ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

【キャンプ】Mukinbudinでウェーブロックに勝る迫力の岩々を発見!


スポンサードリンク

こんにちは☀️

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

今回はキャンプ旅で訪れたMukinbudinの超かっこいい岩々の紹介です!

キャンプ旅の概要はこちら⬇

www.naiveme.net

Mukinbudinの農業の様子はこちら⬇

www.naiveme.net

Beringbooding Rock(ベリンブーティング・ロック)

f:id:kengyonouka:20230702200805j:image

Mukinbudinの町から北東に車で1時間くらい離れた場所にあり、岩に近づくにつれて道路は未舗装道路が続きます。

f:id:kengyonouka:20230702200906j:image

こちらの岩の特徴は、オーストラリアで最大の岩の貯水池があることです!

f:id:kengyonouka:20230703140240j:image

岩で貯水って??と思う人も多いのでは。

降水量が少なかったり地下水に恵まれていないなど水が貴重な地域では、雨水をかきあつめて少しでも多く貯水しておきたいものなのです。

普通は屋根に降った雨水を貯水するのが一般的ですが、この岩では岩肌を伝った雨水を一箇所に集めて貯水しているのです!

どういうことかというと、岩の低い側に塀があって、流れ落ちた雨水がその塀に当たって最も低地にある池に流れ込むという仕組みです。 

写真で見るとこんな感じで、緑線の雨水が低い方へ流れ落ち塀に当たり、そのあと塀に沿って青線方向に流れて貯水池に貯まるのです。

f:id:kengyonouka:20230703142758j:image

その貯水池がこちら⬇

f:id:kengyonouka:20230703155415j:image

最後の部分は水が橋を渡るようです。

f:id:kengyonouka:20230703155555j:image 

塀はこんな感じで原始的です。

f:id:kengyonouka:20230703160337j:image

この全体を見渡せるような動画は下のツイッターから見られるはずです⬇

この貯水池は1930年代後半に大干ばつにあったあとに造られ、1941年に完成しました。約100人の人が2年かけて造ったそうです。もちろん重機などなく全て手作業で!

コンクリートブロックを積上げていったようですが、タンクを近くで見るとその細部が見られて当時を想像してしまいました。
f:id:kengyonouka:20230703164715j:image

 

f:id:kengyonouka:20230703165033j:image

そのサイズ9.1億リットル貯水可能。圧巻です。

当時はこのエリアの住民の生活用水としても使われていましたが、現在では農業用としてのみ使われています。

実はこの仕組みは、西オーストラリア州の観光名所ウェーブロックにもあります。

ウェーブロックでこの仕組みを初めて知ったときもとても感動しましたが、それよりも規模が大きいこちらにも大感激!

ウェーブロックについてはブログではありませんがこちらの記事に書かせてもらっていますので、気になる方はご覧ください。

とても大きな岩なので、岩の上にも雨水が貯まってできた天然の池があります。この池は何千年も前から先住民によって使われていたのだとか。

f:id:kengyonouka:20230702200452j:image

岩の上は特に決まったコースがある訳でもなく歩き回れます。犬連れOKなのでジローもいっしょに散歩しました。

f:id:kengyonouka:20230703161434j:image

観光客によって造られたであろう定番の石のタワーもあります。

f:id:kengyonouka:20230703161541j:image

色んな形の岩があって面白いです。

f:id:kengyonouka:20230703161659j:image


f:id:kengyonouka:20230703161747j:image

歩き終えてから知りましたが、実は順路があるようです。(岩の上になんの目印もなかったけど)

f:id:kengyonouka:20230703162118j:image

実は岩の麓は無料キャンプ場にもなっていたので、次回行くことがあればここに泊まりたいと思います。

Elachbutting Rock(エラクバティング・ロック)

こちらはBeringbooding rockから車で20分ほど離れたところにあります。

f:id:kengyonouka:20230703165700j:image

先のBeringbooding Rockは徒歩で岩の上を廻る感じですが、このElachbutting Rockは岩自体がとても大きく岩の周りに一方通行のドライブウェイが整備されています。その距離5,6kmで、気になるところで車から降りて歩き回るという感じ。

f:id:kengyonouka:20230703191210j:image

この岩は犬禁止なので旦那氏とジローはずっと車内待機、私だけ歩き回りました。

この岩の見どころは、ウェーブロックのような形をしたRock Wave(名前も似すぎ!)と岩のトンネルのMonty's Passです。

この2つは岩周りのドライブウェイ入口の近くにあります。

『ウォークトレイルはこちら』のサインの方へ歩いていくと、目の前にブッシュと岩が。

f:id:kengyonouka:20230705103950j:image

1,2分も歩けばこのサインが現れます⬇

f:id:kengyonouka:20230703191643j:image

まずは右に曲がってRock Waveへ行ってみました。

Rock Wave

ちょっと茂みがあってそれを抜けて開けた景色がこちら!

f:id:kengyonouka:20230703192050j:image


f:id:kengyonouka:20230703192135j:image


f:id:kengyonouka:20230703192217j:image

めっちゃ本家のウェーブロックみたい!

本家の方が長さ高さ共に規模が大きかと思いますが、茂みに隠れてある感じや観光客ゼロなのが僻地マニアにはたまりません♡

Monty's Pass(モンティーズ・パス)

岩が割れて滑り落ちてできた天然のトンネルなのです!

f:id:kengyonouka:20230703221144j:image

これが超神秘的♡♡♡

この岩の割れ目に近づいていくと・・・

f:id:kengyonouka:20230703222709j:image


f:id:kengyonouka:20230703223028j:image

岩の割れ目の約30mがトンネルのようになっています。

これまた誰ひとりいない状態だったので、真ん中まで来ると結構暗くて心細くなりました。

トンネルから出口を見た様子⬇

f:id:kengyonouka:20230703223255j:image

そして出口から岩全体を見てみると、どのようにして岩が割れ落ちたのかが分かります。

f:id:kengyonouka:20230703223612j:image

トンネルの中の様子は下のツイッターの動画から見ることができます。

メインの見どころはこの2つになりますが、ドライブウェイに沿っていくと無料キャンプ場(犬禁止)と車で岩に登れる展望台(4WD必須)がありました。

f:id:kengyonouka:20230703224239j:image

展望台からはMukinbudinの広大な農地が見渡せます。

f:id:kengyonouka:20230703224401j:image

 

今回はBeringbooding RockとElachbutting Rockの2つの岩観光をしましたが、どうやらMukinbudinには他にも岩があるようです。

岩好きとしてはまた行ってみたいと思います!

ちなみに岩好きな私ですが、エアーズロックには行ったことなく、ものすごく行ってみたいという願望もないです。いつか見れたらいいな程度です。

なぜかって?

それは人に知られざる僻地の方が好きだから!

それにエアーズロックよりも、マウントオーガスタスの方が大きくて古くて登れるんですよ。

f:id:kengyonouka:20230703225703j:image

私が登ったときも、麓でカップルに出会っただけで人も少なくて最高でした。

私の書いたマウントオーガスタスの詳細はこちら⬇

ということで、僻地の岩は最高にかっこいいです!

パースからウェーブロック行くのとこちらの岩に行くのはさほど距離は変わらないし、こっちの方が北なのでワイルドフラワーも早そうだし、これからの季節におすすめですよ♪