オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
実は今回は、前回のガレージセールの続き話。
我が家の巨大ガレージセールがあまりにも人気で、地元の人から代理で売ってくれと頼まれることもしばしば。
別に私たちが売り込むわけでもなく値段設定も本人にしてもらい、空きスペースに置いておくだけなので快く了承しており、人によってはお礼にと売上の10%をくれたりしました♪
そんなことをしていたら、ガレージセールを始めて1年半が過ぎたある日のこと、以前からガレージセールの存在を知っていた女性が訪ねてきました。
ファーマーからのお願い
彼女はスコットランド出身の60代ファーマーで、ご主人が大病にかかり療養のため夫婦でスコットランドへ戻ることに決めたそう。
家のもの全てを売り払っているけど、もう時間が無いから残りを引き取ってくれないかという相談をされました。
私たちはいいけど売上はどうすればいいのかと聞くと、私たちが彼女の物を買取る形で転売してくれればいいとのこと。
物を見ていないので難しい判断でしたが、旦那氏は快くOKを出しました。
物の引き取り日
それから数週間後に彼女のファームへ行って見たものは、それはそれはすごい量の物。
大量に箱詰めがあるのに、まだまだ棚に物が残っています。
この夫婦はご主人の仕事の関係で過去にイギリスとアメリカに住み、10年前に来たオーストラリア内も転々とし、5年前にこの町に来て子どもは20代後半で独立しているため一緒に住んでいません。
という事前情報を知っていたので、そんなに物はないだろうと思っていたのに・・・
時間が無い状況だったので、とにかく残りを箱詰めして荷台付きの車2台とトレーラーに山積みで我が家へ運び終えました。
お金の話
いくらにしましょう?
と彼女から切り出されましたが、箱の中身を確認しきれていないので彼女に決めてもらいました。
全てを500ドル(当時で約4万円)で引き取ってほしい。中にはかなり価値ある物もあるし、転売すればそれなりに儲けは出るから!
と、お願いされました。
彼女を信用して500ドルを渡し別れを告げました。
箱の開封
実は物を引き取ったあとすぐに日本へ一時帰国をしており、箱を開けたのは引き取りから1ヶ月後のこと。
一時帰国中には完全に箱の存在を忘れており、500ドル払ったとは言えお楽しみ袋を開けるようなワクワク感がありました♪
箱の中から出てくる出てくる物たち。
玩具や文房具、置物や本、ペット用品、キャンプギア、工具などジャンルは様々ですが、全てが良品でした。
良くない物は処分しただけかもしれませんが、文房具ひとつにしても安物ではなくしっかりした作りの物だということが分かります。
ひとまず、自分たちが使えそうなものを横によけるとそれだけでも300ドル以上の価値はありそうでした。
彼女の物を転売
さて、そんな物の多い且つ質の良い物を好む彼女からの物をガレージセールに並べると、瞬く間に売れまくりました!
ガレージセールだけでも200ドル以上は売れたので元は取れました👍
値段の決め方ですが、小物類は我が家のガレージセールと同じくらいで1~10ドル以内に設定しましたが、ちょっと良さげな物はネットで相場を検索して決めました。
実はそれらがぼろ儲けさせてくれた品々です。
ぼろ儲けさせてくれたおもちゃたち
ぼろ儲けの勝因はまさかのおもちゃでした!
機関車トーマスの木製セット
ものすごーーーく大量にあったので、3つに分けて売ることに。
木製やしトーマスやし安くはないだろうと思っていましたが、なんと新品のレールセットは大した量じゃないのに1万円近くします!
あくまでこれは新品の値段なので、中古で同じくらいの量でオーストラリアで売られている値段からちょっと安くして、ガレージセールでは100ドル(当時で約8000円)で売り出しました。
100ドルに含まれるのは上の写真(レール、建物、陸橋、車輌10台)と、下の写真の追加のレール。
私としてはこれに100ドルという価値があるのかはイマイチ分かりませんでしたが、1ヶ月以内に2セット売れて、残り1セットは良い物ならばと日本に持ち帰って甥っ子にあげました。
ちなみに、このレールセットで遊べる専用テーブルは45ドルで売れました。
Hornby(ホーンビィ)
ホーンビィ (Hornby、Hornby Hobbies Ltd. ) は、かつてはイギリスのメカノ社 (Meccano、 Meccano Ltd. ) の鉄道模型ブランドであったが、後に独立した模型メーカー・ブランドとなった。
鉄道ジオラマってやつですかね?私はこういうのに全く興味が無いので知りませんでしたが、旦那氏は高い物だということは知っていました。
とは言え、ネットで価格相場を検索。
これまた、信じられないくらいお高い世界です。たしかに造りはかなり緻密ですが、ちょっと手が出る値段ではありません。
車輌だけでも5台くらいありましたが、平均しても1台につき80ドルで売れたと思います。
ハリーポッターのホグワーツ特急は箱入りの状態で250ドルくらいで売れました。
こんな感じの大量のレールは300ドルで。
そして驚くことに、ジオラマ内の教会やコテージ、郵便局などの3つの建物がありましたが、全て50ドルで売れました。
このHornbyだけで1000ドル超えです。
ちなみに、このHornbyの販売はガレージセールではなくFacebookのHornbyグループやGumtreeなどに投稿して、本人に実物を見て触ってもらって買っていただきました。
American Girl(アメリカンガール)
これまた、お人形さん遊びをあまりしなかった私には無縁なもの。
日本のぽぽちゃんみたいなもので、こちらはアメリカの45cmの人形。肌や髪、目の色などが違うバージョンがたくさんあって、ものすごくアメリカで人気だそうです。
詳しくはこちらのサイトをご覧下さい↓↓↓
全米の少女たちの憧れ!「アメリカンガール」NY旗艦店の「究極の顧客体験」とは?【前編】 - HintClip
今回、私たちが手にしたのは2体の人形。
ちゃんと名前もついており、左はマリソル、右はニッキー。
こちらはFacebookのAmerican Girlグループで1体150ドルで売り出し、マリソルは売り出しから2時間で、ニッキーはつい数ヶ月前の2年がかりで売れました~!
どちらも他州までの郵送でしたが、みなさん郵送費を払っても欲しいようです。
そしてこれまた驚くことに、彼女達の洋服も信じられない値段!
こんな感じでそれぞれの人形に洋服セットがあるのですが、American Girl公式のものはアホみたいに高いです。
まさにこれと同じ洋服セットを含む全4セットがありましたが、30ドルで売り出したら即完売♪なかにはニュージーランドまで郵送したことも。好きな人は好きなんですね~
こんな感じで高級なおもちゃ転売だけで2000ドル近く稼げました。
他にも知育に良さげな木製のおもちゃやLEGO、マントや斧や剣のレプリカなどもありガレージセールにしては割高な50ドル以上の設定でも売れてしまいました。
それにしても、元の持ち主である彼女の家族がオーストラリアに来た時には子どもたちはすでに中高生くらいなのに、よくもまぁこれだけのおもちゃを海を越えて持ってきたものだと感心してしまいました。
結果的にはぼろ儲けできましたが、売るための値段相場やモデル番号を調べたり、見栄えをよくするためにレールを組み立てたり、パーツの数を数えたりと結構な時間を費やしたので、もう高額な物の転売はしたくないかなぁ。。。