ナイーブなMEは兼業農家

ワーホリ中に国際結婚、現在は西オーストラリア州で兼業農家。私の経験や驚きを様々なジャンルで紹介!

ヤギミルクの搾乳と哺乳瓶授乳


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こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

前回はヤギのおっぱい事情として、お乳や乳首のトラブルを紹介しました。

www.naiveme.net

 

今回はその続きとして、トラブル回避のためのヤギの搾乳や授乳についてです。

ヤギの搾乳

搾乳するヤギ選び

私たちが搾乳するのは、母乳が出にくくて困っているヤギや子ヤギが大きく成長して母乳があまり必要ないヤギです。

例えばこのヤギ↓↓↓

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左のお乳だけものすごく張っています。どうやら右の方が母乳の出が良かったみたいで、双子は右ばかり飲んでいるようです。

このヤギの左乳だけ搾乳したら確かに出が悪かったですが、数日間続けると子ヤギが左からも飲むようになりました🙂

搾乳方法

初めのうちは手で搾乳していました。

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しかし、基本的に乳首の形が悪かったり母乳の出にくいヤギ相手なので搾乳しにくく、時間もかかりヤギが嫌がることが多かったので、搾乳器を購入しました!

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ローソンのマークみたい♪

これが使いやすいように、搾乳用のケージを作りました。

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搾乳の様子

ケージにヤギを入れます。

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他から買取ったヤギは首輪が付いていることがあり、その場合は首輪と柱を紐で繋ぎます。

うちで産まれたヤギには首輪がないので、その場合は角と柱を結びます。

吸引するチューブを乳首にくっつけて搾乳開始です!

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途中で蹴ってチューブを外そうとしてくるので、私が足を押える係、旦那氏が吸引係。

大きいヤギは蹴る力も強いので両手使用のため写真を撮っている場合ではありません💦

細長い管を通って母乳がミルク缶に溜まります。

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出なくなったら終了。

ミルク缶を開けると、湯気のたったヤギミルクが!もわぁ~んとヤギの匂いがしてきます🐐
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採れる量はヤギによりますが、1日1回で800ml~2リットル近く採れます。

この量だと1匹のヤギからの搾乳で子ヤギ何匹ぶんもの授乳ができるので、瓶に移し替えて冷蔵庫に保管。たくさん採れたときは冷凍保存します。

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ちなみに気になる味は、ヤギ味!としか言いようがありません💦

ヤギ肉を食べたことない人には、ラムっぽいと言えばいいのかなぁ?

私はラムをあまり食べたことがないので、味比較が出来ませんが一般的にはヤギとラムは似ているらしいです。

ヤギミルクはそんなヤギの香りがほんのりする味です。

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ヤギミルクを使った料理などは、また別の機会に紹介します。

子ヤギに授乳

このヤギミルクを約45℃に温めて、哺乳瓶というか小さなボトルに移してペットショップで買った乳首をつけて授乳しています。

授乳する子ヤギは、前回記事で説明したように母乳の出にくい母ヤギの子や3つ子などです。

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初めは嫌がるものの、基本的にお腹が空いている子たちなのでミルクと分かればチュッチュ吸いまくります。

飲みながら寝ちゃう子もいます。

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産まれて数日の子だと一度に飲むのは50~100ml、1週間だと150mlから少しづつ増やしていき、たくさん飲む子で300mlを一気飲みします。

母ヤギは母乳が全く出ないわけでは無いので、哺乳瓶の授乳は朝夕の1日2回で十分です。

子ヤギが成長すれば吸いが強くなったり、上手に母ヤギから飲むコツを覚えたりするので授乳期間もせいぜい2週間くらいで大丈夫です。

前足を折って母乳を飲む子ヤギ↓↓↓
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正直、この2週間の授乳で成長できなければ集団の中では生きていくことは難しく、いくら授乳していても亡くなる子はいます。

初乳は超大事!!

子ヤギが産まれてまもない母乳はColostrum(初乳)と呼ばれ、通常の母乳よりも特殊です。

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これは人間でも同じようですが、Colostrumには赤ちゃんの免疫を高めてくれる養分が含まれており、また母子の絆を結ぶものでもあります。

そのため、産まれてすぐの授乳は少しでも母ヤギから飲むように見守っています。

それから様子を見て、哺乳瓶でも授乳が必要な子には私たちが授乳している状態です。

ヤギだと出産から2日間がColostrumが出るときとされており、通常の母乳よりも黄色味がかっています。

ちなみに、ヤギの母乳にはもともとColostrumに含まれる特殊な成分が多いらしく、初乳時(出産から2日)を終えたあとでも他の動物のColostrum並に栄養価が高く、羊や牛などの赤ちゃんにColostrumとして与えてもいいそうです。

ヤギミルクは栄養価に優れて牛乳より良いとされていますが、その辺はまた別の機会に書きたいと思います。

 

一時は4リットルほど冷凍保存して少しづつ哺乳瓶授乳に使っていた母乳ですが、現在では哺乳瓶授乳の子ヤギがおらずほっとしています。

授乳しているときはいつもに増して可愛いですし癒されますが、やはり健康体が一番です!

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この子がここ最近で最後の哺乳瓶授乳子ヤギでしたが、今では母ヤギから母乳を飲んですくすく育っています!

背中の♡がかわいいでしょ~