こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
オーストラリアでは暦上9月から春ですが、本当に春めいてきました。
子ヤギラッシュもそうですがガチョウも雛を孵し、カモもニワトリもものすごく卵を産んでくれ、野鳥の雛の声もよく聞こえてきます。
そして、なんと言っても花の季節❁✿✾
ファーム内にもたくさんのワイルドフラワーが咲き始めました!
ワイルドフラワーとは
読んで字のごとくワイルドなフラワー、つまり『ワイルド=野生』に咲く花のことです。
オーストラリアのワイルドフラワーはオーストラリアでしか見られない固有種が多く、中でも私の住む西オーストラリア州には約1万2000種類ものワイルドフラワーが生息し、しかもそのうちの半数以上が地球上でここでしか見られないって言うのだからすごい!
やはり過酷な環境を生き抜いてきただけあって、花や葉っぱに個性があって見れば見るほど魅力的です。
パースのワイルドフラワーフェスティバルも世界的に有名ですし、他にもフラワーロードなどがあり、とにかく西オーストラリア州のワイルドフラワーが熱い!
私も毎年国立公園へ行ったりしていましたが、今年はそんな余裕が無いのでファーム内でタロウの散歩がてらにワイルドフラワー散策の日々。
そしたら結構色々あるんですよ❁⃘*.゚
我が家で見られるワイルドフラワー
先に言っておきますが、ここからの写真は全てファーム内に咲くワイルドフラワーで私が撮影したものです。手入れは一切しておらず、勝手にそこらに咲いている野生のものです。
名前を知っているものもあれば知らないものもあります。基本的に正式名ではなく愛称・通称、つまりはあだ名でしか知りません。
また系統分けは私の勝手です。
では、いってみましょう!
ポンポン系
オーストラリアの国花でもある黄色のポンポン花のワトル。
日本だとミモザやアカシアって呼ばれるんですってね!日本にいたときは花に興味なかったのであまり知りませんが・・・
国花のワトルはゴールデンワトルという高さ8mにもなりうる大きなものですが、我がファームで見られるのは木というよりブッシュな感じです。
むしろワトルなのかも不明ですが、黄色いポンポン系は全てワトルだと思っています。
これとは別に、大きな垂れ系のワトルも生えています。
オーストラリアの国際試合のユニフォームが黄色と緑色なのは、国花のワトル色だそうです。
たしかに国旗は青・赤・白なので不思議だもんね。
ピンピン系
次はポンポンではなくピンピン!
このウニみたいな見た目の花は通称ピンクッションハケアと呼ばれています。
ピンクッションというのは裁縫の針山のこと。
この花の咲き始めはピンが曲がっていて、成長にそって立ち上がるようです。
この派手なピンクの花もピンクッションのあだ名を持つピンクッションコーンフラワー。
この花すごいのは、花の先っぽをよーく見ると、さらに開いて花が付いてるんです!
ポウポウ系
ポンポン、ピンピンときたら次はポウポウ!
ポウポウ系って何?ってなるかもしれませんが、ポウ(paw)とは英語で動物の足や肉球のことを言います。
そんなポウに似た形の植物には〇〇ポウと愛称がついています。
まずはオーストラリア代表のこちらカンガルーポウ。
遠目で見ると分かりにくいですが、拡大してみましょう。
面白い形をしているでしょ!
我が家には赤が咲いていますが、黄色や緑黒なんかもあるそうです。
次に、我が家によく咲いているキャットポウ。
ブッシュファイヤーの後によく咲くそうですが、それには納得!
私はこの黄色と赤の組み合わせが大好きです♡
フサフサ系
フサフサは分かりやすいですよね!
今回この記事を書くにあたって知りましたが、このフサフサになる前にはちゃんと花らしい花が咲いていたそうです。
名前はスレンダークレマチス。
ただ、花が咲き終わったらこんな風に↑フサフサになるので通称オールドマンビヤード(おじいさんのヒゲ)と呼ばれているんですって!
次のフサフサはバンクシアの仲間で、地面をほふくするプロストレイトバンクシア。
これは花が咲き終わった種の姿ですが、はじめのオールドマンビヤードといい咲き終えたらフサフサ系になります。
ふしぎ〜と思いましたが、たんぽぽの綿毛もその類ですよね!
ハナハナ系
花の中に小さな花があるんです!
ということで、ハナの中にハナのあるハナハナ系。
まずはパープルフラッグと呼ばれるこちら。
よく見たら、真ん中の黄色い花粉のところから白い花みたいなのが付いてるんです❁
次にネイティブハイビスカス。
ほら、真ん中に小さな星が見えます☆
これは咲き始めの様子ですが目いっぱい咲くとこんな感じ↓で、星はめしべ?の先みたいです。
我が家には天然のハイビスカス畑もありますよ!
ツルツタ系
ツルツルではありません!
蔓や蔦で生息しているものを紹介。
まずはファーム内でよく見かけるブラックコーラルピー。
沿岸部によく生息しているらしく、我が家は海まで最短約5kmなので納得。
次の赤い花と白い花は両方とも名前は分かりません。
どちらともか弱い感じです。
ラン系
ここから真面目な系統分けで、ランの仲間を紹介。
まずは代表とも言えるスパイダーオーキッド。
オーキッドとは英語でランのことで、花びらがクモの脚のように長く伸びてることからスパイダーの名前が付くそう。
こんな歪な形をしていますが、けっこう大きんです。
次にドンキーオーキッド。
ドンキーとは英語でロバのことで、ピンと立った花びらがロバの耳みたいだからだそう。
次はカウスリップオーキッド。
カウスリップは動物の形を意味しているのではないそうですが、カウは牛のこと。牛の放牧地に生えていたことからこんな名前になったそう。
最後にピンクフェアリーオーキッド。
フェアリーとは妖精のこと。ピンク色のかわいらしい妖精さんです♡
バンクシア系
専門的なことを言うとヤマモガシ科のひとつらしいですが、とにかく固くて面白い花をつけるバンクシア!
まずはキャンドルスティックと呼ばれるこちら。
その名の通り縦に長い花を付けます。
これがボンボンと咲く様はなかなか見応えがあります!
次に葉っぱの形も面白いバクステリー。
これはちょっと面長のオペシオーサ。
この2つは2019年のブッシュファイヤーで焼けて完全に死んでしまいましたが、その前は毎年たくさん花を付けてくれており、私たちの披露宴にドライフラワーを作って持って行った思い出の花。
こんな感じで和装の髪飾りにもしました。
バンクシアは花自体がとても強いので、ドライフラワーにしても長持ちしますよ!
ちなみに、ブッシュファイヤーで焼けてしまった土地は整地したので、そのときにバンクシアの木を伐採しました。
思い出にと、種の付いた枝を切ってとってあります。
種さえも面白い形をしているのがバンクシアの特徴です。
小さな花の集合体系
名前が分かるのもありますが、ちょっと疲れたので写真だけで癒されてください。
っとまー、まだまだ別のワイルドフラワーも咲いていますが、今すぐ写真が見当たらないのでここでお開きにしたいと思います。
これだけのカラフルで面白い形の花がそこらに自然に生えているってすごくないですか!?
これまではワイルドフラワーを見に国立公園に行っていましたが、国立公園は犬禁止なのでタロウが来てからは全く行けていません。
しかし、我が家の敷地内だけでもたくさんのワイルドフラワーが咲いています。
こういう花を毎日見ながらタロウと散歩しています。
ときにはバギーに乗せてファームの奥の方まで行ったりと、春を満喫しております♪
今日の午後は、タロウと旦那とファーム内でワイルドフラワーツアーをしたよ🐶😎👩🌾❣️ pic.twitter.com/U25goU9c2o
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2022年9月11日
春はうれしいなぁ~❁✿✾
そろそろ海外旅行も解禁になってきたことですし、ワイルドフラワーのような変わった植物を見るような旅行もしてもいいかもしれませんね♪