こんにちは☀︎
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
うちのファームの夜空は絶品です!!
毎晩ミルキーウェイ(天の川)が普通に見れます‧✧✦‧✧✦‧✧✦‧✧‧✦流れ星も珍しくはありません。
なんせ近くの街灯は35km先で、家の明かり以外存在しませんので、星空ウォッチングには最適な場所です👍
そんな夜空の元に住んでいますが、未だに忘れられない星空体験を日本でしています。
なんたって、一晩で流れ星を1000個以上見たんですから!!!
しし座流星群がやって来る!
時は2001年、私が大学生の頃の話。
私は鹿児島県の超ド田舎の大学へ通っていました。
立地が超ド田舎なので、学生の98%が一人暮らし(同期150人のうち2人だけ実家住まい)という大学です。しかも、その2人は私の大親友◎
しし座流星群情報
ある日のこと、テレビを見ていると『明日の晩は日本全土で、しし座流星群が見られます。』との情報を耳にしました。しかも、この流星群は近年に見ない大きいものらしい。
昔から流星群情報を聞きつけては、大阪の実家のベランダで流れ星を探していました。しかし、街頭だらけの大阪の空で流れ星を探すのは簡単ではありません。
でも私は今、鹿児島の超ド田舎にいる!
これは本気で見るっきゃないと思い、さらに情報を集めると、どうやら22時頃から始まり深夜3時くらいまで続くとのこと。
ラッキーなことに流星群の翌日は推薦入試のため大学は全日休校。そうなるとベストスポットで一晩中流星群を見たいと思うものの、どこで??
すると、実家住まいのPちゃんが
『うちに泊まって流星群見ない??』
とのお誘いが!!!!
もちろん私の返事は
うん!
Pちゃんの実家
大学は超ド田舎ですが、Pちゃんはさらに山奥に住んでおり、毎日原チャで1時間ほどかけて大学へ通っていました。
しかもPちゃんの実家エリアは
日本一星空がきれいに見える町
に何度も選ばれているという、とーーーっても自然豊かで私好みの場所。
夏休みに一度泊まっていましたが、天の川が見れました。
流星群当日
当日は21時までバイトがあったので、その後にもう1人の友達とPちゃんちへ車で向かいました。
運転中に流星群が少しずつ始まり、
あっ!流れ星!!
という具合で、運転に集中するのが難しいくらい!
Pちゃん宅に着く頃は、さらに流れ星が。
はじめは家の庭から眺めていましたが、街灯が気になるのでPちゃん、Pちゃんの妹、友達、私の女子4人で、もっと暗い所へ移動することにしました。
道路脇で暗闇流星群ウォッチング
この時たしか10月か11月で、夜はかなり寒かったのでかなりの防寒をし、Pちゃん宅から寝袋みたいなのも借りて車に詰め込みました。
このエリアで生まれ育ったPちゃん姉妹は、道無き道を案内してくれ、真っ暗闇の道路脇に座って星を眺めました。
この時で何個の流れ星を見たのか覚えていませんが、1分に1個は見れたかと思います。
首が痛くなってきたので路上に寝転がりたいけど、田舎とはいえ、いつ車が通るかわからないので落ち着かない。。。
流星群のピークアワーも近づいてきたし、真っ暗で空の開けた、車の通らない場所を探すことに。
そこで突然Pちゃんが、
『Yちゃんちの養鶏場前ならいいんじゃない?!』
っと、ローカル知識満載の意見で行くことにしました。
流星群のピークアワー
養鶏場前は街灯もなく真っ暗で空が開けていました。道路も養鶏場が開いている時以外には誰も通らないので、安心して寝転がって見ることに。
極寒の中寝袋に包まれて流星群ウォッチングだなんて超贅沢☆
ピークアワーに近づくにつれ、流れ星の数や勢いが増してきました。
『あっ、流れ星!あっ、こっちも!こっちも!!あっ!あっ!!あっ!!!』
という感じで、冗談なしでシャワー状態。1秒に1個とかではなく、同時にじゃんじゃん降ってくるので、1分に100個とかです。
大きものなんて、ロケット花火のように流れた軌跡に火花が上がっていました。隕石がどっかに落ちたのではないかと心配になるくらい。大きすぎて怖くて目を瞑ることも。
深夜3時か4時になり寒さに限界を感じ、Pちゃん宅へ戻ることに。でも、まだまだ流れる流れ星をもっと見たい気持ちもあり、
『あと100個見たら帰ろう。』
ということになりました。
が、100個なんてあっという間。
1分ももたないので、もう100個、もう100個と言いながら何分か佇み、大きなものを見た後にようやく去りました。
そのあとは言うまでもなく爆睡。
あれは夢?!
翌朝遅く、Pちゃん宅で目が覚めて昨晩のことを考えるも夢のよう。
だって、一晩で一生分の、いや十生分の流れ星を見たんですから!!!
でもね、Pちゃん姉妹も、友達もみんな同じ記憶が残っていました。
テレビでも、ものすごい大きい流星群だったと放送されていました。
あれは、現実だったんです。
それ以降、あらゆる場所を旅行しては星空を見上げますが、あの晩に勝るものは見ていません。
現在、満天の星空の元に住んでいますが、用がないとわざわざ外に出て星を眺めることもなくなりました。
ある晩、車に忘れ物をしたのでと夜に外へ出ると満天の星空。家から車庫までの100mの間、懐中電灯を消して旦那氏と手を繋ぎながら星空を眺め、2つの流れ星を見て思い出した2001年ある夜の出来事です。