ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

海外へ渡って10年経ちました ~人との縁っておもしろい!~


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こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

先日Facebookを開けてみると、『10年前の今日』の投稿がタイムラインにありました。

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そう、私の海外生活は10年前から始まったのです。

2011年8月に人生初海外旅行でウガンダに行き、そこでの経験から英語を勉強したいと思い、2012年6月末にカナダへ語学留学をしました。

この語学留学ではカナダに6ヶ月滞在し、その後にワーキングホリデーを開始。

www.naiveme.net

最近、コロナの規制が緩んでワーキングホリデーを再開する人が増えている様子をツイッターなどで見て、自分の経験に懐かしさを覚えます。

私はもともと人との縁に恵まれていると思うのですが、Facebookの10年前の今日の投稿を見て、改めて縁として思い出したことがあったので、思い出話として書いていこうと思います。

こんなところに地元民!

私はカナダで誘惑に負けずに英語の勉強をしたかったので、できるだけ日本人の少ない環境で生活したいと思っていました。

そこで私が選んだ街はハリファックスというカナダの東海岸にあるマイナーな街です。

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州都の割に人口約40万人と小さめで、トロントに行くよりニューヨークの方が近いという、とにかく東の果てにある街です。

アジアからはかなり遠くヨーロッパが近いという土地柄、語学学校にはヨーロッパ系の生徒が結構いました。

そんな辺鄙な土地で、まさかの語学学校初日に私の地元民と食事をすることがあったのです。しかもカナダ人!しかも初対面で!!

 

いきさつは、カナダに渡る前の半年間だけ通っていた地元英会話教室のアメリカ人の先生の紹介です。(先生は在日歴20年超え)

先生には留学先の相談は一切しておらず、ハリファックスと決めてから報告しました。

すると、先生の大親友のカナダ人の友だち(仮名:マイク)がハリファックス出身というではないですか!

しかも、マイクは先生の近所に長年住んでおり、すなわち私と先生とマイクは同じ市内に住んでいることになります。

私の地元の市も大して大きくなく、ただでさえ外国人なんてそうそう見ることもなかったので、この偶然にとてつもなく感動しました。

しかもしかも、ものすごい偶然にもマイクは私がカナダへ渡る頃にハリファックスに行くかもしれないとのこと。

そして、その奇跡は起きたのでした。

 

マイクとは前日にメールで16時にスタバ集合と決めました。

しかし、ホストマザーはこれをよく思っていませんでした。

なんせ英語もろくにできないのに、カナダ人男性と食事に行くんですからね。

でもマイクは先生の親友だし既婚者、なんなら地元民。しかし、この事情をうまく英語で説明できない私。

ホストマザーの渋る顔だけは分かりましたが、私はカナダに来て3日目にしてホームシックになっていたので、何人であろうが日本の地元民に会いたかったのです。

なんせ、このマザーかなりキャラが強くてですねぇ・・・

気になる人はこちらをどうぞ↓

当日は語学学校の初日で午前中はクラス分けテスト、午後は市内散策。そのあとに銀行へ口座を開設しに行きました。

当時の私の英語レベルはへっぽこで、事実このときのクラス分けテストの結果も6段階中の2スタート。

銀行口座の開設は学校の誰かが同伴してくれるのかと思えばアポを取ってくれるだけで、英語が分からないのに一人で乗り込むも意味不明なことだらけ。日本人スタッフがいるわけでもないので、中国人スタッフが漢字で書いて説明して何とか乗り切るという始末。

マイクと待ち合わせのスタバに着いたものの、実は日本でもスタバに行ったことがなく何を頼んでいいのかも分からず入口で硬直。店内に同じ語学学校の日本人の子がいたので助けを求めて、そこも何とか乗り切りました。

マイクとの待ち合わせの時間が近づくにつれて急に不安に襲われました。マイクとのメールは全て英語でしたが、ほとんどGoogle翻訳を使いまくっていました。

この日一日でもテストは悲惨だわ、銀行ではちんぷんかんぷん、スタバでも指差しオーダー、こんなのでマイクと何を話せるというのか。

英会話教室の先生は日本語も話せたから安心できたけど、マイクは日本語もできるのか?

そんなことを考えると急に逃げたくなりました。

そんな矢先、通路を挟んで斜め向かいに座っていたアジア人の女の子に急に声をかけられました。

言われた英語は分かりませんでしたが、『トイレに行きたいんだけど、その間パソコン見といてくれる?』みたいな感じでした。

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急な出来事にびっくりしてとにかく頷きで返事すると、彼女はトイレへ向かいました。

彼女のパソコンをふと見てみると、なんと日本語で表示さているじゃありませんか!

彼女が戻ってくるなり、思わず『日本の方ですか?』と聞いてしまいました。

そう、彼女は日本人です。

別の街の専門学校を卒業した彼女は仕事を探しにハリファックスに来たというのです。

彼女はハリファックスに来てまだ1ヶ月も経っておらず友だちもいないと言っており、歳も近いし急に親近感湧きまくり!

そんな彼女に藁をも掴む思いで、これからマイクと行く食事にいっしょに来ないかと誘ってみました。

彼女と出会ってまだ5分、まだ見ぬマイクとは初対面でしたが、とにかく英語ばっかりの世界が急に怖くなった私には彼女が女神のように見えました。

運良く彼女にはこの後の予定がなく、マイクがいいと言うならばいっしょに来てくれるということになり、ほっと一息ついたところで窓ガラスをノックする外国人が手を振ってきました。

そう、彼がマイクです。

彼女もいっしょに夕食に行くことになり、海辺のレストランで食事、車で市内観光してもらい、最後はホストファミリーの元まで車で送ってもらいました。

とにかく彼女にいっぱい喋ってもらって通訳してもらったのを覚えています。

ホストファミリーの元へ着いたときには、マザーに安心してもらうためにマイクに会ってもらいました。

ここで発覚したのが、私が来る直前にマザーの元にステイしていた留学生が、オンラインで出会ったマイクというカナダ人にひつこく付きまとわれて大変だったとのことでした。

それでマザーはマイクというカナダ人と会おうとする私をとても心配していたようです。

ここは日本人の彼女に説明してもらってようやく理解できました。

 

実はこのあと、日本人の彼女はこのホームステイにいっしょに1ヶ月ほど住むことになりました。私の最初の1ヶ月は彼女によってかなり救われました。

彼女とは旅行へいっしょに行ったし、お互い別の街へ移動しても会いました。なんならオーストラリアでも会いました。

マイクとはこのあと日本でも何回か会いましたし、結婚後は旦那氏もいっしょに食事したこともあります。

 

人との縁って、どこでどう繋がるか分からないから面白いですよね。

これ以外にも縁にまつわる話はたくさんあるのですが、今回はここまでにしておきます!