こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
今年はここ数年に比べると尋常じゃない雨が降っています。
私はここに住み始めて約6年、フルタイムでは2年半なので、6月に入った時点では今年の雨が私にとっては最も多いです。
本来ならばこのエリアは11~3月は乾季ですが、今年は乾季でも雨がしっかり降る日が多く、毎年パサパサな3月でも今年は景色が違いました。
この詳しい様子はこちらの記事で紹介しています。
この3月の緑々しい景色はどうせ続かないだろうと思っていましたが、続いているんです。
しかも、もっともっと雨が降っているんです!!
2020年4月の月間降水量は9.5mm
2021年4月の月間降水量は71.5mm
これ、昨年に比べて7.5倍以上の降水量!
確かに昨年は干ばつのピークでしたが、この違いはすごい。そもそも4月に71.5mmってのが異常です。
そして、5月に関しては
2020年5月の月間降水量は38.5mm
2021年5月の月間降水量は179.5mm
これまた、今年は5月にしては降り過ぎです。
数字ばかり並べて口説いですが、
2020年5ヶ月間の降水量は119.5mm
2021年5ヶ月間の降水量は360.5mm
すでに昨年の3倍の雨が降っちゃってるんです♪
特に先週末には2日間で80mm近くの大雨が降ったので、湖が一気に大きくなりました!
昨年は、干ばつの終わりを告げた8月の大雨によって空っぽの湖が満水になる様子をお届けしました。
今回は、だいぶ小さく浅くなってしまった湖が満水になる様子をお届けします!
湖の変化
昨年8月の大雨後の湖
とにかくどこまでも水が続く満水御礼状態でした。
このあとは夏になり日照りと風により蒸発して、今年3月中旬の湖はこんなです↓
遠くに水が見えますが、近寄って見ると水の終わりが見えますし、その縁を22トンのシャベルカーが置けるくらい干上がっています。
最後にカヤックをしたのはいつのことやらってくらい、水とカヤックも離れています。
このあと雨は降っていますが、湖の大きさを変えるほどのものではありませんでした。
そして、5月29日から大雨が始まり、朝起きてみるとカヤックのあった所まで水位が上がっており、カヤックが流されていたのです!
ちなみに、下の写真に映っている木は同じものです。これで、どれだけ水位が上がったのか分かると思います。


嵐の中旦那氏が救出に向かいました。
この後も断続的に雨は続き、救出したカヤックが2時間後にはまたも拐われそうになりました。
急激に水位が上がる秘密
2日間で80mmは確かに大雨ですが、ここまで急激に水位が上がるには地形が関係しています。
我が家の湖はここのエリアで最も低地になっているのです。
いつも湖と呼んでいますが、実はうちのファームはGoogleマップにも記載されている湿地帯(swamp)なのです。
黄色がうちのファームで青三角が湖、赤矢印が流れ込んでくる水です。
近所の人に道路に水が溢れてるけど、その水お宅の湖に向かってるよ!と、連絡があったので見に行ってみました。
すると・・・
道路が水浸し💦
この水が湖へと流れ込んだため急激に水位が上がったのでした!
まだまだ成長し続ける湖
大雨は5月29,30日の2日間だけでしたが、雨が止んだあともまだゆっくりと水が流れ込んでいるので、湖は現在進行形で大きくなり続けています。
1本の木を基準にして見てみると・・・
5月中旬
5月29日
6月3日
大雨の前にカヌーの横にあった木もほぼ水の中。
水が増えることはうれしいのですが、一つだけ残念なことがあります。
それは、鳥が巣を作っていたかもしれない島や洲が沈没してしまったこと😭
昨年の湖が空っぽのうちに、旦那氏が湖の底を削って島や洲を作っていました。
そして昨年8月の大雨で水が溜まり、立派な島や洲になったのです。
鳥の休憩所となり、狐に狙われることもないので安心して巣を作れる場所を確保したのです。
なのに、今回の大雨でそれが全て水没してしまいました😭
昨年3月には空の湖。
今年5月前半には洲に芝も生えていました。
今年6月3日には完全水没。
卵を産むにはまだ時期的に早いのでおそらく巣はなかったと思いますが、もしあったかもと思うと残念です。
今後もちょいちょい雨予報が出ていますが、地面はしっかり濡れているのでこれからも容易に湖に水が流れ込むでしょう。
今後も湖から目が離せません!