こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
先週あたりから庭のマルベリーが熟してきて、最近は毎日のようにマルベリー摘みに励んでいます!
マルベリーとは桑の木になる実のことで、つまりは桑の実ということです。
桑ってあの蚕が育つ木です。
我が家には蚕はいませんので、桑の木はマルベリーのためにあります!
そして、マルベリーは旦那氏のためにあります!!ってくらい大好きらしく、木の前を通るたびに10分ほど立ち止まってはパクパク食べています。
そのため、いつも唇が紫に染まっているので、見たとき血色の悪さにビックリしてしまいます💦
ちょっと触れただけで指が赤紫に染まってしまうほど色の濃い食べ物なので、ブルーベリーやブドウのようにポリフェノールやアントシアニンなど含まれてるんだろうなくらいに思って調べてみたら、マルベリーには体にいい栄養がたっぷりみたいです♡
マルベリーの栄養は野菜並!
色んなサイトを見ましたが、どれもべた褒めで似たような内容でした!
いちばん端的に分かりやすかった新発見!桑の実ってすごいかも!から引用すると以下の通り↓↓↓
桑の実は果実というよりもその成分をみてみると実は野菜に近いことがわかります。果物の代表格りんごと比べるとその差が分かります。その本質はもはや野菜?
カルシウムではりんごの13倍
鉄は15倍
カリウムは2倍
ビタミンCは10倍
カリウムを除いてはにんじんと同等またはそれ以上です。
このサイトによると、マルベリーは漢方にも使われているそうです。
日本にも昔の風景には桑畑が多かったと言いますから(地図記号もあるくらいですからね!)、昔から食べられていたものなのです。
それにしても、こんなに栄養価の高いマルベリーなのにお店で見かけることってほぼないですよね💦
どうやら、傷むのが早いというのが理由らしいです。
確かに私たちもマーケットとかで売れるくらい採れますが、その日のうちでもけっこう傷んでしまうので売ろうと思えません。
そんなマルベリーはジャムやジュースなどの加工物になって売られていることはありますが、生のマルベリーの果実を堪能するには桑の木を育てる、もしくは桑の木の所有者と仲良くなるしかありません!
我が家のマルベリーの成長記
我が家の場合は、旦那氏の弟宅に大きな桑の木があるので、4年前からその木の挿し木から育てています。
成長するのがめちゃめちゃ早いです!!
2016年10月
弟宅から枝を切ってきて、鉢で少し育てたものを地植え。風避け(黒いメッシュの)より低く、高さ50cmくらいかな?
2017年10月
たった1年でこんなに成長!私の背を超えました!
2018年10月
風よけを突き抜ける勢いで成長したので、取っぱらいました!
2019年10月
これまでと反対側から見た桑の木ですが、マルベリーを摘む母たちと比べたらかなり大きいのが分かるかと思います。
ここから今年の木を見せたいのですが、実は2020年1月に突風により木が裂けてしまいました。
2020年1月
ただでさえ枝の重みで反り返っていたところに突風が吹き付けたせいです。
このあと、旦那氏がチェーンソーで剪定しまくりこんな姿になってしまいました。
切り落とした枝の良い部分は挿し木にして20鉢ほど作って植えたり人にあげたりして、残りはヤギにあげたら一瞬でなくなるほどの大人気でした!
2020年11月
毎年10月にピークを迎えるマルベリーですが、今年は少し寒いせいか1ヶ月遅れています。
しかし、この回復の早さを見よ!!
木の中に入るのこんな感じ。
たわわに実がなっており、重すぎてすでに折れてしまった枝もあります💦
突風で裂けたときに、結束バンドで応急処置をしましたが、まだバンドは残っています。
とにかく復活が早くてよかったです◎
1月にあれだけ剪定したのに、今でこの大きさということはどうやら毎年チェーンソーでバサバサ切り落とした方がいいようです。
今でも上の方のは手が届かないので諦めていますが、これ以上伸びると電線に届いてしまいそうです💦
マルベリー摘みの様子
マルベリーは黄緑→薄ピンク→赤→赤紫という順に色が変わり、最後はほぼ黒に近いような濃い紫になると熟している証です。
熟しているものは軽く触れるだけでポロッと採れます。
桑の実は熟していると、ちょっと手に触れただけで簡単に採れます🙂#オーストラリア #田舎暮らし #桑の実 #マルベリー pic.twitter.com/rl6szadqzp
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2020年11月4日
そのため、たくさん実が熟している木の中に入ると体が当たるだけでも実が落ちてしまうので慎重に!
もちろん落ちても食べられますが、簡単に落ちるほど熟している実なので傷みが激しくなります。
また地面に落ちたものにはアリが集っていることが多く、黒色の実の上のアリなんて見えないのでアリごと食べちゃうこともあります。食べたことありますが、めっちゃ苦いです💦
そして、マルベリー摘みで一番やっかいなのが手が真っ赤に染まること!
洋服に付くと漂白剤を使わないと取れません!
手の洗い方
この手を水洗いしても、赤いシミは簡単にはとれません。石鹸を使えばだいぶシミは取れますが、実はもっと簡単な方法があります。
それは、熟していない黄緑の実で手を擦ること!
ちがいが分かるよう、上の手の親指と人差し指だけ黄緑の実で擦ってみました。
そのあと水で手を洗うと・・・
親指と人差し指が他の指よりキレイ!!
旦那氏からは葉っぱで擦るといいと以前教えてもらいましたが、近所の人から黄緑の実がいいと教えてもらってやってみたらこっちの方が断然効果アリです!
マルベリーを一番美味しく食べる方法
はっきり言って1番美味しいのは、木から採れたマルベリーをそのまま口へ放り込んだやつです。
傷みやすいので鮮度が命です。
そのためジャムやジュースなどに加工するのがメジャーで、調べてみればこれらのレシピはたくさん出てきます。
しかし、新鮮なやつに負けないくらい美味しい食べ方があります!
それがこちら!!
その名も
~フローズンマルベリーに生クリームをのせて~
名前の通り、マルベリーを冷凍させたものに無糖生クリームをどっかりのせて食べる方法です。
マルベリーは小さな果肉がギュッと集まっているので、冷凍マルベリーに歯を立てるとホロホロと口の中でほぐれます。
私は知覚過敏なのでアイスや氷などは噛めないのですが、冷凍マルベリーなら少し歯を立てるだけでいいので大丈夫です👍
ほぐれた冷たいベリーは口の中で少しずつ溶けていきますが、そこに生クリームが合わさり冷たさを緩和してくれます。
マルベリーは甘酸っぱいからこそ飽きのこない美味しさであり、生クリームを泡立てるときに私たちは砂糖は入れませんが、それはお好みで。
無糖だからもっと食べてもいいよね。。。と言いながら、結構な頻度で食べています!
オーストラリアの一般的な生クリームは600mlなので、一度開けると1週間以内に使い切らなきゃってなるのも理由の一つですが。
マルベリーの冷凍保存の仕方
ということで、我が家はマルベリーを大量に冷凍保存しています。
夏にはスムージーを作りますが、冷凍マルベリーを使うと氷を使わなくて済みます👍
冷凍イチゴも使いますが、イチゴは塊が大きいのでブレンダーへの負荷が大きく、たまに小さくなりきれていなかったりしますが、その点マルベリーは問題無し✌
そんなマルベリーの冷凍保存方法は、目に見えている部分のヘタをハサミで切り落として、なるべく平たい入れ物に入れて保存すること。
我が家では30×30cm、深さ2.5cmの入れ物を使っています。
なぜ平たい入れ物がいいのかというと、マルベリーが塊にならないようにです。
マルベリーは果汁がすぐに出てきてしまうので、その果汁がベリー同士をくっつけて大きな塊を作ってしまいます。
そうなると使うたびに塊を崩す作業からしないといけないので、平たい入れ物で層を厚くしないことをオススメします!
ちなみに、ネット上では食べる前や冷凍保存前には水で洗うとなっていますが私は洗ったことはありません。
ただでさえ繊細なマルベリーなので、水によるダメージも大きいのではと思っています。
摘みたて果実を食べるには、小さい虫くらい食べてもへっちゃら!という気持ちが大事◎
まとめ
マルベリーには野菜並み、それ以上の栄養が含まれています!
※副作用としては、生のを食べすぎるとお腹を下すことがあるようですが、毎日大量に食べている私たちは大丈夫です。
生の果実はなかなか流通していないので、桑の木を育てるか育てている人と仲良くなるべし。
挿し木で簡単に育ちます。斜め45度に切った枝を植木鉢に入れて水やりしておくだけです。
育てる場合には成長が早いので、植える場所や電線などに気をつけましょう。
木から採ったものをすぐに食べるのがベストですが、保存は冷凍がオススメです!!
読者のみなさんが近所にお住まいでしたらたくさんお裾分けするのにな~
なんせ我が家には34本の桑の木が植わっています💦
旦那氏が大好きなのですが鳥にもよく食べられてしまうので、たくさん植えたら人間が食べる分も十分にあるはずという旦那氏の考えからです。
先日も一日で3.6kgの収穫でした!
忙しくてちょっと収穫しないとすぐ実が落ちて鳥や虫にやられるので、スキマ時間を見つけてはマルベリー摘みとブログに勤しもうと思います!