ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

【旦那氏談❶】歯医者が大嫌いな旦那氏 ~ブッチャー歯科医と義足の歯科医~ 


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こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

私の夫である旦那氏はけっこうな変わり者です。

日本人から見ると外国人ってぶっ飛んでいる人が多いのでそんなもんだろうと思っていましたが、旦那氏はオーストラリア人から見ても変わり者なようです。

そんな旦那氏が、たまに仲良くなった人に昔の体験談を話しますが、その内容にみんなびっくりします。

でも、旦那氏をよく知る人からすると『それがあったから、今こんなんなのね。』と、結構納得してしまうようなもので面白いです。

そんな話をブログでもちょいちょいしていこうかな~と思い、【旦那氏談】というカテゴリーを作ってみました!

旦那氏の基本情報

私よりだいぶ年上で、聞くとビビるくらい色んなことを経験してきているため、その経験による知識が豊富です。

とにかく思考が柔軟で、人と同じことをするのが嫌いとまでは言わないけど、魅力を感じないタイプ。10歳の頃には、既に自分は周りとは違うということには気づいていたそう。

おしゃべり大好きでたまに計画がぶっ飛んでいることもあり、若干ADHDとかかな?とも思ったことがありますが、実はめちゃくちゃ注意深く、物事は計算する慎重派。(むしろ自称慎重派の私の方が不注意なことが多い。)

計画は紙面上になく頭の中で常に状況に合わせて練られているため、急に計画を聞かさせる側としては驚いてしまうのです。

また、天性のリーダーシップがあるようで、子どもの頃からリーダー的なポジョンに付いていたことが多く、良くも悪くも判断力があります。

人にありがちな『やったことないから出来ない』という思考を持っておらず、なんでも器用にやってのける旦那氏を見た私の母が『できないことってないの?』と聞いたら、『空は飛べない』と答えるような人です。


そんな旦那氏は歯医者が大の苦手。

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そうなった経緯と、ウン10年ぶりに歯医者に行くようになった話をお届けします。

旦那氏の歯医者嫌い物語

ブッチャー歯科医

むかーし、昔、旦那氏が10歳くらいの頃の話。

パース市民だった旦那氏は母親に連れられてロンドンコートにある歯医者へ行きました。

ロンドンコートとは、パースの名所のひとつである傘が印象的なあそこです。

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ここの建物の中に歯医者があったそうな。(今もあるみたいですが、この話は大昔なので経営者は変わっているはずです。)

10歳の旦那氏はただでさえ歯医者嫌いなのに、この歯科医ときたらブッチャー(肉屋)かと思うほど力任せで治療中は痛くてたまらなかったようです。

そして、ついにドリルが舌に当たってしまい、これ以上は無理だと身の危険を感じた旦那氏は飛び跳ねてそのまま歯医者を脱走!

歯医者を出てすぐのエレベーターに一目散。

そのエレベーターはなんと映画とかで見るような、手動ドアの二重のガッシャンガッシャンのやつ!

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旦那氏がエレベーターを開けて飛び乗りドアを閉めて出発しようとすると、ブッチャー歯科医が追いかけてきて、必死でドアを閉めようとする旦那氏に対抗して外から開けようとするブッチャー歯科医。

この図、想像するだけで怖い😱

結局、旦那氏はエレベーターを発車させることができずに出てきましたが、追ってきた母親に連れられてそのまま帰ることに。

 

ビブス(エプロン)を付けたままなことに車内で気付くも、もちろん返す気にもならず直帰。

家では父親に酷く叱られ、せめて自分でビブスを返しにいけと言われるもそれも拒否。ベルトで打たれるか返しに行くかと迫られても、ベルトを選んだそうです。

※大昔の話なので、躾の一環としてベルトで打つのはアリだったようです。他の家庭は知りませんが・・・

それから旦那氏は何があっても歯医者に行かないと誓い月日は流れ、20数年後の小学校の同窓会で歯科医になった同級生に会うまで本当に一度も歯医者に行かなかったんですって!!

同級生が歯科医だから、こいつの所ならば行ってみようと思えたらしいですが、そう思えるようになったのにも実は信じられないようなエピソードがありました・・・

義足の歯科医

その同級生というのは子どもの頃から義足の持ち主でした。

旦那氏と義足の彼を含めた男子たちは、学校が始まる前はいつもクリケットをして遊んでいたようです。

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日本ではクリケットと言われてもぱっとしませんが、クリケットはオーストラリアの国民競技でもあります。

ルールは全然違いますが、バットとボールが必要な野球みたいなものだと思ってください。

で、彼らがクリケットをするときは義足をバットにして、義足を失った彼はいつもウィケットキーパーというキャッチャー役。

それで毎日遊んでいたんですって💦

当時は義足の彼がそれを嫌がる様子もなかったし、それで特に問題になったことはなかったので、子ども時代はそれで楽しく遊んでいましたが、大人になって再会すると旦那氏は当時自分たちのしていたことに少し罪悪感を覚えたそうです。

そんな気持ちでいたら、義足の彼に20年以上も歯医者に行ってないなんてヤバいから見てあげると言われてNoとは言えなかったということでした。

実際に行ってみると、昔のトラウマもあり恐怖心は消えないものの治療中に痛みはなく平穏に終えたそうです。20年以上も歯医者に行ってない割には、大して悪いところもないとお褒めの言葉までもらったそうです。

 

それからまた月日は流れ、お互いに引っ越して今はお互いにどうしているか知らない仲に。それ以降も歯医者嫌いの旦那氏は積極的に歯医者に行くことはなかったようですが、自分でもヤバいと思ったときにだけ街の歯医者に行っていたようです。

しかし、どこも治療が荒く気に入った歯医者がなく歯医者難民になっていましたが、私と出会った翌年2016年についに優しい歯科医を見つけたのです!!

 

でも、この後にも難関が待ち構えているのですが。。。

この話をすると長くなりそうなので、今回はここまで!