ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

大ニュース!!プリンセスチカドゥーがマジ産卵☆ニワトリのダニにはワセリンを!


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こんにちは☀️

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

我が家のペットニワトリ

チカドゥー🐔

彼女のことを知っている人は、かなり私のブログ通です!!

ブログタイトルにあるよう、チカドゥーがマジな卵を産み始めました!!!

今回はまともな卵です🥚

ここに至るまで様々なドラマがありました。そして、今は闘いの最中でもあります。

プリンセスチカドゥーとは

これまでチカドゥーに関しては2回記事を書いています。

どちらの記事もかなり力を入れて書いており、3000文字超えの長文です。

それぞれを短くまとめてみました。

第1回:2019年9/9までのチカドゥー

2019年5/24生まれのサセックス(品種)のニワトリ🐔ブリーダーから購入した30個の卵から唯一孵った奇跡の子。

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一人っ子がゆえに旦那氏に超甘やかされて育ち、生後3週間は暖炉の元、その後は大きなニワトリのいない鳥小屋でウズラとほのぼのと暮らしてきた。

生後約3ヶ月で他のニワトリと合流させようも上手くいかず、チカドゥーをいじめる雄鶏が4羽冷凍庫行きになる。自分のことをウズラと思っているようだが、日に日に大きくなる体。私たちが特別扱いしすぎたがためにプリンセスになってしまった。

チカドゥーの名前の由来や溺愛の様子、雄鶏とのやり取りなど詳しく知りたい方は過去記事をご覧ください。これを読むと、きっとチカドゥーの虜になるはずです!!

上に貼った過去記事は9月の初旬に投稿したものですが、この記事の中ではチカドゥーの性別は実は分かっていないというところで終わっています。

お姫様扱いをしてきたのでプリンセス・チカドゥーと呼んでいましたが、性別不明でした。

2回目:2020年1/15までのチカドゥー

ウズラよりも大きくなった体、そして唯一の友達ウズラに発情期が始まり全く相手にされなくなったチカドゥー。

生後2ヶ月の若ニワトリ3羽を合流されるも、お互いに興味なし。そのわりに、チカドゥーは若ニワトリの食べ物に興味ありで、自分の餌を食べずに若ニワトリのを食べ続けた。

そして10/30ついに初産卵!!

この日、初めてチカドゥーが雌であること、すなわちプリンセスであることが確定した。

しかしこの初卵、殻が無い。

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薄皮だけ。

大人用の餌を食べていなかったチカドゥーはカルシウム不足で殻無し卵を産み続けます。そしてそれを自分で食べちゃうので、いつも見つかるのは食べたあとの薄皮のみ。

なんとかして大人用の餌を食べさせようとあれこれ試みました。

  • 手で餌をあげてみる→手からしか食べなくなる
  • ニセ卵投入→完全に消える(ヘビに食われた?未だに謎)
  • 隔離する→脱走を繰り返す

どれもうまくいかなかったものの、隔離中は少しずつ卵の殻が分厚くなってきた気がしました。それでもチカドゥーは自分で卵食べちゃうので残骸からの判断ですが。

ある日ビーチへ行ったとき貝殻を持ち帰り、カルシウムだと言って砕いてチカドゥーに食べさせました。 チカドゥーは乗り気ではありませんでしたが手でやれば何でも食べます💦

それから2日後の12/19、殻付き卵を産みました!!

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これにてチカドゥーの10日間にわたる隔離作戦は終了しましたが、これ以降殻付き卵は産んでいません。

再度隔離を試みましたが、もちろん嫌がるのでかわいそうになり完全に自由の身です。

この記事の終わりには、

  • 若ニワトリも大きくなったので大人用の餌だけを置いているが、基本的に私の手からしか食べない
  • 畑のトマトを食べている
  • 名前を呼べば走って寄って来る
  • 近くに来れば撫でることができる
  • 実は私も手をつつかれることを快感としている

と書いており、

チカドゥーを本物のレディーに仕立て上げたかったけど、彼女が望まないならば仕方がありません。

それでも、

We❤チカドゥー!

と締めています。

さらなる詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。

2020年7月16日時点のチカドゥー

冒頭にもお知らせしましたように、現在ではまともな卵を産んでくれています!!

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毎日とはいきませんが、3日に2個のペースです。

そして、ウズラではなくニワトリの友達のできました!!!

これまでのわがままプリンセスとは思えないくらいの風格です👸

そして、現在はダニとの闘い中ですがそれにも耐えてくれています。

では、第2回の記事から現在までの半年を振り返ります。

チカドゥーに母性の目覚め?!

2019年クリスマスから完全に自由な身のチカドゥーは、気が向けば餌をつつきトマト畑を荒らし、卵を産むことさえも忘れてしまいました。

同居若ニワトリの3羽とも特にじゃれ合う様子もなく、一匹ニワトリとしての地位を確立。

それがどうしたことか1月のくそ暑いある日、ものすごいものを見てしまいました。

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チカドゥーが若ニワトリを抱いて寝ているのです!!!!

てっきり柄にもなくいじめているのかと思いきや、この3羽は誰が真ん中で寝られるかと喧嘩するほどチカドゥーを奪い合っていたのです!!!

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日中は別行動なくせに、夜になると4羽寄り添って寝るようになりました。

寒いのかと思いきや、当時1月は夜でも20℃くらいありました。

チカドゥーに母性が目覚めたようです。

しかし、このときでも卵は産んでいません。

それから私たちは日本へ2週間ほど一時帰国をしましたが、オーストラリアに戻って来てからも相変わらず4羽は一緒に寝ていました。

これを見て、私たちはチカドゥーの母性が刺激されて産卵へつながることを願っていましたが、ここから悲劇は起こります。。。

別れのとき

畑荒らし

この若ニワトリはチカドゥーの真似をしてトマト畑を荒らすようになりました。

そして、チカドゥーは手を出さなかったパプリカ畑にまで手を出すようになり、パプリカ畑の葉っぱが見事に無くなってしまいました😢

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パプリカをつつくことはないんですが、新芽を食べちゃうんです。

これはいかんと、若ニワトリを別のニワトリ小屋に移動させようかと考えましたが、チカドゥーと一緒に寝る姿を見るとそれはできませんでした。

ダニ発生!

あるときチカドゥーをよく見てみると、目の周りや鶏冠に黒い点が!

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調べてみると、これはダニの一種でニワトリに寄生するものです。巣を共にしていると次々に繁殖していくらしく、よく見てみると若ニワトリにも少し黒い点がありました。

このダニ駆除に有効なのはオリーブオイル。オイルを幹部に噴射してダニを窒息させ殺虫することができるのでそれぞれに噴射しました。

若ニワトリの症状は軽かったのですぐ治りましたが、チカドゥーのは簡単には治りません。

治った若ニワトリとチカドゥーを一緒に住ませる訳にはいかず、3月中旬には若ニワトリを他のニワトリ小屋へ移しチカドゥーはまた一人の生活に戻りました。

※小屋内にはウズラやフィンチもいますが、チカドゥーの相手はしてくれません。

チカドゥーの存在意義

ダニ治療のオリーブオイル噴射を嫌がるチカドゥーは私たちに寄り付かなくなりました。

名前を呼んでも振り返ってはくれても近づいてはくれない。

相変わらずトマト畑を荒らし、ついにはパプリカ畑も荒らし始めました。

卵は産まない、畑を荒らす、愛想が悪い、他のニワトリと合流させたら彼らの卵を食べてしまうかも。

何のためにチカドゥーはいるのか?

 

そんな状態が何ヶ月も続き、ついに5/24チカドゥーは1歳の誕生日を迎えました。

一般的には生後5,6ヶ月でニワトリの産卵が始まるというのに、それでも卵を産まないチカドゥー。

旦那氏と今後どうするかという話になったとき、

この状態が続けば冷凍庫行きかな・・・

と私が思わず冗談を言ってしまったら、旦那氏は断固拒否しました。

そりゃそうだ💦

 

2020年6/16 初卵!

誕生日から約3週間後のこと。

旦那氏とファーム内の仕事をしており、休憩時間にチカドゥーのいる小屋の横を通って家に戻りました。

すると旦那氏が、

あれ、本物の卵?!

といってチカドゥーの家を指さしました。

その先を見ると、卵が!!!!

思わず猛ダッシュして卵を拾い上げました。

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これがその卵。

私も旦那氏も嬉しくてチカドゥー小屋に入り、名前を呼ぶと久しぶりに近寄ってくるではないですか♡

撫でてあげたらもとの可愛いチカドゥーに戻りましたが、もう餌は手から食べませんでした。

これまた1日だけの奇跡かと思ってあまり期待していませんでしたが、この日以降3日に2個ペースで産んでくれています。

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自分で食べちゃうかとも心配しましたが、その心配も無用です。

チカドゥーはついに立派なレディーになったのです。

悲劇からの奇跡の再会

産卵が始まってからのチカドゥーはびっくりするほど落ち着きを取り戻し、名前を呼べば近くに来るようになりました。

この間ワークエクスチェンジのヘルパーもファームにいましたが、彼らからも可愛いと大人気のチカドゥー♡

7/1には生後7週間の5羽の若ニワトリを合流させました。

若ニワトリとは特に干渉し合うこともありませんでしたが、どちらかと言えば若ニワトリが体の大きなチカドゥーを警戒している感じでした。

キツネ被害

そしてその翌日の7/2、悲劇は起こりました。

チカドゥーはこの小屋ではなく家に近い鳥小屋生活なので被害はありませんでしたが、ニワトリ小屋にいた7羽のニワトリのうち6羽がキツネに殺されてしまいました。

残された雌鳥との共同生活

残された1羽の雌鳥は完全に怯えきっていましたが、チカドゥー小屋しか居場所がないので合流させました。

これで、チカドゥー小屋には若ニワトリ5羽と雌鳥、ウズラ2羽、フィンチ50羽が共同生活となりました。

※ウズラ2羽とフィンチ50羽はもともとチカドゥーと一緒に暮らしていたが、お互いに関心無し。

心配したのがチカドゥーと雌鳥の相性。

産卵が始まってからのチカドゥーは落ち着いていましたが、このタイミングでそれなりに大きなニワトリが合流するのはどうなのか。。。

この雌鳥の年齢は不明でした。というのも、ニワトリ小屋にいた7羽は年齢がバラバラで、見比べれば何となくいつ産まれたニワトリか判断がつきましたが、1羽しか生き残らなかったので判断できません。産卵もまちまちで、雌鳥は4羽中2羽だけが産卵していました。

初日から頻繁にチカドゥー小屋を確認しに行きましたが、特にトラブルもなくそれぞれに過ごし、チカドゥーは卵を産んでいました。

夜にはチカドゥーだけが屋根付の家(ヒヨコ時代から使用)で寝て、他のニワトリは小屋の隅の方で寝ていました。

それから数日後、雌鳥とチカドゥーがいっしょに餌をつついているのを見かけました。

そしてさらに数日後には、雌鳥がチカドゥーの腹元に潜り込もうとしている様子を見てしまいました。チカドゥーは嫌がっていません。

それで気付きました。

この雌鳥は、以前チカドゥーと一緒に寝ていたニワトリだったんです!!!

今では雌鳥は大きいのでチカドゥーのお腹には納まりませんが、チカドゥーの家で一緒に寝ています♡

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他の若ニワトリは家の外!

ついにチカドゥーは心許し会えるニワトリの友達ができたのです。

私も旦那氏も心の底から嬉しいです🙂

ダニの治療中

一度治まったチカドゥーのダニですが、数週間前からもまた少し見られるようになり、現在は濃厚接触ニワトリもいるのでチカドゥーの集中治療が始まりました。

今回はオリーブオイルはやめてワセリンです。

ワセリンでもダニを窒息させられるので効果的です。

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オリーブオイルのときはとにかく顔面に噴射しまくっていましたが、ワセリンは幹部に集中して塗ることができます。

チカドゥーは多少は嫌がりますが、今では網を使わなくても手で捕まえられるほど大人しく、ワセリンを塗ってる間もじっと我慢してくれています。

これまでのオリーブオイルとワセリンで埃を集めてかなり汚れたチカドゥー🐔

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でも、みんなに優しく心はキレイなチカドゥーです♡

今のところの計画では、近々新しいニワトリ小屋を建ててチカドゥーを含めたニワトリ全てを引っ越しさせる予定です。

チカドゥーがニワトリとして生きていくにはそれがベストな方法だと思っています。

 

気が付けば5000文字も書いてしまいました💦

チカドゥーのことになると、つい熱くなってしまいます。

We❤チカドゥー

最後までお付き合いしてくださった方、ありがとうございます。

チカドゥーの歴史が気になる方は是非過去記事もご覧ください。

第1回:産まれてから4カ月

甘やかされまくったヒヨコ時代、名前の由来や他のニワトリとのドラマ

第2回:生後4カ月から8カ月

卵を産み始めるも殻無し。ちゃんとした卵が産めるようにとの奮闘記

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