ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

【体験談】ペット写真撮影の舞台裏!~撮影前・当日・後の写真の選び方~


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こんにちは☀️

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

今回は前回の続きで、撮影の前・中・後の様子を紹介します。

www.naiveme.net

撮影前の準備

街に住んでいると別日に事前打ち合わせがあるようですが、私たちの場合は街から150km離れているのでメールと電話でやりとりをしました。

撮影したい場所の写真を、指定された時間帯に撮影して送りました。

犬たちの準備

犬たちの準備は、撮影数日前に洗ってブラッシングをしておくこと、首輪を洗っておくことくらいです。

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撮影3日前に洗いましたが、なんとまぁその翌日に姐さんのヒートが始まってしまいました。しかし、ファームでの撮影だったので予定決行です。

人間の準備

犬と人間の準備の大きな違いは、服装の準備です。

カメラマンからのアドバイスとしては、せっかくの撮影なのでいつもより小綺麗に、でも汚れてもいいもの、ペットたちとの強いコントラストカラーは避ける、大きなロゴやマークの入った服を避けることなど。

カメラマンに提示されたサンプル画像

普段ファーム内では仕事着しか着ないので、このチョイスがとても困りました。

カメラマンに候補の服装の写真を送って、アドバイスをもらいながらなんとか決定。

あと、我々の場合は自宅での撮影なので撮影当日の朝に草刈りもしました。

撮影当日の様子

カメラマンの希望で撮影は夕方にしたい&打ち合わせの必要があったので3時にカメラマン到着予定。

それまでにコーギーズのブラッシングを済ませ、我々はシャワーを浴びて衣装に着替え完了。私はほんのりメイクアップ。よく考えると、ファーム内でメイクしたのは過去10年でこれが初!

カメラマンが到着し、30分ほど犬慣れと談笑してから撮影場所の確認をしました。

私たちとしては撮影場所はいつもの湖前を想定していましたが、現地入りしたカメラマンからすると、この丘もいいね!バギーもいいね!この丸太に座るのもいいね!っとアイデアいっぱい♪ 

とりあえず、撮影をしながら犬たちの様子もみて決めていこうということになりました。

4時過ぎには撮影開始!

まずは、コーギーズが大好きなバギーの上で。

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実はここから先は、私の撮った写真はありません。

というのも、少しでもいい写真が撮りたくてコーギーズの気を引くために忙しく、そして可愛すぎて目が離せませんでした!

カメラマンは大柄な中年女性でしたが、色んな動きや音を出したり、地面に這いつくばったりと全身全霊でコーギーズの気を引いたり、色んな表情を引き出してくれました。相方などおらず、すべて一人です。

特別な玩具やトリーツは全てカメラマンが用意してくれていました。

今回は我が家での撮影でしたが、街撮影の場合はこれを公共の場でしていると思うと、かなり体を張った仕事だと思います。 

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私たちとコーギーズをいっしょに撮影したものは、あくまでも犬たちが主役で人間は背景だと思ってくれと言われました。

なので、カメラマンは犬たちの気を引きますが、我々はお互いに見つめ合って談笑したりと、無理なスマイルは要求されません。

私はカメラに詳しくありませんが、カメラは3種類くらいあったかと。レンズも何種類か変えており、傘みたいな反射版?も使っていました。

2時間ほどしたら、もう日が沈んで薄暗くなって撮影終了。

ジローは終始わんわんキャッキャしていましたが、ただでさえシャイでヒート中は更に静かになる姐さんはあまり乗り気ではありませんでした。。。

撮影後の流れ

撮影終了から2週間以内の予約した日時に、カメラマンのスタジオにて購入したい写真を選びます。

カメラマンとしてはメールで送って勝手に保存されたりしては困るので、カメラマンの目の前で選ぶやり方です。

気になる値段

値段表は初期段階で渡されており、心の準備ができます。なんせ安くないので。

ざっくりとした値段はこんな感じ。

データのみ

  • 5枚 : 1000ドル
  • 10枚 : 1450ドル
  • 15枚 : 1900ドル
  • スタジオで見せた全部(約80枚): 4000ドル

※データサイズは20×30cm印刷と同じ大きさに耐えられる画素数、もしくはそれ以上のサイズを注文した場合はそれに耐えられる画素数になります。

最高画質の印刷(20×30cm)

  • 3枚(データなし) : 555ドル
  • 10枚と手作り木製フレーム付き(データあり): 1500ドル
  • 15枚と手作り木製フレーム付き(データあり): 1900ドル

データのみと印刷付きのはほとんど値段が変わらないのですが、これはカメラマンとして『写真は印刷して飾らないと意味がない』という考えの元で、印刷ゴリ押しが故のことでした。

これ以外にも、最大100×150cmまでの巨大印刷を金属版に印刷したりコラージュなどのアート作品もありますが、このあたりになると1枚で1500ドルは超えます。1000ドル以上のお買い上げには、全てデータが付いてきます。

今回は基本料金の380ドルは無料でしたが、カメラマンとしてはここで稼ぐのです!

※基本料金に含まれるのは以下のもの

  • 事前打ち合わせ
  • 2時間の撮影(撮影場所は1箇所のみ、ペットは2匹まで)
  • 撮影場所までの交通費(街から60km圏内)
  • 好きな写真を一枚印刷(20×30㎝)

写真の選び方

撮影から約10日後の予約した日時にカメラマンのスタジオへ行きました。

写真を選べるのはこのときだけです。家に持ち帰って考えることはできません。そして、制限時間は1時間。

まずは、約80枚くらいの写真をiPadで見せられました。

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撮影当日は連写も多く何百枚と撮ったと思われますが、良いやつを選りすぐってくれていたのでしょう。

これをざっと見ながら、全ての写真に○✕の二段階評価をします。私の場合はここで80枚が40枚になりました。

二周目は○にしたものだけが表示され、それを◎○△の三段階評価。ここで更に半分の20枚が候補に残りました。

三周目には印刷したい枚数を意識しながら最終決定する感じです。このときには簡単な写真の色を調整したり、顔のすり替えをしてくれました!

『顔のすり替え』とは、被写体の一人だけがよそを向いていたり目をつぶったりしていたら、連写したもののなかで良い顔とすり替えてくれるのです。

リアル派の私はこれには抵抗がありましたが、実際に私と旦那氏とコーギーズの写真で私だけがビミョーな顔をしているのがあり、試しにすり替えをしてもらうとすごく良い感じになったので、1枚だけすり替えを選んでしまいました。

最終的には16枚を選び、そのうちの1枚は基本料金に含まれていたもので無料です。

つまりは写真代に1900ドル、交通費が180ドルで合計2080ドルの支払いになりました~💰️💰️💰️

購入商品の引き渡し

写真を選んでから5日後に、選んだ16枚分のデータが保存されている先のリンクがメールで送られてきました。

我々はWi-Fiのない生活でデータ通信が不安定なため、特別にUSBメモリに入れたものも後日もらえました。

木製フレームはカメラマンの旦那さんの手作りなため、ストックがないと時間がかかります。

そしてついに撮影から5週間後、印刷とフレームができたと連絡がきてスタジオまで取りに行ったのでしたー!

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気になる選んだ写真ですが、長くなったので次回に公開しますね♪

今回お願いしたカメラマンさんのHPはこちらです⬇️

www.lookbackandsmile.com.au

※現在のトップページにコーギー二匹が使われていますが、これは我が家のコーギーズではございません。