こんにちは☀️
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
前回の続き、キャンプ地の詳細を紹介します!
今回は最初2泊をしたMukinbudin(ムキンブディン)について。一発目から想像以上にかっこいいモノづくしのこの町に惚れてしまいました~♡
Mukinbudinとは
州都パースから北東に287km、車で3時間半の距離にある人口300人弱の小さな町です。
ここの町の様子は、このエンブレムが全てを表しています⬇
ここは穀倉地帯であり、また羊や牛といった家畜農家も多いガチな農業地帯です。
私の住んでいるエリアも農業地帯ですが、海も近く緑も多く国立公園もあるし、農業以外でも生きてはいける可能性のあるエリアです。
しかしこのMukinbudinは海からも遠く、降水量は少なく緑は少ない、どこまでも平地が続き一家族がファームをいくつも所有して経営している感じで、農家以外は住んでないんじゃ?って感じのガチ農業地帯です。
一応町の中心部には小さなスーパーやホテルはありましたが、閑散としていました。しかし、私たちの泊まったキャラバンパークの設備はとても良かったです。(その詳細はこちらの記事で⬇)
そんなMukinbudinですが、意外と見応えがあって私は惚れてまいました!
見どころはどーーーんとした穀倉地帯と岩です。
歴史ある穀倉地帯
歴史あるとは言っても、オーストラリアの場合は白人入植してからの歴史が浅いので100年前とかの話です。
でも、案外それがリアルにいいのです。
歴史が苦手な私は縄文時代に~とか、戦国時代の~とか言われても比較の対象もなく空想の世界で終わってしまいますが、100年前の農業のあれこれは今でも比較できることが多く、心の底からすげー!!って思えるのです。
とはいえ、オーストラリアの農業の歴史について詳しいのかと言われればそうでもないですが。
ただ今の時代に優れた道具や機械を使ってもものすごく大変な作業ということは大体わかるので、それとの比較が楽しくて尊敬できるという感じです。
Mukinbudinには町の中心部に古い農機具やサイロの展示があります。
これなんて1949年に造られたサイロですからね!説明書きによると、柱を入れるために深い穴を掘るのは手作業だったとか。
町から少し離れると古井戸やhomesteadと呼ばれるファームハウス跡地なども見られます。
こういった感じのサイトが穀倉地帯に散らばってあるようで、こういう跡地巡りの地図もありました。
私たちは今回は地図の右上の方を制覇した感じですが、全体を回るとなると1000kmを3-5日かけて巡る感じになるみたいです。
気候や土壌の違いによる農法の違い
我が家よりも450km北なので暖かい◎
そして雨が少なく乾燥気味。東京の年間降水量が1530mmに対し、うちのファームエリアが630mmと少ないのですが、穀倉地帯のMukinbudinはなんと300mmなのです!!
うちらのエリアでは雨が少ないと穀物の不作だ~、家畜の飲水がない~、干ばつになる~とヒーヒーしているのに、こんなに降水量が少ないのになんで穀物バンバン育ってんの?という疑問が湧いてきました。
物知り旦那氏に聞いてみると、どうやら土壌が違うんだと。
うちらのエリアは砂地が多く降っても直ぐに水が流れてしまうけれど、このエリアは粘土質が混ざっていて少しの雨でも保湿効果が高いそうです。
言われてみれば土の色が違うことには気づいてはいましたが、そんな事実があったとは!
そして、農地で使われているトラクターもなんか様子が違うことに気づきました。
タイヤの数多くね!?
これは粘土質によって地面がネチョネチョになっても運転に支障がないモデルなんだとか。
さらに町から離れた農地へ来ると、畑を仕切るように木が植えられているのにも気づきました。
これは木々が塩分を吸って、地面の塩湖化を防ぐ農法らしい。
このように見て湧いてきた疑問のひとつずつが解決されていき、頭すっきりと賢くなった気がしました。なんというか大人の社会見学です。
こういうの好きな人にはハマる町です!
かっこいい岩!
町から1時間ほど離れた所にある岩々がかっこいいのです!
こちらはオーストラリアで1番大きな岩の貯水池を持つBeringbooding rock。
そして、西オーストラリア州の観光名所ウェーブロックとみ間違えちゃいそうなほど波の形をしているのが、こちらElachbutting rock。
かっこい~~~♡♡♡
岩に対する情報少なっ!と思われたかもしれませんが、思った以上に農業の部分で熱く語りすぎて長くなったので、岩については次回に書きます!
こんな感じで、農業中心のMukinbudinにはとにかく広大な農地と広い空が印象的です。
そして、この町に着いてから気が付きましたが、実はこの町はBlue treeの発祥の地なのです。
詳しくは上の記事に書いていますが、こんな広々としたところからシドニーへ移住した青年のショックはとても大きかったのだろうと想像してしまいました。
この一件があったからなのか以前からなのかは分かりませんが、Mukinbudinの教会では毎週日曜日の集会のあとにフリーランチが振る舞われるそうです。つまり、コミュニティの絆が強いということがうかがえます。
町の中にはBlue treeについて説明があるようなものはありませんでしたが、健康センターの外壁にペイントが、そして町の端の方に日本のBlue treeを見かけました。
ということで、農業の様子を語ると長くなってしまったので、岩の様子は次回にご期待!