こんにちは!
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
今日はオーストラリアの週末の過ごし方の一つと言っては過言ではない『ガレージセール』について紹介します。
以前の記事で紹介しました『オプショップ』をはじめ、オーストラリアでは物価が高いせいもあり、人々の使い古し、すなわち中古、オシャレに言うとセカンドハンドものを購入するのがけっこうメジャーです。
私はオプショップが大好きですが、ひとつだけ物申すなら不用品の買取がないことがちょっと残念かなーー
でも、買い取りしていたらオプショップならではの破格的な安値が成り立たなくなるので仕方ない。
カナダにいた頃、海外のセカハンシステムを知らずに不用品を売りに行こうとして、友達に止められたときのショックさを覚えています😖
では、不用品は寄付か捨てるしかないのかというと、そうではなく『ガレージセール』という方法があります。
ガレージセールとは
『ガレージセール』は英語でGarage sale 。
Garage =ガレージ =車庫
つまりは、家の車庫で各家庭の不用品を売ることです。
カナダでは『ヤードセール』と言っていたように思います。(ヤードは庭の意味。)
車庫でも庭でもいいので、とにかく個人宅でフリマをしているようなものです。
わたしはこのガレージセールも大好きです♡♡
たいてい売り手にも買い手にも都合のいい週末にやる家庭が多いです。
日本でいうところのフリーマーケットみたいなのを個人宅でやっている感じです。
日本のフリーマーケットならば、チラシが出たりするので人集めに苦労しませんが、個人宅のガレージセールに人がどうやって集まるのかというと、各々でメインストリートにサインを出したり、スーパーの情報掲示板に貼り紙をしたりします。(情報掲示板については後ほど紹介。)
ガレージセールの様子
では、実際のガレージセールの様子を見てみましょう!
これはとある週末のお宅のガレージセール。
これで、一般家庭1軒のガレージセールです。
こちらは子ども用品が多かったです。
よくもまぁ、これだけの物を溜め込んだし、これ売っちゃって家の中空っぽにならないの?!と思うかもしれませんが、オーストラリアの家って大きいです🏠しかも、たいてい倉庫付き。
なので、この家が空になることはないと言えます。
きっとガレージセールのあとは家の中がスッキリした感じになったと思われます。
カナダにいる時も感じたのですが、彼らの思考はこんな感じ。
『物置く場所無いなー。。。じゃあ、倉庫建てようか!』
今使わない物は倉庫に置いといて、いつか使うだろうみたいな感じです。
うちの旦那氏はその典型で、ファームにはすでに1080㎡ ( 326坪 )の倉庫スペースがありますが、また別の倉庫を建てる予定です💦
まぁ農業機材や建築資材もあるので仕方ありませんが、とにかく捨てません。
私から見たらゴミみたいなものもたくさんあるんですけどね・・・😅
気になるガレージセールの品物価格は家庭によってまちまちですが、基本的に家の中のものを処分したくて開催しているので、安いものが多いです。
引越しのためのガレージセールなんかは売れ残りは捨てるだけなので、値段がどんどん下がって最終的には無料になっていたりします。
オーストラリアでも粗大ゴミを捨てるのにはお金がかかります。
ガレージセールを開くにはそれなりに売りたいものが溜まって品数が多い方が、買い手に魅力的なセールになるので、しょっちゅう開くわけにはいきません。
ガレージセール以外で不用品を売るには
では、不用なタンスだけ売りたいときはどうするか・・・
私の知る限りでは方法は2つあります。
- スーパーやローカル情報掲示板にチラシを貼る
- インターネット上で売る
★情報掲示板にチラシを貼る
日本でも見かける地域の情報掲示板ですが、個人的なお知らせなんかないですよね。
たいていはゴミの回収日だったり、セミナーの案内だったり。
でも、オーストラリアの情報掲示板は個人情報がいっぱい!!!
これはスーパーにある情報掲示板です。
この中にはイベントのお知らせ情報もありますが、主には『For sale』つまりは売り出し中のチラシです。
例えばこちら。
この3つとも売り出しのチラシです。
それぞれのチラシの下にピラピラしたのが見えますか?
ここに電話番号が載っているので、気になる物であればちぎって持って帰っていいのです。
ちなみに、この掲示板にガレージセールのチラシも貼れます。
※ 掲示板に貼るにはスーパーの店員に許可をもらわないといけません。
★インターネット上で売る
今ではチラシを貼るよりも、こちらの方が主流かと。
オーストラリア最大の売り買いサイト『Gumtree』で売買が盛んです。
カナダで言うところのKijijiです。
また、最近ではFacebookのマーケットプレイスやグループの利用が人気です。
Facebookの方がローカル向けなので、私のように田舎に住んでいる人にはFacebookが利用しやすいです。
このインターネット上での売買は、日本で言うところのメルカリやジモティーに似ていますが、オーストラリアの場合は売買関係にある人々が顔を合わせたり電話することが多いです。
このGumtreenとFacebookの使い方は長くなるので、また別件で紹介したいと思います。
ガレージセールでもネット上でも売れないときは・・・
どうしても処分したいのに、なかなか買い手が見つからない。
ネット上にも無料と広告を出しているのに、引き取り先が見つからない。
捨てるしかないけど、粗大ゴミ代がかかるし、ゴミ処理場まで持っていく手間がかかる。。。
そんなときは、家の前に放置します!!
オーストラリアでは
家の前に放置してある物=不用品
という扱いになります。
いちいち情報掲示板やネット情報を見ない人なんてたくさんいます。
でも、通りがかりに無料のタンスが、ソファーが、ベッドが、テーブルがあったら拾って行く人が必ずいるのがオーストラリア。
大きなトラックやトレーラーを持っている人が多いので、いいなと思ったら予定外でも拾っちゃいますwww
自分で使う人もいれば、それを売ってお金にする人もいます。
都会の方に住むと、年に一度粗大ゴミの無料回収があり、その時期になるとみんな一斉に不用品を家の外に出すので、ゴミ回収の前に拾いに回ってそれを売って商売する人もいます。
日本は物を大切にする文化?!
こんな風にして、不用品は最終的に必要な人の手に渡ります。
私はこのセカンドハンド文化が大好きです。
『日本は物を大切に扱う文化だ』と言いますが、それは本当なのでしょうか?
私の見る限りでは、海外の方がセカンドハンドに対して寛大だと思います。
日本人の方がセカンドハンドに対して、『誰が使った物か分からないから・・・』という態度で新品を好むような気がします。
実は私たちもガレージセール開催しまくっています!
初めのオープンから約2年経った今でも、月イチは開催中。。。
なぜ2年もの間、ガレージセールを開いているのかなどの細かいことは、また別記事で紹介しますね!
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