こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
最近、日本でも家庭菜園に注目が集まっていると聞きますが、みなさんの周りはどうでしょう?
家庭菜園ブーム到来?!
オーストラリアでは3月頭にパンデミック宣言が出てから消耗品や食料品のパニック買いが始まり、ついには家庭菜園用の種までが店頭から消えました。
Bunnings(オーストラリアのホームセンター)で野菜の種がほぼ全部売り切れてる😱みんなしてパンデミックに備えて家庭菜園始めようとしてるのかしら!?たしかに我が家は家庭菜園のおかげで野菜に困ることはない👍#オーストラリア #田舎暮らし #家庭菜園 #自給自足 #コロナのせい pic.twitter.com/DaaQ9Y9WU3
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2020年3月18日
今ではスーパーでのパニック買いはほぼ収まりましたが、野菜の種は未だに入手困難です!
先日もホームセンターへ行きましたが、100種類以上ある種のうち、トマトとキュウリ、ナスなどの夏野菜とハーブ類しか残っていませんでした。(こちらこれから冬なので)
ロックダウン状態で家にいないといけない、買い物にはあまり行きたくない、庭はある、となると家庭菜園を始めよう!となるようです。
日本だと庭のある家庭は限られているのでオーストラリアほどのブームは起きてないようですが、今回のコロナで自給自足が見直されていると聞きます。
種は買わなくても身近にある!
それなのに、肝心の種や苗が買えないとなると家庭菜園が始められない💦と焦るかもしれませんが、案外カット野菜の種から育ちます。
私はこれまで、色んな野菜や果物をカット野菜の種から育ててきたので、これまでの私の成功例と実践中のものを紹介します!
これまで捨てていたものから新たな芽が出て育つ様子はかなり興味深いものです。
プランターでも育つものもあるので、お子さんと挑戦してみてもいいかもしれません🙂
種から育つ野菜や果物
- パプリカ
- トウガラシ
- トマト
- カボチャ
- アテモヤ(実践中)
- グァバ(実践中)
- アボカド(実践中)
パプリカとトウガラシ
私とパプリカの関係は切っても切れない縁。
実は、今回この記事を書いていたらパプリカだけでものすごく長くなったので、前回のパプリカの記事を独立させました。
パプリカとトウガラシは育て方も苗も種も似ているのでまとめて紹介!
中に入っている種を土にパラパラ撒いて、軽く土を被せて毎日水やりをしたら生えてきました。
はじめはヨーグルトカップやプラスチック容器に水はけ用の穴を開けたものでいいんです。10cmくらいになってからプランターや地植えに移し替えました。
2019年8月に種蒔したパプリカとトウガラシの現在の様子はこちら!
私たちは野菜をすごく食べるので、パプリカはどれだけあっても構いませんが、トウガラシは毎日食べないので困ります💦
実は、トウガラシが思いのほか簡単に育ったので20鉢あったのですが、実が付いてから1鉢5ドル(約350円)でFacebookのオンライン広告を出したら15鉢売れました!
5千円以上の思わぬ臨時収入でうれしかったです✌
トマト
これは偶然の産物です。
我が家では野菜の切れ端や食べ残しなどはコンポストへ入れます。
コンポスト内ではミミズや微生物が野菜を分解してくれ、それを家庭菜園の土に混ぜて使っています。
それがたまに分解しきれていない野菜の種が混入しており、それらが発芽してくることがあります。それが我が家のトマト栽培の始まりです。
面白いのが、どんな種類が育つかは実がつくまで分からないということ。
この夏は黄色いミニトマトがたくさん採れました!
黄色いミニトマトを買った覚えはないので、自然に品種改良されたのかもしれません。
収穫し損ねて地面に落ちたトマトからもじゃんじゃん発芽してきます。
トマトの種はゼリー状の部分を洗い流して乾燥させてから植えるという説明を見ましたが、この勝手に生えてくる感じを見ると、ゼリー状ごと埋めてしまえば大丈夫かと。
実際にスーパーで珍しい赤黒いKUMATOというトマトを見つけたので、それのゼリー状の部分を埋めたら、赤黒トマトが収穫出来ました!
現在は普通のトマトが育っています。
トマトはプランターでも充分育ちますが、地植えにした途端に巨大化します。
こちら↓たった3本のトマト苗を地植えしただけですが、手が付けられないくらい大きくなってしまいました。
カボチャ
これもコンポストからの産物です。
びっくりするくらいよく育ちます!!
家庭菜園内でのど真ん中に生えてきたときは占領されて困りました↓↓↓
果樹の周りからもにょきにょき生えてきました↓↓↓
これら、1つの株です!
四方八方に4,5mは伸びて、頭りより大きなカボチャをぼんぼん付けます。おそらく日本で見るカボチャの3倍くらい大きいかと。
この夏はこんなのがあっちこっちに7株ほど生えたおかげで、今年は50玉は採れたかと思います。食べきれないので人にあげていますが、それでもまだまだあります。
プランターで育てたことがないのでどれだけ大きくなるか不明ですが、それなりの広がりは覚悟した方がよさそうです。
実践中の果樹類(アテモヤ、グァバ、アボカド)
果樹は種から育てると結実するまで最低5年はかかるらしいので、我が家の果樹はただいま成長中で実はなっていません。
アテモヤ(別名:カスタードアップル)
※アテモヤ - Wikipediaより抜粋。
オーストラリアではカスタードアップルと呼ばれる果物で、その名の通りカスタードクリームのようなまろやかな甘味とリンゴの爽やかさのある果物。
友達からアテモヤの実をもらい、美味しかったので種を植えてみました。
現在3年目ですが、大きいもので1mくらいです。
グァバ
台湾や沖縄でよく食べられる爽やか系果物。
これは果樹自体を購入し、採れた果実の種から育ててみました。
発芽までに1年かかり、発芽して5ヶ月の今は30cmくらいになりました。
アボカド
よく爪楊枝を刺して水につけて育てている様子を見ますが、うちの場合はコンポストに入れて発芽しているやつを見つけたら土に植え替えるようにしています。
現在3年目の大きいもので2m超えです!
その野菜から育つ
野菜の種ではなく、野菜そのものや野菜の一部から再生できる野菜たちです。
- ネギ
- じゃがいも
- さつまいも
- ニンニク(実践中)
ネギ
これはやったことある人が多いのではないでしょうか?
ネギの下5cmほど残して、根のある部分を水につけておけば再生します。水変えは毎日しましょう。
私はこれをプランターに移して同じネギを3年ほど栽培し続けています。
そして、そのうちの数本を地植えにしたところ巨大化しすぎて食べきれていません。。。
元は普通のネギだったのに、地植えすると長ネギになるようです。
ジャガイモとサツマイモ
食べるの忘れてイモから芽が出たことあると思います。
このイモを植えると数ヵ月後にはイモが10倍くらいに増えます!
この芽が出た部分を切って植えてもいいので、実質1玉から数個の種イモができることになります。
切り口から病気になることがあるので、切り口に灰をまぶしたり数日乾燥させてから芽が上になるようにして植えます。
1週間後にアクシデントで掘り起こしてしまったイモの様子がこちら↓↓↓
こんな感じで土の中で育ち続けて2,3ヶ月後には1株からこんなにジャガイモが採れました!
プランターで育てたことはありませんが、一応育つみたいです。もしくは園芸用の土袋など大きな厚手の袋でもOKなようです!
詳しいサイトを見つけたので、興味のある方はこちらを参考にしてください。
ニンニク(実践中)
昨年ニンニク栽培デビューしましたが、今年はホームセンターでは栽培用のニンニクが買えませんでした。
そこで、昨年畑から採れたニンニクと路上無人販売で買ったオーガニックニンニクが家にあったので、それらを24個植えてみました。
植えてから1週間後には8個の発芽が確認でき、2週間経った現在では24個全部の発芽が見られました!!
ついに、植えた24個のニンニク全てが発芽しました‼️
— 兼業農家👩🌾ナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2020年5月9日
とりあえず、路上販売で買った食用ニンニクでも発芽率は100%です👍
毎日ぐんぐん伸びるので、見ていて楽しい🎶#オーストラリア #田舎暮らし #家庭菜園 #自給自足 #ニンニク栽培 pic.twitter.com/jVjNSWjxYp
とりあえず、食用のニンニクでも発芽は確認できたので、あとは収穫まで待つのみです!
日本で国産ニンニクは結構高いイメージがあるので、自家栽培できたらけっこうお得感ありませんか?!乾燥させれば長期保存もできますし、世話も大していらないのでおススメです。
ニンニクの育て方についてはこちらをご覧ください。
観賞用?!
食べるよりは観賞用として向いているもの。
- ダイコン
- ニンジン
- パイナップル
ダンコンとニンジン
これは今はやっていませんが、教師時代に教室で子どもたちとやりました。
普段捨ててしまう上の部分を水に浸して育てると、葉の部分が成長して花が咲きます。
もちろんダイコンは大根葉として食べられますし、ニンジンの葉ではバジルの代わりにペストを作ったことがありますが少し苦みがありましたが美味しかったです。
ここでセコイ関西人の私は考えたのですが、花を咲かせて種を採取すればまた育てられるのでは?!
やってみたいものの水耕栽培にはあまり興味がないので、もしどなたか挑戦されましたら教えてください!
パイナップル
これは完全にノーマークでしたが、ツイッターで知りました!
お店で買った丸ごとパイナップルそのまま捨ててません?
— Nozomi@パース🇦🇺旅5年×DIYライフ (@NozomiWorthing) 2020年5月8日
実は上の部分を切り落としまた家で育てる事が出来るのです🍍ウチは水耕栽培から土に植え替え含め計4つ。因みに実の生り方を初めて知った時私は予想外でした😂実がなるまでは2年程かかるのでまずは観葉植物として楽しむのがオススメ🌱 #家庭菜園 pic.twitter.com/JgfpD1ghqA
パイナップルを買うことがなかなかありませんが、機会があればやってみたいリスト入りしました!
まとめ
このように、野菜そのものや野菜の一部から野菜を再生することをリボべジと言うそうです!(種からはリボべジと言うのか不明ですが、ここではリボべジと言うことにします。)
私はその言葉も知らず、ただドケチでお得なことが大好きな関西人なので、初めてパプリカが育ってから嬉しくてあれもこれもとやっていたら、リボべジが多くなりました💦
コンポスト内もよくよく見ると、いろんなものが生えていて私の胸をときめかせます!
ここまで4000文字以上を使って私のリボべジ体験を書いてきましたが、実はとってもわかりやすい丁寧なサイトを発見しました🤣🤣🤣
本当にここまで書いてから見つけました。すみません🙇💦
興味のある方は是非、これらのサイトも参考にしてみてください!
とっても読みやすく、もっと多くの種類が紹介されています。
家庭菜園はちょっと大変そうと思う人でも、リボべジなら気軽に始められると思います!
エコで楽しくお得にやってみませんか?!