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西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

18歳の一人暮らしと22歳の別れの春


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こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

もうすぐ日本は新年度ですね。

この季節になると思い出すのが、初めての一人暮らしをした18歳の春と友だちと別れた22歳の春。

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実家大阪から遠く離れた鹿児島の大学に進学して初めての一人暮らし。

3月に入って合格通知を受け取ったときは驚きと嬉しさと、本当に実家を離れるんだという寂しさで一人ひっそり泣いたことを覚えています。

感傷的になっている暇もなく一人暮らし用のものを買い揃え、3月末には一人で鹿児島入りをしました。

18歳の春。

はじめは寮生活でしたが部屋にはベッドと事務机以外は何もなく、各フロアにある14室で台所と洗濯場、トイレ、お風呂場をシェアするという寮母さんのいないもの。

バスは1時間に1本、電車は通っていないような超ド田舎の大学だったので、学生の99%は一人暮らし。

仲良くなった友だちの部屋に遊びに行ったとき、扉の裏に母親の手書きで洗濯機の使い方のメモが貼ってあった。

そう、新入生にとっては初の一人暮らし。

初めて経験することだらけで、あーでもないこーでもないと言いながらいっしょに料理をしたり、夜な夜なノートを寄せ集めてレポート課題をしたり、こっそりお酒を買って飲み会したのもいい思い出。

みんながみんな車やノートパソコンを持っていた環境ではない。スマホなどまだ存在せずインターネットが部屋で使えることもなかった。調べ物は図書館のパソコンでという環境。

みんなで知恵を出し合っていろんな困難を乗り切った。

田舎であることから、休みの日の遊びはドライブやピクニック、温泉巡り、海水浴、釣り、バーベキューと全く色気のない遊び。

でもこれがどうしようもないくらい楽しかった。

私の人生で一番バカみたいに楽しかった時期でもある。

この4年間はあっという間に過ぎ卒業のときになった。

私は卒業後の進路の関係で一年間この土地に残ることになったが、こんなド田舎に残る友だちは私を除いて誰もいなかった。

卒業式を終えると、一人また一人と去っていくのを見送った。

最後の一人を見送ったときは、残される寂しさで大泣きした。

22歳の春。

 

遅咲きの私には、あの4年間は正に青春そのものでした。

当時はデジカメさえも持っていなかったので、今ここオーストラリアで見返せる写真がありません。

でも、ふとした瞬間にあの頃の日々が鮮明に思い出されます。

特に今の季節は高揚感に満ちた18歳の春と、青春が終わった苦い22歳の春を思い出すのです。