こんにちは☀️
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
日本で非常事態宣言が発令してから10日以上経ちましたが、皆さんの生活に変化は出ていますでしょうか?
大阪に住む家族や友達の話では、市内では多くの店が閉まり人が減ったと聞きますが、地元の郊外エリアは平常と変わらないと聞いています。
非常事態宣言が出たにも関わらず、レストランや居酒屋がまだ開いているというのが信じられません💦
最も感染率が高い行為の一つに30分間対面式で食事したり話したりすることだということですが、飲食店はまさにそれですよね。。。オーストラリアでは、飲食店は真っ先に閉鎖されました。
それよりなにより、この非常事態宣言下でも開け続けなければならないスーパーなどの食品売り場に大した改善がなされていないと聞き、とてもショックでした。なぜならば、私の母は食品売り場で働いているのです。。。
母にはオーストラリアのスーパーで実施されているコロナ対策を教えましたが、そのうち母のお店でしていることはレジの並ぶところに間隔を開けるよう線が引かれたくらいだそうで、しかもあまり守られていない&それを注意する人もいないようです。
今回は日本ではあまり知られていないであろう、オーストラリアのスーパー(食品売り場)で実施されているコロナ対策を紹介します!
ソーシャルディスタンスを守る
オーストラリアでは人との距離を1.5m開けることが義務化されているので、スーパー内でもなるべく人のいない方へ動きます。
床に印がある
カウンターで注文式のお肉やお魚コーナーでは、立つ場所が指定されています。
レジに並ぶ際も、立ち位置がマークされています。
一方通行
オーストラリアのスーパーは基本的に大きいのでソーシャルディスタンスを取りやすいですが、なかには小さなスーパーもあります。
小さなスーパーでは店内が一方通行になっていました。
人数制限
そもそも人が多いとよくないので、時間帯によっては店内に入れる人数が決められていたりします。
その場合は店前に列を成しますが、それもソーシャルディスタンスのために1.5m開けるので長蛇の列になります。
これはスーパーではなく魚屋さんですが、店の外に列ができていました⬇
店内には客は3人しか入れないようにされているためです。
消毒する
スーパーの入口で店員がカゴやトロリーの取っ手を消毒してくれます。
以前は各自で備え付けの消毒ティッシュで拭く感じでしたが、今では店員が一人一人に実施しています。
また、店内の牛乳などが入っている冷蔵庫の取っ手も頻繁に消毒してくれています。
レジにて
店員と客のソーシャルディスタンス
店内で客同士のソーシャルディスタンスが取れてもレジで店員とは近いなぁと思っていたら、最近レジと客の間にスクリーンが導入されたようです。
袋詰め
通常オーストラリアでは商品のスキャン後は店員が袋詰めしてくれますが、今ではエコバッグ持参の場合は自分で袋詰めしないといけません。新しい袋を購入の場合のみ、店員が袋詰めをしてくれます。
前回、1人で200ドル分もの買い物をしたのに袋詰めしてくれなくて、アジア人差別にあったと思ってしまいました💦
カード主義
大手スーパーではカード支払いを推奨しています。現金は不特定多数に触られているものなので危ないのです。
私の町の小さな商店では、今は支払いはカードのみです。
買い物個数制限
ロックダウン直前からパニック買いが酷かったので、各アイテムごとに個数制限がかけられています。
僻地住人への配慮
お店から75km以上離れて住んでいる人は、ロングライフミルク(長期保存牛乳)が1人2本まで制限の3倍、すなわち6本まで買えます。
これは僻地暮らしの私たちには朗報です!
優先される客への配慮
営業時間を短めにし、営業時間前にはお年寄りや障がい者、医療機関で働く人だけが買い物できるようにしています。
具体的にはお年寄りや障がい者は月・水・金の午前7~8時、医療従事者は火・木の午前7~8時。
コロナ以前からも、騒音や従業員が少ない時間帯を設定して、自閉症の人などが買い物しやすい環境が守られています。
従業員への配慮
情報源がどこか忘れてしまいましたが、2時間ごとに休憩させているということを聞きました。
また、ロックダウンによって仕事を失った人が多い中、スーパーではコロナ対策で人手が必要だということで積極的に人を雇っています。
大手スーパーでは、国内線全面閉鎖になったカンタス航空の従業員を大量に雇うということで話題になりました。
まとめ
こちら⬆大手スーパーのコロナ対策動画です。
ざっと思いつくのはこんなものですが、日本のスーパーで実施されているものはいつくあるのでしようか?
日本では店がコロナ対策をしようにも、客からの店員に対するクレームが酷くて退職者も出てきているというニュースを見ました。
しかし、これらは国民の命を守るためになされている対策です。これにいちゃもんをつけるだなんてとんでもない!!
この自粛モードを打開したいならば、国民全員の協力が必要なのです。
オーストラリアはロックダウンされてから4週間経ちましたが、それでも更に4週間の延長が発表されました。みんな耐えているんです。
ここに書いたコロナ対策が少しでも日本のスーパーに届きますように。そして、利用者側にも理解してもらえますように。