こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
半年ほど前のことですが、ハムバーガーに対してエラい勘違いをしていました💦
みなさんにも同じ間違いをして欲しくないので、私の失敗を告白します。
ハムバーガーをオーダー
以前の記事でも紹介しましたが、オーストラリアのベーカリーは日本のパン屋とは大きく違います。
こちらの記事に詳しく書いていますが、置かれている商品だけでなく店頭販売の様子も違います。
基本的に全てショーケースに入っており、店員に何が欲しいか伝えるタイプです。
ある日、いつもは寄らない新規の田舎のベーカリーに行ったときのこと。
いつもならランチにはパイを食べるのですが、このベーカリーにはバーガーがあったのでたまにはバーガーでも食べてみようと思いました。
↑この左側の紙に包まれているのがバーガーです。
何バーガーがあるのか見てみると、包み紙には
- STEAK(ステーキ)
- CHICKEN(チキン)
- BACON(ベーコン)
- HAM(ハム)
と書かれてありました。
今日の気分はハムだな!
ということでハムバーガーを注文。
保温機に入っているため野菜は注文後に入れるので、私のHAMと書かれたバーガーは一旦厨房に持っていかれ、数分後に受け取りました。
パースに向かう途中だったので車内で食べました。
あれ?ハム入ってなくね??
もう一口食べてみよう。
あれ?ハムの味しないよ・・・?
で、ハムバーガーの中身を確認してみました。
これ、ハンバーグやん!
これやと、ただのハンバーガーやん!!
包まれていた紙を確認すると、しっかりHAMと書かれています↓↓↓
ハム忘れたんかい!!!
ハム好きな私はショックで、旦那氏にハムが入っていないことを言うと、
え?これhamburgerでしょ?
(ºωº)???
バーガーのHAMとはハムではなく、hamburger(ハンバーガー)すなわちハンバーグ入りのものを言うんですってよ!
HAM表記ややこしいわぃ!!
ハンバーガーの語源
では、HAMが関係ないならばハンバーガーの語源はなんなのか。
中にハンバーグみたいなのが挟まっているからハンバーガーでしょ!
と思った人、残念💦
正解はこちら。
18-19世紀頃、ドイツのハンブルク(Hamburg)とアメリカの間で商船が行き来しており、ハンブルクからやって来たひき肉と卵を混ぜて焼いたハンバーグのようなものが流行りました。
これを『ハンブルクのもの』という意味で語尾にerを付けてHamburger(英語発音でハンバーガー)となったそうです。
もっと詳しくいうと、ハンバーグのようなもの自体はロシアから伝わったものだそうですがその辺りの詳しいことは以下のサイトに書かれているのでここでは省略します。
ハンバーガーはどこで生まれた?発祥の国やルーツを探ってみた | 食・料理 | オリーブオイルをひとまわし
ハンバーグは英語ではない?!
語源は分かったとして、じゃあハンバーガーの中に入っている肉の部分は英語でハンバーグと言うのかというと違うんです。
正解はpatty(パテ、パティ)です。言われてみれば、日本でも言いますよね。
しかし、案外知られていないのが我々の思うハンバーグというのはハンバーガーから派生した和製英語なので、残念ながら海外ではほぼ通じません。
『ハンバーグ』とだけ言うとドイツの州ハンバーグと勘違いされてしまいますが、『ハンバーグステーキ』と言うとなんとか通じるようです。
ただ、オーストラリアだとハンバーグをバーガー(burgers)やリソール(rissoles)と言うのが一般的です。しかし、バーガーはハンバーガー自体を意味することも。
ややこしいわぃ!!
カナダにいたときは、ハンバーグもハンバーガーと呼ばれていました。
カナダ人のシェアメイトに『今晩はハンバーガーを作るね!』と言われて出てきたのは普通のハンバーグでした。
まとめ
Hamburger(ハンバーガー)という呼称はHAM + burger ではないので、ハムは関係ありません。
ハンブルク(Hamburg)からやってきたものなので、ハンバーガー(Hamburger)なのです。
海外でハンバーガーの種類を選ぶ際に、HAMの文字を見てもハムは入っていませんのであしからず!
ハム入りが食べたいのならば、サンドイッチ系かハムチーズクロワッサンが無難でしょう。