ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

今夏もキャンプ場は満員御礼!~トイレ3つ増築した怒涛の16日間の記録~


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こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

久しぶりにオーストラリアネタいっときます!

実はこの記事は12月末には書き始めていましたが忙しさに埋もれれおり、途中まで書いたものに手を加えて完成させました。

 

この夏は12月22日からキャンプ場を開けましたが、有難きことに1月末までの約6週間毎日満員御礼で、約180名が泊まりに来てくれました!

ただ、ギリギリになって予想以上に客が増えてしまいトイレが足りない事態に陥り、トイレ2つとバスルーム(トイレ・シャワー・洗面台)を慌てて増築する必要がありました。

これを全て16日間で、旦那氏と二人だけで終わらせたのです!!

それはそれは怒涛の日々で、最後の方はお互いに握力もなくなるほどヘロヘロでしたが、ギリギリ間に合いました~!

我がキャンプ場のバスルームシステム

まず、私たちのキャンプ場では各グループにバスルームが別々に与えられます。

キャンプ客用のバスルームは2つあって、つまり基本的に2グループで予約は締め切る感じです。しかし、トイレとシャワー付きキャラバンやキャンプーカー、もしくは自分で簡易トイレとシャワーを用意するという人がいれば2グループ以降も予約はとるといった感じです。

また、夏休みの繁忙期には家の裏口からアクセスできるバスルームを臨時で解放することもあります。つまりは、繁忙期には最大3グループまで予約を受け付けます。

各バスルームにはトイレ、シャワー、洗面台が1つずつありますが、これを1グループでシェアしてもらうので、大きなグループだと12人でシェアとかもありえます。

1つのバスルームはシャワーとトイレが同じ空間にあるので、さすがにこれは人数が多いと大変なので増築するに至りました。

これまでの施設の詳細はこちらの記事にまとめています⬇

ボクシングデーには40人超えの宿泊客だったので、これでは足りないと増築したときの様子を紹介します。

バスルーム1号にトイレ増設

増設前の様子⬇

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こちらはバリアフリー対応として、広々とした空間に全てを一室にまとめています。

このバスルーム自体は自然光も入って評判はいいのですが、やはり誰かがシャワーを浴びているとトイレに行けないのがネックでした。

この建物自体に広さの余裕があったので、個別でトイレを増築しました。

増築前⬇

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バスルームの入口横にキッチンの流しがありますが、その左端スペースに増築しました。

作業開始!

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レンガを取り除いてコンクリートを流し込む用意をします。壁の柱もコンクリートに埋めてしまえばしっかり固定できるので、溶接を使って作っていきます⬇

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コンクリートが固まってからトイレの設置、柱のペンキ塗り、壁貼りをして一気に仕上げます⬇

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扉をつけて完成⬇

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この扉は100年ものの古いもので、ペンキを剥がしてヤスリをかけて復活させました!なかなか味のある扉です。(元の姿⬇)

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バスルーム2号にもトイレ増設

増築前の様子⬇

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こちらのバスルームはトイレとシャワーが別ですがトイレがちょっと狭いので、体の大きな人には辛いかもということで、ちょっと広めのトイレを増築することに。

作業開始!

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これに関しては、元のバスルームの裏側にトイレを増築することに。

床を入れて、元の壁を剥がして、横の壁を増築⬇
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床は掃除がしやすいようにタイルに⬇f:id:kengyonouka:20230327130506j:image

トイレを設置⬇

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ドアと階段を付けて完成⬇

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この1号と2号の増設に使った材料費はほぼゼロ。家にあった廃材や仕事で使わなかったものを使用しただけです♪

 

バスルーム3号の新開設

これはバスルームとしては完全に新開設です。

とはいっても、スペースは十数年前から確保しており、今回やっとこさバスルームとして造り直した場所になります。

実はこのスペースはゲストルームの物置きとして使っていましたが、旦那氏はいつかバスルームに造り変えたいと思っていました。

十数年前にこの部屋を増築した時は材料が足りず、ありったけのものでとりあえず収納スペースにしたらしいです。

バスルームに改造する前の収納スペース⬇

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でも、家の中のバスルームをどうやってキャンプ客に使わせるの???と思いませんか?

答えは、外からもアクセスできるようにすればいい!と旦那氏。

ということで、

改造前の外壁⬇

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これを、内側の壁材を剥がして・・・

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ドアスペース確保!

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まずはこの出入口を確保することで、作業がスムーズに開始できました。

ここから一気に作業を進めました!

まずは水を通すための配管の設置。

壁を切って・・・

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配管を設置。

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設置だけでなく、もちろん機能させないといけないので、家の水道管と繋げます。

我が家のお湯の水道管は屋根の下を通っているので、屋根を開けて作業しました⬇

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水もお湯も通して、水漏れ箇所がないか確認できたら壁を貼っていきます。

元の壁材は防水のものではないので、この上から防水材の壁を貼ります。このときに、シャワーや洗面台の蛇口の部分は露出させておきます。

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床は掃除がしやすいようにタイルにしました。

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シャワーエリアの壁もタイル。

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とにかく時間がなかったので、大きめのタイルで作業時間を減らそうとしましたが、スペースが狭くてバランス取るのが大変でした。

タイルが終わったら残りの壁はペンキ塗り。

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このペンキを塗る前にも、板の繋ぎ目に石膏塗って、それをヤスリで削って、また石膏塗って削って・・・と地味に大変な作業もあるのです。

ペンキを乾かしている間には、排水管の設置で家の下に潜ります。

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こうやって見ると、旦那氏ってモノづくりだけでなく、屋根に登ったり床下にもぐったりと本当になんでもやってこなしちゃうからすごい!

ペンキも2度塗りして乾いたらあれこれ設置していきます。

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最後にシャワースクリーンを付けて仮完成!

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本当は壁と床の間に細長いタイルを貼ったり、ペンキの塗り直し箇所があったりとしますが、この段階で使う分には支障がないので仮完成として客に使ってもらいました。

完成を外から見るとこんな感じ⬇

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白い扉を開けると・・・

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こんな感じになります。

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ちなみに、キャンプ客がいないときに親族や友人がゲストルームに泊まりに来たら、茶色い扉がアクセスになります。

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ということで、これらの作業をたった二人で16日間で仕上げました。私のできることなんて限られているので、ほぼほぼ旦那氏です。

忙しくなるのが分かっていながらなぜもっと早く作業に取りかからなかったのかというと、実は11月末に旦那氏が手を5針縫う怪我をしてしまいました。

これによって全ての予定がくるってしまったのです。

何がともあれ、完成が間に合ってよかった。。。

とは言っても、増築した1号と2号の壁のペンキ塗りは終わっていませんし、3号も最終的な仕上げはまだですが。

 

オーストラリアでは4月7日からイースター四連休が始まりますが、クリスマスに負けずとこれまた30人超えの予約が入っています。

これらのバスルームをフル活用して乗り切っていきたいです!