こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
前回記事では私の運命を変えたカナダ人夫婦との出会いについて書きました。
今回は彼らのファームにお邪魔したときの様子について。
サスカチュワン州ムースジョーとは
カナダの中央部分に位置する青囲みがサスカチュワン州(Saskatchewan)、赤印がムースジョー(Moose Jaw)という街です。
夫婦にはサスカチュワン州は北米大陸中央部の大平原、すなわち山も森もない真っ平らな穀物地帯が有名だと教えてもらいました。
ムースジョー - Wikipediaによると州の経済は主に農業に支えられているようです。
夫婦の住むムースジョーは州で4番目に大きな街で人口約35,000人。農業が盛んなうえに、穀物・旅客用鉄道も通っているため交通の要所でもあります。
この街のファーム持ちの夫婦宅に4泊5日宿泊させてもらい、あっちこっち連れて行ってもらいましたー♪
もう7年も前のことで、しかも写真はFacebookに載せたものしか現在手元にないので記憶がマチマチですが、覚えている限り紹介します!
ムースジョーでの4泊5日
1日目:ムースジョー到着
バスでカルガリーを昼過ぎに出て、午後21:20にMoose Jawに到着。バス停では夫婦揃って私を待っていてくれました!
前回会ったのは1ヶ月前でしかも10分ほどしか喋っていないので、感動の再会とかではなく本当に実現したことへの興奮がおさまりませんでした。
バス停から家までは車で5分くらい。ファームは別の所にあって、本人たちは街住まいです。
用意してもらった個室に行くと、更なる興奮するものを発見!
ウェルカムレターとネックレスが!
素敵過ぎます♡♡
2日目:ファームツアー
彼らの所有するファームへ旦那さんが連れて行ってくれました!穀物ファームで主に小麦とキャノーラ、マスタードなどを栽培しているようですが、私が行ったときはまだシーズン始まり5月初旬だったので何も植わっていません。
とにかくどこまでも大地が真っ平らで空が広い!
ファーム散策がとっても楽しみだった私は、カナダ横断に長靴を持参していました!
収穫物を保存するサイロ。
サイロに上ってみた!
サイロ上からの景色。
サイロだけでなく、このビニルの下にも穀物を保存している。
サイロからトラックに穀物を移動。
トラックにもよじ登って中を覗いてみた!
彼らの所有する大型農機具!
トラクター
タイヤはこんなに大きい!!
これを運転させてもらったのだ!!!
まだ何も植わってないから、真っ直ぐじゃなくて好きなところ好きなだけ走っていいと言われたよ♪
こんな感じで楽しすぎました!
当時は全てが初めてでしたが、今だと全てが私の生活の一部です。不思議♡
午後からは旦那さんは仕事へ、奥さんは学校を早退して近所の酪農へ連れて行ってくれました。
初めて乳搾りの現場を見た!
親から離された仔牛はこうやって1匹ずつ牛乳をあげるのだ。一瞬で空になるよ!
仔牛の数が多いと、牛乳の量も多くて大変なのでミルクタクシーを使う。
こんな感じで2日目終了。ファームというものが想像以上にかっこよくて私の憧れになった。当時のFacebookの投稿では『私もファーマーになりたい!!』と書いていました。
3日目:ムースジョーの街散策
たしかこの日は夫婦ともに仕事で、奥さんに仕事前に街まで連れて行ってもらって一人で街ブラ。
さすが内陸部。レンガ造りが多い。
レンガの壁にペイント広告も多い。
ムースジョーは鉄道が通っている。穀物を運ぶコンテナを積んだ列車。
電車マニアではないけど、電車とか列車とか汽車はかっこいいと思う私にはたまらん風景!
こんなにコンテナが長ーーーーく続くのに、何にも視界が遮られずに見れるのに感動。
※この写真↓はバスで移動中に撮ったやつかも??
3日目はこんな感じで終了。見るもの全てがかっこよすぎる。
4日目:学校と遠足
奥さんの勤める小学校で日本の文化を紹介してみた!
本当は3年生だけのつもりだったけど、高学年も聞いてみたいと言われ結局ほぼ全学年に紹介することに。
高学年の方が食いつきがよく、組体操のピラミッドを見た先生から『何のためにこんな危ないことするの?』と聞かれたときにはものすごく異文化を感じた。
そのときの詳しい話はこちらの記事に書いています。
このあとは、3,4年生と羊ファームへ遠足♪
憧れだった黄色いスクールバスに乗りました。
いくらムースジョーの子どもとはいえ農業について知らない子どもも多いため、こうやって農業に触れさせる機会を作っているそうです。
4日目もめちゃくちゃ楽しかった!カナダに2年いて学校の教室まで入ったのは初めてで、設備や子どもたちの扱いなど日本との違いにびっくりした。
5日目:レジーナ(Regina)観光とお別れ
この日の夜9時半のバスでムースジョーを去ることに。
ということで、ほぼ一日時間はあるのでとムースジョーから80kmほど離れた大きな街レジーナへ連れて行ってもらいました。
何らかの政府系の建物ですが、何だったか忘れちゃいました💦
サスカチュワン州の州旗とシンボルの小麦!
このあとはカナダ警察の施設へ。
大都市でのちょっと知的な一日でしたが、私はやっぱりムースジョーの洗練されてない感じが好きwww
このあとムースジョーに戻り、奥さんのご両親のいる老人ホーム行ったりしました。
そしてあっという間に別れのとき。
最後はバス停まで連れて行ってもらって、旦那さんがバスの運転手と周りの乗客に『娘のように大事な子だからよろしく!』と声をかけてくれました。
というのも、カナダとはいえ観光地ではない内陸部のバスは乗客の雰囲気が明らかにこれまでとは別のものでした。座席は自由でしたが、旦那さんが運転手に一番近い席を無理やり確保してくれましたが、そのくらい何とも言えない感じでした。
翌朝、無事にウィニペグに到着!
こんな感じで、最初から最後までものすごくお世話になったのです。
泊まりに行く前はお互いの旅行中にたまたま出会って10分間立ち話しただけの仲なのに。
今思えば、よくもまぁそんな知らない人の家に泊まりに行ってお世話になりまくったと自分でも驚きますし、そしてよくもまぁ赤の他人をここまで優遇してくれたこの夫婦の懐の深さにも驚きます。
でもそのくらい、お互いに運命というかすごく合うものを感じたんだと思います。この出会いが私を農業へと駆り立てました。
このことがオーストラリアではピッキングジョブではなく、ワークエクスチェンジで農場巡りをすることを選んだのです。
そして運命の人旦那氏に出会いゴールイン♡
この夫婦とはたまにメールで近況報告をしており、オーストラリアに行く前のメールで私は
日本に戻ってきてから何か物足りないの・・・ここに家族も友だちもいるのに、何かが違うんだよね。もう一度日本を出てみようと思ってお金も貯めたし、来月からオーストラリア行ってきます!
オーストラリアではファームで働いてたくさん学んで、今度は得た知識とともに訪問するね!
と語っていました。
そしてファームを移動する度に、どんな所でどんな仕事をしているのかなどの報告をしていました。
今ではFacebookのコメントが主なやりとりで、誕生日やクリスマスなどにはメッセンジャーでの長めのやりとりくらいですが、先日に7年前に出会った公園の写真が送られてきて昔を思い出してブログに書くに至りました。
いつか私のファームに来て欲しいし、そして私も旦那氏を連れて彼らのファームに行きたいです。