こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
過去の2記事は愛犬タロウへの毒ヘビ対策について失敗例とその後のプロ技を紹介しました。
今回はプロに指導してもらった際に教えてもらった、毒ヘビ対策等についてをまとめたいと思います。
愛犬を危険から守るために飼い主が知っておくこと
ヘビ避けトレーニング時にもらったパンフレットを参考にしていきます。
リスク軽減のためにすべきこと
毒ヘビだけに限らず、犬をあらゆるリスクから避けるためにすべきことです。
- 常に草を短く刈る→見通しをよくする
- ヘビ避けアイテムは効かないと思え→色々あるけど効いたり効かなかったりするので当てにしない
- ゴミは放置しない→犬はもちろん、鳥が漁って散らかして犬が食べちゃうこともあるので、ちゃんとゴミ箱に入れて蓋をせよ
- ネズミなど害獣駆除には毒ではなく罠仕掛けにする→毒そのものも怖いし、毒死した動物を食べるのも危険!
- ヘビが隠れそうな物は処分→とにかく死角をなくす
- 散歩の時はリードを付ける→これ常識
毒ヘビに噛まれたときに出る10の症状
みんながみんな噛まれた現場を見ているわけではありません。もし犬にこんな症状があれば、毒ヘビに咬まれた疑いがあります。
- 嘔吐
- 大量のよだれや泡を吹く
- 呼吸困難
- 筋肉の痙攣、弱々しい鳴き声
- 麻痺状態
- 血尿
- 尿の垂れ流し
- 糞の垂れ流し
- 急な虚弱によって倒れる
- 瞳孔が開く
私は毒ヘビに咬まれた犬は見たことがありませんが、こんな症状を持って死んだヤギは何匹も見たことがあります。
犬が毒ヘビに咬まれたらすべきこと
ここからが超大事!!!
- まずは飼い主が落ち着け!さもないと犬もパニくる
- 犬を動かさない。可能ならば、運ぶときもなるべく動かさないように
- もし犬がヘビを殺していたのならばその写真を撮る。噛まれたヘビによって抗毒血清の種類が異なるため
- 犬を獣医へ連れて行く
犬が毒ヘビに咬まれてもしてはならないこと
してはいけないことです。
- 患部を洗うな
- 犬に処置をするな
- そのヘビを捕まえたり殺すな
要は、そんな時間があったら早く獣医に連れて行け!ということみたいです。
犬の体格や健康状態、咬まれた深さによって生き延びられる時間は違うようですが、早ければ5分、どんなに遅くても1時間以内に抗毒血清を打たなければ命を落としてしまうそうです。
我が家から獣医までは車で1時間半かかるので、絶対にタロウの毒ヘビ被害は避けたいのです。
ちなみに、獣医で抗毒血清を打って治療すると全部で5000ドル(約48万円)ほどかかるらしいです。ペット保険に入ってたらもっと安いでしょうが、それでも免責は500ドルとかだと思われます。
治療が高いので処置を諦める飼い主さんもいるのだとか。
そう思うと、ヘビ避けトレーニングが30分で220ドルでしたが(これはかなり安いほうかと)、これで毒ヘビ被害が免れる可能性が上がるならば決して高いものではありません。
ここ数回、犬の毒ヘビ被害やトレーニングについて語ってきましたが、もちろん人間も毒ヘビに咬まれたらやばいです。種類によっては人間も1時間以内に死んじゃいますからね。
オーストラリアの夏は暑いですが、茂みに入るときは長ズボンに靴かブーツ着用は必須ですよ!
それでも草の長い所には絶対入っちゃダメ!!