こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
今シーズンはパッションフルーツがたくさん採れました!
多い日には1日100個超え!
1,2月は平均しても1日20個は採れていたかと思うので、今シーズンだけでも確実に1000個以上は採れました。
近所や友だちに配りまくりましたが、日本人の友だちにあげたら食べるのは初めてだと言っていたのでビックリ!
でも、よく考えてみれば日本だとあまり実物を見かけたことがないかも。。。
今ではオーストラリアで山盛りのパッションフルーツに囲まれているので、我が家のパッションフルーツについての情報をまとめてみました。
おそらく、パッションフルーツ全般に当てはまるとは思います。
パッションフルーツの木
現在我が家のは3年目でこんな感じです。これで1本の木です。
木や枝というか、どこまでも蔓で伸びていきます。
2年前に買ったときは20cmくらいで、そのまま植木鉢の中に数ヶ月放置、その後家庭菜園の隅に地植えにしてもその後半年間はほんのちょろっと伸びただけで、これは失敗したと思うほど小さな木でした。(下の赤丸)
その後も他の苗木を買い直そうかと思うのほど成長しませんでしたが、日々忙しくてあまり構っていなかったら、気づいたときには隣の鳥小屋の壁を伝いはじめていました!
しかし、2019-2020年夏には実は1つもならず。
蔓だけは一丁前に伸びてきたので、鳥小屋の壁以外にも蔦を這わせられるようにワイヤーを設置したところ、伸びる伸びる!!しかも実がついてるー!!!
そして現在はこんな感じなのです。
鳥小屋の上まで成長してしまい、屋根に登らないと採れないものもあるくらいです。
この木から今年は1000個以上採れたのです◎
色々調べてみたら、パッションフルーツは根がしっかり張ってから蔓が伸びてくるようです。そのため、はじめのうちは成長が遅くみえますが根が張ればぐんぐん伸びます!
我が家は夏の平均日中気温25℃、冬日中13℃、朝晩5℃で霜が降りるのは年1回あるかないか程度で、地植えなため年中外置きですが今のところこの3年間は問題ありません。
収穫時期のピークはオーストラリアの夏の12~2月ですが、冬に向かう現在4月中旬でもこんなに緑の実が付いています!
ということで、ここだと収穫量に差はありますが基本的に年がら年中楽しめます♪
パッションフルーツの花と実
花の様子
とっても綺麗な花を咲かせます!
パッションフルーツの和名はクダモノトケイソウといいます。
漢字で書くと果物時計草。
なぜ時計??思われるかもしれませんが、この花をよく見てみると時計に見えませんか?!
和名は3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見える特徴のある花を咲かせることに由来する。
和名は時計のように見える特徴のある花のトケイソウの仲間で、果物を実らせる種である事に由来する。 英語では、トケイソウを passion flower と呼ぶことから passion fruit の名がある。 なお、この passion に「情熱」の意味はない。
ほぇー!!!
時計には納得しますが、パッションが『情熱』でないことに驚きました。
パッションの由来が気になる方は、上のWikipediaから更なる詳細をご覧下さい。
実の様子
花が枯れると約1ヶ月かけて緑の実が付きます。
これが約1ヶ月かけて紫へと変色します。
しっかり熟された実は地面に落ちます。
オーストラリアのパッションフルーツ農場の人の話によると、基本的に摘み取ることはせず落ちたものを拾うだけだそうです。
我が家もそれに倣って落ちたのだけ拾っていましたが、蔓が何重にもなって落ちてこない実を発見!
これらをよじ登って取ったら100個以上もありました!
パッションフルーツの食べ方
半分に切ってスプーンで実をすくって種ごと食べます。
これをそのまま食べてもよし、ヨーグルトにかけてもよし、生クリームと混ぜてもよし、チーズケーキ
を焼いたら激うまでした◎
採れた実をすぐ食べてもいいですが酸味が強いです。
甘みが強い方が好きな人は、常温で1、2週間放置して皮に皺が寄ってきてからの方がおすすめ。
私の経験からして落ちてすぐのものは1ヶ月は大丈夫です👍
たまに蔓に絡まって落ちてこなかったやつをあとから発見することがありますが、ビックリするくらいカラカラに乾いています。
中もカラカラです。恐らく2ヶ月くらい経っているのかな??
ここまで乾いているとさすがの私でも食べません。
でも、これを捨てるのがもったいなくて土に撒いてみました。結果は最後に!
パッションフルーツの保存方法
採れたて・落ちたてのものだと常温で1ヶ月大丈夫ですが、スーパーで売っているものはいつ採れたものか分かりません。新鮮なものだと常温で1週間放置しても皺は入らないので、皺なしだから超新鮮とは限らないのです。
皺が入ってからの方が甘みがあって美味しいパッションフルーツですが、冷蔵庫で保存すると全体的に熟されるスピードが落ちます。
今シーズンは1日100個とか採れたので、皺なしのは全て冷蔵庫に入れて、皺ありのやつから食べてきいました。
それでも追いつかないときは、中身だけを氷トレーに入れて冷凍保存しました。
パッションフルーツが採れすぎるのでアイスキューブにして冷凍しようとしたら1トレーで30個分!
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2021年1月31日
それでもまだあるから冷蔵庫にまだ熟してなさそうな24個入れてみた。
それでもまだまだあるよ!明日も最低でも10個は採れるはず😋
贅沢やわ~#オーストラリア #田舎暮らし#自給自足 #パッションフルーツ pic.twitter.com/m8SWKqIbmZ
暑い日はこれをそのまま食べたり、スムージーに直接入れたりして食べます。
電子レンジで軽くチンしたら、甘みが強くなってジャムみたいになります。
パッションフルーツの繁殖
挿し木
最も一般的なのは挿し木です。
こちらのサイトを参考にしてやってみましたが、9本やって現在まで生き残っているのは3本のみです。
上のサイトの方法で挿し木を作って、土に植えずに水だけで育てたもの↓もゆっくりと育っています。
今日にでも土に植え替えてみます!
種から
そして最もシンプルなのが種から。
食べ方のところでも書きましたように、切ってみたらカラカラに乾いていたパッションフルーツの種を集めて植えてみました。
4ヶ月経った今の様子は・・・
元気に成長しています!!
25個の植木鉢に種を2,3個ずつ撒き、たしかほとんどの植木鉢で発芽は確認されました。その後、たくさん発芽した芽を慎重に分けて移し替えたりして、現在は27株が成長しています!
この27株のうちどれだけ今後も生き残るかは分かりませんが、将来パッションフルーツ楽園になること間違いなし👍
ということで、以上が我が家のパッションフルーツでした!
って、実は数日前にパッションフルーツにまつわる新発見をしたのですが、それについて書くとまた長くなるので別の機会にします。
パッションフルーツを食べたくなった人はお取り寄せしてみては?!
日本のパッションフルーツって、めっちゃ高いんですね。。。オーストラリアだと高くても1個100円くらいです。
これだけ高いならば、自分で育ててみるのもおすすめです♪夏にはグリーンカーテンとしても活躍しますよ!育て始めるならば今が絶好の季節です!!
一度食べるとやみつきになる魅惑のパッションフルーツを今年は楽しんでみませんか♪