ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

㊗️キャンプ場経営1周年★我が家で見る人気キャンプスタイルランキング!~牽引編~


スポンサードリンク

こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしておりますナイーブMEです👩‍🌾

 

我が家のキャンプ場がオープンして2年目となりました。

www.naiveme.net

2021年4月にオープンしてから途中閉鎖したりしながらも、これまでにのべ80グループの約280人が泊まりに来てくれました!

そのうち半数以上が12月と1月に宿泊しています。

www.naiveme.net

これだけの宿泊客がいると、宿泊客の数だけ色んなキャンプスタイル(テントやキャラバンなど)があるなぁと毎回感心してしまいます。

今回はそんなキャンプスタイルを紹介します!

オーストラリアの人気キャンプスタイル!

全80グループを対象に集計しましたが、大きなグループだと20人を超えるので1グループ内に様々なスタイルが混雑している場合もあります。

また、グループというのも支払い方法で数えており、例えば4人家族×3家族の12人グループが全員分をまとめて払ってくれれば1グループ、3組の夫婦が一緒に来てもそれぞれ別で払えば3グループと数えています。

なので正確ではありませんが、とりあえずざっと集計したらこんな感じになりました。

f:id:kengyonouka:20220725205943j:image

それぞれを詳しく見ていきましょう!

第1位 キャラバン

最も多かったのがキャラバン。

車で牽引するタイプのキャンピングカーです。

f:id:kengyonouka:20220723175939j:image

中にはキッチン、ベッド、ダイニングテーブル、シャワー、トイレなどがあり、日本のワンルームマンションみたいな感じ、むしろそれより豪華だったりします。

キャラバン屋さんのサイト(Optimum | Extreme Off Road Caravan - Masterpiece Caravans)で見るとこんな感じ↓

f:id:kengyonouka:20220723180647j:image

これの内装は・・・ 

f:id:kengyonouka:20220723180731j:image

値段はピンキリですが、上のもの新品で多分850万円とかだと思います。

更に良いものだと10万ドル以上、つまり1000万円以上します!

中古を探してみてもこんな感じ。

f:id:kengyonouka:20220723190128j:image


f:id:kengyonouka:20220723190141j:image


f:id:kengyonouka:20220723190155j:image

モーター(車)なしでこの値段です。現在のレートだと1ドルが94円なので、中古でもそれなりの機能が付いていると500万円はするってことです。

ということで、基本的に良さげなキャラバン所有者は裕福層が多いように思います。

また、水平な所に駐車するだけという簡単な設置なので、年齢層も高いです。

ぶっちゃけ我が家に泊まりに来る客だけで見ると、退職金とかガッツリあったんだろうなと思われる50代以降に多い傾向があります。

これを牽引してオーストラリア1周をしている60代夫婦や、冬は暖を求めて3ヶ月は北部で生活をしている70代夫婦など。

また、これを家として移動生活している人もいます。オーストラリアだとそう珍しいものでもありません。

旦那氏の息子夫婦はキャラバンではありませんが、トラックを改造してそこに夫婦と10代の娘と3人で暮してもう10年くらい経ちます。(トラックは何度かバージョンアップはしています。)

f:id:kengyonouka:20220723190512j:image

これまでいろんなキャラバンを見てきましたが、一番豪華そうなものはこちら!

f:id:kengyonouka:20220723190616j:image

なんとベランダ付き!

あまりにも気になって値段を調べてみたら・・・

f:id:kengyonouka:20220725085117j:image

やはり1000万円超えてますね。持ち主はお医者さんでした。

第2位 キャンパートレーラー

キャラバンの次に多かったのがキャンパートレーラー。

f:id:kengyonouka:20220725090804j:image

これもキャラバンと同じく車に牽引するタイプなのですが、何が違うかというと折り畳み式なのです。

全てを折りたたむとこんな感じで小さくなります。

f:id:kengyonouka:20220725090739j:image

キャラバンに比べて車の燃費が良くなりますが、設置が大変なんです。特に雨のときなんかはみなさん苦労されています。

私は中には入ったことがありませんが、ある中古出品を見てみるとこんな感じ。

f:id:kengyonouka:20220725123603j:image


f:id:kengyonouka:20220725123613j:image

どうやらテントの大きいバージョンで、トレーラー部分が収納やキッチンになって、その上にベッドスペースという感じ。

キャラバンに比べて備え付けの家具が少ないので広々としています。

たいていキッチンはトレーラーからの引き出しの外付けで(上に屋根は付けられる)、トイレシャワーがない感じです。

f:id:kengyonouka:20220725124230j:image

キャラバンに比べてこっちの方がアウトドア感が強く、また室内に寝袋とか並べれば何人でも寝れそうなので家族連れに多い傾向があります。

値段はキッチンや冷蔵庫などの機能によってピンキリですが、中古品で見てみるとこんな感じ。

キッチンとかなくてとにかく外側のテントだけのやつ(20-50万円)↓

f:id:kengyonouka:20220725202933j:image

シンクは付いてるけど、コンロは備え付けではないやつ(50-100万円)↓

f:id:kengyonouka:20220725092027j:image

素敵なキッチンや床もあってキャラバンとあまり変わらなさそうなやつ(100万円以上)↓

f:id:kengyonouka:20220725203919j:image

f:id:kengyonouka:20220725203835j:image

宿泊客の話を聞いていると、オーダーメイドにしているこだわり派も結構いるように思います。そういう人は2年待ちとかしているようです。

また、キャンプトレーラーとは言っても、現在は色んなタイプがあってキャラバンとの合いの子みたいなものも存在します。

そのひとつにクロスオーバーというものがあります。

キャラバンのように箱の中に寝室やダイニングエリアがあるけど、キッチンは外でオーニングの下みたいな感じです。

f:id:kengyonouka:20220725204400j:image

箱が小さいのでポップアップで天井を高めたり、外付けの室内空間が作れたりします。

うちにこれで泊まりに来た人は60代後半夫婦でしたが、彼らによると以前はキャンプトレーラーを使用していたけど年をとってからクロスオーバーにバージョンアップ、そして現在はトイレシャワーもあって設置が楽なキャラバン購入を検討しているとのこと。

年をとってもキャンプし続けられるのは、こういったキャンプギアが充実しているからなのでしょうね。

ただお金はいります。このクロスオーバーでも600万円くらいします。

つまり、年をとっても良いギアでキャンプできる人というのはお金がある証拠でもあるのです!

うちのリピーターの70代グループがいますが、この人たちは確実にお金を持っています。車も4台中3台がランドクルーザーでしたもん。

この半年で3回来ている70代夫婦グループ

 

 

こういう感じで、うちに泊まりに来るお客さんの半数は牽引タイプが多く、年齢層も高いです。

f:id:kengyonouka:20220726081115j:image

今どきのはソーラーパワーのものも多いので、電源供給がなくとも快適なキャンプができます。

ただ、この快適で豪華な牽引タイプのものはキャンプではない!と言う意見もあります。これはグランピングだと。

日本だとグランピングは、すべて用意されたアウトドアセッティングでのキャンプのことを言いますが、オーストラリアだと豪華絢爛の牽引タイプのキャンプもグランピングになるようです。

牽引タイプのものは日本だと道路も狭いので現実的ではありませんが、その点オーストラリアでは問題ありません!

2-3トンという重いものを牽引するので車にも馬力が必要ですが、やはりオーストラリアでは大きな車の人が多く、この一年間でもセダンや小型車で来た人はおそらく片手で数えるほどでした。

うちにキャンプに来るようなタイプの人のステータスは、キャラバンや4WDといったガチなキャンプギアを持っていることなのだと思います。

 

長くなったので、ランキングの続きは次回に!

 

写真や値段の引用サイト↓