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西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

【カモ】ニワトリにはなかったカモの孵化ハプニング集


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こんにちは🌞

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

今シーズンは初めてカモの雛を孵しました!

その数20羽超え🐣🐣🐣

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こんなに自分で孵す予定ではなかったのですが、思わぬハプニングが続いてこうなってしまいました。

ニワトリとガチョウの孵化は経験がありますが、カモは今年が初めてです。

ニワトリやガチョウでは起きなかったカモならでは?の孵化ハプニングを紹介します。

 

抱卵後も産卵をやめず

私の経験上、ニワトリやガチョウは巣に卵が10個くらい貯まると抱卵(卵を温める)を始めます。

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抱卵を始めると産卵が止まるので、卵を食べる目的でニワトリを飼っている場合は毎日卵を回収しないといけません。我が家はこのパターンです。

また、ガチョウは年に一度しか産卵シーズンがありませんが、それでも産む度に回収すると1シーズンで1羽から20個ほど卵が採れます。

そのため我が家では卵をある程度回収して孵化器に入れて、残りは母ガチョウが抱卵して雛を孵しています。

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まだカモを飼い始めて3ヶ月くらいなので産卵ペースがよく分かりませんが、今シーズンは抱卵を始めたので卵の回収を途中でやめました。

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巣が見えにくいところにできていたのであまりよく観察しておらず、とにかく抱卵開始から約1ヶ月で9羽の雛が孵りました🐣

巣にはまだ卵が残っていましたが、母カモは抱卵をやめて雛と歩き回るようになったので、残りの卵を回収して孵化器に入れることに。

すると、巣を見てびっくり!

まだ12個もの卵があったのです。

この12個にはあまり期待していませんでしたが、なんとそのうち10個は元気な雛が孵りました🐣‼️

しかも、毎日のように1羽ずつ孵ったのです。

ニワトリやガチョウならば抱卵したら産卵をやめるので、全ての卵が同じ期間温められるため同時期に産まれます。

しかし、このカモは抱卵を始めたのにも関わらず産卵し続けたために、一日違いの雛が毎日誕生するというカオスな状況が発生しました。

巣を丸ごと移動!

この9雛が孵った小屋内の離れたところに、別のカモも巣を作っていました。

巣ははじめプラスチックの浅めのバスケットの上にありました。

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しかし、あるとき巣が丸ごと横に移動していたのです!

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巣は嘴で作り直しながら移動させたとしても、卵はどうやって???バスケットには3cmの縁があるし、しかも割れることなく移動していたのには驚きました!

ツイッターに投稿したところ、フォロワーさんが『バスケットを頭で持ち上げて丸ごと移動させたのでは?』と意見をいただきました。

勘違いからの抱卵放棄

9雛の母1号と、この移動した巣の母2号の抱卵開始は1週間ほど違いました。

つまり、9雛が孵ったときはまだ2号は巣に座っていたのです。

それなのに1号が2号の巣に遊びに行ったり、たまには一緒に寝たりするようになりました。

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それが続くと、1号の雛数羽がたまに2号の巣で寝たりするようになってしまいました。

そして2号はその雛たちを自分の卵が孵ったと勘違いしたのか、たまに巣を離れていっしょに散歩したりしていました。

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初めはこれを微笑ましく見ていましたが、2号が巣を離れる頻度が増えてきたので、最終的には9個あった卵を全て回収して孵化器へ。

9個中孵ったのは3羽だけでした。

おそらく巣から離れることが多かったのがまずかったのでしょう。

我が子を見抜ける?!雛殺し・・・

1号の残り12個の卵を孵化させているとき、2羽目がなかなか孵りませんでした。

雛は相方がいないと寝てばっかで歩かず、成長に悪影響を及ぼします。

そのため、9羽の雛から1羽だけ借りて孵化器産の雛といっしょに育てました。

それから数日後には、孵化器産3羽と母から借りた1羽の合計4羽を母に返しました。

母カモを箱に閉じ込めて雛を見えないようにして、残り8羽と合流させたのです。

というのも、以前旦那氏が孵化器産のヒヨコを同じタイミングで母ニワトリが孵した集団に混ぜたところ、ニワトリが孵化器産を皆殺しにしたということがあったそうです。

そのため、母カモにばれないように雛を合流させたのです。

カモは集団に倣って動く習性があるので、あっという間に一体化して、私が見てもどれが孵化器産なのか分からなくなりました。

そして母カモを箱から出すと特に異変もなく、12羽が母の後を歩き始めました。しばらく様子を見ていても特に問題もなく、孵化器産の合流は成功しました!

と思っていたら、その2日後の朝に3羽が殺されていました。

この小屋には母カモ1号・2号と雛しかいない状況で他の外敵も入って来れないので、犯人は母カモしかいません。

どの3羽が殺されたのかは定かではありませんでしたが、数的に考えて孵化器産かと思われます。

3日目にして身バレして殺されたとか怖い!!と思っていましたが、その後も雛殺しが続いたので、殺されたのは孵化器産だけではありませんでした。

そして、母カモに恐怖を覚えたのか雛が小屋の小さな隙間から脱走して行方不明になってしまい、12羽いた雛が5羽まで減ってしまいました。(5羽は雛殺し、2羽行方不明)

さすがにこれ以上は雛に危険が及んではいけないので、残り5羽は母カモから離して私が育てることになりました。

 

こんな感じで、カモならではのハプニングなのか、このカモが特殊なのか分かりませんがハプニング続きでした。

結局、母カモ1号から引き離した5羽と抱卵放棄後に孵化器に入れた卵から孵った雛の合計16 羽を私が育てることになりました。

この子たち以前にも7羽孵しており、合計で23羽のお世話をしたことになります!

思った以上に雛が誕生したので、18羽は売りました。

現在は以前の記事に書いた産まれてはじめて孵した3羽と、抱卵放棄による孵化器産の最後の2羽を育てています。

www.naiveme.net

でも、実は現在ニワトリがカモの卵を温めているという事態も起こっており、これが孵るのかどうか楽しみにしているところです♪

こんな感じで私は子ヤギだけでなく、カモ雛だらけの生活を2ヶ月以上送っております!