ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

樹木・内田夫妻に続き


スポンサードリンク

こんにちは☀︎

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

日本にいても芸能ニュースに疎かったナイーブMEですが、オーストラリアにいると尚更です。日本に帰る度に、新たなる俳優や芸人、歌手、テレビ番組、ファッションなどを知り驚くばかりです。

そして、有名人の訃報。これは結構ショックです。

自分の中では、日本にいた時にテレビで見たハツラツとした記憶で止まっているのに、ある日突然死を聞かされるのは、友達でもなんでもないのに悲しいものです。

その悲しい一人に樹木希林さん。

彼女の存在を知ったのは、私が高校生か大学生の頃にフジカラーのCMで見たのがきっかけでした。その後、彼女の出演する映画やドラマを見て、ものすごい存在感のある女優だと思った次第です。

余談ですが、大学生の頃ある大会に5人でチームを組んで出場した時には、『木木木木木』という表記で『キキキリン』と名乗り、注目を浴びた思い出もあります。

そんな樹木希林さんの訃報は、数週間遅れで母と電話しているときに知り、とてもショックでした。

そして、半年後の夫の内田裕也さんの訃報。これは数日遅れでネットで知りました。おしどり夫婦という訳ではなかったけれど、パートナーとの死別が応えたのでしょう。

 

樹木・内田夫妻に続き

そんな樹木・内田夫妻の訃報ニュースを知った3月中旬に、旦那氏のお母さんが89歳のお父さんを残して亡くなりました。

私にとって、お義母さんが亡くなったことは悲しいことでしたが、それ以上に残されたお義父さんを見るのが辛かったです。

旦那氏によると、66年間の結婚生活は決して順風満帆ではなく、息子の立場から見ても離婚すべきだと何度も思ったくらいだったそう。

でも、私が実際知っているお義父さんお義母さんは80歳を超えた老夫婦で喧嘩もなく、仲良しという感じではなかったけれど、私の見えないところに愛があると信じていました。

 

2人は同じ老人ホームに入っていましたが、少し離れた棟で暮らしていました。毎日お義父さんがお義母さんを訪れており、そうすることで"日課"があり、生活にメリハリがつくというのが施設の人の提案で、私達も賛成していました。

お義母さんが亡くなってからはお義父さんの"日課"が無くなり、そこから一気に弱ってしまいました。

そして、お義母さんが亡くなってから1ヶ月半後の5月5日に、お義父さんも他界。先日、お葬式が執り行われました。

お義母さんの葬儀と同様、旦那氏によるスピーチと私の編集したスライドショーというシンプルなもの。

旦那氏はお義父さんとの相性が悪く、弟はそうでもなかったので、今回は弟がスピーチをするのかと思いましたが、表に出るのが嫌いな弟の代わり今回も旦那氏がスピーチすることになりました。

旦那氏の口からお義父さんのいい話を聞いたことがなかったので、どんな内容になるかちょっとハラハラしましたが、お義父さんの功績にリスペクトしつつも、少し皮肉も混ぜつつと旦那氏らしいスピーチでした。参列者はお義父さんのキャラも、旦那氏との関係も知っている親族だらけだったので、式は笑いあり涙ありでした。

 

お義父さんの死は悲しいですが、悲しむお義父さんを見るのが辛かった私としてはほっとしています。

息子から見た両親の夫婦の形は歪んでいたかもしれませんが、夫婦のことは夫婦にしか分からないと言うように、二人の愛についての真意は誰も分かりえません。

とはいえ、生きている者のエゴですが、あの世で二人が再会できてよかったと思っています。


f:id:kengyonouka:20190516211527j:image