ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

分かる範囲での報告。


スポンサードリンク

こんにちは☀︎

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

現在日本に一時帰国中で1月中旬にオーストラリアへ戻る予定でしたが、我がファームエリアが火事になったため、12/25にオーストラリアへ戻ることにしました。

 

弱小ブログですが、家族や友人以外にも読者で心配してくれている人もいると思いますので、現時点で分かっている状況を報告します。

 

12/20に、我がファームから15kmほど離れたところで火災発生。この写真は火災発生1時間後、ファームから30kmほど離れたところからの写真。
f:id:kengyonouka:20181223103725j:image

風向きが我が家に向かっている方角だったので、この頃からドキドキ。正直、この時私は事の重大さを理解していませんでした。

ファームの近所の人はみんな消火活動に参加しているのでろくに連絡が付かず、不安が募るばかり。夜にはかなり火が接近していることが分かり、眠れませんでした。

 

翌日以降は近所の人やハウスシッターからの電話で現地の状況確認をするものの、みんな言うことがバラバラ。というのも、火には近づけないし、高台がないので煙の方向で火の状況を推測するしかないのです。しかも、ファームと自然保護区エリアのため道無き森がひたすら燃え続けるので、『○○ファームの北側5km』など方角でしか位置が表現できないので、全てがあいまい。

二日目の晩にはうちのファームの中が燃えているかもという情報を受け、旦那氏も私も撃沈。しかし、翌朝それは誤報であると分かりほっと一息。

三日目の昼には衝撃的な航空写真が送られてきました。

f:id:kengyonouka:20181223202838j:image

f:id:kengyonouka:20181223202952j:image

今まで耳で聞いていた情報が、目に飛び込んできたらとても悲惨な感じでした。

我がファームは赤で囲ったところ、家のあるエリアは黄色です。

f:id:kengyonouka:20181223205235j:image

この写真を見た時、まだ少しは距離があるとほっとした瞬間次のメッセージが来て、そこには『 我がファームに炎が到達した 』という言葉が。この写真は午前中に撮られたものらしく、撮影の3時間後にはファームに炎が燃え移りました。その晩にはこの写真の下側にあたる隣のファームまで燃えたようです。

四日目の12/23の晩で分かっている情報は、我がファームは全体的に燃えてしまったようですが、家はなんとか無事だそうです。

 

火の原因はどうやら落雷のようです。発火の数日前に雷が落ち、その後ずっと燻っていたのが風の強い日に火に発展して、一気に燃え広がったよう。

野焼きをするときにいつも思っていた火の怖さが、改めて恐怖を感じさせます。小さなマッチ1本の火が、小さな火の粉が何百何千何万㎡の土地を焼くことが可能なのです。

しかも、通り過ぎた炎というのは台風の後とは違うので、過ぎた後も燃え続けます。我がファームを焼いた炎は、西へ西へと進み続けていますが、我がファームはまだ煙が上がり続けています。風が吹けばいつでも再発火する危険があるということです。これは我がファームに限らず、今火災が起きているエリア全体がこの危険と隣り合わせです。

我がファームエリアはクリスマス休暇で人気のキャンプエリアですが、避難勧告が出ているようです。これはニュースの記事です↓

 

25日に日本を出発で、26日の夕方にはファームに着きます。

現実を目にするのがものすごく怖いです。