ナイーブなMEは兼業農家

ワーホリ中に結婚し、現在は西オーストラリア州で兼業農家をしています。

備えあれば憂いなしとはいかず。天災よりも人災によるダメージ。

こんにちは☀︎

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

我がファームは800haという大きなファームです。800haって、どのくらいの大きさかというと東京ドーム約160個分。東京ドームじゃ分かりずらいならば、東京ディズニーランドやシー、USJが約50haなのでこれらのテーマパークが16個分くらいの面積です。

昨年末にこのファームが大火事になり、800haのうちの600haが燃えてしまいました🔥f:id:kengyonouka:20190107142109j:image

赤枠が我がファーム、黄丸が家です。

家周りは大丈夫でしたが、家の裏は焼けてしまい白黒の世界。

f:id:kengyonouka:20190107142620j:image

f:id:kengyonouka:20190107145003j:image

火事の時は日本にいたので、オーストラリアへ戻ってきて初めて焼け跡を見たときはかなり衝撃でした。

詳しい火事のことはコチラ↓

分かる範囲での報告。 - ナイーブなMEは兼業農家

 

現在、年末年始関係なく朝から晩までファーム再建に向けて忙しくしていますが、なんせ大きなファームなので、日々新たなるダメージを発見しては疲れを感じています。

年末はまだ鎮火しておらず、かなり忙しかったですが、現在は火はおさまったのでその点は一安心🙂

 

オーストラリアから戻ってきて以来、消火活動にあたった人や近所の人から少しずつ火事当時の様子が伝わってきました。

そこで、分かった事実。

焼けた600haのうちの400haは、無意味なバックバーニングによるものだと。。。

バックバーニングとは、火が広がる前にまだ焼けていない場所を風向きの良いときに焼くことです。

 

私達は日頃から、また日本行きの前にかなり火事対策はしていました。なんせ、真夏のオーストラリアのファームを放置して、1ヶ月日本にいる予定だったので。。。

野焼き、家の周りの落ち葉集め、家に近すぎる木の切断、茂みの開拓など、かなり念入りにしていました。

 

しかし、備えあれば憂いなしとはいかず・・・

 

自治体

12/20我がファームから13kmほど離れた所で、落雷による発火。風向きが我が家の向きで、2日後には我がファームの敷地内が燃え始めました🔥

f:id:kengyonouka:20190107224652j:image

この写真を見て分かるよう、我がファームのほとんどは森林です。我がファームの上下と右側は自然保護区エリアで、木が生い茂っています。

この自然保護区を整備するべきなのは自治体ですが、ここ何年も放ったらかしにしていたため、我がファームとの境界線がほぼないような状態だったため、簡単に火が我がファームに燃え移りました。

腹立たしいですが、定期的な整備を怠った結果、消防隊の要請やその他で何十倍もの資金を使うはめになった自治体なので、これにて学ぶことが多いでしょう。

 

KYな隣人

実は我がファーム敷地内15haに隣人夫婦が住んでいます。彼らは日頃から自分の趣味には夢中ですが、その他のことには無関心。

彼らは火事への備えが全く出来ていなかったらしく、家の周りは木だらけ。この隣人の家を守るために、我がファームがバックバーニングで焼かれました。

しかも、バックバーニングで焼かれたエリアには大きな配水管パイプがたくさんあり、これも全て燃えてしまいました。

このパイプは数年前に渇水になった隣人のために、旦那氏が水を送ってあげたときに使ったものらしく、彼らのために置いてたのに・・・という悲しい感じ。

後日我が家に訪れた隣人は、『この火事がいかに大きくて怖いものだったか、どれだけ彼らが危険な目に遭って大変だったか、どれだけ彼らの家が脅かされたか』を語り、最後には『でも、君たちの家の周りが危険になることはなかった。ラッキーだったね!でも、次の火事に備えて、他のエリアも焼いた方がいいよ。』と言ってきました。

このとき旦那氏はワナワナしていましたが、怒りを抑えて『家周りが安全なのは当たり前やん。うちらは準備万端やったし。もう燃えるもの無いしな。』と言い返すと、隣人は去っていきました。

 

消防庁

消火活動に当たってくれたことには、心底感謝しています。

しかし残念だったのは、ローカルの力が発揮されなかったという点。火災発生から2日後には、消火活動の司令塔がローカルから州へと変わり、我がファームのことを知らない人がうちの消火活動に当たったようです。

その結果、数ヶ月前に野焼きしたから大丈夫なはずのエリアをバックバーニングしたり、無駄なフェンス破壊、水源ポイントを知らずに水を探し回ったりとテンヤワンヤだったよう。

後日やってきた制服姿の消防庁の人が旦那氏に、『このダムの水を使い切ってしまったけど、生活には支障はないかい?』と質問。旦那氏は横目に見える大きな湖を見ながら『・・・大丈夫』とだけ答えました。

これも後日分かったことですが、ローカルのヘリコプターはうちの湖から水を取り、消防庁は町まで戻って水を調達していたよう。

 

こんな感じで、我々の努力は我が家と動物を救いましたが、予想外の人災により被害大です。

草木はいつか生えてくれますが、壊れたフェンスや壊れたパイプ、荒れた車道は放っておいても直りません。

今日も乾いた地でファーム再建のためがんばります!

f:id:kengyonouka:20190108091743j:image

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村