こんにちは☀️
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
先週5日間、旦那氏の息子家族がファームに滞在していました。
とっても楽しかった5日間なのですが、一つ難を言うと食事が大変でした。
なぜなら、彼らは食にかなりのこだわりがあるのです!
それぞれのこだわり
息子家族の構成は息子J、嫁S、娘T。
JとSは自然保護派の人間です。
Jはそこまでこだわりはないのですが、嫁Sは強い意志を持った自然派です。グレタさんのスピーチを聞いて、今年は飛行機に乗らないと決めて旅行をキャンセルしました。
仕事柄トラックで大移動をすることが多いですが、その距離に応じて植林の募金をしています。
嫁Sの食のこだわり
- 20年前から肉を食べることを止め、その理由は動物愛護精神と『人間は正しいものを食べていれば肉は必要ない。人間が肉を食べ続けることによって無駄な農業が増え、自然破壊が進んでいく』とのこと。
- 5年前はシーフードは食べていたが、エビは食べません。なぜなら『エビ漁はサンゴ礁を破壊する』から。
- 卵は食べるが、フリーレンジ(放し飼い)のもの限定。
- 基本的に何でもオーガニック(無農薬)など健康志向のものを好む。彼女の食料庫を見るとスーパーマーケットブランドの安物は見当たらず『Organic』や『Gluten free』などの文字がずらりと並ぶ。
そんなSが今年1月からはヴィーガンになりました。ヴィーガンとは動物から採れるものは一切食べない人のことです。
肉や魚だけでなく、卵もバターも牛乳もチーズも、そして鰹だしやコンソメなどの動物由来の調味料も食べないのです。
息子Jの食のこだわり
Sほど厳しくありませんが、主に料理をするのがSなので基本的にSと似た嗜好です。
ただ、そこまでこだわりはないので外食に行けばシーフードを注文していたりしますが、肉は食べません。
ヴィーガンにはなっていません。
娘Tの食のこだわり
Tのこだわりというより、母親であるSのこだわりなのですが、砂糖は一切摂らないシュガーフリーです。そして、できるだけ全ての食材はオーガニック。
そのため、下手にTに市販のものは与えられません。Tもずっとシュガーフリー生活なので、知らない人が飴でもあげようものならば、口に入れた瞬間吐き出します。口に合わないのです。
そんなTの大好きなお菓子といえば冷凍ブロッコリーとココナッツ。なんて健康的なんでしょう。
大人とTの食事は完全に別です。全てオーガニックにしようものならば、かなりお金がかかるので良い食材は基本的にT用です。
ここまで読んですごいこだわりだと思うかもしれませんが、さらにすごいのが教育方針。SとJの教育方針として、『子どもにも選択肢を与えるべき。大人が子どもに強要するのはよくない』としているので、食事メニューはTが決めます。
子どもだけ別メニューとか面倒臭そうですが、Tが食べるものは茹で野菜かパスタ、トースト、ピザ、果物くらいなのでそこまで手間はかかりません。
ある日のTの夕食⬇コーンチップス、ベイクドビーンズ、さやえんどう、グリーンピース、ブロッコリー
Tもヴィーガンではありませんが、なんせ両親が肉を食べないので肉は食べません。おそらく食べたことがないと思います。シーフードとしてはツナ缶とイカリングが好きです。
旦那氏の食のこだわり
肉は極力食べませんが、ベーコンやサラミは好きです。肉は食べるとしたら、我が家のヤギかニワトリ。
他の肉を食べない理由は、食べ飽きたし美味しくないから。うちのヤギはフリーレンジ(40haでの放し飼い)のグラスフェッド(餌は生えてる牧草のみ)なので美味しいらしいです。
たまに調子に乗って私の注文した肉料理を少し食べると、大抵翌日はお腹をこわしています。体が肉に対応しきれていないようです💦
シーフード好きなので、我が家はお店で肉を買うことはなくシーフードにお金をつぎ込みます。
ナイーブMEの食のこだわり
特になし。
肉は日本の脂のある柔らかいのが好きなので、オーストラリアで肉は食べなくてもいい派。外食のときに、たまに肉料理を選びます。
オーストラリアで初めてヤギを食べましたが、これが美味しくて今では大好物❤️我が家でヤギのローストを料理すると、私が2/3、旦那氏が1/3を食べる感じです。
オーストラリアでは旦那氏の好みに合わせてシーフードとベーコン&サラミが私の主なタンパク質です。(豆類も結構食べます。)
こんな人達との5日間の食生活
私は肉無し料理には慣れていますが、ヴィーガンとなると選択肢がかなり狭まるので、あわよくばSが自分の分は自分で作るからと言ってくれるのを期待していました。
なんせ私の料理の味付けはシーフードやベーコンの旨味かコンソメ顆粒、シャンタンなのでそれを封じ込まれると辛いのです!
しかし、そんな雰囲気は一切無く彼女から『What are we ganna eat tonight?』と主語がWE(私たち)の質問をくらったので、滞在中は毎昼・夜はヴィーガン飯をSと一緒に作りましたー!
5日間のヴィーガン夕食メニュー
朝食は別、昼は基本的にグリーンサラダとトーストだったので夕食を紹介します。
(月) トマトベースの野菜パスタ
(火) グリーンカレー+ご飯
(水) 野菜炒め+ご飯+味噌汁(ほんだし無し)
(木) 高野豆腐ハンバーグ+ご飯+サラダ
(金) ナチョス
ナチョスに関しては、左上だけヴィーガンチーズ使用です。
※Sはヴィーガン用のチーズやバター、マヨネーズ、アーモンドミルクなどは持っています
Tの食事
この写真のように、基本的に茹で野菜が中心です。
ときにはほうれん草のペストパスタ、ミニピザ、カレー。
おやつタイムには、冷凍庫からブロッコリーやココナッツをボリボリ。外で遊べば、畑のイチゴやマルベリーを摘んで食べています。
たまに、ノンシュガーアイスクリームを食べていました。
5日間ヴィーガン生活をして
- 体重→変化なし
- 体調→変化なし
5日間では特に何の変化も感じませんでした。
というより、私達も普段から肉はほとんど食べずに野菜中心生活なので💦
ただ、5日間シーフードもベーコンも封じ込まれると恋しくて恋しくて、彼らが去った日の昼ごはんには、早速ベーコン&エッグサンドを食べました!
その後も食欲が止まらず、スコーンにアップルパイ、カボチャプリン、生クリーム、シーフードカレー、チキンハンバーグなどなどヴィーガン生活の反動が大きくて、むしろ体重が増えていっています。。。
数年前、彼らが日本に来たときにはレストランを探すのが大変だったのは想像が付くかと思います。。。
当時は魚を食べてくれたので助かりましたが、今の状態ではサラダバーくらいしか連れて行くところがないような。。。
気になるみんなの体型
長年肉を食べないとどうなるのか?
別に痩せているわけではありません。
なんせ2人してアクロバティックパフォーマーなので、2人とも筋肉はしっかり付いています💪
ちなみにJもSも糖分は摂りますし、お酒もガッツリ飲みます。
では、糖分を摂らないTは?
標準体型で、決して痩せ型ではありません。
ただし、体型では一般的な食生活の子どもとの違いは見られませんが、Tの情緒が安定しているのは確かです。感情の起伏が激しいわけでも、キレるような事もありません。
ただこれは食生活だけでなく、教育方針やTの周りの人間関係にも大きな要因があると思うので、これに関してはまた別記事で書こうと思います。
肉をほとんど食べない私たち兼業農家夫婦は?
旦那氏は標準よりやや細め?オージーにしては痩せ型かと。なんせアルコールを飲まないのが大きいかと思います。甘いものも好きですが、無類の果物好きなのでどちらかというと糖分は果物からが多い。
私はもともと痩せ型です。昔から甘いものは苦手ですが、チョコレートと砂糖少なめの手作りスイーツが好きです❤️今後私が太る要素はバターかと。バターが好き過ぎて、料理で使う度に20gくらい食べちゃいます💦
私たちがこの体型を維持できるのは、建築業と農業を営む者として、日々体を動かしているのも大きな要因だと思います。
世の中色んな考えや食習慣がありますが、なんでも程よくがいいと思った5日間でした!