こんにちは☀️
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
我が家には大きな家庭菜園と、約130本の果樹を育てています。
果樹はまだ成長中で何とも言えませんが、家庭菜園はこの夏絶好調でした!
現在も冬野菜を育てていますが、順調に成長しています👍
気がつけばもう6月😳‼️
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2020年6月1日
忙しくて毎日があっという間です。
約1か月前に植えた❶ニンニクと❷カリフラワーが順調に成長中🌱
❸大根は何かに食われました😭#オーストラリア #田舎暮らし #家庭菜園 #自給自足 pic.twitter.com/InjoaBapyC
うちの家庭菜園が絶好調なのは、自然の恵みを利用した肥料をふんだんにつかっているのが秘訣かと思います。
今回は、その秘訣を大公開します!
我が家で利用している0円肥料
我が家が利用している肥料は、すべてファーム内から半永久的に取れるものです。
❶ ヤギとアルパカの糞
私たちが飼っているヤギとアルパカの糞です💩
豆まきの豆サイズでパラパラしており扱いやすく、土に混ぜたり植物の根元に撒いたりしています。
この糞を大量に使った草抜き対策実験をしましたが、現在も実験中ですがおかげで草抜きの手間が省けています♪
❷ ニワトリの糞
こちらも飼っているニワトリの糞💩
作物に直接かかるときつ過ぎるようなので、水につけて液体肥料として植物にやっています。
ものすごく臭いのが残念ですが。。。
❸ ミミズの糞
ミミズ?!と驚かれるかもしれませんが、実はミミズを大量に飼っています。
この子たちの糞も家庭菜園で大活躍しています♪
ミミズはコンポストの中で生活しているので、我が家のコンポストは次で紹介します!
❹コンポスト
我が家のコンポストは古い冷蔵庫を使用しています。(廃棄の物を拾ってきて使っているので、スプレーアート?は目をつぶってください!)
この中には大量のミミズちゃんが住んでおり、入れた野菜の端切れをひたすら食べて分解してくれます。
こんなにある生ゴミも、1週間もすればキレイに分解されてます。臭いもありません!!
この土みたいな物体がミミズの糞と生ゴミが分解されたものになります。
これを種まきの前の土に混ぜて土作りをしています。
たまに分解しきれていない野菜の種が紛れており、それが発芽して成長して実をつけるというのはよくあります。
種を撒いてもないのに収穫までできると、かなりお得な気分です♪
❺ミミズの体液
ミミズ嫌いの人には体液とかムリ・・・と言いたくなると思いますが、これはコンポストから出てきた水分なので、ミミズの体液だけでなく毎日ミミズのために入れている水や生ゴミの水分も混ざっています。
コンポストの下に穴が空いており、コンポストから出てきた水分をバケツに貯めています。
水分は薄茶色。こちらも無臭です!
バケツがいっぱいになったら液体肥料として植物にやっています。
❻ 泥炭(ピート)
湖の底にある泥のことですが、ただの泥ではないんです!
湖の生き物の死骸や、周りの植物が長年かけて腐敗して堆積したものがピートです。
ガーデニングをしている人ならば知っているかもしれませんが、ホームセンターで売られている『ピートモス』のことです。
ピートは水分を含むとドロドロになるので、湖が完全に干上がった時にしか採取できません。
今年は14年振りに湖が空になったので、3200トンのピートを採掘しました!
このピートも土に混ぜて土作りに使っています👍
❼ ミミズ
実はミミズ自体も使っています!
作物の収穫が終わり、次に何か植えようとする時に使います。
畑を耕し土作りも終えたところで、土の上にばら撒きます。
そして、鳥に食べられないようにそっと土をかぶせてあげます。
畑は耕してありますが、ミミズを投入することで土の塊を壊してくれるみたいです。また、コンポスト内と同様、彼らの糞が肥料にもなるので、ミミズは家庭菜園内に住んでいてもらいたい存在なのです🙂
以上この7種類を肥料として使っています。
全て無農薬の有機物です。
これら以外のものを買って使うということはしたことがありません。
冒頭でも触れましたが、これらはファーム内で半永久的に採れるものなので、持続可能ないわゆるサステイナブルです!
※たまに近所のファームの牛糞や羊糞と、うちのピートを交換するということはあります。
0円の水やり
うちの家庭菜園は8×13m四方、果樹が130本あるのですが、よく聞かれるのが水やりが大変ではないかということ。
実は、灌漑用のパイプを使って水を張り巡らせており、植物の根元に水が与えられるようになっています。パイプを張り巡らせるのにはひと手間いりますが、設置できればあとは楽ちん👍
家庭菜園にはスプリンクラーを2台設置しています↓
タイマーセットにもできるので、外出中はタイマーにお任せ!
そして、我が家には水道は通っておらず家の中は貯めた雨水を使い、外では地下から汲み上げた地下水を使っているので、水道代は無料!!水は地下30mから汲み上げているのでポンプを使っていますが、基本的に天気のいい日にしか水やりをしないのでソーラーパワーを使っており電気代も無料!!
ということで、うちの家庭菜園と果樹栽培は
肥料・水・電気代が全て無料👍
そしてサステイナブルで地球に優しい🌏
金はかけぬがかかる手間
このようにお金はかからないのですが、手間はかかります。
肥料の回収
動物の糞回収は基本的に手作業です。
糞は軽いですが大量にしてくれるので回収は大変です。
灌漑パイプの確認
地下から長いパイプを通ってくる水には木屑や虫が混入していることがあり、それが詰まってスプレー部分から水が出なくなってしまうことがあります。たまには、水を求めた蟻が噴射スプレー内に侵入して穴を塞ぐことも。
また、カンガルーがパイプを蹴飛ばして位置をずらしてしまうこともあるので、週一回は水がちゃんと出ているか、パイプの位置がずれていないか見回る必要があります。
草抜き
最大の手間は草抜きです!
農薬は使っていませんし、有機肥料をボンボンと放り込んでいるので雑草が生えたい放題です。
果樹エリアにはガチョウを投入することでだいぶ手間が省けました。(芝は大好きだけど、他の草は食べないのが難💦)
家庭菜園エリアはひたすら手で抜くしかありません。キリがないので、最近は野菜より大きなものだけ抜くようにしています。
抜いた草はヤギたちの餌になります🐐
そしてヤギが糞をして、回収して野菜にあげて、雑草が生えて、抜いて、ヤギにあげて・・・をグルグルと繰り返しているわけです。
こうやって半永久的にサイクルしていくエコな家庭菜園・果樹栽培をしています🙂
実質お金がかかるのは種や苗だけですが、これらもできるだけ収穫物から種を採取したり、食べ終わった種から育ててみたり挑戦中です。
お金よりも手間をかけて、楽しいエコライフを送っています!
私のファームライフに興味のある方は
から、他の記事ものぞいてみてくださいね🙂