こんにちは☀︎
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
先週は旦那氏のお誕生日でした。
ファームが大火災の被害を受けて以来、旦那氏がずっと欲しかったアレをプレゼントしました。というか、買ってもいいGoサインを出しました。
アレとは・・・
シャベルカーです!!!
24トン。デカイのなんの。
シャベルカーを英語で言うと?
シャベルもカーも英語なので、シャベルカーが英語かと思いきや違うんです!!
英語では
excavator
エクスキャバエイター
と言います。
excavate とは『掘る』という意味の動詞で、『掘る機械』なので語尾に or を付けて excavator になるわけです。
『掘る』って dig じゃないの?!と思った人も正解です。
ただ、dig は単に『穴を掘る』という意味で、excavate は目的を持って、何かを見つけるために『穴を掘る』という意味です。
スラングとして excavator のことを digger と言ったりします。
そんな大きなシャベルカーで何するの?
もちろん大きな穴を掘りたいのでシャベルカーを買ったわけですが、穴を掘るにも色んなパターンがあります。
旦那氏のシャベルカーでしたい事リストは
- 湖を掘り下げる
- 新たな水路をつくる
- 島をつくる
- ダムを掘る
- ピート(泥炭)採取
- 大きな木をなぎ倒す
- 倉庫増築のための鉄骨を持ち上げる
だそうです。
今回の大火災と大干ばつによって、とにかく貯水量を上げたいというのがシャベルカーの最大の目的です。
我がファームには雨水による巨大な湖がありますが、この夏でほとんどが干上がってしまいました。
水は表面積が広く浅いほど蒸発率が高いので、シャベルカーで深く掘り下げようという作戦です。
掘り下げるだけでなく、新たに細く深い水の逃げ道を作ることで、水の蒸発を最小限にします。
この写真だと、奥が湖で手前が新たな水の逃げ道↓↓↓
そして、掘った分だけ泥が出るので、それを水中に盛っていくと『島作り』になるわけです。
なぜ島が必要かと言うと、うちの湖には野鳥がたくさん住んでおり、彼らをキツネから守るためです。(キツネは泳げません)
また、干上がった湖からはピートと呼ばれる泥炭がとれます。長年蓄積された木々や魚の死骸などが腐食されてできた肥料みたいなものです。
これをシャベルカーですくい上げて、乾ききった大地に蒔くことで、芝の再生を促します。
現在は湖を深く掘り下げることに専念中です。
こちらの写真は、水があるときにカヌーをしたときのもの↓↓↓
それがこの夏で水が干上がり、歩ける状態に↓↓↓
それをシャベルカーで深く堀り出して、また水が流れるようになりました↓↓↓
これらの作業は湿地帯を掘っていくので、沼に嵌らないように少しでも遠い所から掘っていきます。そのため、少しでも腕の長いものが欲しく、結果24トンの巨大シャベルカーが必要なわけです。
そして、この長い腕が『穴を掘る』以外にも活躍します。
高い木をなぎ倒せます!
これまでは高い木を切り倒すときには、倒す角度を調整するためにチェーンソーで切込みを入れて別の重機と木をチェーンでの固定して引っ張ったりと大掛かりでした。
しかし、このシャベルカーだと木をこつくだけで木が倒れるのです!
そして、クレーン的な役割も果たせるので、重たい鉄骨を持ち上げることも支えることも可能◎
大金叩いて買ったシャベルカーなので、どんどん活躍して欲しいものです。