こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
今シーズンはカモを飼い始めました!
実は2年前にも飼っていたのですがキツネにやられてしまい、それ以降はガチョウを飼って満足していました。
私はFacebookの水鳥愛好家みたいなグループページに参加していたのですが、(訳あって現在は退会しましたが、その話は別の機会に)そこで可愛いカモの雛の写真を見ているとだんだん欲しくなってきました。
しかし、ガチョウもいるし似たような水鳥をこれ以上飼ってもなぁ。。。と思っていましたが、旦那氏がガチョウとカモは食べ物も違うし別物だから飼ってもいいよと言い始めたのです!
ガチョウとアヒルとカモ
以前、私はガチョウとアヒルを混同して誤報を流し続けたという暗黒の罪があります。
この記事の中で詳しく書いていますが、ガチョウとアヒルは別物なのです。
また、アヒルはカモの一種であり、厳密にいうと違いはありますが簡単に言うとアヒルとカモはただの色違いと思ってもらってけっこうです。
英語で言うと、アヒルもカモもダック(duck)でまとめられ、種類別に〇〇ダックみたいな感じになります。
すなわち、ガチョウとカモも別物ということになります。
ガチョウは草(特に芝)を食べ、カモは雑食で草よりも虫を好んで食べます。
カモを使った農業
日本でもカモを田んぼに放して虫を食べてもらったりする合鴨農法というのが有名ですよね。
だってカモは虫を好んで食べるのだもの。
で、思ったんです。
家庭菜園内で飼えば虫を食べてくれるのでは!?
カモが虫を食べて、そこで糞をすれば肥料になって一石二鳥!
以前、ガチョウが家庭菜園に進入したときは野菜を食べられてしまいましたが、カモならばその心配はいらない。
カモを使ってサステイナブル(持続可能)な家庭菜園ができることを夢て見て、カモを飼うことに決めたのです。
カモ登場!
さっそくカモを売ってくれる人を見つけてメス4羽を購入し、オス1羽は別の人とニワトリと交換してもらってきました。
ということで7月末には5羽との生活がスタート。
しかしこの子たちは大きいので、家庭菜園に入れても脱走するし捕まえられなさそうなので、この子たちの子孫に期待することにしました。
うちのガチョウとニワトリは日中は放し飼いなのですが、カモは引っ越ししたてなのでしばらく小屋の中で飼いました。
この品種のカモはニワトリのように年中産卵するのですが、交尾をしている様子がうかがえませんでした。
あまりの雛の欲しさに待ちきれず、友人の飼っているカモと私のニワトリの有精卵を交換して孵化器に入れました。
友だちと有精卵交換をしたので、今からカモの卵23個を孵化器に入れます🥰
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2021年8月4日
4週間後に何個孵るかなぁ~🐣🐣🐣 pic.twitter.com/PFySh2ctzH
水鳥はニワトリの孵化と違って湿度調整がかなり難しいので、孵化率はかなり悪いです。
4週間後には3羽だけが孵りました!
私にとってカモの雛の世話は初めてだったわけですが、それはそれは大変でした。
これまでヒヨコとガチョウの雛を育てた経験はありましたが、カモの雛の世話は想像をはるかに超えてた忙しさでした💦
雛の世話
ちょうどヒヨコの孵化のタイミングとも被ったのでみんな一緒の箱で世話をしていましたが、生後2日目あたりから明らかなる違いが見られました。
カモの飲む水の量が半端なく多い!
そして食べ方や飲み方が汚いので、床も壁もものすごく汚すんです!
さっそくヒヨコと分けました。
この近辺では水鳥用の餌が見つからずヒヨコ用のものをあげましたが、カモにはそれだけではよくないらしく、野菜を潰したり刻んだものを与えないといけません。
しかも、ものすごくよく食べよく飲み、水遊びが激しいので食べ物と水の追加を毎時間やっている感じでした。
このときはボィボィとガルガルの授乳が始まった時期でもあり、また子ヤギラッシュピーク時でもあったので、私はかなりてんてこ舞いでした。
最近の私の朝は、赤ちゃん達のご飯作りから始まります🐣🐐
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2021年9月9日
カモ赤ちゃんにはレンチンのカボチャ🎃
ヤギには粉ミルク🍼
ヤギの粉ミルクがなくなったので今日からヤギの乳搾りも仕事の仲間入り。これけっこう大変なのよね😫 pic.twitter.com/4RQYi7vMsP
寒いだろうからと薪ストーブの傍に箱を置いていましたが、よく鳴くんですよ・・・
今朝5時の授乳は旦那が行ってくれた🍼🐐🐐
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2021年9月13日
ちょっと長くベッドに居られるのがうれしかったけど、カモ赤ちゃんのお腹空いてそうな声が寝室まで聞こえる・・・
耳の悪い旦那にはきっと聞こえてないやろうから、結局起きてご飯作ってあげたよ🎃🥄🐤🐤🐤
マジで寝不足😑😑😑 https://t.co/o5xkbNrNMx pic.twitter.com/HVZZ2mWNd3
また、水遊びが激しいので地面に敷いた砂がすぐぐちゃぐちゃになり、砂変えするにも重たいし、そしてなにより臭いが・・・
まだ少し寒い時期だったので生後10日間ほど室内で飼っていましたが、旦那氏がこれでは私たちの方に健康被害が出ると言って外に出しました。
雛たちがピヨピヨうるさい&臭ってきたので、今日から夜間も屋外(屋根付き)で過ごしてもらうことに🐤🐤🐤
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2021年9月14日
ヒヨコは数が多いので、以前タダでもらったベビーコットに入れてみた😂
横がメッシュなので夜は段ボールなどでカバーしたよ👍
これで明日は雛の声で起こされずに済むかな☺️ https://t.co/0V8uZpiQ8B pic.twitter.com/i3IuXTj44j
とにかく成長が早いので、餌作りも大変になる一方💦
家庭菜園の育ち過ぎたほうれん草は刻んで、傷んできたカボチャからレンチンして潰してカモ赤ちゃんのご飯でき上がり!
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2021年9月16日
実はヤギよりカモの方が掃除やらご飯作りやらで忙しいカモ🦆www
最近何を喋ってもカモの事ばっかりやから、旦那がヤキモチ焼きはじめた😂#カモ #雛 pic.twitter.com/KCiSMcC222
箱がどんどん小さくなってきたので、ついに鳥小屋内デビューを果たしました!
行動範囲が広がってきたよ🦆🦆🦆︎💕︎#カモの赤ちゃん https://t.co/xIQzaDBNGs pic.twitter.com/cJd2lckxw2
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2021年9月20日
それから1週間後にはついに念願の家庭菜園デビューです!!!
家庭菜園にお供を連れてきました🦆🦆🦆
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2021年9月28日
虫食いをしてもらいたくてカモを飼い始めたので、是非ともこの調子で頑張ってもらいたい👏‼️#家庭菜園 #サステイナブル pic.twitter.com/6qmQeApAEA
すごい勢いで地面をほじくって虫を食べています!
ちゃんと泳げるようにプールも設置。
可愛過ぎて目が離せなくて仕事が捗らない😂💕🦆🦆🦆 https://t.co/uTXkpCFsT6 pic.twitter.com/tPPz4lcjtS
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2021年9月28日
はじめのうちは脱走しないか、外敵に狙われないかと心配でしたが、心地よいのか脱走することはなく、また疲れたら野菜の茂みで休むなど心配無用だったので、毎日バケツで運んで家庭菜園へ移動させて虫を食べてもらいました。
虫を食べるようになった雛たちはますます大きくなり、糞の量もどかんと増えました!
この頃にはプラスチックの箱では間に合わなくなったので大きな段ボール箱を使用し、床にはビニール袋を敷いた上にゴム製のすべり止めマットを敷いていました。
日中は家庭菜園で食べてくれるので餌作りからは解放されてだいぶ楽にはなりましたが、箱の中の掃除からは解放されませんでした。
雛が生まれてから1ヶ月以上は、餌作りに箱掃除、家庭菜園への送迎をし続けました。
これと同時にヒヨコの世話と子ヤギラッシュ、ボィボィ・ガルガルの授乳があったので、9月の私はブログを書くことができなかったのです。
カモ家庭菜園追放!
そんなこんなで家庭菜園で虫食いに勤しんでいたカモたちですが、成長が止まりません。
今日も朝からお仕事手伝ってもらってます🦆🦆🦆#カモ #家庭菜園 pic.twitter.com/B5nDhOFC09
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2021年10月1日
だんだん大きくなってきているのが分かるでしょうか?
成長が早すぎてびびるんやけど😅
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2021年10月9日
元ツイから11日しか経ってないのに、もう片手では捕まえられないくらい大きくなりました🦆🦆🦆#カモ https://t.co/NAQEJqyPqO pic.twitter.com/ufxvjJBl2E
産まれたときは片手に乗っかるサイズだったのに、5週間で両手で捕まえるサイズになりました!
ここまで大きく成長すると、野菜に対するダメージが出てきました。
ということで、家庭菜園生活は17日間で終了し、他のカモやガチョウと合流させました。
実はこの雛たちの種類は分からないのですが、生後6週間で他の大人カモとほとんど大きさが変わりません。
このあとはオスが早速交尾しようと飛び乗ってきましたが、まだ若すぎるのでオスを隔離したりといろいろありましたが、現在はみんな放し飼いで落ち着いています。
家庭菜園に適しているのは小さなうちだけなようです。
今後は放し飼いエリアの果樹回りの虫を食べてもらうのに貢献してもらいます。
5羽から始めたカモ飼育ですが、実は現在新たな12羽の雛もいてちょっとカオスになってきています。
カモの雛ループにはまってしまい、毎日雛が誕生しているような状況なのですが、それはまた次回にでも紹介しますカモ!