ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

人は見かけによらず❷ ~鳥好きの正体~


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こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

人って見かけによらないことありますよね!

www.naiveme.net

前回はギャルの正体が意外な○○系だった話をしましたが、今回は鳥好きな人たちが想像を超えたキャラだった話を2つ紹介します。

【その1】アウトローな男の正体

カモ雛を売りに出したところ、ある男からメッセージがきました。

メッセージ自体はとてもシンプルで分かりやすく、引渡し当日までも何の問題もなし。

この日は14匹の雛を3件に配達することになっており、最終がこの男。

男の家に到着するとすぐに家から出てきてくれました。

出てくるや否や、一瞬怯んでしまいました。

というのも、この男の外見がちょっと予想外だったのです。

この男の前に終えた他の2件の配達では、1人は初老の女性で『カモに庭のカタツムリを食べてもらうの!』と言っており、もう1人は中学生くらいの女の子でペットにでもするのかな?という感じでカモ雛の運命が見えたのですが、この男は謎。

というのも、この男は不健康な痩せ型、服は上下穴の空いたスウェトとパーカー、ビーサン、ニット帽を深く被り、タバコ臭がきつく、口を開けば歯抜けで、スラングも多く何を言っているのか聞き取れず、いわゆるアウトローな感じの人だったのです。

率直に、この人がカモ雛なんて買ってどうするんだろう?ちゃんと育てれるのかな??食用にするのかな???などと思ってしまいました。

食用にするのには、それまでちゃんと育ててくれれば構いませんが、ちゃんと育てられるのか?という部分が気になってしまったのです。

しかも今回4羽を買ったのに、まだ欲しいと言うではありませんか!

当時は孵化器にいつくか卵があったので、来月にまた雛が孵るかも~と言ってその場を去りました。

それから1ヵ月後には、彼から『前言っていた雛を売ってもらえるかな?』と連絡がきました。このとき『先月の雛を食べるには早すぎるし、多分死んじゃったのかな。。。』と思ってしまいました。

ちょうど数日後に街へ行くタイミングがあり販売できる雛もいたので、また配達しに行きました。

前回同様到着したら直ぐに家から出てきてくれて、今回は雛を入れるしっかりした移動式ケージ持参で登場しました。

良いケージ持ってるやん!と思いつつも、相変わらず見た目は前回と同じ。

2回目ということもあり、前回よりお互いにお喋りになり、彼が『先月のカモも元気にしてるし、俺の鳥小屋見てみる?』と庭へ招待してくれました。

一瞬、えっ?と思いましたが、旦那氏が二つ返事を返したので、男の後について行きました。

門を開けると、想像以上に小綺麗な感じで小人などの置物がバランス良く庭スペースに置いてありました。

そして更に奥の門を開けると、想像を超えた庭があったのです!

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鳥ごとに小屋が分かれており、大きな鳥から小さな鳥まで色んな種類の鳥がいました。

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どの小屋も清潔に保たれ、巣箱や玩具などもあります。

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↑この子は現在5歳ですが、自分の方が早く死んでしまうと言って笑っていました。

鳥に『知らない人がいるよ~』と話しかける彼↓

ほんと、どの鳥小屋もそれなりにサイズがあって素敵で、入場料とってもいいのではと思うのど素敵なお庭だったのです!

この男、見た目とは裏腹に純粋な鳥好きだったのです。

よく見ると右手の指にはLOVEと1文字ずつのタトゥーが入っていました。愛鳥家の証でしょうか。

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帰りに際には新鮮なカモの卵を18個もくれました。(今回私が売ったカモとは別の品種のもの)

卵として食べるなり、孵化させて売るなり好きにすればいいさと言うのです。

お金を払うと申し出たら断られたので、うちのキンカチョウ(ゼブラフィンチ)はいかがかと聞いてみると興味があるとのことだったので、数週間後に街へ行った際にキンカチョウのつがいを4羽をプレゼントしました。

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キンカチョウ(ゼブラフィンチ)

そしたら、またカモの卵を12個くれたのです😂

めっちゃえぇ人!

現在もらった卵は孵化器とニワトリが温めています。

【その2】紳士の正体

実はこのアウトロー男とのカモ取引と同時に、別の男からゼブラフィンチを買いたいと連絡がきていました。

私は何年か前にFacebookでフィンチを売っており、今では動物売買は禁止されているので広告は勝手に下ろされていましたが、なぜだかこの男は私のことを覚えており連絡してきたのです。

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この人、毎回のメッセージがとても丁寧だと思いません?

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ということで、この人をアウトロー男に対して紳士とでも呼びましょう。

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この紳士はアウトロー男と同じ街に住んでいるので、カモ雛を売ったついでに紳士宅にフィンチを届けたかったのですが、彼の仕事の都合などでなかなかタイミングが合いませんでした。

そしてついに1ヶ月越しにタイミングが合い、配達の前日には紳士からこんなメッセージが来ました。

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ざっくり言うと『明日、あなた達に会えるのを楽しみにしています。私の住所は~~』という感じなのですが、ちょっとビックリしました。

というのも、今まで何百とモノを売ってきましたが、こんなことわざわざ言われたのは初めてだったのです。

これだけ紳士なメッセージを送ってくる人はどんな人だろうかとちょっと気にはなっていましたが、少し引いてしまいました。

しかし、当日私は病院で血液検査の予約をしていたので配達は旦那氏が行くということを伝えると、気遣いの言葉が。

やはり紳士ですね。

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そして、いよいよ当日。

旦那氏が私を病院まで送り、そのあとに旦那氏単独で紳士へフィンチを届けてもらいました。

1時間後に旦那氏が病院まで迎えに来て、紳士がどんな人だったか聞いてみると、予想外の答えが返ってきました。

その答えとは、Weird(変、不気味)でした。

詳しく聞いてみると、ドアを開けるとすぐ近くにベッドがあってその横には空気で膨らませた裸の女のマネキンがあったと。。。

部屋自体がめっちゃ散らかっていて、しかもなんか空気が重たくて臭い。

そのうえ、普通の人は玄関先で鳥の入った筒を渡すと鳥を自分で籠に移し替えてから筒を返してくれるけど、この人は旦那氏を家に招き入れて手伝うようにお願いしてきたそうな。

イヤだったけど断る理由がなかったので、終始息を止めて手伝い、旦那氏は無事脱出したそうな。。。

めっちゃキモイ!

メッセージではあんなに紳士で『会えるのを楽しみにしています』とか言ってたけど、それでこれってかなりヤバい人です。

時間もきっちり指定していて、その時間通りに配達してこれです。

もしここに私一人で乗り込んでたらと思うと恐怖です。たぶん泣いて逃げ出していたと思います。

私が来ず旦那氏が行くことが分かっていてもこの様子とは、一体どういう神経をしているのでしょう。。。

人のリアクションを楽しむ変態なのかな・・・

 

ということで、人は見かけやメッセージだけから判断してはならないと改めて学びました。

皆さんもお気をつけください!!