ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

Salvage job で無料でキャラバンや小屋をもらっちゃった!オーストラリアで解体工事。


スポンサードリンク

こんにちは☀️

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

先日、無料でキャラバンをもらっちゃいました!

f:id:kengyonouka:20200617084353j:image

キャラバンとは、キャンピングカーのようにベッドやキッチン、ダイニングテーブル、最近のものにはトイレやシャワーエアコンまで付いている箱です。

キャンピングカーだと車と一体化していますが、キャラバンは車の後に牽引するタイプのものです。

f:id:kengyonouka:20200617085111j:image

値段はピン切りですが新品でだいたい300万円から。

700万円クラスのものの中に入ったことがありますが、日本のワンルームアパートより豪華な感じがしました!

そんなキャラバンですが、キャンプ大好きなオーストラリアでは1家に1台とまでは言いませんが、けっこうな普及率かと思います。

で、今日はそんなキャラバンを無料でゲットした様子を紹介します。

 

Facebook で見つけた Salvage job

オーストラリアではFacebookの非公開グループにローカルの売買グループが多く存在します。これが町単位だったり、市だったりと様々です。(町によっては公開グループなこともある)

そこでは皿1枚から車、さらには家までなんでも売りたい放題です。(動物は禁止)

Facebookの売買グループについての記事はこちら↓

私たち夫婦はこのグループを活用しまくっている訳ですが、ある日ファームエリアのグループでこんな投稿を見つけました。

f:id:kengyonouka:20200617151433j:image

これによると、キャラバンパーク内のキャビン1軒まるまる(キャラバン、小部屋、それらをカバーしている小屋)がすべて無料!

条件としては、すべて自分たちで撤去すること。

このように、解体した資材を全て無料で提供するかわりに工事費が無料という解体工事をSalvage jobと言います。

うちは建築業もやっているので、旦那氏にとって解体工事もお手のもの。これまでも、何度かSalvage jobは引き受けてきました。

解体にかかる労働力や時間と、それによって得られる資材から引き受けるかどうか決める感じです。

今回のキャラバンパーク内のSalvage jobではグループ内で1番最初に名乗りを上げ、現場まで行って現物確認をして引き受けることにしました。

って、今回の場合はお願いされた訳ではなく『やりたいです!』と名乗った側ですが💦

 

キャラバンパークのキャビンとは

キャンプ好きの人ならば馴染み深いであろうキャラバンパークですが、言ってみればオートキャンプ場のことです。

キャラバンパーク内には車を横付けしてテントを張ったりキャラバンを置くスペースがあり、サイトに電源があるかないかで値段が変わります。

f:id:kengyonouka:20200618210123j:image

グレーの箱が電源、その前に水道の蛇口↓

f:id:kengyonouka:20200617164452j:image

パーク内にはキャビンと呼ばれる一軒家タイプの宿泊施設もあり、今回はそのキャビンを解体することになったのです。

このキャラバンパークはちょっと特殊でキャビンだけでも100軒近くはあり、ほとんどが個人に所有されています。

f:id:kengyonouka:20200618211951j:image

別荘みたいな感じで使う人が多く、工事とかも所有者が自腹で勝手にやるようです。そのため、キャビンでも真新しい綺麗なものもあれば古いものもあります。

どのキャビンも基本のデザインとしては、

①キャラバン

②小部屋

③ベランダエリア

から成り立っています。

f:id:kengyonouka:20200621223059j:image

あるキャビンではボートが保管されていました。

f:id:kengyonouka:20200620185458j:image

今回、私たちが解体したキャビン

外見↓

f:id:kengyonouka:20200620185736j:image

緑の小屋の中の右半分は大きな車1台が入るスペースがあり、左半分に小部屋とキャラバン↓

f:id:kengyonouka:20200620190009j:image

裏から見たキャラバンと小屋↓

f:id:kengyonouka:20200620190158j:image

小部屋の中

窓が4つも!

f:id:kengyonouka:20200620190601j:image

小部屋がキャラバンにピッタリくっついており、小部屋の階段を上ればキャラバンに入れます↓

f:id:kengyonouka:20200620190345j:image

キャラバンの中

テーブルとベンチがダブルベットにもなります↓

f:id:kengyonouka:20200620190904j:image

このスペースにはシングルベットが2つ並びます↓

f:id:kengyonouka:20200620191013j:image

冷蔵庫や電子レンジなどの家電はありませんでしたが、これらが全て無料で貰えます。

私たちが最も興味があったのが、外側の小屋。キャラバンと小部屋はかなり古いものですが小屋はかなり新しいもので、小屋だけでもかなり価値があり、旦那氏大興奮!

 

解体工事の様子

小屋はファームで再築したいので、できるだけ原型を留めたため、頭を使いながら解体しました。

ちなみに、解体工事ではゴミは一切残してはいけません。全て持って帰ることが条件です。

1日目

とにかく外側と小屋の下のシンクなどの付属品を撤去しました。

解体工事前↓

f:id:kengyonouka:20200620185736j:image
1日目終了後↓

f:id:kengyonouka:20200620191925j:image

トレーラーに山盛りで帰りました↓

f:id:kengyonouka:20200620192346j:image

2日目

小部屋を撤去しました。

f:id:kengyonouka:20200620192535j:image


f:id:kengyonouka:20200620192617j:image

小部屋を撤去したら、キャラバンがあらわになりました!

f:id:kengyonouka:20200620192843j:image

この日もトレーラー山盛りでした↓

f:id:kengyonouka:20200620192923j:image

3日目

キャラバンを動かす準備として、タイヤ交換と牽引するためのドローバーを作りました。

交換前のタイヤ↓

f:id:kengyonouka:20200620203946j:image

交換後↓

f:id:kengyonouka:20200620204120j:image

ドローバーは鉄骨から溶接してして手作りです↓

f:id:kengyonouka:20200620204548j:image


f:id:kengyonouka:20200620205751j:image

動かしました!!!

4日目

残りの小屋を解体!

f:id:kengyonouka:20200620210055j:image


f:id:kengyonouka:20200620210152j:image

この日で全部終わると思いきや、全てがトラックに載りきらずもう一日必要でした。

5日目

この鉄骨と、地面のコンクリート板を動かしたら全て完了になります!

f:id:kengyonouka:20200620210345j:image

鉄骨はあまりの重さにトラックにくくりつけて倒しました。

f:id:kengyonouka:20200620210956j:image

途中で野次馬の兄ちゃんが手伝ってくれて助かりました🙂

Thanks mate!

f:id:kengyonouka:20200621003314j:image

コンクリート板も撤去しました↓

f:id:kengyonouka:20200621221916j:image

そして遂に完全撤退終了!!

f:id:kengyonouka:20200621222311j:image

 

では、改めて解体前と比べてみましょう。

解体前↓

f:id:kengyonouka:20200621222609j:image

解体後↓

f:id:kengyonouka:20200621222653j:image

わーい!

これで完全終了です🙂

 

今回は5日かかりましたが1日2,3時間程度しか働いていないので、約13時間労働と新しいタイヤ、手作りドローバーと引き換えにキャラバンと小部屋、小屋、コンクリート板が手に入りました😆

しかもキャラバンに関しては、何人か買いたいという人がいるので、近々売れるかもしれません♡Salvage jobでお金までつくれちゃうだなんて素敵すぎる!

ということで、以上オーストラリアのSalvage jobの様子でした。