ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

全力の写真たち。


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こんにちは☀︎

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

先週、旦那氏のお母さんのお葬式がありました↓↓↓

 

このお葬式で、私は最後に流すためのスライドショー作りを担当しました。

 

もともと、旦那氏のお父さんや弟が古い写真をスキャンしてデータ化していてくれたので、作業が進めやすくて助かりましたが、写真が大量にあり過ぎで選ぶのが大変💦

 

自分たちでスライドショーを作ると葬儀屋に言ったとき、『写真40枚程度で、1枚につき5,6秒程度でだいたい5分程度で。』と言われていたので、できるだけシンプルなものにしようと思っていました。

なんせ私は凝り性なので、やりだしたら止まらない性なので・・・

自分たちの結婚披露宴のためのスライドショーは半年かけて作ったくらいですから!

 

しかし、毎日旦那氏のスピーチに向かう姿勢を見ていると、私も頑張らなきゃと思い限られた時間で最大限に取り組みました。

また、私もお義母さんの写真を見ていると、どれもステキ過ぎてこれは親族みんなで共有すべき宝だと思い、編集作業に明け暮れました。

そして、写真を見ているうちに、ある強い思いに気付きました。

 

全力の写真たち

お義母さんは戦時中生まれの人です。

スライドショーの前半は 1930~1950 年代のものです。

この頃のどの写真も、とても丁寧に撮られたもので美しいの言葉につきます。

 

この時代に写真を撮ることはとてもお金のかかることで、一枚の写真のために一番いい服を着て、一番いい顔をして写っている彼らの100%の強い思いのこもった写真です。

お義母さんのお母さん(旦那氏のお祖母ちゃん)の結婚写真もあり、ものすごく重みを感じます。

 

それに比べ、デジカメやスマホの普及している現在は、写真に対して『とりあえず撮っておこう』という感じの人が多いのではないでしょうか。少なくとも私はそうです。

しかも、撮るだけ撮って後でも見返さず、メモリーがすぐパンパンになるという。そして、空きメモリーを作るがためにデータを見返すと、大したもの撮れてないんですよね。

そのせいか、最近は昔ほど写真を撮ることに執着しなくなりました。

 

よく旦那氏が、『もう少し昔の時代に生まれたかった。』と言います。

現在のように何でもインターネットやハイテク機械に頼って生活するのではなく、色んな事に試行錯誤をしながら取り組む時代がいいとのこと。

そうすれば、みんなが”今出来ていること”に感謝する世界になるのではないかという考えです。


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私の10代は、小遣い叩いて買ったインスタントカメラで撮影しては、現像されるまでどんな写真ができあがるかドキドキしながら待っていました。現像は出来るだけ安く済ませたかったので、薬局を渡り歩いて値段比較をしていました。

 

大学4年のときに初めてデジカメを買い、SDカードは256MB。写真を撮っては見返して、必要なものだけを残していました。

 

仕事をするようになってからは、容量が大きなSDカードを買い、スマホで写メを撮るようになり、今では大量の写真データがパソコンに蓄積されていっています。しかも、バックアップデータとしてとっているだけで、ちゃんと全部見れていないという・・・

私の写真に対するときめく気持ちは完全に消えてしまいました。

 

今の時代に、お義母さんのような全力写真を撮ることは無理でしょう。

でも、私の写真に対するときめきを取り戻すことはできるはず!!

まずはパソコン内のデータの処理からはじめるとします。

 

最後に、旦那氏から許可を得たので、私の大好きなお義母さんのステキなショットを公開。

これは花嫁姿ではなく、友達のブライドメイトになったときのものだそうです。

 

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P.S 最終的に私作のスライドショーは10分間になり、お葬式ではスライドショーのあとは拍手喝采でした☆