こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
私は西オーストラリア州の南部に住んでいますが、州都パースが現在大変なことになっています。
おそらく日本のニュースでは全くと言ってほど報道していないでしょう。
現在起きている
- ロックダウン
- ブッシュファイヤー
についてです。
感染者1名発見によりハードロックダウン
見出しにもありますよう、1月末に市中感染者が1名見つかったことにより、現在パース及び周辺のエリアは5日間のロックダウン中です。
西オーストラリア州は昨年3月より約9ヶ月もの間、州境を締め続けていました。その間は市中感染ゼロ。
他州は早くから州を開けてはクラスターが見つかり再ロックダウンになることもありました。他州からは西オーストラリア州も州を開けろと圧力をかけられたこともありましたが、州知事が頑なに拒み続けて西オーストラリア州の平和を守りました。
西オーストラリア州でも昨年3月から約2ヶ月間学校や飲食店を閉鎖してロックダウンをしました。
昨年12月にはついに州境を開けましたが、その後も市中感染ゼロを通しました。
しかし、先月末に約10ヶ月ぶりに市中感染が見つかってしまいました。市中感染と言っても、帰国者が収容されるホテルの警備員をしていた人です。
※オーストラリアでは、海外から来た人は検査の結果はどうであれ14日間の隔離生活をしなければいけません。
この警備員の感染が発覚した翌日に公表、それと同時に同日の夜6時から5日間のロックダウン開始宣言です。これは1/31(日)の出来事で、翌日からは長い夏休み明けの学校の新年度が始まる日だったので、この早急の対応は多くの人を驚かせました。
この警備員が行動した範囲をすべて公表し、同時間帯にその場にいた人が検査を受けるようにし1日で平均1万5千人以上の人が検査を受けています。
※西オーストラリア州では(おそらく全州?)、飲食店や図書館など指定された施設に入る前には名前や連絡先を登録したQRコードをかざす義務があります。
現在ロックダウン4日目ですが、今のところ新規感染者は出ていないので明日でロックダウンが終わる予定です。しかし、完全に安心できるのは14日間の感染ゼロが指標なので、ロックダウン解除後も何かしらの規制は続きそうです。
ブッシュファイヤー発生中
夏のオーストラリアではブッシュファイヤーがどこかしらで発生していますが、現在パース近郊で大きなものが起こっています。
ロックダウン初日にパース北西部でブッシュファイヤーが報告されました。風が非常に強く一時は時速70kmもの突風が吹き付け、一晩で火事が2倍に広がってしまいました。
現時点では10,400ヘクタール以上が焼けてしまい、炎は136km移動したようです。
死者は出ていませんが、81軒の家が燃えてしまいました。
この後も風がきつくなることが予想されており、まだまだ鎮火とはならなさそうです。
500人以上の人が消火活動に参加し上空からの消火活動も続いていますが、このエリアは丘なので消火活動も苦戦しているようです。
全て英語になりますが、現地の状況はコチラのサイトから動画や写真も見られます↓↓↓
私はブッシュファイヤーの被害に遭った経験がありますが本当に怖いです。
私の場合は発生時は日本にいたので自分のエリアが燃えてからの帰宅でしたが、燃え終わったのかと思えば風ひとつでまた炎が復活しました。
完全に鎮火したと思えたのは発生から3ヶ月後の大雨です。それまでの3ヶ月間は敷地のどこかで煙が、ときにはそれが炎と化して茂みを焼きました。
2年以上経った今も、ブッシュファイヤーの傷跡はファームにも心にも残っています。
パースは週末に雨予報ですが、これが少しでも早く降ってくれることを祈ります。
私の住んでいるエリアはロックダウンでもなければ、このブッシュファイヤーの被害を受けている地域でもありませんが、どれだけの人がこの事実を知っているのか分からないので記事にしてみました。