ナイーブなMEは兼業農家

ワーホリ中に国際結婚、現在は西オーストラリア州で兼業農家。私の経験や驚きを様々なジャンルで紹介!

自慢の湖が空っぽに!オーストラリアでブラックゴールドを採取中。出てきたピートとは?


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こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

うちのファームの最大の自慢は、最大時40ヘクタールの巨大な湖があることです。

 

我が家の湖自慢

深いところで水深3mほどあり、カヌーを楽しむことができます!水鳥も多くバードウォッチングにも最適で、2年に一度オーストラリア野鳥の会の団体が訪ねてくるほどです。

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木々の中をくぐると鏡のような反射がキレイ!

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風の無い日は空もキレイに反射します。

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夕日の反射は最高です。

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日が沈んだ後も情緒があって好きです。

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満月も反射します。

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今年は小さくなった湖に虹が生えたこともありました。

www.naiveme.net

 

湧き水ではなく、雨水が溜まってできる湖なので時季によってサイズが違いますが、雨が降らなければ干上がるということになります。

ものすごい水量なのでそんなことそうそうないのですが、昨年からの激乾燥と灼熱の太陽光線により、ついに先月空っぽになりました。

厳密に言うと、最後の数ヶ月は湖の水をダムへ移していました。この湖はだだっ広いので、浅くなればなるほど蒸発で水を簡単に失ってしまいます。少しでも保存ができるよう、ポンプで水を深い場所(ダム)へ移していくのは、ファームの常識でもあります。

水を制するものは、ファーミングを制する!!

と言っても過言ではありません。

 

空になった湖の様子


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連日のカンカン照りで表面はカパカパです。f:id:kengyonouka:20191215181834j:image

実はこのカパカパした物体はただの土ではありません。

ピートと呼ばれるもので、旦那氏にとってはブラックゴールドらしいです。

 

ピート(Peat)とは?

生き物や植物が腐食して堆積したもので、石炭のようなものです。ただ、石炭に比べ年月が浅いので石炭になりかけみたいなものです。

日本語で言うと泥炭と言うようで、泥炭 - Wikipediaではこのように説明されています。

泥状の炭で、石炭の一種。石炭の中では植物からの炭化度が少ない。石炭と泥の中途半端のような状態のものであると言える。見た目は湿地帯の表層などにある何の変哲のない普通の泥だが、可燃物である。

で、このピートの何がすごいかというと、これが肥料になるのです!もちろん完全無化学のオーガニック肥料。

昨年の大火事の後、ブルドーザーで削られた裸の地面にピートを撒いたら、雨の後そこだけ緑が生えてきました🌱ちなみに、このときのピートは14年前のものを使いましたが、効果は落ちないことが証明されました。

そんなこんなで、ファーミングに最適なオーガニックアイテムとして、旦那氏が勝手にブラックゴールドと呼んでいるようです。

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しかも、このピートは1トンあたり25ドルで売れます。大した額ではありませんが、うちでは最大で10万トン採れるそう。

これで金持ちになれるかと思いきや、これをマーケットのあるパースまで運ぶと運輸費が1トンにつき20ドルはかかるそうで、そうなると儲けは1トンにつき5ドル。

労働と収益が割に合わないので、自分のファームで消費した方が賢いようです。

 

現在、ピートを掘り起こし中!

最後に湖がここまで乾ききったのは14年前らしく、当時採取したピートはまだ少し残っています。しかし、次の雨季前にピートを撒きまくりたいとのことので、現在ピートを掘りこ起こし中です。

ピートを掘る

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湖が深くなる

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貯水量が増える

ということで、良いことづくしなのです。

 

ピートの掘り起こし方

① トラクターで耕す

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干上がった状態のままだと大きな塊になるので、細かく砕くために耕します。上の写真だと、真ん中の黒い部分が耕した後。これが、最近の私の主な仕事👩‍🌾

 

② ブルドーザーで寄せ集める

①で細かくしたものを回収しやすいようにある程度の山を作ります。ここからは私が手伝えない行程なので、旦那氏の一人作業です。

 

③ ピートを回収してダンプカーに載せる


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スキットと呼ばれるバケツ付きの重機でダンプカーにひたすらピートを詰め込みます。

 

④ いつでも使えるようにダンプ!


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雨季前に放牧エリアに撒けるよう、あらゆるエリアに山積みにして置いておきます。

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ピートを置いた地面からすでに芝が生えてきました!ピートすごいです。

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先月から時間があれば、この作業を果てしなく続けています。というのも、ここまで湖が渇ききって上等なピートが回収できるものならば、最大限に回収しておきたいというのが旦那氏の考え。

今、下手に雨に降られるとピートが湿って重機が使えなくなってしまいます(沼にはまってしまうので)。

本来ならばこの超乾燥の今は雨を望みたいところですが、ピートのために、そして次の雨までに貯水量を少しでも増やしたいために毎日必死です。

 

先週末は連日35度超えだったためブッシュファイヤーが懸念され、午前8時から午後5時までは収穫機材・重機使用禁止令が発令され、毎朝4時起きでこの作業をしていました。

現在で全体の3分の1が終了したようですが、まだまだです。重機も近くで見れば大きいですが、湖のサイズと比べると小さなものです。

来週から建設の大きな仕事が入っているので、今のうちにと必死な旦那氏。私はトラクター作業が終わったので、家庭菜園に勤しむ日々です。

 

ああ、師走は忙しい!!