こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
先日、Twitterで誰かがスーパーで梨を見かけたという話題を見て、昔フランス人とした面白い会話のことを思い出したので、ここでシェアしたいと思います。
英語と日本語とフランス語
ちょうど今から6年前、私は西オーストラリア州の田舎町でワークエクチェンジをしていました。
ホストはオーストラリア人夫婦、5人のヘルパーのうち私以外は全てヨーロピアンで、そのうちの一人にフランス人の女の子がいました。
毎朝フルーツサラダを奥さんが作ってくれるのですが、その材料としては『apple, banana, peach, grape, nashi』と奥さんが言ったのです。
そこで私は驚きました!
Nashiって梨?!
それまで私は知りませんでしたが、梨のことを英語でNashi、つまりナシと言うのです。
私はてっきり梨のことは学校で習ったようにpear(ペアー)と言うと思っていましたが、pearとは洋梨のことであり、日本の梨はnashi(ナシ)もしくはnashi pear(ナシペアー)と言うのです。
実際にスーパーで売られているのはこんな感じです。
nashiという単語が英語で使われていることに興奮していると、フランス人の女の子がフランスでもナシと呼ばれていると言うではありませんか!!
もう私は梨の有名っぷりにびっくり(ºㅁº)!!
そもそも、オーストラリアで日本の梨が売られていることも知りませんでした。しかも美食の国フランスにまで!
で、ふと、ラ・フランスのことを思いました。
日本で洋梨と言えばラ・フランスじゃありませんか?!少なくとも私の頭の中にはラ・フランスが思い浮かびます。
で、私はフランス人の彼女に『日本では洋梨(ペアー)のことをラ・フランスって呼ぶよ!』と教えてあげたのです。
彼女は意味がわからなかったらしく、もう一度説明するも目が点。
ようやく意味の分かった他のヨーロピアンが彼女に説明すると大爆笑!
というのも、ラ・フランスというのは国名が入ってるようにフランス語だと『ザ・フランス』という意味だそうです。
洋梨はフランスを代表する果物であることから私たちはラ・フランスと呼びますが、他国ではそんな呼び方はしないそうです💦
それで、フランスと言えばフランスパンの存在を思い出しました!
日本語ではフランスパンと呼ばれることがほとんどですが、英語だとbaguette(バゲット)と言います。
フランス人の彼女に『日本ではバゲットのことをフランスパンって言うよ!』と教えてあげたのです。
これには彼女は大喜びでした♪
実は驚いたことに、パンはフランス語でもパンと言うんですって!!
スペイン語でもパンと言うことは知っていましたが、フランス語でもそうとはびっくりでした。
※ちなみに、英語でパンはbread(ブレッド)です。
フランス人にとってバゲット(フランスパン)は、私たち日本人にとっての米のような存在なので、国を代表する主食が他国で『フランスパン』と現地人にでも通じる言い方であることにとても喜んでくれたのです♪
まとめ
まとめるほどの内容ではありませんが、ちょっとややこしいかなと思ったのでまとめてみます。
- ラ・フランスを含む洋梨は英語ではpear(ペアー)
- 日本の梨は英語でもフランス語でもnashi(ナシ)
- フランスパンは英語でbaguette(バゲット)
- パンは英語でbread(ブレッド)
- パンはフランス語とスペイン語ではpain/pan(パン)
こうやって改めて思い返すと、日本語と言うのはいろんな言語が日常会話に取り入れられていて、ある意味カオスだなぁ~と思ったのでした。