!と連絡したら買いに来てくれました。

この人たちのために切ったのではなく、私たちの生活用に多めに切っていたものを分けたので、臨時収入でラッキー♪という感じでした。

売ったことはありませんが、うちは地下水が豊富なので売ることも可能だそうです。

でも旦那氏のポリシーで、水がない人は困っているので絶対にお金を取らないそうです。

これを天然資源と言っていいのか分かりませんが、糞は肥料として売れます!

うちでは現在ヤギが約200匹いますが、狭いエリアでは飼っていないので糞はそんなに回収できません。

そのため売った試しはありませんが、どうしてもお金に困っているならばヤギを一定の場所に閉じ込めて糞を回収して売るのもありです。

ニワトリや羊、牛、馬の糞はよく売られているのを見かけます。

www.naiveme.net

ちなみに、旦那氏は110㎥分のニワトリの糞をパースから買い(ロードトレインによる往復1000kmの配達込みで約30万円分)、それをうちで採れるピートとライムサンドと混ぜて究極の園芸土を作って、それを我が家の土壌改善プロジェクトや家庭菜園に使っています。

f:id:kengyonouka:20220125093450j:image

その土を隣町の知人に売ったことがあり、そこからクチコミで広がって今では欲しいと言われたら売っている感じです。

土地系

土地があるからできること。

土地を貸す・分譲して売る

うちは土地を貸していませんが、近所のファームでやっているところはあります。

分譲は旦那氏がこのファームを買った翌年に一度していますが(50haだけ)、それ以降はしていません。

我が家はファームのほとんどの敷地を使っていないので分譲してもいいじゃね?と私は思っていますが、旦那氏いわく電気も水もない&土地柄その手配が究極に難しい&分譲手続きも面倒らしく、そこまでしてやる価値はないそうです。

※一度した分譲のときは、買主が全て自費で手配して買い取ったとのこと。

キャンプ場

うちの場合はかなり手入れをしていますが、手入れをせずに野ざらしキャンプ場としてやっているところもけっこうあるようです。

www.naiveme.net

シューティング用レター

オーストラリアで銃免許を取得するには、条件の1つとして『その銃を使える場所がある』ということがあります。

要は普通の家に住んでいる人は銃クラブに所属するなりしないといけませんが、その点大きなファームを持っていると問題ありません。

ライフルが欲しいけどそれ使用の土地がないという人に、土地主がサポートレターとして『この人はうちで定期的に使えます』ということを書いてあげることが出来るらしいのです。

旦那氏はこれをやったことありませんが、オンラインで見てみるとありました。

f:id:kengyonouka:20220118172254j:image

銃の種類によるみたいですが、だいたい100ドル(約8000円)~なようです。

もちろんちゃんと撃たせてあげたら違法ではありません。

お金に困ればこんなお金の稼ぎ方もあるんだなと驚きです。

ゴミ系

うちには巨大な倉庫があり、そこには大量の物があります。

f:id:kengyonouka:20220119113337j:image

旦那氏は『いつか使う』と信じて基本的に物を捨てない人です。

使わずに何十年と倉庫に放置された物はゴミにしか見えませんが、案外ちゃんと使えるし売れるから驚きです。

f:id:kengyonouka:20220119113403j:image


f:id:kengyonouka:20220119113417j:image


f:id:kengyonouka:20220119113450j:image

こんなの誰も買わんやろうと思ったものが売れた経験は過去にたくさんありますが、ここでは中でも驚いた2つを紹介。

古いトタン

仕事の廃材のトタンはヤギのフェンスなどにいずれ使うだろうと野ざらしに保管していますが、それを買いたいという人がいました。

f:id:kengyonouka:20220118184500j:image

実際に売ったのは左側のやつですが、この人はテカリのない亜鉛メッキされているような今では手に入りにくい古いトタンを探していたのです。

これを使って植木スペースを作って販売しているみたいです!

f:id:kengyonouka:20220118185650j:image

この手のパターンの植木スペースはオーストラリアには多いですが、彼らの売りは新品ではなく古びたトタンを使うことでアンティークさを出しているのが特徴だそうです。

あんなボロトタンがこんなにかっこよく使えてもらえて嬉しいです!

オンボロ車のパーツ

車好きの旦那氏が車のパーツを山ほど持っていることは特筆する必要もないのですが、先日に完全にゴミ化していた車のパーツたちが高額で売れてビックリしました!

その車とはこれです。

f:id:kengyonouka:20220118190647j:image


f:id:kengyonouka:20220118190658j:image

70年代の車らしいですが古すぎません!?

いくら倉庫の隅にあるからとはいえ邪魔なのでお金を払ってでも廃車工場に引き取ってほしいと思っていたら、なんとこの車が欲しいという人がいるではありませんか!

本当は丸々欲しいみたいですが、相手に場所がないので解体してパーツを少しずつ売ることに。

f:id:kengyonouka:20220118191107j:image


f:id:kengyonouka:20220118191946j:image


f:id:kengyonouka:20220118191300j:image

その値段なんと約12万円!

f:id:kengyonouka:20220118191453j:plain

トレーラーに12万円相当のパーツを詰め込む

この人は現在、趣味でこの車を補修しているらしく、同じ年代モデルの正規パーツが喉から手が出るほど欲しいみたいです。

補修作業が進んだら、また次のパーツを購入してくれる予定です♪

ゴミだと思ってゴメン!

 

こんな感じで、ファームに住んでいると特別に生産しなくても生活の延長線上で売れるものがけっこうそこらにあります。

全て旦那氏の努力があってのものですが、恵まれた環境にいるなぁと改めて感謝します◎

2021/2022の年末年始の様子 ~キャンプ場は大繁盛~

こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

2022年になりましたねー!

みなさま、年末年始はいかがお過ごしでしょうか?

私はてんやわんやで忙しくしております。

何が忙しいかって、我が家のキャンプ場が大繁盛しております!

www.naiveme.net

オーストラリアはクリスマスから1月末までが学校の夏休み期間になります。日本とは違って大人も休みを取りやすい環境なので、この間はどこもかしここも人でいっぱいになります。

昨年8月から夏休み期間の予約が入り始め、冗談無しで予約でいっぱいです。

f:id:kengyonouka:20220104081317j:image

上のは我が家の5週間カレンダーで、緑とオレンジ矢印部分にキャンプ客がいるのですが、1月中旬にパース遠征があるのでその間はお休みですが、それ以外は予約でいっぱいです。

それぞれの客に個性があって見ていて面白いのですが、それについての詳細はまた別の機会に。

今回は、年末年始のイベントであるクリスマスと大晦日、正月のキャンプ場の様子について紹介します。

12/25 クリスマス

オーストラリアのクリスマスは日本のお盆やお正月みたいな感じで家族行事です。

子どもだけでなく大人同士でもプレゼントのあげ合いがありますが、この習慣に慣れていない日本人にはかなりストレスです。

私はオーストラリアに来て最初の数年だけ旦那氏の親族とプレゼントのあげ合いがあって憂鬱でしたが、ご両親が亡くなってからは盛大なクリパはなくなり、クリスマスのためにパースへ行くことさえもないのでストレスフリーなクリスマスをしばらく送っています。

12月に入るとツイッターでも、多くの在豪日本人の方のクリスマスに対する憂鬱なツイートを見かけました。

その内容とは

  • プレゼントを選ぶのが難しい
  • そもそもプレゼントが要らない
  • 多くの親族との集まりが居心地悪い

私はあまり経験がないので偉そうなことは言えませんが、このプレゼントは形だけのもので結構大したことのない安物が多いんですよね💦

だって1人が全員に用意する必要があるんですから。

そのため不用品、要はゴミが増えるだけという感じになりがちです。現実にクリスマスの翌日には多くの人が店へ返品したり、個人売買したりするそうです。

また、オーストラリアは離婚&再婚している家族も多く、その人たちがクリスマスに集まるとすごい数になったり、家族によってはぎこちない関係性もあったりするわけで。。。

それでも、クリスマスは家族みんなで集まってプレゼント交換して飲んで食べて騒ぐもの!と熱い思いを持った人がオーストラリアには多くいるようです。

しかし、実はこのクリスマスにかけるやたら熱い思いを嫌っているオーストラリア人ももちろんいます。

その代表が旦那氏ですが、前にも述べたよう両親が亡くなってからはクリスマスから解放されてその点はとても喜んでいます。

そして、うちのキャンプ場に泊まった2組の夫婦もクリスマスにうんざり派。

クリスマスは静かに過ごしたいということで、12月23日からうちのキャンプ場に泊まっていました。

旦那氏はクリスマス嫌いとは言え、やはり当日は豪華なランチにしたいという気持ちはあるようです。

ということで、ローストを焼くことにしたのでキャンプ客にも声かけしたところ、2組とも来てくれました!

f:id:kengyonouka:20220104122026j:plain

お肉と野菜(ニンジン以外)は全て自家産!

結局5時間ほどお喋りをしましたが、とても楽しい時間でした。

私たちを含めた赤の他人である3組の夫婦ですが、同じ所に泊まるだけあって話も合って情報交換もできました。

f:id:kengyonouka:20220104122142j:image

家族との時間もいいですが、他人だと知っている前提で進むような下手な昔話もなく、旦那氏と揃って全て新しく聞く情報なのである意味気楽でよかったです♪

ランチの後は1組はビーチへ、他方は犬の散歩へ出かけていきました~

12/31 大晦日

クリスマスが終わると、正直大晦日や正月ということはあまり意識されなくなるのがオーストラリア流。

日本人としてはこっちの方が大事なのに!

ということで、客のいぬ間一人でなんとなく掃除に励み、家庭菜園内も片付けました。

私の中には、今年中に終わらせたいことリストとして1週間前に収穫した玉ねぎを干すこと、準備できた苗を植え替えることがあったので、それを終わらせました!

f:id:kengyonouka:20220104123708j:image

旦那氏にも倉庫の掃除をするように激励しましたが、他にすることが~~~と言って掃除せず。

今年の汚れは今年中に!みたいな感覚は全くないようです。

夕方にはクリスマス後から1週間泊まっていたイギリス人キャンプ客15人と共に焚き火をしました🔥

f:id:kengyonouka:20220104124222j:image

オーストラリアでは夏期は焚き火は禁止されていますが、うちのキャンプ場は許可証を取っているので年中焚き火ができます♪

f:id:kengyonouka:20220104123851j:image

夜も10時を過ぎるとキャンプ客がかなり酔い始めたので、旦那氏とこっそり退散。

夕食は焚き火前でおつまみ程度のものしか食べていたかったので、小さめの簡単な年越しそばを作りました!

f:id:kengyonouka:20220104125131j:image

これを食べて、新年を待たずに11時には就寝。

1/1 お正月

元旦は毎年旦那氏のスペシャルブレックファストで始まります!

今年はこちら↓

f:id:kengyonouka:20220104124601j:image

買い物に3週間行けていないので例年に比べると少し地味ですが、イチゴとアプリコット、プラムによるデコレーション。全て庭から採れた果物です◎

f:id:kengyonouka:20220104151806j:plain
f:id:kengyonouka:20220104151829j:plain
過去の力作たち

お節を用意していたわけでもないので、これを食べたらいつもの日常。

子ヤギの授乳して、ニワトリやカモに餌やり、せっかくなのでツイッター用にヤギの動画を撮影。

昨晩遅くまで飲んでいた客はこの日チェックアウトなのでそれを待つものの、二日酔いなのか行動が遅い💦

15人が1週間同じ場所にキャンプすると芝の手入れが大変です。

f:id:kengyonouka:20220104130714j:plain

彼らが来たとき

特にキャラバンだと重たいので、芝が完全にダメになってしまいます。

f:id:kengyonouka:20220104130820j:plain

黄色いのはキャラバンがあった跡

チェックアウト時間を30分過ぎてからようやく去ったので、次のチェックインまでの間に芝刈と水やりに精を出しました!

それにしても全く正月感がないので、お昼には簡単なお雑煮を作りました。

f:id:kengyonouka:20220104125306j:plain

賞味期限が恐ろしく切れていた餅を平らげた!

このあと日本の家族に電話して、旦那氏はカンペを見ながら『アケマシテオメデトウゴザイマス』を言い切ることができました◎

お正月らしいことはこのくらいで、このあとは通常運転です。

 

こんな感じで1月もキャンプ場が忙しくなるのでブログ更新が滞りそうですが、今年もナイーブMEをよろしくお願いします👩‍🌾

ボィボィ・ガルガル物語〜卒乳と別れ〜

こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

生後2日目にして母ヤギを失った孤児ヤギのボィボィとガルガル。

f:id:kengyonouka:20211125201804j:image

私が母代わりとして、寝る間を惜しんで愛情たっぷりに育ててきました。

そんな2匹が11月23日に死んでしまいました。

あまりにも急なことで、私自身もかなりショックで落ち込みましたが、彼らの生きた軌跡を残したくブログに書くことにしました。

今月も忙しくしていたのでブログ更新が滞っていましたが『㊗️ボィボィ・ガルガル卒乳!』というタイトルで下書きもしていたので、まずはボィガルの成長をお届けしてから、彼らとの別れのときまでを書きたいと思います。

ボィボィ・ガルガルとは

冒頭でも触れましたが、生後2日目にして母ヤギが急死してしまった双子の孤児ヤギです。

オスはボーイから由来してボィボィ、メスはガールから由来してガルガル。2匹合わせてボィガル🐐🐐

f:id:kengyonouka:20211127171940j:image

ヤギは我が子にしかお乳を飲ませないので、私と旦那氏が哺乳瓶で授乳していました。多いときで1日5回の授乳で朝は5時、夜は10時で毎日寝る間を惜しんで育てました。

最初は上手く飲めず赤ちゃんのように抱っこして飲ませたり、全部飲めたら褒めまくったり、食欲が無いと心配になって毎時間のように様子を見たりしているうちに情が湧いてきました。

人間にとても近しい状況で育ったボィガルは他のヤギの集団から常に距離を置いていましたが、他のヤギと同じように行動して欲しかったので後ろ髪を引かれる思いで突き放したことも。

それでもかけ寄ってくる愛おしい存在。

他の子ヤギが木登りするのをボィガルは遠くから眺めているだけだったので、旦那氏といっしょに木登りを教えたこともありました。

f:id:kengyonouka:20211126175803j:image

こんな感じで私たちの子どものように育ったボィガルの詳しい生い立ちなどは、こちらの記事に書いています↓

www.naiveme.net

 

ボィガルの基本的な性格

♂ボィボィ

f:id:kengyonouka:20211127205202j:image

いつまでも指吸いの癖がとれない超甘えん坊。

とにかく触ってくれる人全ての指を吸いまくっては、相手をメロメロにさせます。

f:id:kengyonouka:20211128194732j:image

あごを触ったり掴まれたりするのが大好き。

f:id:kengyonouka:20211127204721j:image


f:id:kengyonouka:20211127205403j:image


f:id:kengyonouka:20211127205601j:image

とにかく甘ったれの可愛いボィボィ♡

私に対しては積極的ですが、その他にはシャイでいつもガルガルの影に隠れて様子をうかがうシャイボーイ。

♀ガルガル

f:id:kengyonouka:20211127213101j:image

産まれて2週目までは歩くのも遅く、またミルクを飲むのが下手で赤ちゃんのように抱っこしたり股の間に挟んだりして手のかかったガルガル。

f:id:kengyonouka:20211128194931j:image

しかし、3週目からはボィボィに優る食欲に!

好奇心旺盛で、草食べも木登りもヤギジャンプもガルガルが先に習得しました。

f:id:kengyonouka:20211128100719j:image

 

f:id:kengyonouka:20211128095713j:image

こんな風に重機があるとガルガルは上りますが、ボィボィは離れたところで見ている感じになります。

そのわりに、ガルガルはカメラを向けるとそっぽを向くので、ボィボィに比べてソロ写真が極端に少ないです。

f:id:kengyonouka:20211128102102j:plain

ボィボィが顔面アップが多いならば、ガルガルは躍動感のある写真が多い

ボィボィが顎を触られるのが好きなのに対して、ガルガルは私がしゃがんでいると股の間に頭を埋めてじっとするのが好き。

その写真はありませんが、股の間に挟まれてミルクを飲んでいたせいかな?

卒乳までの道のり!

以前の記事ではボィガルは乳離れの練習中ということで終わっていたので、その続きを紹介します。

授乳を減らす

ピークの4週目では1日1700㎖のミルクを4回に分けて与えていましたが、それ以降は少しずつ量と回数を減らし、6週目で完全に乳離れをさせるという計画でした。

ミルクを減らせば草を食べ始めるというセオリーですが、そう簡単にはいきません。

今までミルクを全部飲んだら褒めてもらえていたボィガルにとって、次はミルクが減らされるだなんて意味不明。いつものミルクタイムに来ない私をゲート前で待っているのが分かって胸が苦しくなりました。

最初のうちは草に興味がなくひたすらミルク待ちなところもあり痩せていきました。心配になってミルクを少しあげると、草への興味が更になくなってしまいます。

他のヤギが放牧エリアへ出かける中、もらえもしないミルク待ちで私の姿ばかりを追うボィガルでしたが、ガルガルが先に草への興味を持ち始めました。

実はガルガルは、温室生活していたときにイチゴや野菜の苗を食べる常習犯でした。

いつもボィガルはいっしょにいるので、ガルガルが食べ始めるとボィボィも食べるようなったのです!

これをミルクの時みたいにこねくり回して褒めたかったですが、私の姿が見えるとミルクを期待されてしまうので静かに遠くから見守っていました。 

ボィガルとかくれんぼ?鬼ごっこ?

ヤギは集団行動をするので、他のヤギがしていることを真似します。

子ヤギは親が草を食べているのを見て食べ始めますが、ボィガルが常に集団と別行動をしていたのも草をなかなか食べなかった原因かと。

ということで、ボィガルを集団へ連れて行きました。

ボィガルは私の後をついて歩くので連れて行くのは簡単ですが、置いて帰るのが至難の業。

ボィガルがよそを向いた瞬間に木の裏に隠れたり、地面に伏せて背の高い草やフェンスの影に隠れたり、置き去りにして猛ダッシュでボィガルが飛び越えられないようなフェンスを私が飛び越えたりとかくれんぼのような鬼ごっこのようなことを何度も何度も繰り返しました。

隠れながらボィガルが私を探す声が聞こえたり、フェンス越しに可愛い顔が見えると思わず戻って抱きしめたくなりましたが、これも乳離れのひとつとして言い聞かせて我慢しました。

f:id:kengyonouka:20211127181525j:plain

フェンス越しにこんな顔されたら置いてけないでしょ?!

今思えばボィガルの乳離れというか、私の子離れでもあったんですけどね。

㊗️集団の一員に!!

草を食べるようになったものの、やはりどこかで私の姿を探しているボィガル。

私は私でボィガルから姿が見えないように気をつけて生活するものの、やはり気になって少し様子を見に行ってはバレてしまい草食べを中断させてしまうこともしばしば。

f:id:kengyonouka:20211127204337j:plain

ニワトリ小屋の掃除をしているとやって来るボィガル

しかし、6週目を過ぎてから建築仕事で長時間外出する機会が増えました。

最初は心配でたまりませんでしたが、実はこれがよかったようで、これを機にボィガルが完全に集団の一員になったのです!

これまでの中途半端に姿が見え隠れした生活では何か期待していたボィガルも、丸一日会えないと完全に諦めたようです。

成長する姿に嬉しさと、ちょっと寂しさもありましたが、これぞヤギとしてあるべき姿なので誇らしく思いました。

いくら集団の一員になったとて、私のことは忘れていません。

呼べばやってきます😊

玉留めの儀

我が家のオスヤギは、種ヤギとして将来有望そうなもの以外は全て去勢します。

ヤギの去勢では睾丸を輪ゴムのようなもので絞めて成長を止めるという方法で、私はこれを玉留めの儀と呼んでいます。

f:id:kengyonouka:20211128112022j:image

f:id:kengyonouka:20211128110655j:image

小さいうちに済ませておく方がヤギにとって痛みが少なく、また儀式を行う私たちととしても捕まえやすくて楽です。とはいえ、あまりにも睾丸が小さいと輪ゴムがずり落ちるので、そこまで小さい子は大きくなるまでは対象外ですが。

詳しい儀式の様子はこちらの記事に書いています。

www.naiveme.net

ボィボィの母ヤギは純血ではなかったので、ボィボィは種ヤギには向いておらず去勢する運命です。

今シーズンは子ヤギ100匹が産まれて、ここから種ヤギを育てる予定はないのでそのうち50匹がその対象になるわけです。

子ヤギラッシュは約2ヶ月続いたので儀式は間をあけて2回開催しましたが、なんとボィボィはどちらの儀式でも睾丸が小さすぎるので対象になりませんでした。。。

生後3週の3つ子さえ儀式を済ませたのに、生後10週のボィボィはそれよりも小さかったということです。

この様子をある意味微笑ましく思い、だからボィボィはまだまだ甘えたなのね〜と笑って済ませていましたが、今思えばこれが発育不良のサインだったのかもしれません・・・

ボィガルの異変

その後も他のヤギと集団行動をして草をよく食べ、私へのがむしゃらな飛びつきも減っていきました。

それでもボィボィは私を見ると挨拶のように鳴いて声をかけ、1日1回は接触して痩せ具合や下痢がないかなどの確認はしていました。

ある日の夕方、全てのヤギを休息エリアに移動させているといつも私の姿を見ては走ってくるボィボィの姿がありません。

どうしたことかと探してみると、集団の最後尾をノロノロと歩いています。

私を見て鳴きはするものの、いつものような元気な走りではなく、少し心配になって抱っこして移動させました。ガルガルもボィボィの傍で似た感じだったので、抱っこ移動。

休息エリアに届けて、『しんどいなら無理して他のヤギについて行かなくてもいいんだからね。』と声をかけてその日は終わりました。

翌朝にはその言葉の通り放牧エリアには行かず、以前もらえぬミルクを待っていたときのように休息エリアに座り込んでいました。

様子を見に行くも、草は食べているし特に痩せているわけでも下痢しているわけでもありません。

いつもよりも甘えん坊度は増しているような感じがあったので、抱っこしたりこねくり回したり、股の間に挟んだりしながら様子をみていました。

翌朝も放牧エリアへ行かず。

でも食欲も並にあるし、下痢もしていない。

ヤギにとってはおやつであるオーツ麦をあげるとムシャムシャ食べます。

以前も元気がないときがありましたが数日すれば元通りになっていたので、明日になれば元気になるだろうと思っていました。

そして翌朝、前日居座っていたエリアを見に行くとボィガルの姿はなく、元気になって放牧エリアに行ったのかと思って胸をなで下ろし家に戻ろうとしたら、視界の隅っこに茶色い石みたいなのが草むらの中に見えました。

しかし、それは石ではなくうずくまったガルガル。

その先に憔悴しきったボィボィが横たわっていました。

彼らに駆け寄ると、ガルガルは立ち上がって私に寄ってきましたがボィボィは目も虚ろで息が浅い。

私はパニックになって家に戻り、旦那氏に状況を伝えてミルクを作って彼らの元に戻りました。

戻るとガルガルがボィボィにピッタリ寄り添っていました。

ボィボィの様子を見て手遅れだということは経験から分かっていたので、まだ気力のあるガルガルを先に飲ませ、そのあとにボィボィを抱っこして口先にミルクを付けてあげました。

何を言ったのか覚えていませんが、ボィボィを赤ちゃんのように抱っこして話しかけているうちに息を引き取りました。

ガルガルもそれが分かったのか、その瞬間大きな声でメーっと声を上げました。だって、いつもいっしょだったもんね。

そんなガルガルも容態が急変し、ボィボィの死から約3時間後に私の腕の中で息を引き取りました。

 

死の直前も特に痩せているわけでもなく、下痢もなし。

同じに日死んでしまったことを考えると、母乳を十分に飲めなかったことで不足していたものがあったと考えられます。

人間の赤ちゃんはへその緒を伝って母親から抗体をもらいますが、ヤギの場合は母乳からそれが行われます。

生後2日目にして母を亡くしたボィガルは冷凍保存してあった他のヤギの初乳を数日間飲み、その後は粉ミルク生活でしたが、それでは不十分だったのかな。

ワクチン接種をした方がよかったのかな。

授乳期間をもっと長くした方がよかったのかな。

玉留めの儀ができなかったこと笑ってる場合じゃなかったよね。

数日前に調子悪いときに、もっと深刻にとらえたほうがよかったな。

などなど、後悔と反省に押しつぶされながら大泣きしてしまいました。

そんな私を見て旦那氏が、たくさんの愛情をもらって育った彼らは幸せだったよ、と言ってくれました。

 

彼らが死んでから他のヤギを見るのも辛く、見ても色を失った世界のように感じました。

しかし、ヤギ飼いとして毎日のルーティンをこなさないといけないので、夕方の確認に行くと1匹の子ヤギが母ヤギとはぐれて鳴いていました。

その子を拾い上げたとき、またボィガルに対する色んな思いが混み上がってきたと同時に、ヤギを心から可愛いと思い、この子たちを守っていかないとと温かい力が湧いてきました。

 

ツイッター上でもボィガルを可愛がってくれる人がたくさんいたので、彼らの死を報告するとたくさんの温かい言葉をいただきました。

 

同じ日にこの世に生まれて、同じ日に去ったボィボィとガルガル。

これでようやく本当のお母さんに会えてお乳飲み放題、顔をうずくめ放題できていると願っています。

ボィボィ・ガルガル、80日間私といっしょにいてくれてありがとう。

f:id:kengyonouka:20211128193812j:image

【家庭菜園】今年もイチゴ苗販売が絶好調でした!

こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

今年もイチゴ苗販売が絶好調!

f:id:kengyonouka:20210827193853j:image

昨年は186苗を売りましたが、今年はなんと約倍の368苗を売り切りましたー👏👏👏

これまでの道のりと昨年の様子はこちら↓

www.naiveme.net

昨年は売るつもりで株分けはしていませんでしたが、今年は売る目的で色々工夫して株分けしまくったのがよかったようです◎

2021年のイチゴ苗販売の改善点

❶ 植木鉢の変更

昨年は売るつもりなく株分けを始めたので、植木鉢の中で育ててそのまま売ってしまいました。

f:id:kengyonouka:20210827194345j:image

つまり、100個以上の植木鉢を失ったことになります。

そのため、今年は小さな植木鉢不足で始まりました💦

植木鉢は必須なので何か代わりになるものはないかと考えた結果、我が家に大量にあるロングライフ牛乳の空きパックを有効活用することに。

f:id:kengyonouka:20211110114218j:image

我が家はこの1リットルの空き容器が週に3,4個出ます。

これの上面を切って、底にはドリルで穴を開ければ簡易植木鉢の完成!

f:id:kengyonouka:20211111170301j:image

簡易とは言えども、防水性能があるので普通に長持ちします。

また、牛乳の空き容器が足りなくなったときは毎朝食べるミューズリーの空き袋を使いました。これは週に2袋ほど出るゴミです。

これを半分に切って、底ににドリルで穴を開けて完成!

f:id:kengyonouka:20211111170356j:image

この袋は昨年も使っていましたが防水性能はもちろん、とても頑丈で上部はチャック式にもなっています。(オーストラリアクオリティーなので閉まりにくいけど)

そのためいつか何かの役に立つかもと捨てずに大量に保管していたのですが、ついに役立つときがきたのです!

簡易植木鉢として使い始めてからは、袋を開けるときは真ん中から真っ二つにすることで、1袋から2鉢できるようにしています。

はじめはこんな簡易鉢で見た目が悪いかなと思っていましたが、結局大きな鉢へ植え替えるものなのでむしろゴミが減ると喜ばれました。しかも、簡単に破いたり切ったりできるので植え替えやすい👍

そして、小さな鉢は不必要だからといって無料でくれる人もたまにいました。確かに小さな鉢は育て始めはよくても、あとから使いませんからね。

うちには保管スペースがあるので遠慮なくいただき、また何か別の大きめな苗を売るときにでも使おうと思います。

❷ とにかく早めに株分けを開始する

私のポリシーとして、株分けから最低でも3週間は簡易鉢の中で育ててから売るようにしています。じゃないと、根がしっかりしていませんからね。

なので、時間を見つけてはひたすら株分け。 

f:id:kengyonouka:20211111171132j:image

簡易鉢が足りないときは更に小さい鉢にでもいいから植え直して育てました。そして、簡易鉢が確保出来たら直ぐに移し替え。

私の販売方法は街へ買い出しに行くと決まったら数日前にFacebookのローカルグループに広告を出して、買い物ついでに配達するというものなので早めの準備が功を奏します👍

❸ 配達前夜にお知らせメール送信

配達したら対面でお金を頂いたり、お客さんが外出中であればお金をどこかに置いてくれていたりします。

しかし今年は外出中なのにお金を置いてくれていない人がいて、ならばあとから振り込んでくれるだろうと苗を置いていったのに払ってくれない人がいました。

詳しくはこちら↓

www.naiveme.net

この学びから、配達前夜には明日配達に行くこと、お金のやり取りの仕方の確認、もしお金が見つからなければ苗は置いていかないことをメッセージするようになりました。

f:id:kengyonouka:20211111173447j:image

 

こんな感じで今年は大成功しました!

368株売っても、もちろん自分の分もしっかり確保しています。

f:id:kengyonouka:20211111190640j:image

販売用のちょっと質が悪そうなやつを中心に自分用に回し、有機肥料を与えて復活させたりしました。

そして、昨年から育っている良さげなやつには手をつけずに同じ鉢で育て続けています。

f:id:kengyonouka:20211111190735j:image

自分用は今年株分けしたのが約60鉢、昨年からのが約60鉢の計120鉢です。

全て2リットルほどの小さめの鉢で育てているので株はそこまで大きくなりませんが、イチゴが地面について虫に食われるというのを防げます👍

f:id:kengyonouka:20211111191146j:image

今年は全体的に気温が低いので、今年株分けした分の成長はちょっと遅れていますが、来週あたりから暖かくなりそうなので楽しみです♪

 

本当は368株売ったあとも注文が入っていたのですが、ボィボィとガルガルが温室に住んでいるときにイチゴ苗を食べられてしまい成長が遅れていたせいで商機を逃してしまいました。

来年に向けて簡易鉢の空き容器をすでに集めています。

来年こそは500株売りたいです!

だってブログより儲かるんだも〜〜〜ん!

【カモ】ニワトリにはなかったカモの孵化ハプニング集

 

こんにちは🌞

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

今シーズンは初めてカモの雛を孵しました!

その数20羽超え🐣🐣🐣

f:id:kengyonouka:20211106104314j:image

こんなに自分で孵す予定ではなかったのですが、思わぬハプニングが続いてこうなってしまいました。

ニワトリとガチョウの孵化は経験がありますが、カモは今年が初めてです。

ニワトリやガチョウでは起きなかったカモならでは?の孵化ハプニングを紹介します。

 

抱卵後も産卵をやめず

私の経験上、ニワトリやガチョウは巣に卵が10個くらい貯まると抱卵(卵を温める)を始めます。

f:id:kengyonouka:20211106081735j:image

抱卵を始めると産卵が止まるので、卵を食べる目的でニワトリを飼っている場合は毎日卵を回収しないといけません。我が家はこのパターンです。

また、ガチョウは年に一度しか産卵シーズンがありませんが、それでも産む度に回収すると1シーズンで1羽から20個ほど卵が採れます。

そのため我が家では卵をある程度回収して孵化器に入れて、残りは母ガチョウが抱卵して雛を孵しています。

f:id:kengyonouka:20211105135003j:image

まだカモを飼い始めて3ヶ月くらいなので産卵ペースがよく分かりませんが、今シーズンは抱卵を始めたので卵の回収を途中でやめました。

f:id:kengyonouka:20211106081051j:image

巣が見えにくいところにできていたのであまりよく観察しておらず、とにかく抱卵開始から約1ヶ月で9羽の雛が孵りました🐣

巣にはまだ卵が残っていましたが、母カモは抱卵をやめて雛と歩き回るようになったので、残りの卵を回収して孵化器に入れることに。

すると、巣を見てびっくり!

まだ12個もの卵があったのです。

この12個にはあまり期待していませんでしたが、なんとそのうち10個は元気な雛が孵りました🐣‼️

しかも、毎日のように1羽ずつ孵ったのです。

ニワトリやガチョウならば抱卵したら産卵をやめるので、全ての卵が同じ期間温められるため同時期に産まれます。

しかし、このカモは抱卵を始めたのにも関わらず産卵し続けたために、一日違いの雛が毎日誕生するというカオスな状況が発生しました。

巣を丸ごと移動!

この9雛が孵った小屋内の離れたところに、別のカモも巣を作っていました。

巣ははじめプラスチックの浅めのバスケットの上にありました。

f:id:kengyonouka:20211106081702j:image

しかし、あるとき巣が丸ごと横に移動していたのです!

f:id:kengyonouka:20211106081639j:image

巣は嘴で作り直しながら移動させたとしても、卵はどうやって???バスケットには3cmの縁があるし、しかも割れることなく移動していたのには驚きました!

ツイッターに投稿したところ、フォロワーさんが『バスケットを頭で持ち上げて丸ごと移動させたのでは?』と意見をいただきました。

勘違いからの抱卵放棄

9雛の母1号と、この移動した巣の母2号の抱卵開始は1週間ほど違いました。

つまり、9雛が孵ったときはまだ2号は巣に座っていたのです。

それなのに1号が2号の巣に遊びに行ったり、たまには一緒に寝たりするようになりました。

f:id:kengyonouka:20211106082122j:image

それが続くと、1号の雛数羽がたまに2号の巣で寝たりするようになってしまいました。

そして2号はその雛たちを自分の卵が孵ったと勘違いしたのか、たまに巣を離れていっしょに散歩したりしていました。

f:id:kengyonouka:20211106081946j:image

初めはこれを微笑ましく見ていましたが、2号が巣を離れる頻度が増えてきたので、最終的には9個あった卵を全て回収して孵化器へ。

9個中孵ったのは3羽だけでした。

おそらく巣から離れることが多かったのがまずかったのでしょう。

我が子を見抜ける?!雛殺し・・・

1号の残り12個の卵を孵化させているとき、2羽目がなかなか孵りませんでした。

雛は相方がいないと寝てばっかで歩かず、成長に悪影響を及ぼします。

そのため、9羽の雛から1羽だけ借りて孵化器産の雛といっしょに育てました。

それから数日後には、孵化器産3羽と母から借りた1羽の合計4羽を母に返しました。

母カモを箱に閉じ込めて雛を見えないようにして、残り8羽と合流させたのです。

というのも、以前旦那氏が孵化器産のヒヨコを同じタイミングで母ニワトリが孵した集団に混ぜたところ、ニワトリが孵化器産を皆殺しにしたということがあったそうです。

そのため、母カモにばれないように雛を合流させたのです。

カモは集団に倣って動く習性があるので、あっという間に一体化して、私が見てもどれが孵化器産なのか分からなくなりました。

そして母カモを箱から出すと特に異変もなく、12羽が母の後を歩き始めました。しばらく様子を見ていても特に問題もなく、孵化器産の合流は成功しました!

と思っていたら、その2日後の朝に3羽が殺されていました。

この小屋には母カモ1号・2号と雛しかいない状況で他の外敵も入って来れないので、犯人は母カモしかいません。

どの3羽が殺されたのかは定かではありませんでしたが、数的に考えて孵化器産かと思われます。

3日目にして身バレして殺されたとか怖い!!と思っていましたが、その後も雛殺しが続いたので、殺されたのは孵化器産だけではありませんでした。

そして、母カモに恐怖を覚えたのか雛が小屋の小さな隙間から脱走して行方不明になってしまい、12羽いた雛が5羽まで減ってしまいました。(5羽は雛殺し、2羽行方不明)

さすがにこれ以上は雛に危険が及んではいけないので、残り5羽は母カモから離して私が育てることになりました。

 

こんな感じで、カモならではのハプニングなのか、このカモが特殊なのか分かりませんがハプニング続きでした。

結局、母カモ1号から引き離した5羽と抱卵放棄後に孵化器に入れた卵から孵った雛の合計16 羽を私が育てることになりました。

この子たち以前にも7羽孵しており、合計で23羽のお世話をしたことになります!

思った以上に雛が誕生したので、18羽は売りました。

現在は以前の記事に書いた産まれてはじめて孵した3羽と、抱卵放棄による孵化器産の最後の2羽を育てています。

www.naiveme.net

でも、実は現在ニワトリがカモの卵を温めているという事態も起こっており、これが孵るのかどうか楽しみにしているところです♪

こんな感じで私は子ヤギだけでなく、カモ雛だらけの生活を2ヶ月以上送っております!

【カモ】サステイナブルな家庭菜園を夢見て ~カモ雛の世話奮闘記~

こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

今シーズンはカモを飼い始めました!

実は2年前にも飼っていたのですがキツネにやられてしまい、それ以降はガチョウを飼って満足していました。

私はFacebookの水鳥愛好家みたいなグループページに参加していたのですが、(訳あって現在は退会しましたが、その話は別の機会に)そこで可愛いカモの雛の写真を見ているとだんだん欲しくなってきました。

しかし、ガチョウもいるし似たような水鳥をこれ以上飼ってもなぁ。。。と思っていましたが、旦那氏がガチョウとカモは食べ物も違うし別物だから飼ってもいいよと言い始めたのです!

ガチョウとアヒルとカモ

以前、私はガチョウとアヒルを混同して誤報を流し続けたという暗黒の罪があります。

www.naiveme.net

この記事の中で詳しく書いていますが、ガチョウとアヒルは別物なのです。

f:id:kengyonouka:20211027142252j:plain
f:id:kengyonouka:20211027142301j:plain
左)ガチョウ 右)アヒル

また、アヒルはカモの一種であり、厳密にいうと違いはありますが簡単に言うとアヒルとカモはただの色違いと思ってもらってけっこうです。

英語で言うと、アヒルもカモもダック(duck)でまとめられ、種類別に〇〇ダックみたいな感じになります。

すなわち、ガチョウとカモも別物ということになります。

ガチョウは草(特に芝)を食べ、カモは雑食で草よりも虫を好んで食べます。

カモを使った農業

日本でもカモを田んぼに放して虫を食べてもらったりする合鴨農法というのが有名ですよね。 

f:id:kengyonouka:20211027142554j:image

だってカモは虫を好んで食べるのだもの。

で、思ったんです。

家庭菜園内で飼えば虫を食べてくれるのでは!?

カモが虫を食べて、そこで糞をすれば肥料になって一石二鳥!

以前、ガチョウが家庭菜園に進入したときは野菜を食べられてしまいましたが、カモならばその心配はいらない。

カモを使ってサステイナブル(持続可能)な家庭菜園ができることを夢て見て、カモを飼うことに決めたのです。

カモ登場!

さっそくカモを売ってくれる人を見つけてメス4羽を購入し、オス1羽は別の人とニワトリと交換してもらってきました。

ということで7月末には5羽との生活がスタート。

f:id:kengyonouka:20211027142043j:plain

うちのカモはカーキーキャンプベルという種類

しかしこの子たちは大きいので、家庭菜園に入れても脱走するし捕まえられなさそうなので、この子たちの子孫に期待することにしました。

うちのガチョウとニワトリは日中は放し飼いなのですが、カモは引っ越ししたてなのでしばらく小屋の中で飼いました。

この品種のカモはニワトリのように年中産卵するのですが、交尾をしている様子がうかがえませんでした。

あまりの雛の欲しさに待ちきれず、友人の飼っているカモと私のニワトリの有精卵を交換して孵化器に入れました。

水鳥はニワトリの孵化と違って湿度調整がかなり難しいので、孵化率はかなり悪いです。

4週間後には3羽だけが孵りました!

f:id:kengyonouka:20211027142055j:image

私にとってカモの雛の世話は初めてだったわけですが、それはそれは大変でした。

これまでヒヨコとガチョウの雛を育てた経験はありましたが、カモの雛の世話は想像をはるかに超えてた忙しさでした💦

雛の世話

ちょうどヒヨコの孵化のタイミングとも被ったのでみんな一緒の箱で世話をしていましたが、生後2日目あたりから明らかなる違いが見られました。

f:id:kengyonouka:20211027152536j:image

カモの飲む水の量が半端なく多い!

そして食べ方や飲み方が汚いので、床も壁もものすごく汚すんです!

さっそくヒヨコと分けました。

f:id:kengyonouka:20211027152555j:image

この近辺では水鳥用の餌が見つからずヒヨコ用のものをあげましたが、カモにはそれだけではよくないらしく、野菜を潰したり刻んだものを与えないといけません。

f:id:kengyonouka:20211027152609j:image

しかも、ものすごくよく食べよく飲み、水遊びが激しいので食べ物と水の追加を毎時間やっている感じでした。

このときはボィボィとガルガルの授乳が始まった時期でもあり、また子ヤギラッシュピーク時でもあったので、私はかなりてんてこ舞いでした。

寒いだろうからと薪ストーブの傍に箱を置いていましたが、よく鳴くんですよ・・・

また、水遊びが激しいので地面に敷いた砂がすぐぐちゃぐちゃになり、砂変えするにも重たいし、そしてなにより臭いが・・・

まだ少し寒い時期だったので生後10日間ほど室内で飼っていましたが、旦那氏がこれでは私たちの方に健康被害が出ると言って外に出しました。

とにかく成長が早いので、餌作りも大変になる一方💦

箱がどんどん小さくなってきたので、ついに鳥小屋内デビューを果たしました!

それから1週間後にはついに念願の家庭菜園デビューです!!!

すごい勢いで地面をほじくって虫を食べています!

ちゃんと泳げるようにプールも設置。

はじめのうちは脱走しないか、外敵に狙われないかと心配でしたが、心地よいのか脱走することはなく、また疲れたら野菜の茂みで休むなど心配無用だったので、毎日バケツで運んで家庭菜園へ移動させて虫を食べてもらいました。

f:id:kengyonouka:20211027152708j:image

虫を食べるようになった雛たちはますます大きくなり、糞の量もどかんと増えました!

f:id:kengyonouka:20211027152728j:image

この頃にはプラスチックの箱では間に合わなくなったので大きな段ボール箱を使用し、床にはビニール袋を敷いた上にゴム製のすべり止めマットを敷いていました。

日中は家庭菜園で食べてくれるので餌作りからは解放されてだいぶ楽にはなりましたが、箱の中の掃除からは解放されませんでした。

f:id:kengyonouka:20211027152750j:plain

これ全て段ボール箱の中の物

雛が生まれてから1ヶ月以上は、餌作りに箱掃除、家庭菜園への送迎をし続けました。

これと同時にヒヨコの世話と子ヤギラッシュ、ボィボィ・ガルガルの授乳があったので、9月の私はブログを書くことができなかったのです。

www.naiveme.net

カモ家庭菜園追放!

そんなこんなで家庭菜園で虫食いに勤しんでいたカモたちですが、成長が止まりません。

だんだん大きくなってきているのが分かるでしょうか?

産まれたときは片手に乗っかるサイズだったのに、5週間で両手で捕まえるサイズになりました!

f:id:kengyonouka:20211027155517j:plain
f:id:kengyonouka:20211027155528j:plain
5週間でこの変化!

ここまで大きく成長すると、野菜に対するダメージが出てきました。

f:id:kengyonouka:20211027155541j:plain

玉ねぎが踏み倒されてる・・・

ということで、家庭菜園生活は17日間で終了し、他のカモやガチョウと合流させました。

実はこの雛たちの種類は分からないのですが、生後6週間で他の大人カモとほとんど大きさが変わりません。

f:id:kengyonouka:20211027155552j:plain

右端が大人カモ、左3羽が生後6週間のカモ雛

このあとはオスが早速交尾しようと飛び乗ってきましたが、まだ若すぎるのでオスを隔離したりといろいろありましたが、現在はみんな放し飼いで落ち着いています。

家庭菜園に適しているのは小さなうちだけなようです。

今後は放し飼いエリアの果樹回りの虫を食べてもらうのに貢献してもらいます。

 

5羽から始めたカモ飼育ですが、実は現在新たな12羽の雛もいてちょっとカオスになってきています。

カモの雛ループにはまってしまい、毎日雛が誕生しているような状況なのですが、それはまた次回にでも紹介しますカモ!

【子ヤギ】孤児ヤギをペットヤギに!~ボィボィとガルガルの誕生秘話~

こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

ここ1ヶ月以上忙しい忙しいと言っていますが、その最大の理由は子ヤギラッシュです。

上の記事では65匹だった子ヤギも、10/10では94匹になりました。

この子ヤギラッシュ中に、母ヤギを亡くした双子がいます。

現在その子たちの母役を私が担っており、それが睡眠時間を削ることになり疲れ切っているのです。

f:id:kengyonouka:20211010221420j:image

彼らの名前はボィボィとガルガル。

右側のオスはボーイから由来してボィボィ、左側のメスはガールから由来してガルガルと呼んでいます。

命名は旦那氏!

ペットヤギは飼わない主義でしたが、今では名前もあってペットみたいな感じです。そうならざるを得なくなった経緯を紹介します。

ペットヤギ誕生秘話

元気な双子ヤギが誕生したものの・・・

彼らは9月4日の朝、私たちの手伝いを必要とすることなく勝手に産まれていました。すなわち難産でもなく、母子ともに健康でした。

私が発見した時は初授乳も終わっている状態で、その後も母ヤギは子ヤギから離れることなく、手のかからない優秀な親子でした。

しかし、翌朝に母ヤギが瀕死状態で見つかりました。

口から泡を吹いて体を硬直させて、もう助からないのがわかるような状態でした。おそらく毒蛇に噛まれたのでしょう。

それでも子ヤギは母の声がする方へ行き、お乳を探ろうとしていましたが、死を目前とした母ヤギにはハエがものすごく集っていたので、私は子ヤギを遠くへ移動させました。

そしてまもなく母ヤギ死亡。

子ヤギたちは孤児になりました。

これは困った・・・

なぜなら、ヤギは我が子にしかお乳をあげないので、このままでは完全に人工哺乳になってしまいます。

人工哺乳の大変さは、今年5月のペットヤギのチョコレートのときに経験済み。たった10日間でしたがとても大変でした💦

www.naiveme.net

でも、とにかく粉ミルクを哺乳瓶であげないと餓死してしまうので人工哺乳を始めました。

孤児ヤギを養子にとって作戦!

その日の午後に、ある母ヤギが数時間の超難産の末に死産しました。

同じ日に孤児ヤギと子なしヤギができてしまったのです。

そこで旦那氏がある作戦を決行します。

その名も孤児ヤギを養子にとって作戦!

旦那氏がどこかで読んだ情報によると、バニラエッセンスを義母ヤギの鼻と子ヤギに塗って我が子と錯覚させることができるらしい。

f:id:kengyonouka:20211010223757j:image

他にも母乳を絞って子ヤギの頭に塗ったりするといいらしく、両方やってみて狭いスペースに閉じ込めてしばらく様子をみましたが、結果は残念。

お腹の空いた子ヤギはお乳を飲もうとしますが、義母ヤギが嫌がってしまい成立しませんでした。

そして翌朝には、義母ヤギが死んでいました。前日にはかなりの難産だったので、母体へのダメージが大きかったようです。

これにて双子ヤギは本当に孤児ヤギになったのでした。

人工哺乳生活

この日から本格的に人工哺乳生活がスタート!

オスはよく飲みますが、メスの吸い付きが悪い。メスが飲んでる横からは、オスがもっとくれくれ!っと指を吸ってきました。

メスは飲み始めると首の角度が変に曲がる癖があったので私の股に挟んだり、オスの邪魔が激しいと人間の赤ちゃんのように抱っこして飲ませたりと結構手がかかりましたが、少しずつ飲めるようになってきました。

1日どれだけの量を飲むのかというと、

  • 1週目:700㎖
  • 2週目:1000㎖
  • 3週目:1400㎖
  • 4週目:1700㎖

この量を1日4,5回に分けてあげます。

授乳時間は色々試して一時は朝4時に授乳していましたが、こちらの身が持たず💦

最終的には2週目までは5・11・17・22時に、3週目は6・10・15・22時、4週目以降は6・10・15時半・20時半と少しずつ私たちにも優しい時間帯にずらしていきました。

朝早いのよりも、夜10時のが寝たいのに寝れないというのでかなり辛かったです。

2週目から朝イチの担当は旦那氏でしたが、やっぱり私も目は覚めちゃうんですよね💦

メスは最初の2週間くらいは抱っこや股に挟んだりしないといけなかったので、パジャマでは授乳できずわざわざ着替えて大変でした。

そんな彼らも少しずつ成長してきいます。

これだけ毎日時間と体力を割いて育てていると情が湧いてきます。

はじめのうちはオスのことをボーイ、メスのことをガールと呼んでいましたが、次第に旦那氏がボィボィ・ガルガルと呼び始めたのです。

ボィボィの不調

3週目までは明らかにボィボィが絶好調で、ガルガルは食欲もあまりなくいつもボィボィの陰に隠れている感じでした。

ガルガルは前脚を引きずって歩くような仕草が2週間ほど続いており、これも心配の種でした。

もし母ヤギが生きて子育てをしていたら、おそらくガルガルは生き残れなかったでしょう。

これがどうしたことか、3週目に入ってからはボィボィに食欲不振がみられはじめました。あんなにガンガンミルクを吸っていたのに、全く飲まなかったりすることも。

その間にガルガルが驚くほど絶好調になり、あっという間に形勢逆転。

ボィボィの食欲不振の原因はわかりませんが回復しています!

ボィボィ・ガルガル中心の生活

9月はパース遠征などの泊りがけの外出が3回ありましたが、すべて旦那氏だけが行き、私は子ヤギやカモの雛などの世話があるのでファームに残りました。

パース遠征は往復で1000kmを超えますが、その距離を旦那氏一人にさせるのはけっこうな負担です。

最初は旦那氏のことが心配でボィボィとガルガルも連れていっしょに行こうとしたことがありましたが、現実的に考えて移動中の授乳や寝床の確保、移動中に快適に過ごせるような環境を考えると無理がありました。

結果的に旦那氏には4000km近く一人で運転させることになってしまい、人工哺乳で子ヤギを育てることの大変さをつくづく感じました。

どんなに疲れて眠たくても授乳のために早朝・遅くまで起きて、日帰りで出かけるのにも授乳時間に合わせ、粉ミルクがなくなったときは大雨の中でも他のヤギの乳を搾り、大雨が降ればその中迎えに行き、食欲がない時は毎時間のように様子を見に行ったりと本当に手がかかりました。

ミルクを全部飲みきれたらほめたり、木登りの仕方を教えたり、他の子ヤギと遊ぶように促したりとまるで親の気持ちです。

f:id:kengyonouka:20211012181458j:plain

ボィガルに木登りを教える旦那氏

f:id:kengyonouka:20211012181547j:plain

この木は子ヤギに大人気

ここまで苦楽を共にしてきたボィボィとガルガルは私たちにとって特別な存在になりました。

キャンプ客が来れば一緒にあいさつに連れて行き、家族の一員としての位置付けとなり始めたのです。

チョコレートのときにあれだけペットヤギはいらないと言っていましたが、情が移り過ぎて彼らはペットヤギになってしまいました。

現在のボィボィとガルガル

今では完全にガルガルの方が強く積極的です。

ボィボィはこれまで2度の食欲不振があり、めちゃくちゃ甘えん坊です。

もう6週目に入ったので、最近は授乳量や回数を減らして乳離れの訓練をしています。

ゴズリングズ(ガチョウ雛)と同様、これまでは夜は裏庭の温室で過ごさせていましたが、ついに昨晩から他のヤギといっしょに外で過ごさるようにしています。

初夜は嵐のような天気だったので、私は心配し過ぎて夢にまで見てしまいましたが、今朝元気な様子がうかがえてとてもうれしかったです!

授乳後もお腹が空いているようでしたが、これからはもっと草を食べてもらいたいので心を鬼にしてミルクの量を減らしていきます。

 

ところで、ペットヤギとは言っても家の周りで飼うとかではありません。

特別な存在なだけであって、生活スタイルは他の家畜ヤギと同様です。人工授乳をしている時点で人間に懐かないようにすること自体が不可能です。

ガルガルはメスなので売ることはありません。

ボィボィはオスで種ヤギに適している感じではないので通常ならば売られるヤギになりますが、ペットとして売らずに飼い続けるという感じになると思います。もちろん去勢はしますが。

ただ、ペットヤギで一番やっかいなのは人間を恐れないことです。

近くに来てほしくないときも寄ってこられるが仕事中には面倒です。

先日、車でヤギの様子を見て回ろうとしたときにエンジンをかけると他のヤギは逃げていくのに、ボィボィとガルガルはいっしょに乗せてと言わんばかりに車の傍から離れませんでした。

車を発進させたくても轢いてしまいそうなほど近くに居座るので、結局私がボィガルとその場に残ることになりましたがこれが続くと厄介です。

ということで、この先どうなるかは分かりませんが、うちにいる限りは愛情たっぷりで育てたいと思います!!

今年もガチョウの雛が孵りました♡ゴズリングズに衝撃の事実が・・・!!

こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

今年もガチョウの雛が孵りました!

今年は12個温めていましたが、還ったのは5羽だけでした🐣🐣🐣🐣🐣

しかも残念なことに、孵った翌日に2羽が死んでしまいました。

これには、私が育てたゴズリングズが大きく関係しています。

f:id:kengyonouka:20210917222546j:image

私の育てたゴズリングズとは

この2羽のゴズリングズは昨年に孵化器で孵して、4ヶ月まで私が溺愛して育てた過保護ガチョウです。

f:id:kengyonouka:20210917224235j:plain

左)オスのミニゴズ、右)メスのゴズゴズ

私の溺愛ぶりはこちらの記事をどうぞ。

この記事から6ヶ月経っていますが、この間ゴズリングズは少しずつ14羽の集団に溶け込むも、やはりどこか違うようでいつも14羽から少し距離を取っていました。

また、このゴズリングズはとても人懐こいので触ったり抱っこすることができます。

f:id:kengyonouka:20210917223845j:image

それに比べ、集団のガチョウは触ろうとするもんならば威嚇され噛まれそうになります💦

そんな感じなので、餌をやるときは私に恐れのないゴズリングズが真っ先に私の所へやってきて一番に餌にありつきます。

今シーズンはゴズゴズにとって初産卵になったかと思いましたが、他のガチョウの巣に座っていただけだったようです。

ゴズゴズとミニゴズは血の繋がった姉弟なのかは分かりません。昨年この子たちの卵を回収した巣には2羽のガチョウが巣をシェアしていたのです。

もしかしたら夫婦なのかもしれませんが、この2羽が交尾をしていることろは見たことがありません。

とにかくこの2羽は常にいっしょにいて、集団とは異色を放っています。

そして事件は起きたのです・・・

衝撃の殺雛事件!

母ガチョウが巣に本格的に座り始めてからは、邪魔が入らないようにと柵で囲って隔離していました。

f:id:kengyonouka:20210925221016j:image

これでよかったと思っていたのですが、最初の雛が孵ってから2日間は母はまだ残る卵のために巣に座りっぱなしで、雛だけがフェンスの隙間から出て散歩したり泳いだりするようになってしまいました。

周りのガチョウがしっかり見てくれている感じだったので、母なしでも大丈夫だろうと思っていたら、その30分後に2羽が池でうつ伏せに浮いて死んでいました。。。

この結果から、どう考えても母ガチョウなしで動き回らせるのは危険だと判断し、雛を母ガチョウの柵の中に入れて、雛が出てきそうな隙間をパイプで埋めました。

f:id:kengyonouka:20210925222148j:image

この翌日、母ガチョウはまだ巣に座っていましたが雛と行動してほしかったので、残りの卵は回収して孵化器に入れました。(この卵は異臭を放っていたので、すぐに処分しました)

卵がなくなると母ガチョウは巣を離れて歩き始めたので柵を退けると、雛もそれについて歩くようになりました。

f:id:kengyonouka:20210926214701j:image

とにかく雛だけが別行動になることを避けたかったので、目の荒い柵には目の細かい網を張りました。

f:id:kengyonouka:20210926215028j:image

この作業をしている途中に母ガチョウと雛、その他ガチョウが池で泳いでいました。

かわいいなぁと思いながら見ていると、母が池から上がり、それに続いて雛、他のガチョウも上がり始めました。

しかし雛の1羽が上手く上がれず池に落ちてしまい、そのまま他の残ったガチョウと泳いでいると、あるガチョウが雛をつついて沈めようとしているではありませんか!!

びっくりした私は大声を上げて走っていきましたがそのガチョウは止めようとせず、周りのガチョウは走ってくる私を敵だと思い威嚇してきました。最終的には私が問題のガチョウの尾っぽを掴んで池から引きずり出しましたが、他のガチョウは私を敵だとみなして噛むは翼で殴るはでこわかったです💦

で、その問題のガチョウはなんと私が手塩に育てたゴズリングズのオスのミニゴズでした。

f:id:kengyonouka:20210928130311j:image

とりあえずミニゴズを雛のいるエリアから出して様子を見ていると、なんとメスのゴズゴズも雛にちょっかいをかけようとしています。

他のガチョウはゴズゴズに対して警戒しまくりで、ゴズゴズもエリアから出てもらいました。

ということで、現在はゴズリングズは締め出されてヤギと生活している状態です。

f:id:kengyonouka:20210928221555j:plain

それでも雛がフェンス際に来るとミニゴズは攻撃しようとするので、他のガチョウとフェンス越しにもめている感じです。

雛殺しの原因は?

ニワトリが他の雛を殺すというのはよく聞く話ですが、ガチョウは集団で子育てをする生き物なので今回の出来事は衝撃的でした。

しかも、人懐こいゴズリングズが・・・

やはり人間に育てられたガチョウはちょっと違うのでしょうか。

他の14羽のうち12羽はあるファームからやって来ました。そして2羽は昨年母ガチョウが孵したガチョウで、ゴズリングズより2ヶ月年上です。この2羽に関しては子育てには関与していません。周りのガチョウのガードが厳しく、近づくことも許されないくらいでした。

この14羽は前のファームでも放し飼いっぽい感じで人懐こくなく、うちに来てもその状態でした。繁殖期でなくとも、人間が近づくと威嚇してきます。触ることは不可能ってくらい凶暴です。

それに比べゴズリングズは私にぬくぬくと育てられて、人間が近づいても嫌がりません。少し嫌がられはしますが抱っこもできます。

そんなゴズリングズが雛を攻撃した理由として考えられるのは、

  • 嫉妬
  • 順位争い
  • 謎の生物への好奇心

嫉妬は他の動物でもたまに聞いたことがあります。しかし、ゴズリングズの場合は他のガチョウとはもともと近しい関係ではなかったのでこれは考えにくいかな?

ガチョウは集団行動をするので、集団の中でも順位付けがあるため争いがあります。集団と上手く馴染めていないゴズリングズは、あきらかに他の14羽よりは弱い立場なのです。そこに登場した雛に順位争いをもちかけたのかな?

それとも単純に、小さな黄色い謎の生物が何なのか気になってつついてみたのか・・・?

どれにしろ雛にとっては危険な存在なので困ったものです。

現在は完全に分断して生活していますが、実は孵化器でも卵を孵し中で、もしかしたらまたもや人工哺育のガチョウが誕生するかもしれません。

そのときは人工哺育同士ゴズリングズと仲良くできるのかな。。。

ガチョウの悩みもつきません。

私は生きてます!~怒涛の9月~

こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

やばい!

もう9月が終わりそうなのにブログ全然書けてません💦

9月頭には子ヤギラッシュで忙しいと言っていましたが、それ以外にも色々産まれたり世話してめちゃくちゃ忙しくしています。

ブログをゆっくり書く時間が本当にありません。

体力的にもかなり辛くて、毎晩クタクタです。

ここまでブログ更新が途絶えたのも初めてなので家族も少し心配しているようですが、私は生きています!

ただ忙しいだけです。

何が忙しいかざっくり書くと、子ヤギは現在88匹いて、カモ・ニワトリ・ガチョウの雛が孵りました。

f:id:kengyonouka:20210928222126j:image

f:id:kengyonouka:20210928221716j:plain
f:id:kengyonouka:20210928221636j:plain
f:id:kengyonouka:20210917095651j:plain
左からカモ、ヒヨコ、ガチョウの雛

 

母ヤギを亡くした双子ヤギを、1日4回の人工授乳で育てています。

f:id:kengyonouka:20210928222222j:image

あと、家庭菜園も夏に向けて準備中。

f:id:kengyonouka:20210928221839j:image

イチゴ苗販売も現時点で250株以上を売りラストスパートを迎えています。

f:id:kengyonouka:20210928221914j:image

そして、キャンプ場も大人気で今週から始まったスクールホリデーは満員のため、約1週間かけて洗面所を増築。

f:id:kengyonouka:20210929074631j:plain
f:id:kengyonouka:20210929074705j:plain
シャワールームもあるよ

この出来事が9月一気に重なっていました。

いつかひとつひとつ説明できたらいいなと思いますが、とにかく落ち着くまでお待ちください!

とにかく、私は動物と共に生きていますのでご心配なく🙂

【子ヤギ】ヤギる私の一日の様子 ~子ヤギ65匹との生活~

こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

前回の記事では9月1日時点で37匹が誕生したとなっていましたが、9月13日では65匹の子ヤギが生活しております。

www.naiveme.net

実際には今シーズン第1号の産まれた8/18からは47匹のメスヤギが74匹の子ヤギを出産しましたが、死産だったり途中で死んでしまったりして、9/13現在では子ヤギは65匹です。

f:id:kengyonouka:20210913071848j:image

前回記事を書いてから更なる子ヤギラッシュに疲れ果ててしまいブログも止まっていましたが、最近少し落ち着いてきたので何がどのように忙しかったのか私のヤギる生活の様子を紹介します!

ヤギる私の一日の様子

とにかく見回りに尽きます!

見回りのポイントは

  1. 全子ヤギが揃っているか
  2. 母子関係の確認(親子マッチング)
  3. お乳は足りているか
  4. 出産寸前のヤギはいないか
  5. 出産の手伝い
  6. 新生子ヤギの母子関係確認
  7. 新しい子ヤギは産まれていないか
  8. 胎盤の処理
  9. キツネなど外敵はいないか

1. 全子ヤギが揃っているか

この全子ヤギの確認が鬼級に大変です💦

30匹くらいまではなんとかなりますが、40匹を超えてからはどの子がどの子か覚えるのが大変。

f:id:kengyonouka:20210913072738j:image

だってみんな似たようなもようなんですもの!

ということでカンペを持っています。

カンペの一部を見せるとこんなのです。

f:id:kengyonouka:20210913072236j:plain
f:id:kengyonouka:20210913072248j:plain
先頭の数字が1母ヤギの子どもの数、その後に特徴、( )の中は産まれた日

英語と日本語混じりですが、とにかく子ヤギや母ヤギの特徴を書いています。これは私にしか分からないものです。

もちろん文字だけでは分からなくなることがあるので写真のカンペもあります!

f:id:kengyonouka:20210913134022j:plain
f:id:kengyonouka:20210913134033j:plain

これを見ながら確認できた子ヤギをチェックして回ります。

生後3日くらいまでは母ヤギにべったりで寝ていることが多いので見つけやすいですが、たまに木の隙間などに隠れている子がいるので見つけるのが大変です💦

f:id:kengyonouka:20210913072945j:image

そして生後4日目あたりからはかなり活発になり、さらに他の子ヤギが多ければ多いほど社会性も上がるのでみんながごちゃまぜになり難易度が一気に上がります!

f:id:kengyonouka:20210913072724j:image

全子ヤギ確認は9/4当時の66匹までは毎日5,6回やっていましたがあまりにも大変なので、ここ1週間は一日を通して一度全子ヤギが確認できたら良しということにしています。

2. 母子関係の確認(親子マッチング)

全子ヤギのカンペを見て分かるように、子ヤギは数の確認だけでなく誰が親なのかというのまで把握しています。

f:id:kengyonouka:20210913082836j:image

実はこれだけ数が多いと、母ヤギも混乱して我が子を見つけにくくなります。

お腹が空くと子ヤギは母ヤギを求めて鳴き始め、また母ヤギはお乳が張ると鳴きながら子ヤギを探し始めます。

これがお互いにうまく見つかればいいですが、見つからないときは私が子ヤギを抱えて母ヤギの近くまで連れていきます。

子ヤギ1匹約5kgですが、これを抱えて100m以上離れた母ヤギまで届けるという作業を何回も何回も繰り返します。

そのおかげで、服がウンチまみれになります。

f:id:kengyonouka:20210913075922j:image

また、夕暮れ時の見回りでは夜に子ヤギが一人ぼっちにならないように全親子のマッチングをします。(生後3日くらいまで)

基本的に夕暮れどきはどの親子も自ら一緒になろうと鳴き始めるので、鳴き声だらけでカオスです。

ちなみに、ヤギは自分の子どもしかお乳をあげません。子ヤギはお腹が空くと誰のでも飲もうとしますが、母ヤギは嫌がって払い除けます。

たまに母ヤギ同士が親子や姉妹だったりすると飲ませているときがありますが、これはかなりのレアケースです。

3. お乳は足りているか

これはかなり難しい判断ですが、子ヤギがお乳をしっかり飲んでいるかの確認です。

体重測定でもすればいいのでしょうが、我が家の放牧スタイルではほぼ不可能です。

母ヤギは我が子にしかお乳を飲ませないので、私たちが母子関係にあまり立ち入ると母ヤギが子ヤギを拒んでしまう危険があるため、母ヤギの前で子ヤギを触ることはあまりしません。

親子マッチングの際に、できるだけ多くの親子をマッチングさせて飲んでいるところを確認する程度です。

ただ、母ヤギのお乳があまりに小さいと怪しいと判断して哺乳瓶で授乳したりもします。

残念ながらこの子は5日後に死んでしまいました。

4. 出産寸前のヤギはいないか

出産寸前のヤギは集団から離れて一人になる傾向があります。

また、急にメーメー鳴き始めることも。

そして『おしるし』が見られます。

f:id:kengyonouka:20210913082819j:image

これを見たら、たいてい1時間以内に出産が始まります。

このあとには袋状のものが出てきます。

f:id:kengyonouka:20210913083401j:image

ここから1時間以内に出産の気配がないと難産の確率が高く、私たちの助けが必要になります。

そのため、おしるしや袋状のものを見かけたら時間を確認して場合によってはそのヤギを尾行し続けます。

5. 出産の手伝い

難産だと判断したら、私一人で引っ張り出せる場合と旦那氏と二人体制の場合があります。

基本的にヤギは手伝われるのを嫌がりますが、すごく苦しいときは座り込み、私が近づいても動きません。

その隙に子ヤギの露出している部分を引っ張り出して手伝います。

二人体制のときは子ヤギの体が全く外に出てきていない状態なので、私が母ヤギを押さえつけて旦那氏が手を突っ込んで子ヤギを引っ張り出します。

これはかなりの大仕事でヤギにも負担がかかり命懸けの場面です。

今年も何件かありましたが、詳しい話は別の機会に。

6. 新生子ヤギの母子関係確認

私たちが手伝った出産では、その後に母子関係が築けるかドキドキものです。

子ヤギを引っ張り出したら母ヤギのそばにすぐに置いて、私たちは距離をとります。

子ヤギは一刻も早くお乳を飲まないといけないので、私たちの手垢がついた子ヤギが拒まれては死んでしまいます。

母ヤギが子ヤギを舐め始めたら、とりあえずほっと胸を撫でおろせます。

f:id:kengyonouka:20210913085233j:image

このあと初乳を飲んでいるのが確認できたら、母子をそっと放っておきます。

上のツイートにもあるように、お乳を飲むのを手伝ってあげたいですが、これは母子だけでやることです。ここで割り込んだら完全にアウトです。もどかしいですが、暖かく見守るしかできません。

ただし、この初乳を生後5時間以内に飲めないと子ヤギの命は危ないです。また、ヤギは初乳を通して免疫を獲得するので初乳が飲めないと死を意味します。

そのため生後すぐの子ヤギはかなりマメにチェックし、危険を感じたら人口授乳に切りかえます。

7. 新しい子ヤギは産まれていないか

ほとんどのヤギは自分一人で産み落とします。

朝の見回りで急に新子ヤギを見つけることも多々あります。

既に母子関係が築けていたらいいですが、それが怪しいことも。

この日は3匹の子ヤギが近くで産まれていました。最初は3つ子なのか、双子と一人っ子、もしくは一人っ子だらけなのかも分からず大変でしたが、出産跡の見られる母ヤギを2匹見つけて、なんとかマッチングに成功しました!

多い日では一日に8匹の母ヤギから14匹の子ヤギ産まれたことも!

f:id:kengyonouka:20210913082055j:image


f:id:kengyonouka:20210913082134j:image

しかも、5匹の母ヤギが同時に別々の場所で出産したのでこの日はめちゃくちゃ大変でした💦

この日の万歩計は32750歩、移動距離23.3kmを記録しました。

8. 胎盤の処理

出産後には母ヤギは胎盤を排出しますが、それを食べるヤギもいれば食べないヤギもいます。

臓器みたいなものなので、これを野原に放置していると臭いが発してカラスやキツネをおびき寄せることになってしまいます。

f:id:kengyonouka:20210913114114j:image

そのため、出産跡地で胎盤を探して処分します。

普段は木の枝で拾って池に投げ入れるのですが、あるとき急な風が吹いて胎嚢と思われる袋が膨らみました!それがこちら↓↓↓

f:id:kengyonouka:20210913114655j:image

あまりにも芸術的過ぎて思わず写真を撮ってしまいました。

9. キツネなどの外敵はいないか

見回りの時間帯によってには、無防備にお昼寝をする子ヤギがゴロンゴロンといるわけです。

f:id:kengyonouka:20210913114916j:image


f:id:kengyonouka:20210913133653j:image


f:id:kengyonouka:20210913133706j:image


f:id:kengyonouka:20210913133722j:image

思わず寝息を確認したり揺すったりしてしまいます💦

外敵というのは主にカラス、イーグル、キツネです。

カラスは子ヤギの目玉をつくことがあります。

イーグルとキツネは子ヤギ拐ったり食べちゃいます。

そのため子ヤギたちの見回りの時間以外にも、常に気にかけて全体を見渡します。

鳥類は夜は行動しませんが、夜はキツネの時間。

時には銃を持って見回りに行くことも。

この夜の見回りは夕食後にするので、ヤギの見回り終了は日によっては22時過ぎだったりします。

 

こんな感じが私のヤギる生活です!

とにかく見回り、見回り、見回り!

気になることが続くと家に戻る暇もないくらい巡回し続けています。

この感じが8月末から10日間ほど毎日続き、オーストラリアに来て最大級に疲れきりました。

一体どれだけ歩いているのか気になったので万歩計で測定してみると、この期間は一日2万歩計超えでした。

f:id:kengyonouka:20210913150033j:image

こんなに歩き回るならば子ヤギを隔離すればいいのにと言われることがありますが、母ヤギは歩く必要がありますし、いつでも授乳できるように親子は一緒にいる方が健全だというのが我が家のスタイルです。

また、出産も各々が選んだ場所ですることによって混乱を避け、母子関係が築きやすくなります。

そのため今シーズンの我がファームでは、母ヤギ・子ヤギ・妊娠しているヤギを林や池のある約2ヘクタールのエリアに入れて放牧をしています。

f:id:kengyonouka:20210913221634j:plain

赤枠が母・子・妊娠ヤギが生活するエリア

9/5から1週間は新たな出産がなく、子ヤギも数が多いぶん社会性が身につくのが早く心配もだいぶ減ったので、今は落ち着きました。

しかし、ヤギが落ち着いたら次はカモやヒヨコやゴズリングズも誕生しており、そっちに忙しくなっています💦

ヤギに集中していたぶん、おざなりになっていた家庭菜園も手入れしないと大変なことになっているので、私の忙しい日々は続いております。

また時間見つけて記事を更新していきます!

【子ヤギ】9月です!春です!子ヤギラッシュです!~子ヤギ速報~

こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

いや、ここ最近はほとんどファームのことしかしてないから実は専業農家です。

しかもヤギの出産ブームがきて、毎日ヤギしてるヤギ農家です!

ブログもままならないほど、毎日朝から晩まで2万歩超でヤギづくし🐐🐐🐐

とりあえず速報という形で、子ヤギラッシュな様子をお届けします。

今シーズンの子ヤギ

第1,2号は8/18に始まりました。

f:id:kengyonouka:20210901164213j:image

この親子はすごくいい感じで、どこ行くのも一緒なので私も安心できます。

それから1週間空いて8/25第3号誕生。

f:id:kengyonouka:20210901164548j:image

ここから毎日子ヤギが産まれています。

9/1現時点で37匹産まれているので、いい感じのショットだけ激選します!

産まれたてホヤホヤ

f:id:kengyonouka:20210901175912j:image


f:id:kengyonouka:20210901180003j:image


f:id:kengyonouka:20210901180126j:image

動画で出産の様子を見たい方はこちらをどうぞ。

お昼寝中

風を避けるために木の影でお昼寝する本能が備わってるのがすごい!

f:id:kengyonouka:20210901175838j:image


f:id:kengyonouka:20210901180331j:image


f:id:kengyonouka:20210901195525j:image


f:id:kengyonouka:20210901195546j:image


f:id:kengyonouka:20210901195650j:image
基本的に一緒にくっついているのはきょうだいですが、一人っ子の子も一緒に混ざっておしくらまんじゅう効果で温まります。

f:id:kengyonouka:20210901195832j:image


f:id:kengyonouka:20210901195848j:image

タイヤの中も風避けになり、しかも黒いので温かくて人気です♪

f:id:kengyonouka:20210901195953j:image


f:id:kengyonouka:20210901200256j:image

3つ子も産まれました!

今回は初産のヤギがほとんどですが、ベテランもちらほら。ベテラン母ヤギから3つ子が産まれました🐐🐐🐐

1匹目は難産で、私がヤギを押さえて旦那が引っ張り出しました。

f:id:kengyonouka:20210901200618j:image

このあと20分後にもう一度見に行くと、なんとまぁもう2匹産まれていましたー♡♡♡

f:id:kengyonouka:20210901200729j:image

しかも三姉妹!

この姉妹と母ヤギはとーーーーーっても仲良しで、どこに行くにもいつも一緒。

f:id:kengyonouka:20210901201101j:image


f:id:kengyonouka:20210901201211j:image


f:id:kengyonouka:20210901201224j:image


f:id:kengyonouka:20210901201343j:image


f:id:kengyonouka:20210901201420j:image

っと、こんな感じで毎日子ヤギに癒されています。

そして、歩き回って疲れ果てています。

この感じはまだ2,3週間は続きそうなので、ブログ更新ペースがさらに遅れるかもしれませんが、こんな感じで毎日ヤギって忙しくしています~

毎日どんな風にヤギっているのかは、時間を見つけて報告したいと思います。

みなさんとこの苦労を共有したい (笑) !!

Twitterでは毎日結構な頻度でファームの様子(最近はヤギばっか💦)を更新していますので、気になる方はこちらもフォローよろしくお願いします🙂

沈むキャンプ場を埋め立てて救え!~年末年始は満員御礼♪~

こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

ここ一週間ほど天気が良く雨が降らないのですが、それまでの今年の雨がすごいんです!

今年6月には今年の雨はすごいという記事を書きました。

www.naiveme.net

しかし、それ以降も勢いが止まらずさらに降り続けています。

どれだけすごいかって、キャンプ場が沈んでしまったほどです。。。

我が家のキャンプ場

今年4月からキャンプ場を始めました!

その詳細はこちら↓

www.naiveme.net

この記事では一時閉鎖中としましたが、またゆるりと復活しました!(値段は改定しました)

なんだかんだと一月に1,2グループがキャンプしに来ています。

f:id:kengyonouka:20210823165622j:plain

1グループで3台のキャラバンが来たとき

すごいのが、既に年末年始の予約が入っており、12/22から3週間ちょいは毎日満員です!(満員とはいえ1日2グループ限定ですが。)

そんな大人気なキャンプ場ですが、これが大雨によって沈んだのです・・・

沈むキャンプ場を救え!

大雨前のキャンプ場(2021年4月)では、こんな感じでした。

f:id:kengyonouka:20210823155658j:image

このエリアにはコンセントが挿せる電源もあり、キャラバンの人はここから電気供給をしています。

f:id:kengyonouka:20210823160121j:image


f:id:kengyonouka:20210823160727j:image

うちのキャンプ場は水辺の景色が評判いいですが、このときはまだ水が少し遠かったのです。

f:id:kengyonouka:20210823161002j:image

そして6月くらいから雨が一気に降り始め、湖がだんだん大きくなりました。

f:id:kengyonouka:20210824120717j:image

7月のある日大雨警報が出ていましたが、キャンプ客がどうしても水辺に泊まりたいと言って聞かず水辺にキャラバンを止めました。

f:id:kengyonouka:20210824120841j:plain

案の定、翌日には水がキャラバンの手前まで上がってきて車道近くまで移動させる羽目に💦

f:id:kengyonouka:20210824120931j:image

この後も水位は上がり続け、これまで人々がキャンプをしていたエリアが完全に水没しました💦

f:id:kengyonouka:20210824121941j:plain

赤枠が人々がキャンプしていたエリア

f:id:kengyonouka:20210824122147j:plain

電源も水に浸かる・・・

このままではいけないと、旦那氏が埋め立て作業を開始!

まずは大量に砂を確保して・・・
f:id:kengyonouka:20210824122358j:image


f:id:kengyonouka:20210824122419j:image

これを埋め立てに使います!

f:id:kengyonouka:20210824122653j:image

この作業を何回しても大雨が降れば沈んでしまったので、これでもかってほどの砂で埋め立てまくりました!

おかげで電源がここまで埋まりました。

f:id:kengyonouka:20210824122827j:image

でも、このくらい埋めないと砂が沈んでしまうのです。

砂で埋めたあとは、芝生の移植。やっぱ芝の上でキャンプしたいですからね!

f:id:kengyonouka:20210824131223j:image

そして出来上がったエリアがこちら!

f:id:kengyonouka:20210824142249j:image

水没後と比べてみたらこんな感じ。

f:id:kengyonouka:20210824121941j:plain
f:id:kengyonouka:20210824142402j:plain
左)水没後  右)埋め立て後

芝が育つまではこのエリアは使用禁止にします。

オーストラリアではキャラバン持ちの人が多いので冬でもキャンプは人気ですが、これから春・夏に向けて普通のキャンプ人も増えてきそうです!

すでに来週から2グループの予約が入っており、9月末のスクールホリデー期間も予約が入り始めています。

オーストラリア在住の方でホリデーシーズンにキャンプしたい人は早めの予約をお勧めします!ほとんどが埋まり始めているようなので、私たちのような私有地キャンプ場が注目を集め始めているわけでもあります。

年末年始の客入りを考えて、今後はトイレとシャワールームを増設することにしたのでまた忙しくなりそうです!