こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
今年もガチョウの雛が孵りました!
誕生日会から帰ったらガチョウの雛が孵ってましたー🥰
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2021年9月11日
昨日から他のガチョウがそわそわしていておかしいなぁとは思っていたけど、どうやら孵化が分かっていたみたい😳‼️
ほんまガチョウ賢いわ🦢‼️
多分10個くらい卵があるはずなので、明日にでもみんな孵るかな~🥰#ガチョウ pic.twitter.com/VOj8qEPpez
今年は12個温めていましたが、還ったのは5羽だけでした🐣🐣🐣🐣🐣
しかも残念なことに、孵った翌日に2羽が死んでしまいました。
これには、私が育てたゴズリングズが大きく関係しています。
私の育てたゴズリングズとは
この2羽のゴズリングズは昨年に孵化器で孵して、4ヶ月まで私が溺愛して育てた過保護ガチョウです。
私の溺愛ぶりはこちらの記事をどうぞ。
この記事から6ヶ月経っていますが、この間ゴズリングズは少しずつ14羽の集団に溶け込むも、やはりどこか違うようでいつも14羽から少し距離を取っていました。
また、このゴズリングズはとても人懐こいので触ったり抱っこすることができます。
それに比べ、集団のガチョウは触ろうとするもんならば威嚇され噛まれそうになります💦
そんな感じなので、餌をやるときは私に恐れのないゴズリングズが真っ先に私の所へやってきて一番に餌にありつきます。
今シーズンはゴズゴズにとって初産卵になったかと思いましたが、他のガチョウの巣に座っていただけだったようです。
ゴズゴズとミニゴズは血の繋がった姉弟なのかは分かりません。昨年この子たちの卵を回収した巣には2羽のガチョウが巣をシェアしていたのです。
もしかしたら夫婦なのかもしれませんが、この2羽が交尾をしていることろは見たことがありません。
とにかくこの2羽は常にいっしょにいて、集団とは異色を放っています。
そして事件は起きたのです・・・
衝撃の殺雛事件!
母ガチョウが巣に本格的に座り始めてからは、邪魔が入らないようにと柵で囲って隔離していました。
これでよかったと思っていたのですが、最初の雛が孵ってから2日間は母はまだ残る卵のために巣に座りっぱなしで、雛だけがフェンスの隙間から出て散歩したり泳いだりするようになってしまいました。
あらまぁ😳‼️
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2021年9月13日
母さんガチョウはまだ孵化していない卵があるから巣の上なんやけど、早くに孵った雛が勝手に散歩してる🐤🐤🐤
母さんには邪魔が入らないようにと柵で囲ってるけど、雛は小さいからすり抜けられる
他のガチョウに見守られながら日向ぼっこしてる!すごい度胸やな😂
現在5羽が孵った様子🐣 pic.twitter.com/gs9SicjfoN
周りのガチョウがしっかり見てくれている感じだったので、母なしでも大丈夫だろうと思っていたら、その30分後に2羽が池でうつ伏せに浮いて死んでいました。。。
悲しい知らせ😢
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2021年9月13日
母ガチョウと離れて泳いでいた2羽が死んでしまいました。この動画撮影から30分後に池に浮かんでいるのを見つけました😢
他のガチョウも一緒やし大丈夫かと思ってヤギのことをしに行って戻ってきたらダメでした😭
やっぱ母が一緒じゃないとダメなんかな💦でも母はまだ巣の上なの😣 https://t.co/cMr8nA0hDo pic.twitter.com/LqAoezLd9F
この結果から、どう考えても母ガチョウなしで動き回らせるのは危険だと判断し、雛を母ガチョウの柵の中に入れて、雛が出てきそうな隙間をパイプで埋めました。
この翌日、母ガチョウはまだ巣に座っていましたが雛と行動してほしかったので、残りの卵は回収して孵化器に入れました。(この卵は異臭を放っていたので、すぐに処分しました)
卵がなくなると母ガチョウは巣を離れて歩き始めたので柵を退けると、雛もそれについて歩くようになりました。
とにかく雛だけが別行動になることを避けたかったので、目の荒い柵には目の細かい網を張りました。
この作業をしている途中に母ガチョウと雛、その他ガチョウが池で泳いでいました。
かわいいなぁと思いながら見ていると、母が池から上がり、それに続いて雛、他のガチョウも上がり始めました。
しかし雛の1羽が上手く上がれず池に落ちてしまい、そのまま他の残ったガチョウと泳いでいると、あるガチョウが雛をつついて沈めようとしているではありませんか!!
びっくりした私は大声を上げて走っていきましたがそのガチョウは止めようとせず、周りのガチョウは走ってくる私を敵だと思い威嚇してきました。最終的には私が問題のガチョウの尾っぽを掴んで池から引きずり出しましたが、他のガチョウは私を敵だとみなして噛むは翼で殴るはでこわかったです💦
で、その問題のガチョウはなんと私が手塩に育てたゴズリングズのオスのミニゴズでした。
とりあえずミニゴズを雛のいるエリアから出して様子を見ていると、なんとメスのゴズゴズも雛にちょっかいをかけようとしています。
他のガチョウはゴズゴズに対して警戒しまくりで、ゴズゴズもエリアから出てもらいました。
ということで、現在はゴズリングズは締め出されてヤギと生活している状態です。
それでも雛がフェンス際に来るとミニゴズは攻撃しようとするので、他のガチョウとフェンス越しにもめている感じです。
雛殺しの原因は?
ニワトリが他の雛を殺すというのはよく聞く話ですが、ガチョウは集団で子育てをする生き物なので今回の出来事は衝撃的でした。
しかも、人懐こいゴズリングズが・・・
やはり人間に育てられたガチョウはちょっと違うのでしょうか。
他の14羽のうち12羽はあるファームからやって来ました。そして2羽は昨年母ガチョウが孵したガチョウで、ゴズリングズより2ヶ月年上です。この2羽に関しては子育てには関与していません。周りのガチョウのガードが厳しく、近づくことも許されないくらいでした。
この14羽は前のファームでも放し飼いっぽい感じで人懐こくなく、うちに来てもその状態でした。繁殖期でなくとも、人間が近づくと威嚇してきます。触ることは不可能ってくらい凶暴です。
それに比べゴズリングズは私にぬくぬくと育てられて、人間が近づいても嫌がりません。少し嫌がられはしますが抱っこもできます。
そんなゴズリングズが雛を攻撃した理由として考えられるのは、
- 嫉妬
- 順位争い
- 謎の生物への好奇心
嫉妬は他の動物でもたまに聞いたことがあります。しかし、ゴズリングズの場合は他のガチョウとはもともと近しい関係ではなかったのでこれは考えにくいかな?
ガチョウは集団行動をするので、集団の中でも順位付けがあるため争いがあります。集団と上手く馴染めていないゴズリングズは、あきらかに他の14羽よりは弱い立場なのです。そこに登場した雛に順位争いをもちかけたのかな?
それとも単純に、小さな黄色い謎の生物が何なのか気になってつついてみたのか・・・?
どれにしろ雛にとっては危険な存在なので困ったものです。
現在は完全に分断して生活していますが、実は孵化器でも卵を孵し中で、もしかしたらまたもや人工哺育のガチョウが誕生するかもしれません。
そのときは人工哺育同士ゴズリングズと仲良くできるのかな。。。
ガチョウの悩みもつきません。