こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
やってきました久々の旦那氏談!
旦那氏談とは、私の愛してやまない旦那氏のほんかいな!?と言いたくなるような話シリーズです。
これまで旦那氏の成長を追うように3つ書いてきました。
父親との反りが合わずに反骨精神で生きてきた少年時代が、今の旦那氏を作りあげたようです。
今回は談❸の続きになります!
家を出された旦那氏
父親の車を盗み逃走した14歳の旦那氏は、一晩牢獄で過ごしました。
翌朝には家に連れ戻され、その翌日には父親の友人の住むBruce Rockという田舎町に送り込まれます。
この町は自宅のあるパースから250km離れており、父親の友人はこの町の学校の校長先生。旦那氏はこの家に住み込んで1年間学校に通うように命じられたのです。
勉強机は家のどこからでも見えるように設置され、放課後には家に戻って勉強させられたそうな。
この生活は苦痛かと思えば、何をやっても文句を言われる父親と離れて暮らすことが出来て清々していたらしいです。
ここでの生活はやることさえされば文句は言われず、なんだかんだと羽を伸ばしていたそうな。
この1年間は真面目に勉強に取り組み、これがその後の旦那氏の人生を救ったと言ってもいいほどがんばったそうです。
スポーツカーとの出会い
この家庭には子どもが二人いましたがまだ小学生で、家から出された14歳の旦那氏とは話が合わず。
まぁ、家に帰っても勉強ばかりだったのでそれでよかったのですが、金曜日の夜には自由時間が与えられました。
学校から帰ったら校長先生の車を洗うことが旦那氏の仕事で、そのあとは外出してもよいとのこと。
近所にこの町で働く少し年上の男がいて、その男は車持ちだったのでよく一緒にドライブに行っていたそうです。人目につかないところまで移動したら、運転もさせてもらえたそう。(相変わらず無免許www)
車好きの旦那氏にとって、金曜の夜がこの町での唯一楽しい時間だったそうな。
ある日、この男の会社の人が買った新車に乗せてもらえることになりました。
その車とは、TR6というイギリスのスポーツカーです。
さすがに旦那氏は運転させてもらえず助手席でしたが、それはそれは鳥肌が立つほどカッコよかったそうです。
そして旦那氏は『いつか絶対この車を買ってやる!』と強く思ったのです。
TR6との再会
この町で真面目に1年過ごした旦那氏は卒業後にパースの実家に戻ります。
この時代は義務教育が10年生で終わりらしく、日本の高1で卒業みたいな感じです。
日本だと中学までが義務教育で、その後は何かしらの進路が決まっていれば中卒OKみたいな感じですが、オーストラリアもそれは同じようで旦那氏は専門学校に進みます。
しかし専門学校を直ぐにやめてしまい仕事を点々としているうちに結婚し子どもができ、人生が忙しくなっていくうちにスポーツカー購入どころではなくなっていきました。
※旦那氏は若くにして父親になっておりますが、そのあたりは深い個人情報なので細かいことは伏せておきます。
しかし無類の車好きであることには変わらず、いつも頭の片隅にはTR6の思い出があったそうです。
そしてウン十年後のある日、少年時代に乗ったのと全く同じ色のTR6の中古車が売られているのを目にしたのです!
ちょうどそのときお金に余裕があったので迷わず購入。
それがこれです。
長年の夢が叶い大満足の旦那氏は調子に乗って2台目も購入。
これまたTR6です。
でも、何で同じ車を2台も買うの???って思いませんか?
スポーツカーで投資
旦那氏いわくスポーツカーは投資でもあるらしいです。
旦那氏は自分で車をいじれるので、多少修理が必要でもお買い得のを買って、自分で直して買値よりも高く売るということです。しかもビンテージカーってだけで、古くなればなるほど値段は上がりますからね。
実際にこの2台とも買値の倍以上の値段で売れたそうです。
夢が叶ったの車なのに売っちゃったのね・・・と思いましたが、ある程度乗り回したら満足したようです。(1台目は2年間、2台目は6年間所有)
ちょうど他に買いたいものがあったから、これらを売ったお金を足しにしたそうな。
現在はビンテージのアメ車を2台所有しています。
この車をめぐって、興味のない私からしたらびっくりするような出来事があったので、それはまた別の機会に紹介しますね!