ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

目の前で超常現象(ダウジング)を見た!水脈を当てるwater diviner とは


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こんにちは☀︎

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

昨日、我がファームにwater diviner(ウォーター ディバイナー)と呼ばれる、地下水のありかをワイヤー1本と潜在能力で探り当てる人が来ました!!

以前、water diviner についての実話を元にした映画も観たのですが、当初はwater diviner の存在を何となくしか知らなかったので、『はぁ??』っとなることが多かったのですが、今なら納得!!

映画の紹介も兼ねて、water diviner を含めた潜在能力『ダウジング』、そして私が目の当たりにしたwater diviner 体験をここにまとめます。

 

ダウジングとは

water diviner について調べ始めていたら『ダウジング(dowsing)』という言葉に行き当たりました。

ダウジングとはY字型やL字型の棒やワイヤーを手に持って、地下に埋まっているものや、失くし物、行方不明者を探すことを言います。

あれこれ調べていると、ユリ・ゲラーはダウジングで油田を見つけて大金持ちになったとか。あと、スピリチュアルの江原啓之さんもダウジングについて語っています。

なんなら日本ダウジング協会も存在しています。(ダウジングjp [ダウジング.jp]

いろいろ調べていると、ダウジングは潜在能力が棒を動かしており、鍛えれば誰でもできるので超常現象ではないそうですが、やった事のない人間からすると超常現象としか思えません。

 

Water diviner とは

ダウジングの一つで、水脈を探し当てる人のこと。どうやら、ダウジングの歴史を遡るとwater diviner がダウジングの始まりのようです。

ただ、これまで上で述べてきた『ダウジング』とオーストラリアの『water diviner』はちょっと違うような気がします。

というのも、私の知るwater diviner(以下、ディバイナー)は練習すればできるようになるものではなく、ある一定の人しかできないようです。そして昨日我がファームに来たディバイナーいわく、たいていのディバイナーはデジタル腕時計を壊してしまうそうです。

体内に特殊な電気でも流れているということなのでしょうか??

ちょっとそこまでは分かりませんでしたが、昨日我がファームにディバイナーが来た状況を紹介します。

 

Water diviner がやって来た!!

我がファームエリアの水事情

私たちのファームエリアは水道が通っていません。そして、地下水にもあまり恵まれておらず、たいていは塩水なので生活用水にもファーミングにも使えないのが現状です。

そのため、雨水だけが水資源なのです。

雨季の間に雨水をタンクやダムに貯水しまくって、使うスタイルです。

ただ、我がファームは幸運な事に質の良い地下水が通っているので、水に困る事はほぼありません。

 

我がファームの隣の羊ファームには地下水がありません。雨水だけで、全てをまかなっています。

しかし、昨年の大干ばつと大火災、そして今年の冬の雨の少なさを考慮して、地下水を掘ることに決めたようです。

彼は過去に二度地下水を掘りましたが、どちらとも塩水で使えません。

これが最後の挑戦として、ディバイナーを呼んだのでした。

 

ディバイナーが我がファームに来た理由

彼の羊ファームで本番をする前にディバイナーの腕試しにと、うちのファームに連れてきたのです。

なんせ、我がファームには質の良い地下水が通っていますし、うちの水脈を辿れば塩水に当たらないと思ったのでしょう。

 

ディバイナーの腕試し

腕試しとは言っても、うちで地下水を掘るわけでもないので、水源を見つけてもらっても掘って証明することができません(たいてい20mは掘るので)。そのため、すでに掘ってあるエリアを歩いてもらい、水脈を辿ってもらいました。

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このディバイナーは配管溶接で使う silver solder(銀ハンダ)のワイヤー1本を両手で握るタイプ。

彼の言うことと、旦那氏が以前掘った時にお願いしたディバイナーと同じことを言っているらしく、いい感じ!!ただ、ワイヤーが大きく触れる瞬間を見れていない私には感動がまだ薄い。

そして最後に、旦那氏がファームを買った当初に小屋があったエリアへ連れて行きました。現在小屋は撤去してただの茂みですが、小屋があったということはここにも水源があると旦那氏は信じています。いつかここに別宅を建てたいと目論んでいる場所です。

ディバイナーにはその話はしていましたが、正確な場所は言っていない状態で彼を連れて行きました。

そこで私は目の当たりにしました!!!

この動画の開始30秒あたりで、ディバイナーも驚くほどにワイヤーが動きます。

この時は鳥肌モノでした!!!

そして、彼は水源ポイントを示しました。

旦那氏いわく、まさに昔小屋があった場所らしいです(°д°)

 

隣の羊ファームの水脈

うちの水脈を当てると、地下水掘り職人が待っているからと、隣人とディバイナーは我がファームを去っていきました。

それから1時間後に隣人から、『今から掘るから来るならおいで。』との電話があったので行ってみました!

ディバイナーはもうおらず、そこにいたのは巨大マシーンと職人のみ。

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ものすごい爆音で、水に当たるまでひたすら掘ります。

写真にある長いパイプみたいやつが1本6mらしく、6m終えて水に当たらなければ接続して更に堀る、掘る、掘るの繰り返しです。

5本目が投入されても水に当たらず、おかしいと思ったのか職人の一人がL字型のワイヤーを持って歩き出しました!実は彼もディバイナーなのです!!

このときも見ましたよ。

ワイヤーがグイッと動く瞬間を。

やはり最初のディバイナーの言うとおりらしく、職人は掘り進めました。

そして掘り始めて2時間、ついに水が!!!

 

しかし残念ながら、塩水でした。

 

2時間、38m掘っての塩水。

隣人はとっても悲しそうでした。

ちなみにコストは1mあたり100ドルらしく、塩水だろうがなんだろうが3800ドル(約30万円)は払わないといけません・・・

 

実は、ディバイナーは水の種類までは分からないそうです。

もちろん隣人はそれを分かって覚悟して最後の挑戦をしたのでしたが、見事に失敗に終わりました。

帰り際に旦那氏が『水が欲しけりゃ、いつでも言ってこいよ!』と告げて去りました。

 

隣の我がファームには質のいい水があって、隣には無いだなんてなんて不公平な話だと思いました。

しかし、隣と言えども3kmは離れているので仕方がないのかなぁ。。。

 

The water divenerの映画

最後に冒頭で触れた、ディバイナーの映画の紹介です。

ラッセル・クロウ初監督、そして主演の『ディバイナー 戦禍に光を求めて』

 

オーストラリアのディバイナーである父ラッセル・クロウは、戦争で(ガリポリの戦い)三人の息子を失った。遺骨も届かぬ状態では納得できぬと、戦後に戦場であったトルコへ向かい、息子たちの消息を負う物語。

 

実話をもとに描かれている映画らしいですが、正直どこからどこまでが実話なのかわかりません。水脈探しのディバイナーという才能から、人探しまでやってしまう様子が描かれています。

私がこの映画を観たときは、なんとなく『ディバイナー=水脈探しの人』としか知らず、本物も見たことがなかったので、息子たちの軌跡を辿っていく姿には『???』でした。しかし、最初に説明した『ダウジング』のことを考えれば納得です!

なかなかいい映画だったので、おすすめします!

 

まとめ

『ダウジング』や『ディバイナー』に対しては信じる、信じないがあるようですが、我がファームエリアでディバイナーが信じられて使われているのは事実です!!!