こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
先週末から今週頭にかけてものすごく冷え込みました!
日中でも最高気温が10℃、夜は5℃、そして雨雨雨。。。
連日のパース遠征やら寒さで体がかなりカチコチになっていたので、久しぶりにお風呂を沸かしました♨
オーストラリアにしては素敵なお風呂でしょ♡
旦那氏にリクエストしまくって4年越しに出来たお風呂なので、そりゃー良い風呂に決まってます!!
www.naiveme.net久しぶりに風呂に浸かって風呂の良さを改めて感じました。
おそらく日本にいたら気づかないであろう、お湯に浸かる以外の風呂ならではの良さを再発見したので、それについて長々と語ります。
シャワー中に座りますか?
まず、風呂の良さを語る前にシャワーについて。
海外在住勢のほとんどの人は、シャワー中に座ることってないと思います。
しかし、日本に住んでいるときはどうでしたか?
日本の浴室でお風呂に浸からなくてシャワーだけで済ませるとき、体や髪を洗うときは座っていませんでしたか???
実は、日本のあるデータによると約7割の人が座って洗っているというデータがあります。
シャワー入浴が浴室カビの範囲を広げる原因に!? | Lidea(リディア) by LIONより
何を隠そう、私も日本にいるときは座って洗っていました。
厳密に言うと、体も髪も座って洗って流して、最後の総仕上げには立ったままシャワーをして終えていました。
シャワー中に座る日本人
この座って作業をするというのには、お風呂文化が強く影響していると思われます。
なんたって、シャワーはあとから入ってきた文化ですからね。
風呂場では基本座って体を洗って流すものです。立ってすると、泡や流したお湯が浴槽に入ってしまいますからね。
お風呂屋さんで、立ちながらお湯をかける人がいるとイラッとするのは私だけではないと思います。
この座る習慣の延長で、シャワーを使うときも座る人がほとんどだと思います。その癖が染み付いて、浴槽に蓋がしてあろうが、浴槽にお湯が入ってなかろうがシャワーは座って浴びてしまうのではないでしょうか。
シャワー中に座らない海外勢
では私を含め、なぜ海外へ行くとシャワー中に座らなくなるのか。
それには構造の違いが大きく関係しています。
日本の場合はシャワーと浴槽が近いがために、泡やお湯の飛び散りを気にしないといけません。
しかし、ほとんどの海外の場合は
- そもそも浴槽がない
- シャワーが浴槽の中
- シャワー室と浴槽が離れている
というパターンになり、座る必要がなくなります。
必要がないだけであって、日本にいたときのように座りたければ座ればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、実は座りたくても座りにくい問題があるのです。
その問題とは
- 座る椅子が無い
- シャワーの位置
- 座ると狭い
- 気密性が低くて寒い
実は、私はこれらの問題を解決しようとあの手この手尽くしてきましたが、それでも諦めてしまいました。
この詳細を解説します。
❶座る椅子がない
海外ではシャワー中に座るという概念がないので、そもそもシャワー室に椅子が用意されていません。
あるとすれば、介護用のものです。
これへの対応は、オーストラリアのホームセンター(bunnings)で足台を購入。
浴室用の椅子を探していた訳ではありませんでしたが、ある日買い物に行ったらこれが目に飛び込んできて、どう見ても浴室用の椅子にしか見えずに思わず買ってしまったのです!
その日から私の座りシャワーの挑戦が始まりました。
❷シャワーの位置
シャワーの固定位置が高いのです。
典型的なのがホースが無く壁に固定されているもの。(プールのシャワーみたいなの)
シャワーの首を折って多少は位置は変えられますが、基本的には高い位置からしか水は降り注ぎません。
ホース付きのだとしても調節部分が棒状であまり長くないので、日本で座って使う位置よりも高くなってしまいます。
これへの対応は個別のシャワーホルダーを使いました。
吸盤式で好きな位置に付けられるので、低めに付けていましたが、シャワーの重さに耐えられずに吸盤が剥がれることがしばしば💦
これにちょっとイライラしつつも、座りシャワーをし続けていましたが、次なる問題にぶつかりました。
❸座ると狭い
大抵の場合はシャワーカーテンやガラスのシャワースクリーンの中で浴びることになるので、座ると結構狭く感じます。
たまに豪邸や良いホテルなんかに泊まると、こんな感じ↓で広いこともありますが。
我が家の本格的なお風呂場を作る前に使っていたシャワースクリーンは1m四方くらいです。
座ったら閉塞感がありますし、足を伸ばそうにも難しくて後に下がると冷たい壁が背中に当たって冷っとします。
❹気密性が低くて広くて寒い
私は日本でシャワー中に体や髪を洗うときはお湯を止めていました。
オーストラリアでもやってみましたが、シャワーを止めた途端めっちゃ寒いんです!
建築のプロ旦那氏に言わせると、日本の多くの風呂場はユニットバスで気密性が高いですが、それに比べオーストラリアでは換気性を重視するので気密性が低い造りになっているそうです。
例えば、うちの浴室は窓の上部が常に開けっ放しになっているタイプです。
しかも、浴室にトイレや手洗いがあったりするので広いのも寒さの原因だと思います。
さっきは閉塞感があって不便と言いましたが、広いは広いで気密性が低いと寒いのです。
このような経過を経て、私は座りシャワーを諦めました。
別にこっちのシャワーが嫌いなわけでも文句があるわけでもありません。
ただ、座りシャワーがしにくい。何でもそうですが、その土地や構造にあった使い方をしないと使いにくいということです。
風呂の素晴らしさ
そんな境地に至った私が、旦那氏にリクエストしまくって作ってもらったお風呂に浸かって、改めて感じた風呂の素晴らしさは
- 体をゆっくり温められる
- 好きなときに好きな湯量を浴びる
- しっかり洗ってから流せる
- 静か
ということです。
❶体をゆっくり温められる
これは風呂の基本ですが、やはり心地よい。
シャワーだと限界があります。そしてなにより、節水重視のオーストラリアでは(特に我が家は雨水使用&薪給湯なので)長時間のシャワーは禁物です。
❷好きなときに好きな湯量を浴びる
洗面器でお湯をすくってかける。
実はこの瞬間が一番好きかも。
シャワーだと常に一定量のお湯がかかりますが、洗面器からバシャっとかかる湯量が最高です。
この感じが好きすぎて、洗い流すときはシャワーではなく湯船のお湯をバシャとする派です。
ちなみに洗面器は日本から持ってきました。
❸しっかり洗ってから流せる
Bunningsで買った足台に座って体や髪を洗っていますが、やっぱ座りながら洗うと隅々までしっかり洗えます。
上からシャワーのお湯が降り注いでくることもないので、泡が流されることなく心置きなく洗えます。
座りシャワー中にお湯を止めたら寒いと言いましたが、お風呂の場合は先に湯船に浸かっていれば寒く感じません。
❹静か
シャワー中は常に水の流れる音がジャージャーしますが、お風呂はとっても静か。
湯船に浸かっているときの静寂も最高ですが、お湯をかぶったときのバシャ、湯船に入ったときのジャボン、浸かりながらお湯を掻き回したときのチャポン、コックンという音がいとおかし。
以上が、私の思うお風呂の素晴らしさです。
まとめ
日本に住んでいると当たり前のことかもしれませんが、やはり海外に出るとその良さが身に染みて分かります。
オーストラリアでもこの素晴らしさが体感できるようなお風呂場を作ってくれた旦那氏には本当に感謝です。
お風呂場を作っている過程や詳しい構造についてはこちら↓↓↓
座りシャワーの難点を挙げましたが、日本で座りシャワーをしていたならば確実に日本感は味わえます。
それぞれの問題点を克服、あるいは妥協すれば海外でも実現できるのです。
とりあえずやってみたいと思う人は、ホームセンターで足台とシャワーホルダーを買って挑戦してみてください。
きっと日本のあの感覚を思い出すはずです◎
追記
この記事の公開後に色々な反響を頂き、Twitterでシャワーの浴び方についてアンケートを採ってみました。
【シャワーの浴び方】
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2021年6月27日
体や髪を洗うときは立ってますか❓座ってますか❓
あるデータによると日本人の7割は座るそうですが #海外在住 の日本人はどうなのでしょう🤔
先日のブログ記事(https://t.co/YQRfWvQejG)に反響頂き、他の方の様子が気になり始めました#アンケート にご協力お願いします🙇♀️
この結果をさらに考察してみたので、よければ次回記事も読んでみてください!