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旦那氏の症状と病名


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こんにちは🌞

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

先日のことですが、健康自慢の旦那氏の体調の優れない日が続いたかと思えば急変し、救急車で運ばれ緊急手術ということがありました。

現在はファームで療養中ですが、帰宅後に聞くと、実はもう私やコーギーたちに会えないかもしれないと思ったほど、命の危機を感じていたらしいです。

『らしいです。』というのは、私は同伴していませんでした。なぜなら、動物たちがいるのでファームを留守にはできないから。

この出来事で分かった、こんな僻地のファームで緊急事態が起きることの大変さの記録をここに残そうと思います。

今回は旦那氏の症状と病名編です。

旦那氏の症状

8月末から外仕事・ファーム仕事・パース遠征と休む間もなく無茶スケジュールをこなしてい旦那氏ですが、10月初旬のパース遠征あたりからお腹の調子が悪く、全体的な体調不良が続いていました。

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そんななか、遠征の数日後にはファーム仕事中にすごい重いものを持ち上げて、そのときに腰を痛めたか、古傷のヘルニアが悪化したか、とにかくそれ以降はなんだか分からないけれど体の違和感を感じていたようです。

そして10月中旬のこと。

この日は来客がありましたが、いつも超お喋りの旦那氏の反応が鈍い。ランチ後には、あまりのしんどさにベッドで休んでしまいました。おもてなし大好きの旦那氏にとって、普段こんなことは絶対に有り得ません。

夜には下痢が始まり、胃がムカムカするけど吐けないと言って、もしかして食あたりかと言い始めました。

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夕飯もほとんど食べず、早めに就寝。

ぐっすり寝ている旦那氏を起こさないように、私は静かに旦那氏の横に滑り込んで眠りました。

そして、事は起きました。

コーギーたちの激しい鳴き声で目が覚めましたが、旦那氏が隣にいない。

と思ったら、震えた声で犬をなだめる旦那氏が寝室に戻ってきました。

あまりに急な目覚めと真っ暗でよく分からない状況に私が混乱していると、旦那氏が『震えが止まらない!』と言うではないですか。

ベッドに倒れ込んだ旦那氏はガタガタと震えています。寒いときのような細かな震えではなく、私が抱きしめても止めようのない大きな震え。旦那氏の意識はしっかりありますが、自身でも震えが止められなくて少しパニック状態でした。

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その震えは5分ほど続き、ここで救急車を呼ぼうかと思いましたが、震えが止まったら吐いてスッキリしたと言って眠りについてしまいました。

翌朝には気分もだいぶマシになったようで、昨夜のことを話してくれました。

寝ていたら急に震えが始まって、私を起こしてはいけないと思いリビングのソファーに移動。しかしそこでも震えが15分ほど続き、どうしていいか分からず怖くなってベッドに戻ってきたとのことでした。

あの尋常ではない震えが20分も続いたと思うと私も怖くなり、一度病院で検査した方がいいという話をして、この日は日曜日だったので月曜に動き出すことにしました。

この日の旦那氏は昨夜とは別人のように普通でしたが、やはり体調は優れないようで、とにかくゆっくり休ませました。

この時期はヤギのことで超忙しく、動けない旦那氏の代わりに私は一日中ファーム仕事。時折旦那氏の様子を見ては仕事へ戻るの繰り返しをし、夕方には家の裏でマルベリー摘みを始めました。

30分ほどすると、家の方からジローの鳴き声が聞こえてきました。またカラスでも見て鳴いてるのだろうと放置していましたが、あまりにも激しいので気になって家に戻ると、全身震えた旦那氏がドアを開けて私の名前を呼んでいたのです。

走って駆けつけると、昨夜同様の震えだったので即救急車を呼びました。旦那氏は自力で救急車を呼ぼうとしていましたが、スマホをロック解除できないほど震えていました。

 

ここから救急車→病院→手術という流れですが、これまたものすごく大変だったのでここの詳細は次回に。

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旦那氏の病名

みなさんが気になるであろう、旦那氏の病名を発表します。

それは盲腸(虫垂炎)でした!

ただの盲腸ではなく、かなり進行?していたようで、破裂とまではいかなくとも、少しづつ体内に漏れていた可能性があるとのこと。多分、重たいものを持ち上げたときに感じた違和感が漏れの始まりだったようです。それが血液に混ざって全身に菌がまわり、そのせいで痙攣が起きたらしい。

しかし、これが全てわかったのは病院に着いてから3,4時間後のこと。盲腸が普通あるべきところになく、見つけることもかなり難しかったみたいです。

心拍が早いのに脈がないみたいな状態が続き、この原因が分かるまで手術することができず大変だったようです。

日曜の夜11時に病院に運ばれ深夜3時に盲腸発覚、月曜の午前中に手術してその後はHDUsという要観察室みたいなところで数日過ごす予定が、回復が超早く翌朝には一般病棟へ移動し、医者も驚くほどの回復力で午後には退院となりました。

退院後の旦那氏の様子

とはいえ、退院してファームに戻ってから数日間はほぼベッドの上で生活し、1週目は15分も立っていることもままならずという感じでした。

1ヶ月間は5kg以上のものを持つことを禁止されていますが、ファームでの暮らしは『持つ』以外にも腹筋を使ってものを押したり引いたりすることが多いので、2人で協力しながらゆっくりとやっています。

2週目以降はだいぶ回復して、バギーや重機を乗り回して出来ることが増えたので私も助かっています。

これまでの旦那氏は体調が悪くても無理を押して働き続けていましたが、さすがに今回の死ぬかもと思った経験から、今はかなり大人しく過ごしています。

 

という感じで、旦那氏の体調急変についてお届けしました。

今年2月に人間ドックは済ませて良い結果だったので油断していましたが、盲腸とはまさかの結果でした。

素人の私が盲腸と聞くと、『お腹がすごく痛いやつ』というくらいしか知りませんでしたが、悪化すると命に危険がある病気なのです。

私にとっては初の旦那氏の手術で分からないことだらけで不安でしたが、それに加えて救急車を呼ぶということもあり、これがさらにドタバタで大変でした。

それについては次回にお届けします!

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