こんにちは🌞
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
実は3/23から28日までの5日間、旦那氏の息子家族がファームに来ていました。
この息子とは、かの有名な『息子を訪ねて三千里』の彼です。
『息子を訪ねて三千里』とは
この息子とは旦那氏の末息子Jのこと。
JはQLD北部ケアンズ付近に住むプロのアクロバティックパフォーマーで、奥さんSと娘Tの3人でトラックに7年間住んでいる。
旦那氏の息子だけあって物作りに長けており、旦那氏と同じく基本何でも手作り。7年間住んでいるトラックの住居部分は旦那氏との共同作、ショーで使う400人収容のステージと客席はJ一人で作りました。
2019年6月にJが念願の新車トラックを購入したにもかかわらずヘルニア手術を受けて動けず、しかも大型免許が間に合わない!
そこで、大型免許所有の父親である旦那氏がJの代わりにオーストラリア中を駆け巡ってトラックを届けたのです。その移動距離なんと約12800kmあり、これは三千里以上に相当します。
ということで、この旅を『息子を訪ねて三千里』と呼んでいます。
バージョンアップしたトラック!
7年間住んでいたトラックはこちら↓
6mのトレーの上にキッチンとダイニングエリア、パソコンデスクなどがあり運転席上のせり出した部分がベッドルームとなっています。
娘Tも大きくなってきたので、ベッドルームを分けるために昨年買った新しいトラックはこちら↓
このトラックの上に家を建てるので、トレーさえもない新車のトラックを購入。トレー部分は15mと以前の倍以上!
半年後にこのまっさらなトラックが、家となって帰ってきたのがこちら!
車内写真は撮っていませんが、ベッドルームが前と後ろに分かれて2つあり、キッチンとダイニングエリアの拡大、ベッドルームをロフトにすることでその下が作業部屋になっていました。収納も多く以前よりもすっきりとした車内となっていました!
息子たちの滞在とコロナ
息子たちは1月中旬からパースで開催されたフリンジフェスティバルのために、クリスマス前からパース入りしていました。フェスティバルはオーストラリアでコロナ騒動が始まる前の2月中旬に終わり、フェスティバルには特に影響はなかったそうです。
その後は会場の片づけをし、親戚に会ったり家族でキャンプしたりして1か月後の先週月曜日にファームにやって来ました。
正直彼らがやって来る前に、既にオーストラリアの国境は閉ざされ、州によっても移動制限がかけられ始めていた頃なので、パースから彼らがやって来ることを不安に思っていました。なんせファーム暮らしの私たちはコロナ騒動が起きてから、ほとんど人と接触していなかったからです。しかし、彼らはファームに来る前の2週間は旦那氏の弟に会ったくらいで基本キャンプ生活だったということで一安心。
彼らの滞在した5日間では、旦那氏と息子Jは重機を使った大仕事。
私はこれしたくなかったので、Jにはかなり感謝です。
私と嫁S、娘Tは料理したりファーム散策をしたり、サンドバギーを乗り回したりとホリデーモード。
35℃まで暑くなった日にはみんなで海水浴。
現在オーストラリアでは人との距離を1.5m保たなければいないルールがありますが、ど田舎のため私たち以外には誰もいませんでした。
州をまたぐ移動
彼らの滞在中から、州をまたぐ移動に制限がかけられ日々厳しい条件になってきました。
彼らは西オーストラリア州からクイーンズランド州まで帰らないといけないので州をまたぎます。
ただ彼らは旅行でなく仕事から家に帰るだけ、トラックの後には会場設備を載せたトレーラーをけん引しているので運輸同等扱いになる、自主隔離できる設備と食料はあるから大丈夫だと言っていましたが、出発の朝には事態はさらに深刻。
今週水曜日からは、州をまたぐどころか地域間の移動にも制限をかけられ、ある地域には立ち入ることさえも許されません。最短距離で帰りたくても通れる地域が限られているので、どうなることやら。。。
ファームから彼らの住処までは約5000kmあります。
感染リスクを疑われると州越えが難しくなるため大きな街には寄れないので、いつまともな買い物ができるかも分からない状況。そんな彼らには私の家庭菜園から野菜を持たせました。
我ながら、家庭菜園を誇らしく思いました。
旅立つ前にはファミリーショーを披露してくれました。
そして旅立つトラックたち。
彼らが無事に帰れることを祈ります。
さぁ、これで私たちも訪問者無しの静かな暮らしに戻ります。
来週から始まる地域間の移動制限のため、セカンドハウスにも行けなくなります。この移動制限のために警察の巡回も多いようで、見つかったら罰金5万ドル(約330万円)です。
日本もついに感染者が爆発的に増える予想が出ているようですので、くれぐれもご注意くださいませ。
ロックダウンされると、本当に不便ですよ!