ナイーブなMEは兼業農家

ワーホリ中に国際結婚、現在は西オーストラリア州で兼業農家。私の経験や驚きを様々なジャンルで紹介!

バーチャルツアー?!私たちと日帰り1150km走行でヤギを買いに行ってみよう!


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こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

先日ヤギを買いに日帰りで1150km走行してきました!

本来ならば1泊2日する距離ですが、現在ガチョウの雛ことゴズリングズがいますので、あまり家を離れたくないという理由で日帰りしてきました。

出発前は二人で交代しながら運転したら何とかなると思っていましたが、思った以上に大変でした💦

この疲れが長引いたのでブログを書くのも少しお休みしていましたが、今回はせっかくなのでこの長旅を読者の皆様にも体験してもらおうと思い

バーチャルツアー?!私たちと日帰り1150kmでヤギを買いに行ってみよう!

という張り切ったタイトルにしてみました!

でもね、残念ながら360度見える画像とかLIVE中継とか無理なので普通に旅の記録です。

だからバーチャルツアーの後に

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を付けてみました。

タイトルに引っかかってこちらを読みに来てくださった方には申し訳ございません。

オーストラリアの大地を、ヤギを買うことだけを目的に日帰りで1150km突っ走る単なる旅の記録です。

キラキラした感じでもなく、私たちの現実感たっぷりな感じです。

※当日の写真を撮り損ねた部分は、別の日に撮った写真で補っています。

物好きな方は先へお進みください♪

1150kmの旅のルート

今回の旅のルートはこちら↓

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南極海側に面した我がファームを出発して、最初の目的地はⒶのKellerberrin(ケレベリン)、次にⒷのCalingiri(カリンジリ)という内陸部コースでヤギを買いに回りました。

そして我が家へ戻ってくるとGoogleマップによれば走行距離1149kmです。

実際に車の走行距離メーターで見ると1150kmでした!

ちなみに日本国内で1150kmというと、東京から佐賀までとか、津軽海峡から伊勢までとか、とにかく本州の3分の2みたいな感じです。

では、この旅のはじまりはじまり~

1150km走破でヤギ買いの旅!

前日の準備

今回は合計で16匹のヤギを買う予定で、ヤギを載せる様のトレーラーを牽引する必要があります。

普段は建築仕事用に使うトレーラーですが、ヤギ仕様のケージを装着しました!

普段はこんな感じで建築仕事のものを載せますが↓
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ヤギ仕様ケージを載せるとこんな感じ!

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ベースのトレーラーは購入したものですが、ヤギ用のケージは旦那氏の完全なる手作りです。

中はこのように3部屋に別れています。

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Googleマップにあるよう、この旅をぶっ通しで走っても12時間半かかります。

オーストラリアでは夜の運転はカンガルーが飛び出してくるのでとっても危険です!

現在は日没が18時半なので、日没前に戻ってくるのは不可能と分かっていましたが、それでも少しでも早く戻ってこれるようにと出発時間は5時に設定!

ということで目覚ましを4時に設定して、前夜は21時には就寝。

出発の日午前4:00

10月3日(土)出発の朝は4時起床!

どんなに朝早くても、いつもの朝食を食べないと1日が始まらないという旦那氏。

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食後にはガチョウの様子を確認し、家の戸締り確認して出発です!!

午前5:10

出発は10分ほど遅れましたが、その理由は湖があまりにも綺麗だったので。

もうここらでは5:30頃に朝日は昇りますが、この日は朝から急な雨で外は結構暗かったのですが出発直前に雨が止み、西の空に満月が姿を現しました!

実は中秋の名月のときだったのでほぼ満月のような月。

しかも満月は湖の真上にあって湖面に反射。

写真では見えにくいかもしれませんが、反射する光の中を野生のブラックスワンが泳いでいました。

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この光景をうっとり見ていたため、ちょっと遅れて旦那氏の運転で出発です!

午前6:15

5:30には朝日は昇りましたがまだ若干薄暗く、カンガルーが道路に飛び出してくるので危ない!!

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出発から1時間ほどで隣町に着きましたが、このとき気温4℃で車には路面凍結のサインが付きました。

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出発時のファームは10℃でしたが、さすが内陸部は寒いです❄

午前7:30

最初のトイレ休憩。

オーストラリアでロードトリップをしているとすごいなと思うことのひとつに、トイレ整備が挙げられます。

どんな小さな町にもキレイな公衆トイレがあるんです!

ちょっとびっくり仰天トイレもたまにありますが、その話はまた別の機会にしましょう。

土曜日の朝7:30の田舎町には人ひとりいませんでした。開いている店もないしそんなもんでしょう。

トイレ休憩からは私が運転です。

 

朝食をガッツリ食べてきましたが、それは朝4時の話。

8時を過ぎると小腹が空いてきたのでおやつタイム。

おやつタイムといってももちろん運転しながらで、私たちの運転中の定番のおやつはコーンチップスです。

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ポテトではなくコーンです🌽

ポテチより厚みがあって塩気も少なく健康的なような気がします。

日本だとトルティーヤチップスと言うそうです!

我が家ではコーンチップスを使ってナチョスを夕食にしたり、色んなディップを作ってそれに付けて食べることが多く常備食のひとつでもあります。

ちなみにこれ、昨晩の夕食のナチョス↓

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8時半を過ぎると太陽光線が強烈でつらい。

私たちの旅ルートの往路はとにかく北上なので、運転席側は東となりモロに太陽が当たります。

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出発してから350km走ってるのに、これまで見た対向車がたったの11台💦ちなみに、道路にとび出てきたカンガルーが6匹。

いくら土曜の朝とはいえ、人少なすぎー!!!

道もほぼ直線。

途中、かの有名なRabbit Proof Fence Road(ラビットプルーフフェスロード)を運転しました。

ラビットプルーフフェンスとは、イギリスからオーストラリアに持ち込まれたウサギが繁殖して農作物に被害を与えることから、政府がウサギの侵入を防ぐために建てたフェンスです。

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出典:Rabbit-Proof Fence - Wikipedia

No.1、2、3とありますが、赤線のNo.1は実は1833kmもあり世界一長いフェンスだそうです!

この3つのフェンスを合わせると3256kmあり、今回はNo.2沿いに走りました。

午前9:30

出発から旦那氏の運転で2時間、私の運転で2時間、そしてまた交代で旦那氏の番です。

こうやって農場ばかり広がる道の長距離移動をすると、助手席の人はかなり飽きてきます。

どこを見ても同じ景色。

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面白い看板さえもないので、脳内がフリーズしてきます。

午前10:30

ようやく1つ目の目的地Kellerberrinに到着。

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町の写真を撮り忘れたので Kellerberrin, Western Australia - Wikipediaから拝借しました。

おそらく街住まいの人からすれば小さな町に見えるかもしれませんが、オーストラリアのバックカントリーを散々見てきている私からすれば結構大きめの町の部類です。

パース~カルグーリー間を走る電車Prospector号の駅もあります!

 

で、肝心のヤギ買いですが、オーナーとのやり取りではだいたい3通りあります。

  1. 事前に住所を教えてもらって、そこまで直接行く
  2. 事前に町の名前だけ知らされており、到着1時間前になったらオーナーに電話して住所を教えてもらって直接行く
  3. 町の中心部などどこかで待ち合わせして、そこからオーナーの車について行く

今回は3番目のパターンで町集合。

私たちが給油し終えて10分ほどしたらオーナーカップルが町まで車でやって来て、その後をついて行きました。

彼らが住んでいるのは町から5分ほど離れた所にある5ヘクタールほどのホビーファーム。

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私もファーマーの端くれなので、現場を見れば手入れがされているファームかどうかはわかります。

こちらはびっくりするほど手入れされていないファームでした。

そして残念ながらオーナーカップルも大丈夫?って感じのタイプ💦

知らない人のファームの写真はあまり撮るもんではないので写真はありませんが、フェンスとか小屋とかのメンテがやばいです。

廃材を使うのはどこのファームも同じようなもんですが、継ぎ接ぎの仕方がロープだったり挟み込んでるだけだったり・・・

フェンスも高さがばらばらで穴ぼこだらけ。

そしてなんと言ってもオーナー側の要領が悪い💦

ヤギを遠方から買いに来ると分かっているのに、ヤギを一定の場所に閉じ込めていないのです。

普通ならば、ヤギはトレーラーに載せやすいよう予め狭い場所に入れておきます。そうすることでこちらもヤギのコンディションを見やすいですし、ヤギもトレーラーに載る前から落ち着けます。

しかし今回は、逃げ回るヤギを私と旦那氏、オーナーカップルの大の大人4人で追いかけ回すという展開に。

オーナーカップルは50代かと思われますが、あまり健康そうな見た目ではありません。ゼーゼー言いながら走り回り、ヤギに向かってFワードの連発。

ようやく最後の1匹をエリアに閉じ込めれたと思ったら、アルパカが邪魔をしてボロボロのフェンスからヤギがまた脱走!

ここからさらにオーナーの口がさらに悪くなり、1文ごとにFワードを発します。

汗だくに走り回ること40分で11匹のヤギをトレーラーに載せることが出来ました。

ところで、ここのアルパカがびっくりするほどかわいくないんです!!

これは実物を撮らせてもらいました↓

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見た目もですが性格も相当危険らしく、先月警察がここに何かを探しに来た時に威嚇して、警察はパトカーから出られなかったようです。

という自慢話をされましたが、警察は一体何を探しに来たのでしょう。。。

何か怪しいものでも育てているのかしら???

という想像を巡らせて、2件目があるのでとお金を渡してそそくさ退散しました~

午前11:30

Kellerberrinから2件目の目的地Calingiriまでは170kmあり、そのうちの前半部分はGreat Eastern Highway(グレートイースタンハイウェイ)というハイウェイを通ります。

このハイウェイはパースとカルグーリーを結ぶもので先に紹介した電車Prospector号が走り、運良く見ることが出来ました!

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この電車より手前にパイプが通っているの見えますか?

ここだけでなく、このハイウェイ沿いにはこのようなパイプが通っています。

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これなんのパイプだか分かりますか?

これは水道管で、パースから約560km離れたカルグーリーまで水を送ってるんです!!

カルグーリーは年間降水量が250ミリという乾燥地なのに対して人口3万人の中都市で、しかも大きな鉱山もあるため水が足りないようです💦

だから500km以上離れたパースから水道管で送ってるんです。

水大国日本では考えられませんよね。。。

これはメインパイプですが、途中で小さなパイプが小さな町の方にもあったりします。

 

12時も過ぎ、お腹が本格的に空いてきました。

どこかのベーカリーでランチを買う予定でしたが1件目で予想以上に時間を取られたため、とにかく目に付いたお店に止まろうという感じでした。

しかし、これが大失敗💦

オーストラリアのド田舎では土曜日はどこも12時までしか開いていません。(ちなみに日曜はどこも閉まってます。)

何でもいいから食べたいと思っても、本気で全て閉まっているのでロードトリップの際は食べ物と飲み物を忘れずに!

私たちは持参した2袋目のコーンチップスとリンゴなどで空腹をしのぎました。

1件目から2件目までの移動は旦那氏の運転で1時間45分です。

午後1:15

2件目Calingiriの小さなヤギ農場に到着。

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こちらには過去2回買いに来たことがあるのでオーナーも顔なじみです。

男性オーナーですが、この人はザ・オージーという体格でかなり大きいです!おなかがポッコリ出ているのですが、下の方のボタンが取れてしまって、その代わりにケーブルタイ(結束バンド)でシャツの下の方を止めているんですwww

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そんなお茶目なオーナですがヤギのことをちゃんと知っている人で旦那氏も信用しており、全てはスムーズに終了。ここでは5匹買いました。

午後2:00

最近のヤギ売買情報交換をして、2件目を去りました。

ここからは一気に南下してファームへ帰るのみ!

Googleマップによるとここから540kmの約6時間。

運転は相変わらず旦那氏です。

午後3:00

この旅で最大の町Northam(ノーザム)に到着!

今回の旅のルートで唯一の信号のある町でもあります。

この町の人口はなんと6500人!

私の町が人口100人なのでこれはすごい!!

ここで今何か食べなければこの先何も見つけられないことは分かっていたので、我々が選択したのはマクド🍔

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もちろんこの旅ルートでマクドのようなフランチャイズがあるのなんてここだけです。

ファーム到着も夜8時を過ぎるので、ここでしっかり食べました。

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バーガーやポテトにモノポリーのシールが付いており、当たりが出たので無料でベーコンエッグマフィンをもらちゃいました♡

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午後3:45

マクド休憩を終え旅再開!

ここから200kmの2時間ちょいは私が運転しました。

この2時間ちょいの記憶はございません。とにかく無の境地です。

それもそのはず、今Googleマップでルートを見返すとこの200kmの間に3回しか曲がってないそうです。

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また、ヤギ16匹とトレーラーで1トン近くあるものを牽引しての運転なので慎重になります。

急ハンドル急ブレーキは厳禁です!

午後6:00

トイレ休憩のタイミングで旦那氏と運転交代。

午後6:30

本日2回目の給油。

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ヤギが鳴きはじめ、周りの人にびっくりされました💦

若いヤギの声って人間の子どもみたいな声をしているんです。そんな声がトレーラーからしてくるだなんて怪しさ満点・・・

ここからは日も沈んだので、助手席の私はカンガルーの飛び出しの見張り役です。

ここまでで旅に出てから13時間半、走行距離920km、ファームまであと230km!

午後7:30

街灯もない真っ暗な中を走っていると、突然オレンジ色の静かな光が見えました。

何かと思ったら月!

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車を停めてもらって写真を撮りましたが、スマホには限界があります💦

こんなもんじゃないくらい大きくてオレンジで、静かなんだけど強い光を発していたんです!!

このあとすぐ厚い雲に隠れてしまい、次に出てきたときには普通の月に戻っていました。

思わず『今の月見て!』とツイートしたところ、NSW州の方も同じような月を見たとのことでした。

 

この月のあと、ついに私に睡魔が襲ってきました。

この旅では珍しく一切眠っていませんでしたが、流石に15時間も旅していると疲れます。

でも、隣では旦那氏が運転してるから私も頑張らなきゃと無理やり目を開けてみたものの脳がフリーズ。

だめだめ!起きてなきゃ!!・・・フリーズ

だめだめ!旦那氏も頑張ってる!・・・フリーズ

この繰り返しで、次に意識がはっきりしたのはファームまであと10kmというところでした。

午後9:00

ファームに無事到着!

旅出発から16時間、走行距離1150km、運転時間13.5時間、私の運転4時間半、旦那氏9時間。

旦那氏、おつかれさま♡

すごく長い旅でしたが、オーストラリア全土で見ると、移動したのってこんなもんです。

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オーストラリア大き過ぎるよね。。。

さて、到着してゆっくりしたいもののヤギをトレーラーから出さないといけないので、トイレだけ済ませてヤギ出し作業です。

トレーラーのドアを開けたからとすぐ出てくるものでもありません。

 真っ暗の中の作業は難航し、ヤギ出しに30分以上かかりました。

ガチョウとゴズリングの無事も確認し、ようやく暖炉の前でお茶を飲めたのが9:45のこと。

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この夜はシャワーも浴びずにバタンキュー。

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、日帰り1150kmヤギ買いバーチャルツアーでした!!

 

お楽しみただけましたか?!

って、行った本人としては前半は楽しいですが、後半はただの苦痛でしかありません。

この疲れは5日間ほど引きずりました。

しんど過ぎて、ブログなんて書く気も読む気も起こりませんでした。

正直、これを書いているだけでも思い出して疲れてしまいました💦

もう2度と日帰り長距離ヤギ買いはしたくないと誓いました。

 

 

 

そしたらそれから1週間もしないうちに、旦那氏がヤギの売り出し広告を見つけてきて日帰り1000kmを提案してきたのです。

即却下!

だったら一人で行ってくると言い出しましたが、距離が長いのでそれも却下。

やはりどれだけ運転技術があっても、長距離を一人で運転はしてほしくありません。

このヤギ買いは今週してきましたが、1泊2日の旅にしてだいぶ楽でした◎

 

最後まで読んでくださったツアー参加者の皆様、とっても長いのにお付き合いいただきありがとうございました🙂

次回ヤギ買いがありましたら、どなたか私の代わりに行ってくれる人を募集したい!