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一時帰国で外国人夫に人間ドックを受けさせる方法 ~オーストラリアの医療制度とは~


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こんにちは🌞

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

次の一時帰国は来年2月に決定!

今回は夫婦揃って+旦那弟付きです。私は2週間、旦那氏と弟は前半の1週間滞在予定です。

旦那弟はさておき、今回は夫婦共に人間ドックを受けることにしました。

というのも、私は来月で40歳になります。

これを機に全身の健康チェックをしたい、どうせならば旦那氏もと思ったのです。

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オーストラリアでも健康診断的なものは定期的にしてはいますが、日本みたいに簡単にはいかず面倒なことが多いのです。

私たちの苦労話は後に回して、まずはタイトルにあるよう『一時帰国で外国人夫に人間ドックを受けさせる方法』を紹介します。

一時帰国で外国人夫に人間ドックを受けさせる方法

別に外国人夫でなくても妻や子ども、親族、友人など誰でもいいのですが、とにかく日本語が理解できない人が日本で人間ドックを受けるということです。

最も簡単なのは通訳をつけること。

つまりあなたが同伴すればいいのです!

ただ、コロナの関係で同伴を断られる可能性もあるかもしれませんが、今回私に関しては私も受けるということですんなりOKしてくれました。

病院の見つけ方

実は、今回の人間ドックを受信する病院探しには無駄な苦労をしたのですが、その理由は『英語対応』の病院を探していたからです。

Googleで『人間ドック 英語対応 大阪』で検索しても、英語対応の病院は出てきても人間ドックはやっていないところが多いです。

それでふと思ったのです。

いちいち『英語対応』にこだわる必要があるのか?

だってオーストラリアで『日本語対応』のところなんて極わずかだけど、私自身が英語があまり分かっていないときにだって病院で検査したことあるし、身振り手振りとかでなんとかなった。旦那氏に付いてきてもらったこともあった。ならば、日本でも同じでは!?

ツイッターでもつぶやいてみた。

すると色々アドバイスをもらい、やはり私が付き添えば大丈夫な気がしてきたので、宿泊先からアクセスしやすい大きめの病院に電話しまくることに。

すると電話した4件中全てが私がいっしょに受けるならばOKと言ってもらえました!

すなわち病院の見つけ方は、とりあえず人間ドックをしている病院に電話で直接聞いてみることです。

来日後〇日間は来院禁止!?

次に確認が必要なのは、海外渡航歴のある人は入国後何日間は検査が受けられないというルールがあるかどうかです。

これはコロナの影響なのか、ツイッターでは入国後3日はダメとか1週間とか色々見聞きしました。

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今回旦那氏の滞在は1週間なので、1週間と言われてしまえばアウト。

これは4件中の1件だけは2週間検査はできないと言われましたが、残り3件は現在は特に規定はないと言われました。

結果通知方法も気にすべし

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検査結果は検査からだいたい2週間後に郵送通知というところが多い気がしますが、日本滞在期間が短いと自分で受け取れません。

私の場合は実家に送ってもらい、それを写メで送ってもらえばいいかと思っていましたが、旦那氏からすると健康診断の結果を自分以外の人が先に見るということに抵抗があるらしく、メール通知してくれるところも条件に探し始めました。

ちなみに結果は日本語なので、結果が悪ければ英訳をどこかにお願いしようかとは思っています。

私たちが受ける病院

これらの条件で探してようやく見つかったのが、関西医大天満橋総合クリニックです。

関西医科大学天満橋総合クリニック

予約は電話かメールでできますが、ここがよかったのは条件以外にも個別でちゃんと話を聞いてくれる感じが好きでした。

他のところは予約フォームに必要事項を埋めるパターンで画一的ですが、こちらでは予約前からメールで質問したりオプションのことを教えてくれたりと細かいやり取りをしてくれました。

こういう方が滞在期間が限られている私にとっては安心できます。

気になるお値段

基本的に人間ドックには国民健康保険は適用されないので、一時帰国中に住民票を移動させて国保を取得したとて全額負担です。

ただ、市によっては国保があるといくらか負担してくれる制度があったりするので確認する価値はあると思います。

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検査費用は病院と検査内容によってまちまちですが、3万円~といった感じです。

私たちが受けるものは人間ドック女性精密コース62,700円【胃バリウム検査】と、人間ドック男性精密コース56,100円【胃カメラ検査(別途料金5,500円)】です。

これを高いとは感じますが、オーストラリアでVISAを申請するときに健康診断が必要ですが、確か2015年の申請時に350ドルほど払った気がします。

当時のレートで3万円程度かと思いますが、内容としては問診・血液検査・尿検査・レントゲン程度だったように思います。

これの倍払えば日本でもっともっともっと詳しい検査ができるので、オーストラリア在住としては決して高くないと感じます。

オーストラリアの医療制度

医療制度を語ると長くなるのでざっくり言うと、日本のように『体調悪いからその日のうちに病院に行って検査して~』とはいきません。

オーストラリアだと『まずはかかりつけ医の予約をしないといけませんが当日に空きありなんてめったにないので数日待ち、医師が検査が必要と判断するならば書類を書いてもらって帰宅、自分で検査機関の予約を入れないといけないけどヘタすると数カ月待ち、検査後かかりつけ医に結果を聞きに行く』という感じでことがスムーズにいきません。

基本的に薬以外の診察や検査は無料ですが、医者に会いたいときに、検査を受けたいときにすぐできないのが問題です。

私たちがここまでして日本で人間ドックを受けたいのは、オーストラリアでこのような検査を受けることが容易ではないからです。

自ら受ける検査

私たちは年に一度は血液検査をしていますが、これはまずGPと呼ばれるかかりつけ医に会って検査書をもらわないといけません。

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そして後日それを持って血液検査をしてくれる所へ行き、その結果を聞きにまたGPへ出向くという感じです。(場合によっては電話で結果を聞くことも可能)

つまり、血液検査を受けるために3日出向く必要があります。

これはレントゲンやエコーなど他の検査も同様で、血液検査は予約無しで受けられますが、それ以外の検査は要予約で、その予約が何ヶ月後とかになることも充分あり得ます。

これらの検査は基本無料ですが、とにかく時間と手間がかかる!

特に私の住む近くには病院も検査機関もないので、いちいち200km以上車で走らないといけません。

検査内容によっては前の晩から絶飲絶食だったりするので長距離移動はかなり厳しいです。

国が実施する無料検査

また日本のように、〇歳以上の人は△△検査を国が無料で実施してくれますが、その年齢規定が日本より高かったり、検査頻度が低かったりします。

そしてやはり僻地暮らしの私たちには、これらを受診するのが大変なのです。

旦那氏は無料の大腸がん検査を受けられる年齢なので、国からキットが送られてきます。

検便して郵送すればいいので、病院が近くになくても大丈夫そうなシステムですが、我が家には郵便ポストも近くにありません。

検便したら直ぐに送るべきなので、街へ出向く日に検便すればいいのですが、街へ行く日は朝からバタバタするので落ち着いてトイレへ行く時間がなかったり、そもそも検便の存在を忘れてしまいます。

こんな感じで、現在検便検査を何ヶ月も引き伸ばしている状態です。

 

人間ドックに馴染みのない旦那氏からしたら、こんな大金払って検査をしなくてもオーストラリアで無料でできるものも多いよ~と言いますが、私からすれば検便ひとつを何ヶ月も延期しているんだから、人間ドックの半日で全てを終わらせるの!時は金なり!!と言って丸め込みました。

これは私からのお願いで受けてもらいます。

オーストラリアでは40歳の誕生日は結構盛大に祝う人が多いですが、私は何もいらないので夫婦揃っての人間ドックにお金を使います!