こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
この記事で5回目になるキャンプネタもいよいよ終盤になってきました!
今回はキャンプ大国オーストラリアにあるキャンプ場の違いについてお届けします!
キャンプ場と言っても大きく分けると、キャラバンパークとファームステイ、無料キャンプ場の3つに分けられるかと思います。
キャラバンパーク
これは、いわゆるオートキャンプ場です。
電源なしサイトと電源&水道ありサイトが選べ(もちろん値段は違う)、キャラバンパークによっては小さな家にも泊まれる施設があったりします。
宿泊料金には共有使用のキッチンやBBQマシーン、トイレ、シャワーが含まれ、有料で洗濯機が使えたりします。
今回の旅ではMukinbudinで自治体が運営するキャラバンパークに最初の2泊しました。
私たちはソーラーパワーが備わっているキャンパートレーラーを牽引していたので、電源なしサイトに宿泊。
閑散期ということもあり、特に場所は指定されずに空いてる所ならどこでもいいよという感じでした。
電源ありのサイトはこんな感じで、蛇口と排水溝がついていました⬇
コテージタイプも充実しておりキッチンなしのベッドルームだけ、2部屋付き、大きな家と3タイプの宿泊施設もありました。
共有使用のキッチンはこんな感じでとてもキレイで、なんでも揃っていました!
トイレとシャワーは男女別ではなく、個室にトイレとシャワー、洗面台が全て付いており、全6室あって誰がどれを使ってもOKという感じでした。
全てが清潔でとても泊まりやすいキャラバンパークでしたが、これで電源なしサイトで1泊20ドル(約1850円)と超お得◎電源付きでも30ドル。
宿泊料は1サイトにつき大人2名までが含まれるので、私と旦那氏とが2泊しても合計40ドルでした。ドッグフレンドリーなのでジローは無料で宿泊可。
いい事だらけなようですが、そうでもなくマイナス面もあります。
まず、町内にあるので、住民の犬の鳴き声や車の音が気になりました。普段、人里離れたところで暮らしている私たちにはけっこう辛かったです。
そして、真横にキャンプしている人がいませんでしたが、それでも人の話し声は気になりました。これがもし繁忙期で、真隣に人が泊まっていたらたまったもんじゃないと思います。
ジローの背後で鳴きまくる犬と今夜から来た喋りまくるおっさんらがマジでうるさい😑
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2023年6月10日
キャラバンパークの人によると、犬の飼い主はFIFOで犬だけ留守番しており誰かが散歩してるらしい。それにしても迷惑すぎん⁉️
そしておっさんらもはよ黙れ😤
みんながキャラバンパーク嫌いになる気持ちがよく分かる🥺 https://t.co/O2LF8mgU79 pic.twitter.com/h0Qv8kVmfn
また、各サイトでのキャンプファイヤーが禁止されており、共有のものが1つありましたが、自分たちだけでまったりしたい人にはちょっと面倒です。
とはいえ、大人2人犬1匹で2泊40ドルならば上出来だと思います!
今回は自治体運営かつ閑散期だったので安くつきましたが、場所によっては繁忙期だと電気なしサイトでも1泊80ドルとかあるらしいです。
ファームステイ
ファームの土地でキャンプすることをファームステイと言います。
キャラバンパークに比べモダンな施設があるわけではなく、場所によっては空き地だけ提供して電気も水もトイレもシャワーもなしとかありえます。
我がファームでもキャンプサイトを経営していますが、うちの場合は電気も水も旦那氏DIYのトイレもシャワーもあります。
キャラバンパークは各サイトの区画割がはっきりしていますが、ファームステイではその辺はざっくりしている印象で、またの名をブッシュキャンプと言うことも。
ファームの巨大版であるステーションに泊まることはステーションステイと言います。
今回の旅の中盤はNallan Stationでステーションステイを2泊しましたが、その詳細はこちらの記事に書いています⬇
キャラバンパークの人工的な感じや隣との距離が近いのが苦手、もっと自然の中でキャンプしたいという人にはファームステイが人気です。
特にコロナによってキャンプが再流行したのでキャラバンパークがどこもいっぱいになってしまい、ファームステイがかなり注目を集めています。
実は私たちがキャンプ場を経営し始めたきっかけもそれでした。
無料キャンプ場
上の2つは有料施設ですが、キャンプ大国オーストラリアには無料のキャンプ場がたくさん存在します!
もっと言うと、普通の公園に無料のBBQマシーンや公衆トイレ、場所によってはシャワーが付いていたりするので、車中泊や野宿しやすい環境なのです。
日本のルールはよく分かりませんが、オーストラリアでは禁止エリアでなければ道路脇でも車中泊OKです。(もちろん安全は確保してね)
そのため無料キャンプ場として存在するものだけでなく、ちょっとした空きスペースも無料キャンプ場として捉えちゃうので、要は無料キャンプ場が無限にある状態です!なんなら禁止エリアでなければビーチもありですからね。
今回の旅では、最後の2泊で無料キャンプ場を利用しました。
1つは道中にあった空き地です。超僻地の空き地だったので、電気も水もトイレもシャワーも携帯の電波さえもありませんでした。
2つ目は公園内にあった無料キャンプ場で、ここには温水シャワーさえもあるという全て揃った驚きのサイトでした!
これらの場所や施設の詳細はこちらの記事の後半に書いています⬇
ちなみに、こういった無料キャンプ場を探すのに色んなアプリやインターネットサイトが存在します。
Googleで『free camping Australia』と検索するとこんな感じでたくさん出てきます。
アプリだとこんな感じ⬇
私が知る中で、もっともメジャーなのがWikicamps Australiaです。
こちらは有料アプリですが、これを使っている人はすごく多いです。
このアプリは、アプリを所有する誰もがマップにピンを立てて自分の泊まったサイトの情報を書き込めるのでとにかく情報が多い!
無料キャンプ場に限らずキャンプした場所全般が対象で、泊まった人が書きこむ情報なので、泊まる人側目線のストレートな最新レビューが読めます。
オーストラリアで車でラウンドトリップをする人には欠かせないアプリです。
まとめ
以上がオーストラリアにあるキャンプ場の種類です。
今回の6泊7日ではそれぞれに2泊ずつしましたが、私の印象だと、
キャラバンパークはテレビや電子レンジ、水圧のある熱いシャワーをしっかり浴びたいなどの文明に触れていたい人向き、
ファームステイは不便があってでも静かに自然の中でキャンプしたい人向き、
無料キャンプ場はキャンプギアが揃っていてかつ長期旅行で予算を抑えたい人向き、
という感じです。
正直言うと、私たちにはキャラバンパークは合いませんでした。
お金を払ってまで人の声や車の騒音で寝付けないのは勘弁です。ならば施設が揃ってなくても無料キャンプ場で静かに寝たいです。
今回の旅で、なぜ私たちのキャンプ場が人気であり続けるかということもよく分かりました。
静けさと程よい設備、そして緑の芝生と湖は最高のキャンプロケーションだと確信です!