ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

【コロナ】ロックダウン中の人口3万人の街へ22日ぶりの買い物に行ってみたら・・・


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こんにちは☀️

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

先日、3/18ぶりの買い物で街へ行ってきました!これ、実に22日ぶりです。

最後に買い物をした3/18はオーストラリアの国境が封鎖される前で、日々状況が変わっていく時でした。

まだロックダウンされる前でしたが、それを察した人達によるパニック買いがひどくてスーパーの棚は空っぽ、やっと見つけた商品には買える個数の制限がかけられるという事態で大変な思いをしました。

その買い物の詳しい様子はこちら⬇

※この時は、人と人との感覚を1.5m開けないといけないソーシャルディスタンスのルールは発表されていませんでした。

そしてこの買い物から22日後の4/9に、同じスーパーへ買い物に行ってきたので、その様子を報告します。

 

ロックダウン中の街の様子をTwitterで見てびびる私

現在のオーストラリアはロックダウンされており、飲食店や娯楽施設、公共施設は閉鎖、必要以外の外出は禁止。

私は田舎住まいなうえ、ファームにずっと閉じこもっているのでコロナであろうが基本的に生活は変わらないので、街の様子はTwitterで知ることになります。

パースの様子はこんなの⬇

完全にゴーストタウン化しており、他にも人々の自粛生活の様子や買い物へフル装備で行く様子、アジア人差別にあった様子などを見聞きし、街へ行くことをびびりはじめました。

 

150km離れたスーパーへ行く理由

この22日ぶりの買い物では、私たちがいつも買い物するファームから150km離れたAlbanyという人口約3万人の街へ行きました。

そんな遠くまで行かなくてもどこか近くにスーパーがあるのではと思われるかもしれませんが、わが町と隣町のスーパーはものすごく小さくて値段が街の倍以上高いのです。また、スーパーというかド田舎の商店という感じで品揃えが悪く、街のスーパーの方が冗談無しで100倍品揃えがいいです。

そんな高くて品揃えの悪いわが町のスーパーまで35km、隣町のましなスーパーまで90kmですが、100倍品揃えのいい街のスーパーまでは150kmです。

だったら150kmのスーパーでまとめ買いして生き延びる方が賢いという選択です。

そのため普段から買い物は2週間に1度で、1度の買い物で大量に買い込みます。私たちのエリアでは、ほとんどの人がこのような買い物スタイルです。

 

フル装備でいつものスーパーへ!

買い物前日

4/9時点のオーストラリアのスーパーでは、買える品物の数が決まっています。例えばパスタや小麦粉は2袋まで、トイレットペーパーは1袋まで。

これらが細かいカテゴリー別に決められており、まとめ買いしたい私たちには不利なうえに、近所の人からも買い物を頼まれていたので、前日には旦那氏と手分けして買うように買い物リストを作成しました。

そして、やはり感染が怖いのでマスクと手袋、よく目を触る癖のある旦那氏はメガネをすることにしました。

そして、このツイートにもあるよう『買ったものは数日間は触らない』ことにしました。消毒液をかけることも考えましたが、どこかで線引きをしなければキリがないので、必要な時が来るまでは買ったものに触らないことにしました。

 

買い物当日

この日の買い物は生活必需品と仕事で使う建築資材類を買うことが目的で、スーパー最低2店舗、シーフード屋さん、資材屋3店舗を回るため朝5時起き6時出発でした。

150kmの道中はほとんど車とすれ違うことはありませんでした。収穫物を運ぶRoad Train (3トレーラーのトラック)ばかりです。

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いよいよ、街に到着。

スーパーマーケットの様子

まずはいつものスーパーWoolworthsへ。

駐車場はいつも以上にスカスカでしたが、営業開始前に着いたのでコロナのせいとは言いきれません。

一般には8時営業開始ですが、お年寄りや医療従事者などは7時から買い物出来るようになっており、手袋をした医療従事者らしき人がカートを押して出てきました。

私達もマスクと手袋、旦那氏はメガネもしていざ出陣!!

入口では店員がカートの取っ手を消毒してくれました。店内は朝早いために人が少なく、広々とした店内で1.5mルールは簡単に守れる感じです。

カウンターで注文式のお肉やお魚コーナーには1.5m間隔に緑の印が付けられ、そこに立って注文するようになっていました。f:id:kengyonouka:20200411155835j:image

商品棚の間で人とすれ違う時に1.5mは難しいですがお互い立ち止まることなくすれ違い、距離を取ってから欲しいものを探す感じです。

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まだ一部商品はありませんでしたが、3週間前のすっからかんの商品棚が物で詰まっていて嬉しかったです。

時間が経つにつれ客数も増えてきましたが、マスクや手袋を着用していたのは、私と旦那氏だけでした。

フル装備の私たちを見てビックリした表情の人が多かったように思いますが、知ったこっちゃありません!我が身は自分で守るしかないのです。

レジでは200ドル(約14000円)分もの買い物をしたというのに店員がバーコードを通すだけで商品を袋に入れてくれず、ついにアジア人差別か・・・と思っていたら、感染予防のため袋詰めは各自でするとのことでした😅

ということで、あんなにびびっていた買い物はあっけなく終了。

欲しい物のほとんどは一店舗目で揃い、変な緊張感があるわけでもなく、アジア人差別されることもなく無事に終えることができました✌

しかも素晴らしい事が発覚しました!

スーパーから75km以上離れている人は牛乳が規制の3倍、つまり6本買えるんです!!

これ、3週間前の買い物で旦那氏が僻地暮らしにはもっと買わせて欲しいとマネージャーに交渉していたんですよ!

旦那氏以外にも抗議した人がいたのでしょう。

みんなの夢叶いました😭😭😭

あまりの嬉しさにFacebookのローカルグループで報告したら、皆さん大喜びでした🎶

シーフード屋さんの様子

スーパーのあとは、お気に入りのシーフード屋さんへ。オンラインで予約していたので、開店と同時に受け取りに行くと・・・

店の外に10人くらいの行列が!

しかも皆さん1.5m間隔なので150mくらい列をなしていました。

お昼の空いている時間に出直しましたが、それでも外に3人ほど。

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旦那氏に取りに行ってもらいましたが、店内に入れるのは3人までと決められていたので、こんなことになったようです。

そして、買い物に行った4/9はイースターフライデーの前日。オーストラリアのイースターフライデーではシーフードを食べる習慣があるので、シーフード屋さんは大繁盛だったようです。

資材屋さんの様子

資材屋を3店舗回りましたが、こちらは通常営業。というのも、もともと広い所で人も少ないので問題ないようです。

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ホームセンターBunningsにも行きましたが、こちらも旦那氏のみ入店。コロナ対策としてはレジ台の前にもう1つテーブルがあり、店員に1.5m以上近づけられないようにしてあったり、レジ待ちでは1.5m間隔開けるようになっていたようです。

ちなみに、今でも野菜の種は完売です!

 

買い物の様子のまとめ

すべての買い物は13時には終わりファームへ戻りましたが、正直言って思っていたより全然怖くなかったです。

街はパースのようにゴーストタウン化している様子もなく、正直いつもと何ら変わらないAlbanyでした。

というのも、Albanyは人口3万人で電車も通っていないので車社会なのです。そして、パースのように洒落た店がひしめき合うこともないですし、徒歩で回れるエリアはメインのYork streetくらいです。今回York streetの方には行きませんでしたが、もともとそんなに人が多い街ではないので、ゴーストタウン化していても気づけなさそうです💦

私たちのようにAlbanyに買い物に来る人はファーマーや建築系が多いので、ビジネスは工具屋や資材屋、重機屋といった物売りが中心なのでロックダウンでも閉めていることろが少ないのです。そして、客層は三密にならないファーマーや大工なのでビジネスはほぼ通常ということです。とは言え、私たちの建築仕事はコロナの影響でかなり減りましたが・・・

ということで、Albanyの場合は店内に入れば規制がありますが、街の様子としてはあまり変わりませんでした。店内でフル装備して買い物した私たちが浮くほど危機感がないのはちょっとこの先怖いですが。。。

 

次の買い物は5月を予定しています。その頃にはまた様子が変わっていることでしょう・・・