こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
オーストラリアが2020年3月17日から鎖国を初めてもう1年が経ちました。
この1年、オーストラリアに来たくても来れなかった人がたくさんいます。そして、日本に帰りたくても帰れない私のような在豪の日本人もたくさんいます。
そんな日本が恋しい私は、日本食を作ってみたり日本のテレビ番組を見てみたりして日本気分を味わっています!
それを思うと、オーストラリアに飢えている人にはオーストラリア映画がおすすめです♪
私がこれまでに見てきたオーストラリアらしさを感じられるおすすめのオーストラリア映画10選を紹介します。
結構マイナーなものもあるので、オーストラリア在住の方でも知らないものがあるかもしれませんよ!
⚠️紹介前の注意⚠️
私の生活は最新のものが観られる環境ではないため、家にあるDVDや図書館で借りたものの中からのおすすめ映画セレクションです。そのため、日本語字幕版があるのかは不明です。
また、一つ一つ説明すると長くなるので良い感じのレビューが書けているリンクを貼りまくりますことをご了承ください。
- Red Dog
- Last cab to Darwin
- TRACKS ~奇跡の2000マイル~
- Paperback Hero
- Wolf Creek ~ウルフクリーク 猟奇殺人谷~
- Drift ~ドリフト 神がサーフする場所~
- Jasper Jones
- Lion ~ライオン 25年目のただいま~
- The Seacret River
- The Castle
- 最後に・・・オ・マ・ケ!
Red Dog
オーストラリア版ハチ公みたいな物語。いや、もっとスケールがデカいです!!!しかも実話。
主人公の犬も愛らしくていいですが、舞台が西オーストラリア州のマイニング(鉱山)なのがいいですね!世界中からの出稼ぎ労働者がいて、それぞれのキャラや服装、建物、飲み会の風景など鉱山地帯の雰囲気がよく出ていると思います。(←実際の現場の中に入ったことはありませんが・・・)
オーストラリアのアウトバックのキャラバンパークの雰囲気を知らない人からすると、こんな所に人が住んでるのかと疑いたくなるかもしれませんが、現在でもこんな感じのはあります(笑)
犬好き、オーストラリアのマイニングの雰囲気が気になる人におすすめ♪
↑アマゾンでしか見つかりませんでした。
レビュー(ネタバレあり)
Last cab to Darwin
余命3ヶ月と宣告されたタクシードライバーが安楽死を求めて3000km離れた町へ自分のタクシーでロードトリップする話。
主人公とアボリジニー女性との間柄や、旅の道中で出会う人々と繰り広げられる展開も素敵でかなり胸に刺さる映画です。話を知っていると、上に貼った予告版を見ただけで泣けてきます。
実はこれも実話が元で作られたものですが、実際と映画はかなり異なるようです。
私の好きなオーストラリア映画第2位です!気になる1位は最後に紹介しますね♪
レビュー(ネタバレあり)
安楽死を考える。オーストラリア映画「ラスト・キャブ・トゥー・ダーウィン」Last Cab To | オーストラリア発♪Shokoの映画と旅ノート
TRACKS ~奇跡の2000マイル~
これは日本でも2015年に劇場公開されていたようなので知っている人もいるかも!
20代の女性がラクダと犬を引き連れて、西オーストラリアの3000kmの砂漠を歩き抜く実話を元にした映画。
ラクダはオーストラリアのネイティブアニマルではありませんが、昔砂漠内の移動のために輸入されたラクダが野に放たれ繁殖してしまい、現在では野生のラクダもいるんです。だから、オーストラリアには道中にラクダ飛び出し注意の看板があるんですよ~
壮大な景色と乾き、主演ミア・ワシコウスカの可愛いだけじゃない勇敢な姿が光る作品。
レビュー(ネタバレなし)
映画『奇跡の2000マイル』- オーストラリアの砂漠を女性1人で横断する感動のロードムービー - ファッションプレス
Paperback Hero
オーストラリアを代表する名俳優ヒュー・ジャックマンの若き日のラブコメディ作品。ヒュー・ジャックマンが可愛いのなんの♪
ヒュー・ジャックマンがトラッキー(トラック運転手)でありながらロマンス小説を書くというチグハグな感じがまた良い。
でかいトラックでシドニーの街まで行っちゃうところとか、田舎者が街に出てきた様子とか私の生活とも似ていて笑っちゃいます(笑)
昔の映画ですが、田舎のトラッキーの雰囲気や建物なんかは今にも通じるものがああります。私のリアルな生活圏内はこんな感じです!
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レビュー(ネタバレあり)
Wolf Creek ~ウルフクリーク 猟奇殺人谷~
オーストラリアでは有名なホラー映画。ホラーと言っても、実際に起きたいくつかの猟奇的殺人事件を組み合わせて作られた映画で、めっちゃ怖いです。私は最後まで見れませんでした。
アウトバックを旅するバックパッカーの車が道中で壊れて動かなくなり、そこを通りかかったおじさんに助けられる。彼の住かへ連れていかれて、キャンプファイヤーを囲んで楽しく談笑するも・・・
アウトバックのロードトリップしたことある人なら分かると思いますが、このシチュエーションって十分リアルでありえるんですよ。
しかも私は、この映画を見る数週間前にアウトバックのキャンプへ行っており、自分と重なってものすごくリアルに感じて怖かったです。(私のキャンプではトラブルはありませんでしたが)
怖いもの見たさの人はどうぞ!どうやら邦題もついており、日本語吹き替え版もあるみたいです↓
レビュー(ネタバレあり)
映画 Wolf Creek (ウルフクリーク) のあらすじ・感想│Down Under オーストラリア
Drift ~ドリフト 神がサーフする場所~
ここまで紹介した5作の舞台はアウトバックと呼ばれる乾燥地帯の話ですが、次は海系の映画『Drift』を紹介します。
1970年代のサーフィンが盛り上がってきた頃のオーストラリアで、サーフィン革命を起こした兄弟の熱い物語。
これまた舞台は70年代の西オーストラリア州ですが、田舎の方だとまだまだこんな雰囲気は残っています。バンで移動生活をしているヒッピーも出てきますが、2021年の現在でもこんな人やこんなバンはまだオーストラリアでは見られます。うちなんて田舎なので余計見る頻度が高いです。
こういう生活に憧れている人がオーストラリアに来ていると言っても過言ではありません。現在コロナでだいぶバックパッカーも減りましたが、開国したらまた一気に増えるんだろうな~
お兄ちゃん役の俳優さんが福山雅治に見えて仕方がありません。福山ファン、サーフィンファン、ヒッピーな生活に興味ある人におすすめです。
レビュー(ネタバレなし)
イケメンの“ニューウェーブ”来たる! 兄弟愛を描くサーフィン映画『ドリフト』に注目 | cinemacafe.net
Jasper Jones
次は雰囲気を変えて、森の中の町で起きた話。
1960年代のオーストラリアが舞台で、読書好きの少年チャーリーがアボリジニーの混血児ジャスパーの騒動に加担する中で成長していく話。原作はオーストラリアの作家クレイグ・シルヴェイが2009年に発表したベストセラー小説。
チャーリー演じるリーヴァイ・ミラーの演技がすごく綺麗で泣けるのは私だけでしょうか。思春期の子どもが家庭内で起こる不和や国籍差別などに疑問を抱き、悩み成長していくのですが、その姿を言葉で表現するならばBeautifulだと思います。
実はこの映画のロケ地は私たちのセカンドハウスのあるPembertonという町です!
ロケ中は日本に一時帰国していましたが、映画の中の建物はセットではなく実際の町のものです。町の人もエキストラ出演しており、結構知った顔の人が出演していて見ていて面白いです。
60年代の雰囲気を出すためにクラシックカーがたくさん見られますが、実際の町並みは現在も映画そのものです。映画にちなんでJasper Jonesトレイルというハイキングコースもできました。(もともとあった道に名前が付いただけですが。)町自体が林業で栄えた町なので森も多く、今でも田舎臭さが大事に残された町です。
旦那氏は所有しているクラシックカーの借り出しと大道具として仕事依頼が来ていましたが、実はこのとき結婚のために日本に行っていたので仕事はお断りしました💦
この映画についてはもう少し詳しく紹介したいので、いつか改めて記事を書く予定です。
レビュー(ネタバレなし)
シネマ・チェック | 編集部イチ押し! 3月の新作映画をチェック | NICHIGO PRESS | 日豪プレスが運営するオーストラリア生活総合情報サイト
レビュー(ネタバレありまくり!歴史的説明など含めかなり詳しいです)
Lion ~ライオン 25年目のただいま~
ここまで紹介した7作のうち、Last cab to Darwinを除くすべての作品は昔のオーストラリアが舞台となっていますが、現代のオーストラリアを描く作品もここで紹介!
これについてレビューを調べていたら、日本でも大々的に宣伝していたようで私がここで語る必要もなさそうですが少しだけ。
インドで事故的に孤児になった5歳の少年サルーがオーストラリアで養子として引き取られるが、25歳になったときわずかな記憶とGoogle Earthを使って本物の家族を見つけだすという実話。
信じられないようなストーリー展開も面白いですが、オーストラリアでの養子の捉え方も興味深いです。日本だと子どもが出来ない家庭が養子をとるイメージがありますが、世界ではそれだけではありません。
旦那氏の親族に『現在の世界には子どもは十分すぎるくらいいる』と言って、子作りに興味がない人もいます。
レビュー(ネタバレなし)
Google Earthが起こした21世紀の奇跡「LION/ライオン ~25年目のただいま~」
The Seacret River
歴史的な作品も1つ紹介。こちら2部作になっており、恐らくTVシリーズなのかも。
オーストラリア開拓時の歴史的なものを描いた映画はたくさんありますが、これまで私が抱いてきた疑問に気持ちよく答えてくれた傑作です!
物語としては、オーストラリア開拓の一員としてイギリスから囚人として送られてきたウィルが釈放され一般人となり、土地持ちとなって自分の農場を持ち財を成すまでの間の心の葛藤を描いたもの。
私の長年の疑問というのは、
- イギリスから無理やり連れてこられた囚人たちはオーストラリアが嫌いなのに、どうして釈放されてから国へ戻らないのか
- 皆が皆アボリジニーを殺すことに賛成だったわけでない中で、どうして残虐が起きてしまったのか(どういう心理状態だったのか)
この2点です。
この答えとしては、これまで見た映画や文献では『今更帰れない』、『集団心理』みたいな感じでとらえていましたが、そんなもんかとどうもしっくりきていませんでした。
しかし、この作品を見たら一人の人間ウィルの心の動きが見えてとても分かり易いです。特にアボリジニーを悪だと思っていなかったのに、最終的に殺してしまう部分には唸ってしまいました。
残念ながら日本語のレビューやDVD販売は見当たりませんでした。
The Castle
最後に私の一番好きなオーストラリア映画!
メルボルン空港の拡大工事のために立ち退き要求された一家の主が、裁判まで持ち込んで我が家=城(キャッスル)を守ろうとする話。
この家族全員が憎めないほどキャラがいい!みんなが愛し合っており、決してお金はないけど愛に溢れた家族です。
旦那氏いわく、困ったときは国籍も地位も関係なく助け合うオーストラリアのマイト精神を象徴する映画だそうです。
オーストラリアンユーモアがたっぷり詰まっており、とにかく最初から最後まで笑いが止まりません♪
でも、来豪して4ヶ月目で初めて見たときには、正直面白さがあまり分かりませんでした。旦那氏はうちに来たバックパッカーにこれを見せるのが好きで、これまで4回見ていますが見る度に面白さが分かってきて、今では私のお気に入りNo.1オーストラリア映画です♪
これを見て笑えたら、結構なオーストラリア通だと思っていいはず!
↑Amazonでしか見つかりませんでした。
レビュー(ネタバレなし)
ズレてはいるがスレてない、愛に溢れた一家の城「ザ・キャッスル」
最後に・・・オ・マ・ケ!
以上、私のおすすめオーストラリア映画10選でした!
と締めたいところですが、実はまだ未公開の注目のもう一本があるんです。
なんと今回紹介した10選の中の、あるハリウッド級の主演と私ナイーブMEが共演した映画が来年か再来年公開されるんです!!!!!!!!!!
実はこれまた、ファームの隣町がロケ地となっている映画です。セカンドハウスといいすごい偶然!
現在まだ撮影は続いており、ここ数ヶ月はロケメンバーでこの町の全ての宿泊所が埋まってしまうほどの大掛かりな映画が撮影されています。
詳細はまだ言えませんが、これは今後オーストラリアを代表する作品になるであろうと言われている超大作なようです♡
私のシーンがカットされてないといいなぁ。地元民としてのエキストラ出演ですが・・・
おすすめ10選についてはDVD購入のリンクも貼ってみましたが、正直高くてびっくりしています。
動画配信サービスの契約しているならばそちらでもチェックしてみてください!
私はアナログな図書館のDVDを借りるだけの人間なので、どの配信会社にどの映画が入っているのか分かりませんが、動画配信サービスも気になる方はこちらもどうぞ~
色々動画配信会社がある中で、U-NEXTが断トツで一番洋画に強いようです!
また、普段からAmazonでお買い物する人にはAmazonプライムに加入して、迅速な配達と動画配信を楽しむというのもアリなようです!
そのほか、レンタルって手もありますね!
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どのサービスにも無料体験期間がついていますので、気になる方は要チェック!!
オーストラリア映画を観て、オーストラリア気分に浸りましょう~♪