西オーストラリア州の田舎で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
オーストラリアと言えば何を思いつきますか?
キレイな海🌊
コアラ🐨
カンガルーなどでしょうか?
確かにこれらは、オーストラリア観光の目玉!日本から遥々来たら、はずしてはならないものですよね🇦🇺
もうひとつ忘れてはならないのが、
乾燥した大地!
実は、オーストラリアの国土の40%は砂漠なのです。
この地図を見る限りでは海岸部以外はほぼ全部乾燥しています。
人口が集中しているのは、緑のある沿岸部なんですよねー
私の住んでいる西オーストラリア州南部は、5月から9月までの冬は雨季、11月から2月までの夏は乾季になります。
オーストラリアの年間降水量は日本の半分にも満たない量で、水道料金は日本の倍するそうです!!
(私たちの水道料金は移動生活しているので、参考にはなりません💦)
そう、そんなオーストラリアでは水がとても貴重なのです。
そのため、人々は雨水を貯水して使います。
オーストラリアでも場所によるとは思いますが、大都会を除いてほぼ全ての家に雨水タンクがあると言っても過言ではないと思います。
雨水の使い道はタンクの大きさにもよりますが、ガーデニングや飲用だったりします。
そう。タイトルにあるよう、
私たちは雨水を飲んで生活しています。
日本人からしたら驚く人が多いと思いますが、実は雨水って味が柔らかくておいしいです。
雨水を飲み始めたら水道水がケミカル臭くて飲めなくなるくらい。
では、どんな感じで雨水を貯めているかというと、こんな感じ↓
これはうちのファームにあるものですが、赤丸がタンクで、青丸が雨どい。
倉庫の上降った雨が青から赤へとパイプを伝って貯まる仕組みです。
ここに溜まった水を家の近くで使えるよう、配管をしています。
気になる浄水システムですが、網戸みたいなフィルターだけですwww
ザ・オーストラリアな感じです。
もちろん雨どいはオープンなので、落ち葉や鳥の糞などありますが、そんなこと気にしません。
思いっきりオーストラリアな感じです。
田舎の方に行けば行くほど水道が通っていない地域が多いです。
私たちのファームエリアは水道が通っていません。
各自で地下水を掘ることも可能ですが、オーストラリアでは多くの地域が塩水だったりきつい硬水だったりして、飲めないことがあります。
そうなれば、生活で使う水全てを雨水に頼るしかない地域があるということです。
実際、私がワークエクスチェンジで滞在したファームがそうでした。
※ちなみに、私たちのファームは幸運なことに、質の悪くない地下水があるので、水道には地下水を通して生活用に使っています。それでも、飲用と料理には雨水を使っています。
そんな水が貴重なオーストラリアで、日本人として気をつけたいのが水の使い方。
それは『節水』。
例えばシャワー。
日本人はシャワー時間が長いということで有名で迷惑がられます。
完全雨水使用のファームに滞在しているときは、シャワーは4分以内と決められました。
はじめのうちは、どうやって4分で全てを洗えるのかと疑問でしたが、慣れてきたら自己流で洗えるようになりました。
そして、食器洗い。
ワーホリして、国によって食器の洗い方が違うことに気付きました。
オーストラリア式はこちら↓
たいていシンクが2つあるので、両方にお湯を貯めて、片方に洗剤を入れます。
右の洗剤入りの方で、ゴシゴシ洗いで汚れを落とす。
左のお湯で洗剤を洗い流す。
全て洗い終える頃には、左の水も泡だらけ。
食器にも若干泡が残っていたりしますが、そんなこと気にしませんwww
たまに、映画のワンシーンで洗剤の付いた食器をかごに入れてるの見たことありませんか??
こんな感じの↓
これは、けっこうヨーロッパ系に多いと思います。
なんなら、水ですすがない人にも会ったことあります。
すすがず放置する人、すぐにタオルで拭く人など色々です。
日本のように、水を流し続けて洗うような場面は海外で見たことがありません。
世界では水はとても貴重なのです。
日本に一時帰国するとき、よく流れっぱなしの水を見てもったいないなーと思います。
友達の家に招待され、お礼に食器を洗っていたら、水を少ししか出さないことにものすごく驚かれたことがあります。
実家では、シャワーの時間が短いといつも驚かれます。
節水生活になれてしまったので、今更元に戻れません。
もしオーストラリアに来る機会があれば、節水にご協力くださいね。
そして、雨水を飲めるチャンスがあったら是非飲んでみてください!
甘くて美味しいですよ。