こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
8月末から子ヤギラッシュが始まり、9月末までに15匹産まれました!
これにて落ち着くのかのと思いきや、10月に入り次は緩やか子ヤギラッシュが始まりました!!
毎週2、3匹産まれています。
この緩やか子ヤギラッシュは意外と大変なのです💦
短期にたくさん産まれると、誰が誰の子か覚えるのは大変ですが、こちらとしてはまとめて面倒みやすく、またヤギを子持ちグループに分けることができます。
そうすることで、母ヤギ10匹と子ヤギ15匹とかでそれなりに大きな1グループ作ることができ、他のヤギと分けて生活することで目が行き届きやすくなり安全です。
しかし、今回の緩やか子ヤギラッシュではそうもいかず、私は毎日のように子ヤギとかくれんぼ奮闘中です!
母ヤギのタイプ
うちのヤギは40ヘクタールの放し飼いですが、それを15ヘクタールと25ヘクタールに分けています。草の生え具合を見て、今日はこっち❶で、来週からはあっち❷で放牧みたいな感じです。
日中は放牧エリアで自由に過ごしていますが、日没2時間前になると勝手に赤丸エリアに戻ってきて夜を過ごし、また朝になると勝手に放牧エリアへ出ていきます。
↑これ、GoogleEarthから撮りましたがこんなに赤裸々に見られているとはびっくり!
基本的に母ヤギと子ヤギには目が行き届きやすいので赤丸にいて欲しいのです。
母ヤギにも色々タイプがあって、
- 一日中赤丸にいて子ヤギから離れない
- 子ヤギを赤丸に置いて自分は放牧に行く
- 子ヤギをいっしょに放牧に連れていく
理想は1ですが、なかなかいません。その点、松井さんは最高の母ヤギでしたが。
松井さんについてはこちら↓
2もいいですが、子ヤギだけが残るとカラスに目をつつかれたりするのでこまめなチェックが必要です。また、授乳のために一日数回母ヤギを集団から戻さないといけません。
3がいちばん厄介!!というのも、生後2週間までは母ヤギが子ヤギを連れて戻ってくることがそうそうないのです💦なんせ子ヤギ寝ちゃってますから。。。
日没2時間前にヤギ集団が戻ってきたけど子ヤギがいない!暗くなる前に子ヤギを探しに行かなきゃ!!
という感じで子ヤギとかくれんぼが始まります。
子ヤギとかくれんぼ
ルール
- 出発前に誰がいないのか確認
- 探しに行くのは徒歩でもいいけど、20ヘクタール程を見て回るので四輪バイクがオススメ
- ただし、深い草むらからいきなり子ヤギが飛び出てくることもあるので徐行運転で!
- 見つけたら終わりではなく、抱っこして母ヤギまで届けてお乳を飲むまで見届けること
- 数が合うまでは、暗かろうが雨が降ろうが何時間でも続く
以上!
基本的に原っぱなので地べたで寝ていますが、子ヤギが寝そべると高さ約15cmになり、今の時期草が20~30cmの高さがあるので簡単には見つかりません💦
せめて鳴いてくれると分かりやすいのですが、基本的に爆睡しているので期待できません。
実際のある日の様子
放牧エリアはこんな感じです。
この中に子ヤギが見えますか?
私には見えます!!
とは言え、子ヤギとは認識しておらず、この景色の中に白と茶色の際立つものがあるので近づいていこうと言う感じです。
少し近づいてみましょう。
この中に子ヤギが見えますか?
これだと私には確実に子ヤギが見えます!
まだ見えない人のために、これならどうでしょう?
まだ分からん!って人にはこれでどう??
えっ?まだ分からないって・・・???
そんなことでは日が暮れてしまいますよ!
結構バイクはうるさいですが、そんなこと気にせず大爆睡です。
この子をバイクに乗せて母ヤギまでお届け。
ときには3匹を一気に見つけたときなんて、バイクの運転が大変です💦
最後はこの子たちを母ヤギに戻して、お乳を飲んでいるところを確認して終了!
この母ヤギ探しもたまに難航します。
100匹以上のヤギからその子の母ヤギを探して近くに置かなければなりません。さもないと、いつまでも草を食べたり寛ぎすぎて子ヤギの存在を忘れている母ヤギもいたりします。近くに置くと、子ヤギの声に反応して寄ってきて授乳中がはじまります。
子ヤギとのかくれんぼはこんな感じです!
子ヤギのかくれパターン
ある子ヤギは土盛りの上が好きだったりします。
ちょこんと豆粒みたいなのが見えますか?
まっ茶色じゃないので見つけやすいです。
まっ茶色が真っ白な砂の上で寝ているのも見つけやすい!きょうだいだと、こうやってくっついて寝ていることが多いので一気に2匹見つかる可能性が上がります!
オープンスペースで寝ているだけではありません。茶色い子が木の影に潜んでいるのは難易度が上がります。
まだ見えないって?
ここです!
たまに、こんな変化球も。
いちばん困るのが、いるはずのない所にいるパターンです。
子ヤギは小さいのでフェンスやゲート下を潜って、予想外なところにいたりします。
先日も旦那氏と2人して1時間以上探し回ったのに、最終的には倉庫内で見つかりました。
かくれんぼのイラッとするところ
イラッとするのが子ヤギを置いてきたのは自分なクセに、集団で戻ってきてから急に子ヤギがいないと騒ぎだす母ヤギ!
連日かくれんぼが続くと、
テメーがちゃんと連れて帰ってこいや!無理なら連れていくなよ!!
と言いたくなります。いや、たまに言ってしまいます。
また、バイクに乗せた途端に鳴きわめく子ヤギにもイラッとしちゃいます。
そして、子ヤギを届けたのにありがとうも言わずに被害者意識のまま走り去る子ヤギと、私の子に何してくれたん?!と警戒してくる母ヤギ。
ヤギとしてなってない💢
そのうえ、最後になんか臭うなーと周りを見渡すと、ズボンに茶色い物体が・・・
ジャケットに黄色い物体が・・・
なんてよくある話です。
また悲しいことに、このかくれんぼでは私がずっと鬼のままです。
私だって、たまにはかくれて探してもらって抱っこして連れて帰ってもらってビール飲むところまで見届けてもらいたいですよ!!